2019.12.31

2019年の旅を振り返る

 まず特典航空券の旅は6回、行先は関西・広島・米子・旭川・鹿児島・那覇。それぞれに名所を巡り、観光を楽しめました。
 ドライブは泊りがけで山形・秋田・福島。日帰りでも静岡・長野・山梨・福島に加え、首都圏内各所へ。昨年から続けている水族館シリーズでは「海遊館」「むろと廃校水族館」「アクアマリンふくしま」「加茂水族館」「桜島水族館」「さいたま水族館」と充実。さらに「京都市動物園」「旭山動物園」「わんぱーく高知」という動物園もラインナップに加わりました。イベント関係では「あしがくぼの氷柱」「天空のポピー」や「電車フェスタ」など、近場でのイベントも楽しめました。
 残マイルはANA・JAL合わせて215,000マイルあまり。有効に使っていきます。

2019.12.28

大混雑@HANEDA

 帰省には飛行機を利用しました。今年は曜日のつながりがよく、9連休も可能ということで、交通機関は大混雑の予感です。また、前回はバスを利用しようとしましたが、遅延により電車に切り替えた経緯もあり、今回は最初から電車で羽田に向かうことに。
 予想通り羽田は大混雑。特に手荷物検査場はすでに長蛇の行列でした。私はPremium Check-inを利用したのですが、それでも通過には20分以上かかりました。13:15出発なので、12:50までANA LOUNGEで搭乗待ち。ところがゲート前に行ってみると、出発時刻20分間なのにすでに搭乗が始まっていました。こんなことは初めてです。
 搭乗便NH565はほぼ定刻通り出発。到着は5分ほど遅れたものの、無事に帰り着きました。

2019.12.14

古代ロマンを感じに行こう

 我が妻は自称「土偶女子」。そんな彼女に喜んでもらえそうな場所を埼玉県行田市に見つけました。「さきたま古墳公園」です。ここは円墳・前方後円墳が全部で9つ集まった、日本有数の古墳群があるところ。この日は好天で気温も上がる予報だったことから、クルマで行ってみることに。
 9:00に自宅を出発し、狭山日高ICから圏央道に乗って東へ。今回はナビに従って行くことにすると、川島ICで高速を降り、R254で東松山方面に向かって行くことになりました。途中で小さな県道に入り、そのまま進んでいくとR17に合流。熊谷バイパスをしばらく走って脇道に入ったところで目的地に到着しました。到着までは約1時間といったところでした。


やってきました「さきたま古墳群」。石碑も古いものです。

 駐車場にクルマを置き、公園の中へ。敷地は広大で、見回すと大きな古墳とおぼしき盛り上がりがあちこちに見られました。まずは円墳である「丸墓山古墳」へ。桜が植えられていて春はすばらしい景色になりそうです。上に登ってみると360°のパノラマが広がり、そこからは公園の全体像や行田の市街地が見渡せました。


こちらが丸墓山古墳、春の景色はWindowsの画像にも採用されたとか。


上からは360°のパノラマが広がりました。
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北側から登り道を見たところ、いい雰囲気の場所です。

 次にお隣の前方後円墳「稲荷山古墳」へ。ここも上に登ることができました。ここからは多くの貴重な発掘がなされたそうです。


稲荷山古墳の上には登ることもできました。
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 さらに隣の「将軍山古墳」には埴輪が並べられていてちょっと他のものとは趣が異なりました。その南側にある「二子山古墳」は1枚の写真に収めるのが難しいほどサイズが大きかったです。


将軍山古墳はちょっと趣が違います。二子山古墳は大きい!
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 半分見て回ったところで、公園の真ん中にある「埼玉県立さきたま史跡の博物館」に入ってみました。ここには出土した品である文字の入った剣の実物(国宝)を見ることができました。さらに、この建物の正面にはこの地が「埼玉」の名前の由来であることを説明した石碑が建っています。


ここが「さいたま」の名前の発祥の地だそうです。

 博物館の側には移設された古民家があり、その先にはさらに古墳群がありました。


移設された古民家もありました。妻はこういうのが好きです。


古い石碑ですが、雰囲気が良さそうだったので撮ってみました。


古墳の大きさがわかりますね。言われないと分からないかも。

 ここでお昼時になったので、食事ができるところを探すことに。近くにうどん屋さんがありましたが、混雑していたのでパス。諦めてもう一つの展示施設に向けて移動しているところでお食事処を発見したので入ってみました。すると「古代米とキーマカレー」がお勧めらしい。実際に頼んでみると、お米の盛り方が古墳になっていたり、チーズ揚げが刀剣を模していたりと遊び心も満載。味もなかなかのものでした。これは当たりです。


古墳を眺めながらの昼食、アイデア勝負ですね。
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 最後に「将軍山古墳」の展示施設に行ってみました。入口は実は今まで見ていた方向とは反対側にあり、なんと古墳の内部をそのまま展示施設に改修した、いってみれば「古墳のサイボーグ」になっていました(笑)。


将軍山古墳の裏側は、何とサイボーグ状態でした!

 もう日も短いことから、ここで帰途につきました。帰りはR17を南下し、桶川加納ICから圏央道へ。入間ICで高速を降りて自宅まで戻ってきました。この日は気温も上がって絶好の散歩日和。いい運動にもなりました。
 本日の走行は105.9km(うち一般道56.1km)、平均燃費は16.8km/Lでした。

2019.12.08

秩父でほっこり

 ここ数日は冷え込みが厳しい。クルマも動かしておかないとバッテリーの状態が悪くなるので、近場に出かけることにしました。行先は秩父の北にある皆野町にある温泉施設です。
 9:00過ぎに自宅を出発してR299で秩父へ。道は比較的空いており順調に走行。「道の駅 果樹公園あしがくぼ」に立ち寄り地場の野菜などを購入後、施設へと向かいました。到着は11:00ごろ。
 行ったのは「満願の湯」という施設です。土休日は入場料1,000円と高いのですが、中にはレストランや休憩施設がありのんびり過ごせます。露天風呂からの眺めも良く、じっくりお湯に浸かり、寒さで縮んでしまった筋肉をしっかりと伸ばしておきました。


こちらが「満願の湯」、自宅からは1時間半ぐらい。クルマでのアクセスは良好です。

 お風呂から上がり、休憩処で昼食にしました。ここで頂いたのは「黄金めし」です。見ての通り秩父産の農産物を活かしたメニュー。肉気がなく妻の好きなものばかりの御膳で、彼女もすっかり大喜びでした。


こちらが「黄金めし」。肉気がないので比較的ヘルシーと言えるかも。

 最近は日没も早いので、12:30過ぎには帰途につきました。帰りに馴染のコーヒー豆屋さんに立ち寄り、年末までの豆を購入。スーパーで食料品の買い出しをしてから15:00には戻ってきました。
 本日の走行はすべて一般道で120.3km、平均燃費は17.7km/Lでした。最近は燃費が上がってきません。

2019.11.30

ハイコストパフォーマンス in 埼玉県北部

 この3週間はCR-Zを長距離で乗っていないので、バッテリー(ハイブリッドの方)の状態が心配。気温は低かったものの天気は良かったので、リフレッシュも兼ねて出かけることにしました。とはいえ山間部はもうそろそろ凍結が心配。なので行き先は(本物の)平地にすることにしました。
 9:00に自宅を出発し、圏央道・狭山日高ICから高速に乗って東へ。久喜白岡JCTから東北道に乗り換えて北上。埼玉県最後のICである羽生ICで高速を降り一般道へ。そこから少し走ったところに今回の第1の目的地、羽生水郷公園内にある「さいたま水族館」があります。自宅からちょうど1時間で施設の前に到着しました。


ドアtoドアで1時間で到着しました。圏央道のおかげで近くなりました。

 この水族館は文字通り海なし県である埼玉県内に生息する生き物を中心に展示、そのため必然的にいるのは淡水魚ということになります。こういうくくりの水族館は珍しいかな? 具体的には荒川の原流域から東京近郊の下流域までを順に追って生き物を展示していました。


いきなり特別展に突入。ピラニアなど南米の魚がテーマのようです。


展示は手作り感満載ですが工夫を凝らしており楽しめます。
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やはりなじみのある魚が多いです。それにしても荒川って豊かな川だったんですね。
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 また、毎週土曜日は「水族館探検ツアー」という、いわゆるバックヤードを説明付きで回ってくれるイベントがあったので参加してみました。一般には展示されていない生き物も見せてもらうこともでき、非常に興味深い内容でした。説明員は入って2ヶ月という新人さんでしたが、なかなか話も面白くて楽しかった。正直、この内容で入館料420円は極めておトク。惜しむらくはクルマがないと来られないアクセスの悪さでしょうか。


カミツキガメ、噛む力は500kgfもあるとのこと。危ないヤツです。


首が甲羅の中に入らないすっぽん。どうしてこうなった?


ドクターフィッシュに愛撫(?)されて悶絶する妻です(笑)。

 埼玉県ならではの展示がこちら。上は埼玉県の魚にも指定されている「ムサシトミヨ」。水草に巣を作るという珍しい習性を持つ魚なのだそうです。
 下の写真はムジナモという食虫植物。この花は幻の花と言われ、1年に1時間しか咲かないそうです。羽生水郷公園の敷地内にはこのムジナモが自生する宝蔵寺沼というところがあり、そこで増殖が試みられているとのこと。


こちらがムサシトミヨ。あまり見た目の特徴は感じませんが、巣を作る面白い習性があるそうです。


こちらが食虫植物の「ムジナモ」。面白い形をしています。


こちらが宝蔵寺沼。唯一の自生地となっているとのこと。

 ちょうどお昼時になったので、公園の向かいにある「キヤッセ羽生」という施設で昼食。そこでは地ビールを作っていたので、自分へのお土産で2本購入しました。飲んでみるのが楽しみです。
 昼食が終わった段階で13:00過ぎ。そのまま帰ってもまだ早いので、もう少し先まで足を延ばしてみることに。利根川を渡ってしばらく行くと、渡良瀬遊水地に行き当たります。その中央エントランス駐車場にクルマを停め、歩いて堤防の内側へ。実はここには先日ニュースで紹介された、とある「名所」があるのです。
 それは「三県境」。ここは埼玉・群馬・栃木の三つの県境が重なるポイントがあるのです。そのような場所は全国にありますが、ほとんどが高い山の山頂や大きな湖沼・河川だったりするので、「三県を同時にまたぐ」なんていうのはまず不可能。ところがここは平地にあり、ご覧のように非常に判りやすい境になっているのです。まあ、だから何って話はありますが(黙)...。


こちらが噂の「三県境」。人がまたげるところは珍しいとのこと。
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こちらがその証拠。妻は三県を同時にまたぎました。
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 ここで陽が傾き始めたのを感じたので行動を切り上げることに。渡良瀬遊水地から西に走り、少し迷って遠回りをしてしまいましたが、東北道・館林ICから自宅方面へと戻っていきました。さすがに高速は空いていたものの、一般道に降りてからは混雑していて少々時間はかかりましたが、いつものスーパーで買物を済ませてから16:00ごろに帰着しました。
 本日の走行は164.5km(うち一般道54.3km)、平均燃費は16.9km/Lでした。ほぼ平坦な道のりでしたが、気温が下がって燃費も落ちてきました。

2019.11.15-11.18

ふたたびの沖縄

 今年分で最後の有休を使って沖縄に行ってきました。この時期は有休の追い込みにあたるのと、仕事のピークを注意深く外してのスケジューリング。それでも行く前はドタバタでしたが…。
 特典航空券の旅なので、飛行機の時間は好きには選べません。金曜日の昼下がりの便と、月曜日の昼過ぎの便しか押さえられなかったので、3泊でも有効に使えるのは丸2日といったところ。忙しかったこともあって計画を立てるのも難航し、行く場所を直前になってようやく決めるなど、ややドタバタな展開に。どうなりますやら。

 金曜日の11:00前に自宅を出発し、空港連絡バスに乗るために最寄りのターミナル駅へと向かいました。ところがバスが首都高の渋滞で遅延しており、到着までの予想が150分以上と表示されていました。これでは搭乗締め切り時間に間に合わない恐れがあります。そこでバスをあきらめ、電車で都心を経由して羽田に向かうことにしました。
 西武池袋線、山手線、東京モノレールを乗り継ぎ、羽田にはバス本来の到着時刻に着くことができました。すぐに搭乗待合室に入り中の店で昼食。ANA LOUNGEで時間を潰していたところ、我々の搭乗機の到着遅れにより出発が30分ほど遅延するアナウンスがありました。この旅、最初っから遅れ続きです。


昨年に引き続き沖縄へ。フライトが昼下がりなので1日目は移動だけです。
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 搭乗便NH475は定刻より35分遅れで出発。この日は天気も良く、妻は窓からの撮影を楽しめたようです。が、なんと乗った機体はWi-Fiが使えない状態でした。フライト時間が長いというのに、これでは困ります…。


D滑走路から離陸し180°旋回、三浦半島を横断して西へ。
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富士山の南側の雪は少ない。他の山も雪を被っているのは山頂だけです。
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 結局、あまり遅れは取り戻せなかったようです。那覇到着はちょうど日没ごろ。機上からは美しい日の入りを見られたものの、ターミナルに到着した時にはすっかり日が暮れていました。


もうすぐ着陸です。フライトが遅れたおかげで日没に重なりました。


機上から日没を見る。下には沖縄本島が見えてきました。
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那覇空港に到着しましたが、もうすっかり暗くなっていました。
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 空港からはゆいレールで移動。旭橋駅で降りて近くにある宿にチェックイン。今回の宿は「ホテルユクエスタ旭橋」というシティホテル。連泊で部屋の清掃をしないエコプランを使ったので、比較的リーズナブルに泊まれました。
 荷物を置いてから夕食に繰り出しました。宿の場所が昨年と近いことから、前回行って美味しかった居酒屋に入りました。「居酒屋くめや」さんは、注文にちょっと難はあるものの料理は美味しい。沖縄ならではのオリオンビール共々美味しく頂きました。


昨年も来た居酒屋さんです。注文の通りに難がありますが、味は美味しい。


本場でオリオンビールを楽しみます。やはりジョッキ飲みがいい!

 まだ宿に戻って休むには早いタイミングだったので、国際通りを歩いてみることにしました。相変わらず活気のある場所です。ちょうど月の出とあって、妻ははしゃいで通りの向こうの月を写真に収めていました。


国際通りの向こうから月が昇ってきました!


通り越しに月を撮影する妻。さすがEOS Kiss M、きれいに撮れてました。
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 今日のトドメは国際通りで売られていたジェラート。色鮮やかで見ていて楽しいですが、これではダイエットなぞ夢のまた夢でしかありません...。


国際通りの真ん中あたりにあったジェラート屋さんでデザートです。


色とりどりの具材は見ているだけでも面白かった。

 1日目の行動はこれで終了です。

 2日目、少し寝過ごしてしまったので8:30ごろの出発になりました。まずは旭橋駅でゆいレールの一日乗車券を購入して乗車し奥武山公園駅へ。ここから徒歩で「漫湖水鳥・湿地センター」に向かいました。距離は駅からは徒歩15分といったところ。訪問の目的は鳥の撮影です。ここは環境省の施設であり、湿地帯の中に木道が整備されているそう。水鳥や野鳥を探すことができるということで、行ってみることにしました。


ゆいレール奥武山公園駅から徒歩15分ほどのところにある環境省の施設です。


建屋内からも湿地を観察することができるようになっていました。
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 ただ、まだ潮が満ちている時間で木道の下は水に浸されており、肝心の鳥の姿も多くの葉に遮られてなかなか捉えられません。撮影に関しては期待外れな結果に終わりました。


木道を歩いて湿地の中へと入っていきましたが、樹が多すぎて鳥の姿を見つけることができません。
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 センターを後にして、今度は干潟を横切る橋を渡ってゆいレールの隣駅に向かうことに。その上に2本かかった橋からの眺めは良く、吹いてくる風はとても爽やかでした。途中で遠くからながらもカワセミの姿を発見。


とよみ大橋からマングローブの樹に留まっているカワセミを発見。あ、翔んだ!
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漫湖全体を俯瞰する。風が程よく吹いていて気持ちよかった。
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 湿地の北側の岸は遊歩道になっており、それに沿って歩いて行くと所々に鳥の集まる木があり、数ヶ所で撮影を楽しみました。あまり沖縄ならではという種類には巡りあいませんでしたが…。


リュウキュウメジロとシロガシラかな? 元気に飛び回っていました。
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サンショウクイかな? 歩いている間に結構見かけました。
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米軍のF/A-18E戦闘攻撃機2編隊4機が爆音を響かせ低空で上空を通過。これが日常か...。


そうこうしている間にゆいレール壺川駅に到着。次は昼食を食べに首里に向かいます。

 壺川駅から再びゆいレールに乗り、次は首里駅へと向かいました。儀保駅から首里駅の間では、先日の火災で焼けた首里城の屋根の一部が見えていました。
 首里駅に到着後、向かったのは「首里そば」さんです。ここは4年前にも来ましたが、もう一度沖縄そばのさっぱりスープを味わいたくてやって来ました。少し店外で並んだものの10分ほどで着席。今回は沖縄の炊き込みご飯である「ジューシー」と併せて頂きました。麺は素朴な味わいの一方でソーキは口の中で柔らかくとろけて美味しい。妻も「美味しい!」と言ってくれました。


ゆいレール首里駅から徒歩5分、住宅地の中にあります。
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沖縄の炊き込みご飯である「ジューシー」と首里そばを頂きました。絶品です。
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 せっかくなので、首里城公園にも行ってみることに。さすがに壁の内側には入れませんでしたが、守礼門からは焼けた建物の一部が見えており、無残な姿が見えました。つくづく残念なことです。


守礼門までは来れました。が、その向こうには無残に焼けた屋根が...。
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 次に向かったのは儀保駅。昨年と同じルートで駅までやって来ました。ここはホームから那覇の中心市街地を一望できるので、電車が来るまでの間に撮影を楽しみました。


儀保駅のホームから中心市街地を望む。ここは隠れた展望スポットです。
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 今度はゆいレールで赤嶺駅を目指します。ここから空港の南にある瀬長島に向かうバスが出ているのです。駅前で待っていると小型のバスが登場、ここから約10分ほどで着きます。瀬長島はその名の通り以前は島だったのですが、終戦および米軍接収後に埋め立てられて現在は地続きです。


シャトルバス(有料)に乗り、15分ほどで瀬長島に到着しました。

 ここには温泉付きのホテルを中心に「ウミカジテラス」という飲食店が階段状に並んだ施設があり、海を見ながらゆっくりできます。目前にはビーチもあるので、浜を散策することもできます。誰かさんは潮が満ちて来ているのも気づかずに鳥を求めてうろついて、危うく岩場に取り残されるところでしたが…(怒)。


島の中央に温泉付きホテルがあり、その周囲に階段状に飲食店が建ち並んでいます。


テラスからは那覇空港が一望できました。カフェでのんびり一休み。
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妻は鳥の姿を追って岩場へ。この後潮が満ちてきて遭難しかけていました。

 島の東側は飛行機撮影に絶好のポイントになっていて、那覇空港にファイナルアプローチする機体を大きく撮影することができました。那覇空港は往来が多く、間髪入れずに様々な機体を写すことができるので楽しい。


こうしてみると特別塗装機多いなあ。民間機に混じって自衛隊機が来るのでバリエーションが多い。
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 また、ここは西側が開けているので、サンセットを見るには絶好のポイントです。二人でその瞬間を印象的に撮ろうと待ち構えました。…ところが残念! 水平線上に薄い雲が出ていて、狙っていた「だるま夕日」は完全な形では見られませんでした。それでもオレンジの光が海に差すのは表現しようのない美しさでした。


いよいよ夕暮れを迎えます。水面に映る夕日は絵になります。


望遠で「だるま夕日」を狙ったのですが...残念! 水平線上に低い雲がありました。

 日も暮れてしまったので、戻りのシャトルバスに乗って那覇空港へ。そこからゆいレールに乗り換え、旭橋駅に戻ってきました。
 夕食は昨年も行った別の店に行きましたが、予約で一杯とのこと。そこで近くにあった別の郷土料理の店「めんそーれ」さんに入ってみました。ここは完全に大衆酒場の印象でしたが、値段もリーズナブルで美味しかった。


郷土料理「めんそーれ」さんに入りました。こちらは大衆的な雰囲気です。


料理は素朴で美味しい。「あぐーソーセージ」以外はリーズナブルでした(汗)。

 ここで妻からリクエスト。「どうしても月の出が撮りたい」と暴れ始めたので、ホテルに荷物を置きカメラだけを持って再び出かけることに。まずは壺川駅から歩道橋を渡って奥武山公園に行ってみましたが、ちょうど月の出の方向に高いビルがあったため、月が見えるまでは時間がかかりそう。場所を変えることにしました。


奥武山公園にかかる歩道橋の上から街をバックに。月を見るにはいまいちなことが判明。

 やはり高いところの方が探しやすいと判断し、ゆいレールで標高が比較的高い首里駅へ。ところがここでもその姿を見つけられませんでした。そこで儀保駅まで戻ると雲から月が出てきたのを発見。ただし雲が出ていてクリアな絵は撮れなかったようです。私は中心街の夜景をカメラに収めました。


再び儀保駅のホームから今度は夜景撮影を楽しみました。

 2日目の行動はこれで終了。せっかく買ったオリオンビールを妻が冷蔵庫で凍らせてしまい、大惨事が発生したのがこの日最後のエピソードです。

 3日目は少し早めの7:30に出発。旭橋駅の隣にある那覇バスターミナルがこの日の出発点です。本当は路線バス周遊パスを買い、路線バス乗り放題にするつもりだったのですが、前日にパスを買い忘れたためその都度運賃を支払いつつ行くことになりました。
 8:00ちょうど発の338系統・斎場御嶽線の路線バスに乗って出発。この路線はR331を使い、那覇から東にある南城市の知念岬まで走ります。ここから乗車した乗客は10人ほど。日曜朝の便であるせいかのんびりしたものです。目的地までの所要時間は約1時間ほど。


路線バスに乗って那覇の西へと向かいました。日曜の朝一便なので乗客は少ないですね。

 乗車したバスの終点は沖縄の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」の入口です。バスの停留所の隣には南城市の物産館があって、その裏手に回ると絶景が広がりました。やはり海の色が他の地域とは全く違います。その色あいと波の音に圧倒されました。


1時間ほどで終点の「斎場御嶽入口」停留所に到着、運賃は850円でした。


停留所の側に券売所と交流館がありました。その裏手の景色はいきなり絶景!
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 この隣にある施設で入場券(300円)を買って、数百メートル先にある本当の入口まで歩きます。


よく整備された道を歩いて施設の入口まで向かいます。


券売所からは徒歩10分弱といったところで、本当の入口に到着しました。
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 入場後、係員さんからまもなく地元ガイドによるツアーが始まると告げられました。せっかくなので料金を払って参加してみることに。一回約50分ほどで主な場所を説明つきで一巡することができました。ガイドさんの話から、沖縄の信仰が素朴でかつモノに囚われないところに感動しました。
 ツアーの間は移動が慌ただしくいい写真が撮れなかったこともあり、二人で相談してもう一度自分たちでじっくりと巡回してみることにしました。


最初にあるのが久高島遥拝所、正面に久高島が望めます。
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樹木が生い茂った中、狭い道を登っていきます。


「大庫理(ウフグーイ)」という祈りの場です。どこから来たのか念じましょう。


突き当たりにある「寄満(ユインチ)」、まるで鍾乳洞のようです。


有名な「三庫理(サングーイ)」。その奥に拝所があり、久高島が見えました。
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どうやってこのような形状になったのでしょうか。拝所では妻に神が降臨!?
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神様と対話(一方通行?)してから、聖地を後にしました。

 妻はバス停までの帰路にあった工房に立ち寄り、カスタムメイドの漆喰製シーサーを購入。納入までは約2年待ちということで、実物にお目にかかれるのはまだまだだいぶん先です(笑)。


妻は「工房アマム」さんで漆喰製シーサーを注文。納品は2年後!?

 振り返ればニライ橋・カナイ橋の特徴的な姿が見えました。ぜひバイクで走ってみたい。


国道からは特徴的なニライ橋・カナイ橋が見えていました。さぞ眺めはよろしかろう。

 続いて知念岬公園の方に行ってみました。体育館の裏側に回ってみると、高いところから270°にわたるの雄大な景色が広がりました。この旅では正直あまり景色には期待していなかったのですが、こんな絶景が見られるなんて。わざわざバスに乗って来た甲斐があったというものです。


知念岬公園。展望台からは270°のパノラマが広がります。
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風景もさることながら、ずっと波の音が聞こえるのがいいです。
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とにかく海の色がきれいで、波の音に癒される。もう帰りたくない...。


エメラルドグリーンから沖合いの群青まで。その中にある島の姿も絵になります。
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 ちょうどお昼時になったので、物産館の二階にあるレストランで野菜メインの沖縄そばで昼食にしました。かなり混み合っていて料理が出てくるまでにかなり時間がかかりました。その間にドリンクメニューで珍しい飲み物を片っ端から試しました。アセロラ、シークァーサー、マンゴージュース、さんぴん茶など(笑)。


野菜がたくさん入った沖縄そば「野菜そば」で昼食。ちょっと時間がかかりました。

 まだ帰るには早すぎるということで、次は近くにあるビーチに行ってみることに。国道の坂を1kmほど下ると、「あざまサンサンビーチ」という海水浴場がありました。ここは人工的に作られたようですが、海に突き出した突端からは海の息吹を感じられます。


歩いて国道を下っていきました。ビーチまでの所要時間は約15分といったところでした。
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「あざまサンサンビーチ」にやってきました。妻の手の向こうに見えるのは...。


ここは「恋人の聖地」? 一年前のリベンジで、今度はしっかり鐘まで撮影。


振り返るとこんな感じ。ダイナミックに写りました。あれ、いつの間にか天気が...?


せっかくなので波打ち際で水遊び。でもだんだん風も強くなってきて...。
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 ただ、ここでかなり曇って薄暗くなってきた上、風も強くなって視程も急速に下がってきました。おまけに次のバスを逃すと那覇に戻る次のバスは3時間後になってしまいます。そこで、ここで行動を切り上げてビーチの入口にある停留所から那覇行きのバスに乗ることにしました。
 幸いなことにバスは座席数の多いタイプで、那覇まで座って戻ることができました。


ここで3時間も時間を潰すのはムリ!となって、那覇まで戻ることに。


帰りは座席数の多いバスだったので、乗客は多かったものの悠々帰れました。

 さて、那覇に戻ってきたのは16時ごろ。まだ日没までは時間があります。そこでもう一度漫湖水鳥・湿地センターに行ってみることにしました。夕暮れで潮の状態が違えば状況が変わるかも、と思ったわけです。


終点の那覇バスターミナルに到着。まだ16時、さあどうするか...?

 再びゆいレールで奥武山公園駅まで行き、前日と同じ経路でセンターに向かいました。


再び漫湖水鳥・湿地センターにやってきました。

 センターが閉まるまでの30分の間、鳥の姿を求めて木道を行き来しました。確かに潮が引いてマングローブの根元が見えるなど、状況は一変。ただ、残念ながら終了までに大物を捉えるには至りませんでした。やっぱり残念!


前日とは違い、水が引いてずいぶん印象が変わりました。
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ただ、今回も残念ながら鳥の姿は捉えられませんでした。
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 そこから一旦ホテルに戻り、荷物を置いてから再びゆいレールに乗って国際通りの東端にある牧志駅へ移動。郷土料理の「龍潭」さんで夕食にしました。ここは食事をしながら島唄のライブを聴けるので、最後の夜ぐらいは沖縄の雰囲気を色濃く出そうというチョイスです。料理と一緒にライブも楽しみました。


国際通り、牧志駅の近くにある「龍譚」さんにやってきました。


沖縄らしいな料理の数々。お客さんの数も少なくゆっくり料理を楽しめました。


最後は約30分のライブを楽しんで大団円。最後の夕食を堪能しました。

 店を出て、お土産を買いながら国際通りを県庁方面へ戻って行きました。妻は財布の紐が緩みっぱなし? どう見てもお土産とは思えないものも増えてきて…。


お土産を買いながら国際通りを歩いてホテルへと戻りました。
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 3日目の行動はこれにて終了。ほとんど計画しなかった割に盛り沢山の一日になりました。

 最終日は帰るだけです。宿を出てみるとすでに雨が降った跡がありました。どうやら天気はこのまま崩れて行きそうということで、寄り道はせず那覇空港へ向かうことに。
 9:00にチェックアウトし、旭橋駅からゆいレールで空港へ。まだ時間はかなりありますが、プレミアムカウンターでまずは荷物を預けました。


今回3泊した「ホテルユクエスタ旭橋」、設備もきれいでコストパフォーマンス高いです。


那覇空港にやってきました。まだ搭乗時刻まではかなり時間があります。さて...。
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 それから4階展望エリアに上がりました。ここから離着陸をする飛行機を見ようという作戦です。雨で滑走路が濡れていく中、民間機だけでなく自衛隊機も観察することができました。その中には先日地元で見た輸送機C-1(25号機)の姿が! ついでに埼玉まで連れ帰ってくれないかなあ(笑)。


離発着する飛行機を比較的近くから撮影できます。入間から来たとおぼしきC-1の姿も!
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我々の搭乗機も東京から到着しました。ちょっと遅れ気味かな?

 自分たちの搭乗機が到着したのを見てから搭乗待合室エリアに入りました。ANA LOUNGEの場所が改装によって以前と変わっており、かなり広くなっていました。これならゆったり過ごせそうですが、ゲートからは遠くなってしまったのでちょっと不便になったかな。


4Fから降りて搭乗待合室に入りANA LOUNGEへ。場所が変わって広くなっていました。
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 戻り便は定刻12:15発のNH464でしたが、こちらも出発が5分遅れとなりました。奇しくも機体は3日前に登場したものと同じ。しかも搭乗後「機材の不具合によりWi-Fiが使えない」とアナウンスがありました。うーん、どうもこの旅は細かいところでいまひとつ噛みあってないですね…。


いよいよ搭乗です。沖縄便はグループ1のダイヤモンドメンバーが多い。
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今回は珍しく南向きの離陸になりました。いよいよテイクオフ!
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さらば沖縄、3泊4日の滞在もいよいよ終了です。
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 飛行は数回揺れの大きくなるところがあったものの、概ね順調でした。伊豆の沖合からはいつものアプローチルートでした。


首都圏に近づくと晴れていました。富士山の姿も遠くに望めました。
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 羽田到着もやはり定刻より5分遅れました。B滑走路への着陸だったので地上で大回りはしなかったものの、またもや手荷物が出てくるのが遅かったため、最寄りターミナル駅までのバスを1本乗り逃しました。電車乗り継ぎで帰ることも考えましたが、荷物が土産物で重くなってしまったこともあり、次のバスを待つことに。


ファイナルアプローチ中。どうやらB滑走路に降りるようです。
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C滑走路の前を横切りB滑走路に着陸。結局遅れは取り戻せませんでした。
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 15:35のバスで羽田空港を出発しましたが、夕方の渋滞にかかってしまったこともありターミナル駅到着は18:00前になりました。そこで夕食をとってから帰ることにして、最終的に自宅に到着したのは19:00前ごろ。色々あって帰り着くまでに時間がかかりました。

 今回の旅はあまり厳密な計画を立てずに行きましたが、それでも印象深い場所を回ることができました。妻も喜んでくれたので良かった。また機会が作れればぜひ行きたい。

2019.11.09

秋の秩父〜山梨ドライブ

 3週間ほどまともにCR-Zを動かしていないので、この週末はドライブをすることに。とはいえ、今後の予定を考えるとあまり遠出するのは気が進まないので、近場で目的地を設定しました。山梨にある笛吹川フルーツ公園です。
 8:00前に自宅を出て、R299で秩父方面へと向かいました。秩父市からはR140に乗り換えて奥秩父方面へ。奥に行って高度が上がるほど山の色づきが濃くなりました。


まずはR299で秩父へ。武甲山を見つつ秩父からはR140で奥秩父へ。
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大滝のループ橋を過ぎると高度が一気に上がります。
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 県境の雁坂トンネルの手前にある駐車スペースで小休止。ここからは奥秩父の深い山を見られます。見ての通りそれなりに色づいてはいるのですが、係員の人は今年はかなり遅いと言っていました。


かなり色づいているようには見えますが、ちょっと遅いそうです。
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 雁坂トンネルを抜けて山梨県に入ります。このあたりはさすがに秋の装いです。


このトンネルを抜けると山梨県、距離は6,625mあります。


山梨側もすっかり秋の装いです。道路沿いの木々は色づいていました。
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 R140を甲府盆地に降りたところにフルーツ公園の入口がありました。片側1車線の農道を登っていくとだんだんと視界が開けてきます。その上の方に特徴的な建物が見えてきました。これが笛吹川フルーツ公園です。
 行ってみてわかったのですが、ここは有償施設ではなく入場は無料。中には展示物などもありますが、基本的にはピクニックや散策を楽しむようなところでしょうか。フルーツがテーマで、近くにはぶどうやもも、リンゴなどの農園もありました。


これが入口になります。一見有償施設のようにも見えますが無料でした。


振り返ると甲府盆地を囲む高い山々が見えました。


山の稜線の向こうから雲がこちらへ流れ込んできているようです。
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 ちょうどお昼時だったので、中にあるレストランで昼食にしました。野菜をメインにした1日30色限定のランチプレートをチョイス。タマネギのスープが甘くて美味しかった。妻も喜んでいました。


野菜をメインにした1日30色限定のランチプレートを頂きました。

 レストランで気づいたのですが、山々の向こうに富士山の山頂が現れました。さすがに大きく見えます。すぐにレストランを出て眺望の良いところに移動し、写真に収めました。私は望遠レンズを持ってきていなかったのであまり大きく撮れませんでしたが、妻は持ってきていたのでここはお任せです。


富士山の山頂が山の向こうに現れました。さすがに自宅よりも大きく見えます。
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 本当はこの公園の上にある「ほったらかし温泉」というところに行こうと思っていたのですが、まだ時間も早くそれほど寒さも感じなかったので予定を変更。富士吉田市の方まで足を伸ばしてみることにしました。
 丘陵を降りて盆地を縦断し、R137で南下を開始します。この道は山越えのトンネルまで長い登坂車線があり、快調に走ることができました。


R137でまずは河口湖へ向かいます。

 トンネルを抜けると河口湖です。湖を半周ほど回ってみたのですが、富士山がきれいに見えるスポットが見つからなかったのでこのまま走り続けることにしました。私は運転でほとんど見られなかったのですが、妻はクルマの向きが変わる中で富士山の写真を摂り続けていました。


運転する私の向こうには富士山が見えています。

 富士吉田市に到着したときにはもう14:00近くになってしまっていたので、ここで行動を切り上げることに。河口湖ICから中央道・富士吉田支線に乗って帰途につきました。


高速走行中、バックミラーに映った富士山です。

 中央道・圏央道を乗り継いで15:00過ぎには自宅近くに戻ってきました。もう日没が早いので、行動できる時間帯もかなり短くなってきました。
 本日の走行は250.7km(うち一般道167.7km)、平均燃費は18.3km/Lでした。やっぱり燃費は以前に比べると平均で1km/Lぐらいは落ちています。

2019.10.24-10.27

金婚式記念旅行は、会津を堪能

 今年は自分の両親が金婚式。そのお祝いの一環として、自宅に招くことにしました。また、9年前に評判の良かった福島県会津地方の保養所への再訪を併せて計画。
 木曜日の朝2便で二人が高知からやってくるので、そのタイミングに合わせて羽田近くのレンタカー営業所にクルマを借りに行きました。今回使うことになったのはHonda・ステップワゴン。本当は取り回しの良いフィット・ハイブリッドを申し込んでいたのですが、人気が高くて融通できなかったそうです。燃料代は余計にかかりますが、空間快適度ならこちらの方が上。まあ良しとしましょう。


羽田営業所で車を借り、第4駐車場に置いて到着を待ちます。

 定刻通りに飛行機が到着し、手荷物返却場の出口でお出迎え。ちょうどお昼時だったので、羽田で昼食をとってから出発しました。


高知からの便が到着。新品のA321neoでした。


ゲストの到着です。この後5Fで昼食してからいよいよ出発。

 そのまま首都高に入り、B湾岸線から葛西JCTよりC2中央環状線へ入る予定でしたが、事故で渋滞が発生し始めていたため予定を変更。9号深川線から6号向島線を経由して中央環状線に出ました。さらに北上してS1川口線に入り、続けて東北道へ。平日の昼間だけあって流れは順調で、一気に福島県に入る前の那須高原SAまで走破しました。このペースならなんとか日没までに宿に着けそうです。


湾岸線から深川線・向島線を経由して中央環状線へ。
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首都高川口線からそのまま東北道に入ります。
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休憩は東北に入る前の那須高原SAにて。平日だけあって空いていました。

 郡山JCTからは磐越道に入り、最終的に猪苗代磐梯高原ICで高速を降りました。そこから数kmほど一般道を走って磐梯山麓にある宿に入り、初日の移動は終了です。さっそく温泉風呂に入り、夕食を楽しみました。


磐越道上から磐梯山が見えたところが到着地です。
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なんとか日没前に到着できました。さて、まずはお風呂に入りましょう。


ロングドライブを終えての夕食は格別でした。

 2日目は天気予報によれば終日雨。しかも時間が遅くなるほど激しくなるようです。朝食後すぐに宿を出発。まず向かうのは宿場町である大内宿。ただし距離はかなりあるので、高速を使って時間を節約します。


朝はまだ雨も降っていませんでした。このぐらいで持ってくれれば...。

 猪苗代磐梯高原ICから新鶴SICまで移動し、あとは県道をひたすら南下。予想よりも少し遅くはなりましたが無事に到着。幸いこの時点では雨もそれほどひどくなく、普通に観光が楽しめました。


宿場町の風情がそのまま残る大内宿。一度は訪れる価値があります。


裏山に登るとまるでタイムスリップしたかのようです。


妻の会心の一枚。スローシンクロで景色も人物もしっかり写っています。

 次に向かうのは私の馴染みのラーメン屋がある喜多方です。来た道を逆方向に戻りさらに北へ。今度は比較的順調に喜多方駅前にある「丸見食堂」に到着。それぞれに好みのラーメンを注文しましたが、いくつかおまけを頂きました。私はここでいつもお土産のラーメンを買っていたのですが、今度はゲストが自分たちで大量に購入。まるで買い占めです(笑)。


私の行きつけのラーメン屋さん、丸見食堂に連れてきました。
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 あと一ヶ所ぐらいは観光できそうということで、会津縦貫道を使って会津若松市へ。最初は鶴ヶ城に行こうとしたのですが、母が「行ったことがある」ということが判明したので行き先を変更。飯盛山と会津さざえ堂へ案内しました。
 二人とも正面から見た階段の多さにげんなりでしたが(笑)、雨の中を歩き続けるのはさすがに嫌なので、脇に設置されたエスカレーターで登ります。白虎隊自刃の地の前を通りさざえ堂へ。うーん、あんまり感動はなかったかも。


会津若松市の東側にある飯盛山に来ました。すごい階段ですが、今回はラクをしました。
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さざえ堂の入口にて。見ての通り雨も少し強くなってきました。


さざえ堂内部の最高点にて。暗いところでもiPhoneはしっかり写せます。


最後に記念撮影。興味を引けたかというと、ちょっと疑問が。

 日没まであと2時間を切ったのでそろそろ宿に向かうところですが、思いついたのが猪苗代湖畔にあるTARO CAFE。ちょうど帰り道にあるので寄っていくことにしました。時間を節約するため会津若松ICから磐越道に乗りワープ。TARO CAFEは猪苗代磐梯高原ICを降りてすぐのところにあります。なんとかオーダーストップ前にたどり着きました。
 残念ながら雨がひどくなってきたので眺望は良くありませんでしたが、TARO CAFEの周囲はそばで赤色に染まり、前回とは違った雰囲気を楽しめました。妻、食べすぎです。


猪苗代湖&磐梯山を望めるカフェですが、天気が残念でした。
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 まもなく日没ですが、最後にインター前にある「道の駅 猪苗代」に立ち寄りお土産を物色。完全に暗闇になる前に宿に戻りました。この日はここからさらに風雨が強まりました。山向こうにある郡山ではレベル4の警報が出ていたようです。

 翌日はわずかでしたが青空も見えるほど天候は回復。9:00に出発しました。


宿での最後の食事。みなさん食欲旺盛でした。最後に部屋の窓から一枚。
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前回と異なり、2泊したことでゆっくりとくつろげました。

 前日と同じく猪苗代磐梯高原ICから磐越道に乗り西進。会津坂下ICまで移動しました。ここからR252で只見川を遡っていきます。途中で「道の駅 尾瀬街道みしま宿」に立ち寄り、ここでもお土産を購入。名物の「天然炭酸水」をプレゼントしました。


さらば磐梯山&会津盆地。だいぶ紅葉も進んでいました。
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みしま宿は只見川沿いにあり、ダイナミックな風景も楽しめます。
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 その後は一気に只見町まで走破。上流に分け入るにつれ、だんだん紅葉の色が濃くなってきました。天気は降ったり止んだりの繰り返し。JR只見駅に立ち寄った後、田子倉ダム横の坂を駆け上がって六十里越区間(雪割り街道)に入りました。冬期通行止めまであと1ヶ月というところです。


走り慣れたR252をどんどん西へ。会津のマッターホルンも健在です。
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 県境手前の六十里越峠開通記念碑の前で振り返ると、紅葉の中の田子倉湖が美しかった。天気が良かったら絶景だったのですが...ちょっと残念。


六十里越の展望台から田子倉湖を望みます。スケールが大きいので連れてきたかった。


標高の高いところはまさに紅葉が見ごろです。返す返すも天気が...。
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 県境の六十里越トンネルを抜けて新潟県へ。前走車もなく順調に距離を消化していきました。


新潟側の方が紅葉が進んでいました。山を一気に下りて魚沼市へ。
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 昼時になったので魚沼市にある「そば処薬師」にて昼食。人気店ですが、幸いすぐに入ることができました。かけそばで冷えた身体が温まりました。


魚沼市で有名な「そば処薬師」昼食にしました。身体が温まりました。
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 ここから一気に首都圏に戻ります。関越道・小出ICから入線して南下を開始。交通量はさほどでもなく、いいペースで走る車に追走することで、楽に走れました。


関越道に乗り、一気に首都圏に戻ります。

 16:00前には圏央道・狭山日高ICを通過。市街地を抜け、自宅近くのスーパーで宅急便用の箱を融通。自分たちの荷物と土産物を下ろし、この日両親だけが泊まるホテルのある新狭山に向かいました。宿には17:00に到着。なんとか完全に日没を迎える前にたどり着きました。


新狭山駅からの風景ですが、富士山がきれいに見えていました。
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 チェックインして荷物を下ろしてから、電車で所沢に向かいました。まだ夕食までは少々時間があったので、所沢駅近辺で買物をしてから予約しているお店へ。「モア・クッチーナ」はこのあたりで有名なイタリア料理店。美味しい夕食を楽しめました。


コースメニューの数々。最後は「金婚式」と書かれたデザートで締めです。


会話も弾み、この旅行最後の夕食を楽しみました。

 夕食後は駅で別れ、我々は自宅に戻りました。これで3日目の行程は終了。さすがに8時間近く運転し通しが堪えたのか、私は入浴後に速攻で落ちました。

 最終日は私だけが新狭山まで電車で迎えに行き、自宅までクルマで戻ってきました。2時間ほど自宅でゆっくりしてもらい、昼食は近くの美味しいうどん屋へ。名物の「野菜カレーつけ麵」を楽しんでもらいました。


自宅近くのうどん店で、話題の「野菜カレーつけ麺」を食してもらいました。

 飛行機の出発時刻が夕方だったので、念のためその3時間前には自宅近くを出発です。入間ICから圏央道に入り、関越道・外環道を経由して首都高速へ。最も近いのはC2中央環状線で湾岸線に向かうルートですが、日曜の昼なので混雑もなかったことからC1都心環状線を経由し、レインボーブリッジを渡ってB湾岸線へ。空港中央ICで降りて羽田空港にやってきました。


都心を抜け、レインボーブリッジへ。いい天気になりました。
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 羽田空港の展望デッキにあるカフェでお茶をしてから両親とは別れました。我々はそこからクルマを返却するためにレンタカーの営業所へ。15:30に返却手続きを行いました。ここまでの走行距離は983kmでした。よく走ったなあ。
 レンタカー会社の送迎車で羽田空港まで送ってもらい、そこから空港連絡バスで所沢駅へ。中央環状線で渋滞があったこともあり、駅に着いた時には18:00を回っていました。このため駅ナカで翌朝用のパンを買い、夕食をとってから自宅に戻りました。
 ただ、一つだけ残り作業がありました。両親が買ったお土産を宅急便で出さねばなりません。Webサイトで確認したところ、すでに集荷時間は過ぎていたため、最寄りのセンターまで直接送り出しに行くことに。クルマで向かったのですが、当日発送の締切にはタッチの差で間に合わず、残念ながら到着は2日後となってしまいました。しまった...。
 さて、終わってみればあっという間の4日間でした。天気が総じて良くなかったのは残念ですが、紅葉はそれなりに見られたし、3日目には富士山の姿も見られたのは幸いでした。

 楽しいイベントはこれで終了です。明日からまたがんばりましょう。

2019.10.20

お目当ては肩透かし!?

 この週末は天気がいまひとつ。とはいえせっかくの休み。クルマも定期的に動かしておきたいので、近場に出かけてみることにしました。行先は埼玉県北部、東松山市と滑川町にまたがる国営武蔵丘陵森林公園です。
 昨年、ちょうどこの日に国営昭和記念公園に行きましたが、ここはその走りとなる場所です。武蔵野の里山をまるごと自然公園にしてしまったわけです。普段見慣れない鳥を撮影てきるかも、と思って行ってきました。
 9:30開園に合わせて家を出発したのですが、圏央道→関越道でいきなり事故渋滞。そこで下道に降りてR407で北上していきます。幸い日曜日の朝ということで目立った混雑もなく、9:50ごろには中央口駐車場へ到着しました。


この日はちょうど無料開放の日。ラッキーでした。
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 中に入るとハロウィンの飾り付けが出迎えてくれました。さあ、人が増えてこないうちに珍しい鳥の姿を求めてどんどん行ってみましょう。


こういう時にiPhone 11の超広角カメラが役立ちます。

 まずは撮影スポットを見つけようと、遊歩道を歩いて一回り。最近雨が多かったこともあって、道は少しぬかるんでいました。太陽は出たり入ったりで、撮影にはちょっと厳しいコンディションでした。遊歩道はアップダウンも多く、意外にいい運動になってしまいました。


こういう雑木林を歩いて巡っていきました。視線は上ですが...。

 背の高い木々が多く、鳥は上の方にいることが多いようです。このため鳴き声が聞こえていても、その姿を見つけるのは容易ではありませんでした。それでも注意深く探すことで、数回見つけるチャンスがありました。
 ただ、道からは少し距離があり、480mm相当のレンズを使ってもこれが精一杯でした。


シルエットになっていますが、木をつついていたことからコゲラのようです。


妻の大好きなシジュウカラ。体の模様が特徴的です。
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こちらはメジロ。背中のペールグリーンがとてもきれいです。
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こちらはヒヨドリ。自宅近くで見かけるものと比べるとスマートです。
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順光状態でようやく見つけたコゲラ。木をつつきながらどんどん登っていきました。
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 池や沼では鴨類がいましたが、あまり活動的ではなく絵にはなりませんでした。残念...。


あまり活動的ではなく絵にならなかったカモ。もうちょっと動いてくれれば...。

 足下にも生き物はいます。妻が大きなグラスホッパーを見つけました。こうやって見ると、なかなかいい面構えです(笑)。


妻が足下で見つけた大きなバッタ。まだ秋の深まりはあまり見られません。
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 4時間ほど頑張ったのですが、これ以上鳥の姿を見つけることができず、ここで終了。Webサイトでは色々な鳥が見られると紹介されていたので、かなり期待が高かったのですが...。まあ、こんなこともあるさ。
 帰りは東松山ICから川越ICまで高速を使い、狭山市を抜けて自宅まで戻ってきました。

2019.10.09

山を越え谷を越え...見所多し

 有休を取得したので出かけてきました。行き先は新潟県湯沢町の苗場。ここには西武グループが所有する一大リゾートがあるのですが、そこにある索道が今回の目当てです。一つは瞬間地上高(230m)が日本一の「田代ロープウェイ」、もう一つが距離(5,481m)が日本一である「ドラゴンドラ」。特にドラゴンドラはスキーシーズン以外では新緑の春と紅葉の秋にしか営業していないため、乗れる時期が限られます。
 7:00に自宅を出て、圏央道・狭山日高ICへと向かいましたが、通勤の混雑により狭山市内を抜けるのに時間がかかり、高速に乗るまでに30分以上要しました。また、この日は風が強く、関越道走行中も横風の影響を受けるほどでした。関越トンネルの手前の月夜野ICで高速を降り、R17で三国峠を越えて新潟県に入ります。R17は所々で工事片側交互通行を行っており、思っていたよりも時間がかかってしまいました。
 ナビの到着予想時間よりやや遅れ、「田代ロープウェイ山麓駅」に着いたのは9:45ごろ。苗場プリンスホテルからでもドラゴンドラには乗れますが、駐車場からの距離が遠いことから、先にロープウェイに乗る計画です。また、「田代ロープウェイ」と「ドラゴンドラ」は、有料の連絡バスを利用して片道ずつ利用することも可能。ルートをどうするかで悩みましたが、4,000円で両者とリフトが乗り放題になる「1デイパス」を使うことにしました。窓口でパスを購入しいよいよ出発。


まずは田代ロープウェイで田代高原へと上がります。
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 ロープウェイのゴンドラは91人が乗れる大型のもので、山頂駅までの所要時間は約5分ほど。床2ヶ所がガラスになっていて、地上高230mを実感できるようになっています。

 ゴンドラは動き始めるとどんどん高度を上げていきますが、その過程で二居ダムの上空を通過します。ダムの湖水はエメラルドグリーンで、独特の色合いを見せていました。


二居ダムの直前を通過します。湖面のグリーンが美しい。

 山頂駅の標高は1,400mあまり。冬物ジャンパーを着て行きましたが、それでもかなり寒く感じました。まずはゲレンデを下って、次なる目的地のドラゴンドラ山頂駅に向かいます。さすがに空気が澄んでいて気持ちがいい散歩になりました。道はずっと下りで、約20分ほどで到着です。


ゲレンデを下り、遊歩道をぶらぶら歩いてドラゴンドラの山頂駅へ。

 いよいよドラゴンドラへの乗車です。こちらは一つのゴンドラが8人乗り。相乗りではなく夫婦2人で乗り込みました。25分間の空中散歩です。
 ちょうど太陽が正面にいたのでまぶしかったのですが、とにかくロープがまっすぐ伸びている様子を見下ろすのは圧巻でした。ただ、残念ながら紅葉を見るにはまだ早すぎるタイミングでした。


真っすぐにケーブルが伸びる景色は圧巻です。太陽も正面に来ました。
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 中間点付近では渓流のすぐ上空まで降下する一方、一気に上昇して山の鋭い尾根を一気に飛び越えるなどなかなかダイナミックです。


急傾斜で山を飛び越えると、今度は渓谷に飛び込んで行くようです。
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 この手の乗り物としては乗車時間は破格の長さですが、景色に見とれて時間を忘れました。
 次は戻りです。山麓駅の出口から出て、すぐにまた入口へ。帰路はiPhoneで全区間のムービーを撮ってみました。空中散歩をお楽しみください。


戻りは順光になるので、色合いがきれいに見えるかも。


わずかですが、二居湖も見えていました。ちょっと距離は離れています。
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山頂駅に到着。8人乗りのサイズもちょうどいい感じです。

 ドラゴンドラ山頂駅に到着しましたが、せっかく来たのだからと傍にあった「パノラマリフト」に乗ってさらに高度を上げてみることに。4人乗りのリフトでしたが、剥き出しなだけにとにかく寒かった。5分ほどで山頂側に到着しましたが、そこからの景色は凄かった。


パノラマリフトでさらに高度を上げていきますが、ここからかなり寒かった。
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5分ほどで山頂側の終点に到着しました。そこから見えた景色は...。

 遠くに苗場山が望め、振り返ると下の方には田代湖が見えています。リフトの係員曰く、久しぶりに山頂から雲が取れたということで、絶好のタイミングでの訪れたことになります。


苗場山の稜線がきれいに見えていました。振り返ると田代湖が見えます。
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 景色を一通り楽しんだ後は再びリフトに乗り、ドラゴンドラ山頂駅まで戻りました。


景色を見下ろしながら、リフトで下っていきました。


そろそろ紅葉の季節が始まるかな、という雰囲気です。

 ここからは来た道を戻っていきますが、ロープウェイの山頂駅までは最後にきつい登りが待っています。ところが地図を見てみると、さらに小さい「らくらくリフト」で登れることが判明。2人乗りリフトで一気に高度を上げ、山頂駅まで戻りました。


振り返ると、先ほどまでかかっていなかった雲がもう出始めていました。


らくらくリフトでロープウェイ山頂駅まで登ります。これは楽でいいや。


山頂駅からの景色もなかなかのものでした。妻は秋の構図を発見したようです。
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 12:05発の便で再び出発地点へ。二居湖を見つつ山麓駅に到着しました。全部で約2時間半の行程でした。絶景の連続で楽しめました。


太陽が昇ってきたので、色合いも少し変わってきたようです。


中間点で上りのゴンドラとすれ違います。山麓駅に到着して空中散歩は終了。
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 昼になったので、食事をしてから帰ることにしました。近くにある「道の駅 みつまた」に立ち寄り、そこの食堂で昼食。この日は妻が15:00からお茶の稽古があるので、ここから一気に戻ります。


旧街道の雰囲気を色濃く残す「道の駅 みつまた」で昼食を摂りました。

 帰路はR17で湯沢町の市街地まで戻り、関越道に乗りました。ノンストップで狭山日高ICまで帰りましたが、自宅到着はもともとの計画より少し遅れて15:00。「パノラマリフト」に乗って1往復した分だけ、時間に関しては足が出てしまいました。
 今回の「ドラゴンドラ」と「田代ロープウェイ」、一度は乗ってみる価値はあります。紅葉にはまだだいぶ早かったのは残念ですが、今度は新緑の時にも来てみたいところです。
 この日の走行は330.7km、平均燃費は18.2km/Lでした。

2019.10.06

星空に思いを馳せて、秋の遠足

 金曜日の夜、月が南に沈んだ後に、コンデジの「星空モード」で空を写してみました。明るい市街地ですが、肉眼では見えない数々の星が浮かび上がってきました。季節もかなり秋が進んできて、空気もだいぶん澄んできたようです。


星空モードを使って撮りましたが...明るすぎて見える数が少ない。

 星に興味が向いてきたところで、JAXAつくば宇宙センターにある展示施設「スペースドーム」に行ってみることにしました。クルマも少しは動かしておきたいところで、圏央道を使えば片道1.5時間ほどの距離です。
 8:30前に自宅を出発し、狭山日高ICから圏央道を使い、つくば中央ICで高速を降ります。10:00前に目的地に到着しました。
 館内に入ると、ちょうど説明ツアーが始まったところ。そこで先回りをして、空いているうちに写真を撮って回りました。1時間後の次のツアーに参加したので、説明も一通り聞けたことから理解も深まりました。
 まず最初に出迎えてくれたのは10万分の1の地球儀。その裏側には今まさにミッション遂行中の「はやぶさ2」の実物大模型がありました。


まず出迎えてくれたのは巨大な地球儀。ISSの高度や種子島の位置がわかります。
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ただいまミッション遂行中の「はやぶさ2」実物大模型です。

 次は初期の人工衛星「きく」。これは予備機で、この展示の中で唯一の本物だそうです。


唯一の本物の展示です。初期のものですが大きい。

 ISS(国際宇宙ステーション)へ補給を行う無人船「こうのとり」の模型。想像よりもかなり大きいかった。搭載可能量7トンはスペースシャトルが引退した現在では世界最大とのこと。


無人補給船「こうのとり」、こんなサイズだったんだ。
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 ISSの日本モジュール「きぼう」は実物大模型の展示でした。内部にも入れます。これが飛んでるんですね。


「きぼう」の実物大模型です。内部にも入れます。


内部はこんな感じ。無重力なので4面すべて機器になっています。

 宇宙にモノを飛ばすには、まずはロケットです。日本のロケット開発の歴史が黎明期から紹介されていました。来年にはさらに搭載量を増加したH-3が初打ち上げを迎えるそうです。展示されていた本物のエンジンは配管だらけで迫力があります。


こちらが液体燃料ロケットのエンジン。こういうのを見るとワクワクします。
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 月観測衛星の「かぐや」。その観測結果は月表面のフルハイビジョン映像の制作に使われました。横ではその映像も紹介されており、鮮明な画像に驚きました。


月観測衛星「かぐや」、観測終了後は月面に放棄されたそうです...それで、いいのか?


月面のフルハイビジョン映像は見応えがありました。

 おまけ。妻は「顔嵌めパネル」が大好きですが、この本格さにはさすがに驚いたようです(笑)。


顔嵌めパネル大好きの嫁が絶賛した宇宙服顔嵌め。ちょっと怖い...?

 滞在2時間ほどで帰途につきましたが、往復で200kmちょっと。遠足並みのいい距離でした。事前に調べた際には展示が少ないのではと思っていましたが、ツアーで説明をしっかり聞いたので、充実感が残りました。
本日の走行は209.1km、平均燃費は 18.5km/Lでした。

2019.09.27-09.29

12年ぶりの桜島

 秋の特典航空券の旅の行先は鹿児島にしました。それなりに距離がある路線で、設定座席数が多いところはそう多くありません。そういう意味で行先の選択肢もそろそろ狭くなってきました。
 さて、鹿児島には妻が学生時代以来、ずっと年賀状をやり取りし続けている友人がいるとのこと。もう25年以上会っていないそうです。せっかくなので連絡してみたらと勧めたところ、幸いにも連絡がついて会えることになりました。
 飛行機が8:50発のNH621なので、 通勤ラッシュを避けるべく5:30過ぎの電車で羽田に向けて出発しました。ラッシュが本格化する前に山手線と東京モノレールを乗り継ぎ羽田空港第2ターミナルへ到着。出発ロビーで朝食を摂ってから搭乗待合室へ入りました。


今回の機体はWi-Fiもなし。退屈なフライトになりそう...。
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 飛行機は定刻通りに離陸しましたが、今回のフライトは機材が古く、Wi-Fiが使えず不便でした。浜松の手前あたりまでは下も見えていたようですが、そこから先は雲上飛行になったようです。ルートは意外にも四国沖ではなく、瀬戸内海上空を通過して大分付近で左旋回、九州の東岸沿いを南下する形で目的地へとアプローチしていきました。


D滑走路から離陸し、横浜および沼津上空を通過。
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 やや大回りした感はありますが、鹿児島空港到着は時間通り。荷物をピックアップして外に出ると、妻の友人夫妻が出迎えてくれました。今日はクルマで桜島周辺を案内して頂けるとのこと。ありがたいことです。


鹿児島空港に向けてファイナルアプローチ中。無事に到着しました。
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 鹿児島空港から高速で南に下り、錦江湾の東岸を海沿いに南下して行きました。この日は雲がやや多かったものの、北側には遠く霧島連山が望めました。さらに南にはこれから向かう桜島が、山頂付近に雲がかかってはいたものの、大きな存在感を示していました。
 途中で「道の駅 たるみず」に立ち寄り、足湯を楽しむとともに昼食。ブリの海鮮丼を美味しく頂きました。ここは運がよければイルカの姿も見られるそうです。


北側から見た桜島。このアングルから見るのは初めてでした。
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桜島をバックに記念撮影してもらいました。昼食はブリの海鮮丼。
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 牛根大橋を渡って桜島に足を踏み入れると、錦江湾南側の景色が眼前に広がりました。天気も心配していたような崩れはなく、絶好の観光日和となり暑いほどでした。
 次に止まったのは有村溶岩展望所。溶岩台地の中で桜島を見上げる展望スポットです。眼前に昭和火口が見え、振り返れば錦江湾越しに遠く開聞岳まで見渡せました。


多くの観光客が訪れていました。


ここは溶岩台地の中から桜島の南側を見上げるスポットです。
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南側には錦江湾が広がります。遠くには開聞岳も見えました。
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 次はそのまま海岸沿いを進み、桜島フェリー乗り場を過ぎて時計回りに20分ほど走行。そこにあったのは大正3年の噴火で、火山灰に埋まった神社の鳥居。黒神埋没鳥居というそうです。自然の力は時に凄まじいものです。


これが災害の証人です。2メートルほど埋もれているとのこと。
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 再び海岸線沿いに半周戻り、今度は桜島フェリーで鹿児島市街地へ渡ります。私は九州ツーリング以来12年ぶりの乗船になります。わずか15分ほどの短い船旅ですが、後ろを振り返ると桜島が視界一杯に広がりました。


桜島フェリーで鹿児島市街地へ。振り返ると桜島の姿が!
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 上陸後、連れて行ってもらったのは城山展望所。ここは西南戦争終局の地として有名なところですが、市街地と錦江湾越しに桜島の姿が一望できる有名な景勝地です。


市街地と桜島が一望できます。


城山の麓には西郷さんが隠れたという洞穴が残っていました。

 最後にこの日に泊まるホテル近くの天文館通りまで送ってもらい、そこで別れることに。本当に色々とお世話になりました。感謝です。


天文館のアーケード通り。今回の宿はこの傍にあり、便利な立地でした。

 ホテルにチェックインしてから天文館のアーケード街に夕食に繰り出しました。特に当てはなかったのですが、アーケードの裏手にある食堂街に雰囲気の良さそうな「膳蔵」という居酒屋を発見したので入ってみました。残念ながら期待した黒豚系のメニューは品切れだったものの、さつまいもの天ぷらやら地鶏の唐揚げなど、地元の食材でお腹を満たせました。


アーケードのひとつ裏手に「グルメ通り」がありました。面白そうです。


その中の一つ「膳蔵」さんに入ってみることにしました。


黒豚は品切れだったのですが、地元の食材に舌鼓を打って満足しました。

 本日の行動はこれにて終了。宿泊したのは「レム鹿児島」という快適な睡眠(=寝具)を売りにするシティホテルです。さすがに疲れてもいたのか、二人ともこの日はぐっすりと眠れました。

 翌朝は8:15ごろに行動開始。ホテルで路面電車の一日乗車券を購入してから出掛けました。まず向かったのは城山公園近くにある西郷さんの銅像です。持参したレンズで写真に収めるには、ちょっと中途半端に遠いかな...。


西郷さんの銅像です。ちょっと距離があるので、撮影は微妙かも...?


人物と入れようとするとこうなってしまう。やや残念な立地です。

 この辺りには歴史のある建物も残っていて、なかなか絵になる被写体がありました。


中央公民館だそうです。立派な建物ですね。


その裏手にある建物ですが、今はレストランだそうです。

 さらに進んでいくと、石垣に西南戦争の際に刻まれた弾痕が残っており、往時を忍ばせます。


石垣に当時の銃弾の跡が残っていました。
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この石碑も歴史の重みを感じさせます。
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 鹿児島県歴史資料センター、黎明館の堀には巨大なハスの花が咲いていました。敷地内に入ってみると、大河ドラマで有名になった天璋院篤姫の像を発見。


堀の中はハスが生い茂っており、その中には巨大な花も見えました。


天璋院篤姫の像です。大河ドラマで一躍有名になりました。

 その奥には薩摩義士の碑がありました。明治維新を迎えるにあたっては、この地の人々も多くの血を流しています。


この地も明治維新においては多くの血が流れたところです。
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 次に城山への登り口から山手に入り、西郷さんの終焉の地を訪れました。この辺りは狭いエリアに色々と旧跡があるので、歩きで充分な観光が可能でした。


西郷さん終焉の地の石碑です。今は住宅街のど真ん中ですが...。

 今度は鹿児島本線に沿って、JR鹿児島駅へ。この辺りはなんだか昭和の雰囲気が色濃く残っていました。路面電車はここが始発駅、電車の発着を見ているだけでも楽しくなります。


なんだか昭和にタイムスリップしたようです。その奥に電停がありました。
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 次の予定を組んでいなかったので、ひとまず電車に乗って市街地を縦断してみることにしました。1系統「谷山行き」の乗ると、終着駅までは約40分ほどのようです。
 終点の谷山駅は屋根で覆われたプラットフォーム構造になっていて、本格的な駅舎でした。外には「日本最南端の電停」という標識が立っていました。


こちらが反対側の終点です。見ての通り立派な駅舎がありました。
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 谷山付近には特に見るべきものがなかったので、昼食を食べる予定のJR南鹿児島駅付近まで戻りました。ただ、目当ての店の開店にはまだ少し早かったので、周辺を散策。往来する路面電車や、JR枕崎線の軌道車を観察したりして時間を潰しました。
 昼食は「徳永食堂」というお店で、野菜尽くしのイタリアンコースを頂きました。売りである野菜は新鮮で味も濃く美味しかった。ベジタリアンの妻は感激していたようです。


JR南鹿児島駅から徒歩数分のところにある「徳永食堂」です。


とにかく野菜が新鮮で美味しかった。私はパスタ、妻はリゾットを頂きました。

 再び路面電車を使って市街地中心部へと戻って行きましたが、今度は途中の郡元電停で2系統「鹿児島駅前行き」電車に乗り換え、JR鹿児島中央駅前を経由して鹿児島駅方面へと向かいました。


これは面白い! パト電車ですね。


JR鹿児島中央駅前はかなり賑わっていました。

 水族館口電停で電車を降り、向かったのは桜島フェリーターミナルのさらに海側にあるかごしま水族館です。この日は午後から天気が崩れる予想だったので、雨でも楽しめるように予定に組み入れていたのです。結婚してから始めた水族館シリーズもついに10ヶ所目になりました。


桜島フェリーのターミナルの奥側にあるかごしま水族館にやってきました。

 中に入ってすぐにイルカのショーが始まったので、まずはそれを見物することに。二人ともカメラのシャッタースピード優先モードの扱いに馴れてきたのか、こういったショーでもそれなりの絵が撮れるようになってきました。


ちょうどイルカのショーが始まりました。こちらは妻の写真です。
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こちらは私です。今回は妻の方が決定的瞬間を上手く捉えていました。
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 その後、最初から順路伝いに巡っていきました。ここは最も大きい水槽に小ぶりなジンベイザメがおり、観客も少なかったので回遊する様子をゆっくり楽しめました。特に印象に残ったのは生まれたばかりの子ガメが一生懸命に泳いでいる様子でした。


イルカの親子とアザラシ。彼らは客に興味津々!?
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黒潮をテーマにした大水槽です。広さはさほどでもないですが、じっくり見られました。
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ここの売りはジンベイザメ。大きさは他の水族館よりは小さいようです。
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世界最大の淡水魚、ピラルク。こんなに大きいのです。
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私が執着していたのはカメの赤ちゃん。まるで飛んでいるようです。
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 この水族館、全体的にはコンパクトな展示でしたが、ツボは押さえているのでコストパフォーマンス的にはまずまずだった印象です。
 見学の途中にあった展望室で、桜島にかかっていた雲が薄くなっているのを発見。妻と相談して、もう一度桜島フェリーに乗ってみようという話になりました。フェリーは運賃が片道160円で15分間隔の運行なので、1時間少しあれば往復できます。隣の桟橋に向かいフェリーにそのまま乗船しました。すぐにスカイデッキに上がり、操舵室横から桜島を見上げます。このタイミングだけ山の稜線がはっきりと見えていて感激しました。


もう一度桜島に渡ることにしました。片道160円でSuicaも使えます。


完全に桜島から雲がとれました。絶好のチャンスです。
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近づくにつれて視界一杯に桜島が広がります。ちょっと楽しんでもみました。
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 桜島に着いて思いついたのが足湯の存在です。フェリー乗り場の隣に公園があり、そこに足湯が設けられているのを前日に聞いていたのです。歩いて向かうと10分ほどで公園に着きました。
 行ってみてその立地に感動。ウッドデッキの向こう、海越しに日没間近の鹿児島市街地が見渡せ、振り返れば桜島の雄大な姿が堪能できました。お湯も熱めで気持ち良かった。


足湯につかりながら夕方の景色を楽しみます。振り返ると桜島が!
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足湯はお湯が熱めでいい気持ち。20分ほど浸かると足の疲れが取れてきました。
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 20分ほど足湯に浸かり、歩きもかなり軽くなりました。再びフェリーターミナルまで戻り、鹿児島港行きのフェリーに乗り込みます。出港後すぐに暗くなって、街に灯りが点き始めました。海から見る市街地はやはりいい風情です。


再び鹿児島港行きのフェリーに乗り込みました。さよなら桜島。
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今回は桜島を様々な角度から見られました。夕暮れと同時に鹿児島港に着岸。
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 フェリーターミナルからみなと大通り公園を抜け、鹿児島市役所前に出てきました。ここもきれいにライトアップされていていい雰囲気でした。


市役所前は大きな通りになっており、ライトアップされていました。
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 市役所前から再び電車に乗り、中心街のいづろ通りに出てきました。そこで目にしたのは坂本龍馬とその妻であるお龍の像。日本の新婚旅行の走りと言われていますが、これを観光でここまで強く押し出すとは、薩摩恐るべし…。


唯一の百貨店である「山形屋」、趣のある建物です。


こんなところで龍馬に出会うとは!

 昼食がボリュームがあったので、夕食は少し軽めにしようと天文館にある地元のそば屋で済ませました。ただ、この後にお土産を買おうとしていたのですが、もう時間が遅くなってしまい店が閉まり始めました。そこでもう一度電車に乗り、鹿児島中央駅まで行ってお土産を調達することに。


鹿児島中央駅でお土産を調達。さあ、宿に帰りましょう。

 鹿児島中央駅は新幹線の終着駅なので、予想通りお土産店は充実していました。しばらく吟味の上、必要なものを購入して再び電停へ。路面電車で天文館通りまで帰り、宿へと戻りました。一日乗車券も充分元が取れました。また、昼から崩れるという予報だった天気が一日持ち堪えてくれたのは嬉しい誤算でした。

 最終日は帰るだけです。部屋の窓から夜明け直前に外を見てみると、桜島が見事なシルエットで浮かび上がっていました。結局、傘の出番はありませんでしたね。


桜島の向こうから太陽が昇ってきました。
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 8:45に宿を出て、徒歩1分のところにある天文館バス乗り場から鹿児島空港行きのバスに乗車。バスは鹿児島中央駅前を経由し、高速道路を利用してノンストップで空港まで走りました。


鹿児島市内からは高速バスを使って約1時間。それなりに距離はあります。

 カウンターで手荷物を預けた後、搭乗時間までかなり余裕があったので展望デッキへ。自分達の搭乗機が到着するまでそれぞれのカメラで飛行機の撮影を楽しみました。


展望デッキで飛行機の離着陸をカメラに収めました。


東京から我々の搭乗機が到着しました。搭乗待合室に入ります。

 搭乗待合室に入ったところANAラウンジを発見したので、そこでしばらく時間を潰してから搭乗。日曜昼の上り便ということで、座席にはかなり空きがありました。


座席はかなり空きがあり、機内はゆったりとした雰囲気でした。

 NH624は定刻より少し早くドアが閉まり出発。残念ながら北向きに離陸したので、桜島は短い間だけしか見えなかったようです。


今回は北側から離陸するらしい。旋回前にちょっとだけ桜島が見えたようです。
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もうすぐ日向灘です。宮崎上空を通過し土佐湾へ。
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 豊後水道を出ると飛行機は土佐湾沖を飛行。瞬間的でしたが室戸から高知の海岸線がきれいに見えたそうです。そこから先は雲上飛行でした。


室戸岬が見えた! その先には高知の海岸線が一瞬だけ見えました。
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こちらは串本の市街地と潮岬、はっきり見えています。


妻は雲上で虹のようなものを発見。どういう原理でしょうか?
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 この日は羽田付近の気流がいつもと違っていたようで、珍しくD滑走路への着陸でした。


市原の上空からD滑走路へアプローチ。着陸後にJALのA350XWBを見かけました。
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 おかげで定刻よりやや早くゲートまで到着しましたが、またも荷物が出てくるのに時間を要してバスを一本乗り逃しました。そのため14:00過ぎのバスで最寄りのターミナル駅へ。
 日曜日の昼間だけあって首都高も空いており、15:10ごろには終点のターミナル駅まで到着。そこから最寄り駅まで電車で移動し、15:40ごろ自宅に帰着。日没が早くなってきていて、このころにはもう日が西に傾いていました。

 さて、12年ぶりの鹿児島訪問でしたが、前回はツーリングの途中ということもあり、あまり名勝地も観光できていなかったことを改めて実感しました(バイクで走るのが楽しいので、それでも充分だった)。今回は水族館に加え、桜島をじっくり堪能できたのが良かった。また再訪したい場所になりました。

2019.09.15

横田基地 日米友好祭2019

 妻が「横田基地でイベントがあるので行きたい!」と以前からリクエストをしていたので、日曜日の午前中に行ってみることにしました。ここは在日米軍の基地なので、敷地内は「国外」の扱いとなります。久々の「出国」!?
 所在地は私の居住地から南に15kmほどのところにありますが、電車で行くと最低でも2回乗り換えが必要。ルートも狭山丘陵を大迂回することになり時間がかかります。そこで近隣までクルマで行くことにしました。
 まずは自宅からR16で南下、最寄り駅から2駅手前の昭島駅に隣接する「モリタウン」というショッピングセンターの駐車場にクルマを入れました。ここは8:30から開いており、総収容台数も2,200台あるので、朝一ならまず間違いなく停められます。そして昭島駅からJR青梅線に乗り青梅・奥多摩方面へ。本来なら牛浜駅が最も最寄りなのですが、小さい駅で大混雑するため、その手前の拝島駅から徒歩で向かうよう推奨されていました。
 拝島駅から基地入口の第5ゲートまではR16沿いに歩いて20分ほどかかりましたが、9:30にはゲートに入れました。入場するには写真つきの身分証明書が必要で、持物検査もありました。


JR拝島駅から徒歩20分程度で、開放されている第5ゲートに到着です。

 ゲートから5分ほど歩くとエプロンに到着。ここから会場ですが、さすがに敷地は圧巻の広さです。手前から奥の方に地上展示の航空機が並んでいたので、それらを順に見ていくことに。


ハンガーの奥には友好祭らしく両国の国旗が。中には屋台が並んでいました。


とにかく奥行きがあり、向こうの方には戦闘機が並んでいました。
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 機体はアメリカ空軍、海軍、海兵隊に加え、日本の陸海空自衛隊所属機も並んでおり、馴染み深い(?)入間基地からの参加機もありました。以下、興味を引かれた機体を紹介します。


今日の主役!? 輸送機C-130J スーパーハーキュリーズ。プロペラの形が特徴的です。
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 ここからは戦闘機群です。意外に近くまで寄れました。


F-16 ファイティング・ファルコン、日本のF-2の原型機です。
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こちらは航空自衛隊でもおなじみのF-15。2機並んで展示されていました。
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 個人的に見たかったのはF/A-18です。日本では見られる場所が限られるだけに、貴重な機会です。


個人的に一番の目当てだったのがF/A-18。よくこんなのを艦に載せて運用するな...。
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エンジン部分にカバーがかけられていたので型式はわかりませんでした。EA-18G?
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 その奥には航空自衛隊の機体も並んでいました。


こちらは日本独自のF-2、F-16と見た目は良く似ていますが、実際はかなり違うそうです。
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F-4 ファントムIIの偵察機仕様RF-4E、シャークマウスが特徴的です。
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 ここからは米軍の機体になります。最も目を引いたのは無人機「RQ-4 グローバルホーク」です。初めて実機を見たのですが、その印象は「意外に大きい」。しかも形状が一般的な航空機とは一線を画しており、かなり生理的に嫌悪感を持ってしまうような形状でした。


空中給油機KC-135 ストラトタンカー、旅客機のボーイング707とルーツが同じです。
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RQ-4 グローバルホーク、これが実際に飛んだら確かに不気味に思うはず。
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対潜哨戒機P-8 ポセイドン。こちらはボーイング737ベースです。


展示エリアから先にはCV-22 オスプレイが駐機していました。


こちらも旅客機ベースの空中給油機、KC-10です。

 航空自衛隊輸送機のC-1とC-2が並んで展示されていました。こうして見るとサイズの違いがわかります。両方ともカーゴベイが公開されていたので、C-2の内部を見てきました。ヘリ1機を運べるだけあってかなり広いです。


C-1とC-2が並んでいたので、機体サイズを比べることができました。


ドアの手前にいる人と比べてもらうと、大きさがわかると思います。
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カーゴルームを見学されてもらいました。天井が高く広々としています。
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 ここからは回転翼機のシリーズです。こちらも日米の機体が混在しています。


CH-53E スーパースタリオン? 回転翼機としては最大級の機体です。


攻撃ヘリコプターのAH-1Z ヴァイパー、米海兵隊だけで運用中。


AH-1Zと兄弟機の関係であるUH-1Y ヴェノム。改良に改良を重ねてきたモデルです。


陸自と空自のUH-60J ブラックホーク、テレビなどでもよく登場します。
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 最後はCV-22オスプレイです。これを一番手前に持ってきているあたりに、なにやら思惑があるのかも...?


CV-22 オスプレイはとにかくプロペラの存在感がすごいです。

 一通り見て周り終えたところでアナウンスがあり、輸送機が陸自の空挺部隊を乗せてデモンストレーションを行うとのこと。滑走路が見える位置まで行って見物してみることに。すると2機のC-130Jが並んで滑走路をタキシングしてきて、南端で反転し離陸していきました。20分後に再び戻ってくるとのこと。


2機のCH-130Jが並進してきて、滑走路端でUターンしました。
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テイクオフ! かなり短い離陸滑走で浮上していきました。

 しばらく待っていると、2機のC-130Jが滑走路上空を低空で飛び、空挺隊員を降下させていきました。


習志野の空挺団を降下させていくCH-130J。でも、なぜ陸自?
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秋空に浮かぶ落下傘。妻は見事にその情景を切り取りました(笑)。
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 会場では多くの出店があり、アメリカンサイズの食品(ピザ、ハンバーガーやケーキ、果てはステーキ!)を販売しており、多くの人がそちらに並んでいました。見ていると日本では目にしないようなドリンクもあり、なるほど「ここは日本ではない」というのを図らずも暗示しているのが印象的でした。
 一通り展示を楽しんだので、ここで撤収することに。帰りはJR牛浜駅から電車に乗り、再び昭島駅へ。牛浜駅近辺は歩道も含めて狭い道が多いので、確かに往路は使わない方が良さそう。昭島駅でちょうどお昼時を迎えたので、モリタウンで昼食を摂ってから自宅まで戻りました。帰路は交通規制のかかるR16ではなく多摩丘陵を越えて帰ってきましたが、その前後で渋滞があったので結構時間がかかりました。
 さてこのイベント、地上展示については日本で運用されていない航空機を間近で見られる点は良かったです。会場も広さに余裕があるので、じっくり見て回ることができました。ただ、実際の飛行を伴うデモンストレーションについては航空祭と比べて物足りなさを感じるものでした。一方で食を目当てに行くのもありかもしれません。

2019.09.07

タイヤの特性をつかめ! 群馬・長野ドライブ

 新品タイヤに交換したCR-Z。先日慣らし走行は終わっているのですが、もう少し特性も把握しておきたいということで、走りに出かけてきました。行先は秩父から神流川流域に出て、妙義山を経由して小諸まで。神流川沿いの低速コーナーが続くワインディングや、連続高速コーナーのある碓氷バイパス、急勾配の妙義山といった要素を入れたルーティングです。帰路は高速道路を走行するので、一通りの使い方は体験できるはずです。
 7:30ごろ自宅を出て、R299で秩父方面へ。飯能市で車線変更を失策ったので、市街地に入り込んだ影響で時間をロスしましたが、なんとかリカバリーしていつも通り高麗川を秩父方面に遡って行きます。大型のダンプに頭を押さえられ、燃費もなかなか延びず。ちょっと疲れてしまったので「道の駅 果樹公園あしがくぼ」で休憩。妻はいきなりここで生鮮野菜+みそポテトを購入。おいおい、旅はまだ始まったばかりなのに。
 秩父でR140に乗り換え、北に転進。ここではスローペースで走るトラックに行く手を遮られ、またも我慢。長瀞の先で小さな峠を越え、群馬県の神流川沿いに出ます。ここにある「道の駅 上州おにし」で二度目の休憩。


道の駅 上州おにしには廃校となった小学校の校舎が残されています。

 R462は小さいコーナーの連続するワインディング路です。路面はそれなりにいいのですが、やや狭いので運転には気を使いました。タイヤはクイックな反応を見せてくれるので、安心してイン側に切り込めます。R299に合流後はr45で下仁田へ山越え。下り坂では重力をうまく使って燃費を稼ぐようにしました。ただ、今日は峠越えが多く、標高をどんどん上げて行くのでなかなか前半の燃費は苦しくなります。
 少しだけR254を走り、r51、r196を経て妙義山へ向かいます。妻は碓氷を通るたびに、その特徴的な険しさを写真に収めていたので、今回立ち寄りました。峠にある駐車場からは、目前にその絶壁ぶりを楽しむことができます。


ここからでも妙義山の絶壁ぶりが観察できます。
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 そろそろ昼食時になるので、妙義山を下りてR18に入って少し先にある信越本線・横川駅前にある「おぎのや」で昼食。ここは上信越道の開通に伴い、関東と長野を結ぶメインルートからは外れているはずですが、多くの人で込み合っていました。テイクアウト窓口で「峠の釜めし」を買い、フードコートでの昼食です。長い歴史を持つ駅弁で、旅気分が盛り上がります。


ここに来たらやっぱり昼食はこれでしょう。発祥の地です。
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 昼食後はさらに西へ。碓氷バイパスを使って長野側に向かいました。ここはきつめの勾配を連続高速コーナーで駆け上がらねばなりません。ECONモードでは全く登れないので、NORMALモードで一定速をキープして走行。ここはステアリングの舵角が大きい上に速度が比較的高いので、タイヤに相応の負荷をかけられます。実際に走ってみると、思った以上に吸い付いてくれるいい感じでした。ただ、ここの路面も無料化されて以来、徐々に荒れ始めているようです。
 入山峠を越えて長野県側に入り、ここから小諸に向けてどんどん下って行くことで燃費も延びてきました。この時点で14:00に近くなったので、「道の駅 雷電くるみの里」で折り返すことに決定。ここでも妻は野菜を購入。そんなに買い込んで使い切れるのか?
 東部湯の丸ICから上信越道に入り帰途につきました。碓氷峠の下りではこれまで貯めた位置エネルギーを一気に開放して燃費がどんどん向上。まだ比較的早い時間だったので、混雑もなく埼玉へと戻ってきました。


碓氷軽井沢から松井田妙義までは急勾配で下っていきます。
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 途中、高坂SA付近ではスローダウンもあったものの、順調に狭山日高ICまで到達。いつものGSで給油し、近くのスーパーで買い物をしてから17:00過ぎに自宅に帰着。
 本日の走行は378km(うち一般道229.6km)。平均燃費は19.3km/Lでした。タイヤの特性を見るという目的は果たせました。

2019.08.18

夏休み帰省(復路編)

 夏休みも本日で終了。午後に高知を発つNH568で首都圏へと戻りました。空港に向かう途中で気づきましたが、空はうろこ雲でいっぱい。季節は確実に秋へと歩みを進めているようです。


搭乗便NH568も今回はB787でした。


まもなくテイクオフ! さよなら高知。
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手結の沖合を通過、室戸の東側海岸線までは景色が見えていました。
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 さて、フライトは東京湾上空で若干揺れたものの、定刻通りに羽田に到着しました。


あとはこんな具合で、あまり下の景色は見られなかったそうです。

 バス発車の時刻に対して定刻ベースで30分の余裕があったのですが、預けた手荷物が出てくるのが遅く、荷物をピックアップした段階で発車まで残り7分。荷物をひきずりながらもターミナルビル内を数百メートル走り、慌ただしくチケットを買ってなんとかバスに間に合いました。
 ただ、この苦労のおかげで18:30には最寄りターミナル駅まで戻ることができました。そこで夕食を摂った後に電車に乗り、最終的に19:40ごろ自宅に帰着。そこでちょうど雨が本格的に降り始めたので、まさに綱渡りの展開でした。

2019.08.17

欲しいものを求めて...

 両親とヨメ、4人で高知県西部に出かけてきました。まず向かったのは四万十町(旧窪川)、「仁井田米」というお米を購入するためです。
 我が家のお米は祖母の代からここで購入してきました。祖父が銀行員で窪川に暮らしていた際にここを知り、以後ずっとここから買うようにしてきたそうです。母もそれを引き継いたので、2代に渡ってお世話になっています。さらに我がヨメもここのお米を「美味しい!」と言ってくれたので、一度連れていっておこうと思った次第。今回は7kg購入したので、当面は美味しいご飯を食べさせてもらえそう(注:強い願望含む)。


我が家のお米は2代にわたってここで購入しています(写真は7年前のものです)。

 次は窪川からR381に入り、四万十川沿いに宇和島方面に走りました。途中にあった「道の駅 四万十大正」で持参したお弁当で昼食を摂り、さらに西へ。目的地は愛媛県から流れてくる広見川と四万十川本流が合流する江川崎にある「道の駅 よって!西土佐」です。2013年に当時の最高気温41.0℃を記録し、一躍有名になりました。
 さて、なぜここに来たかというと、Tシャツを買うためです。ヨメはここのTシャツのデザインがお気に入り。確かにデザインがよく、私も気になっていました。なかなか来れない場所なので、スペアとして2着購入。一つは私への誕生日プレゼントということです(笑)。


入口にある看板、下半分のデザインがいいですね。


下半分は広見川、上が四万十本流です。台風の影響でかなり濁っていました。

 ここで父から運転交代。来た道を再び戻って行きました。途中、母のリクエストにより「道の駅 四万十とうわ」に立ち寄って栗ソフトクリームに舌鼓。ここからはR381と高知道で一気に実家まで戻ってきました。
 高速のおかげで思っていたよりもずいぶんと早く戻ってこれました。

2019.08.16

路面電車の旅 2019

 台風も過ぎ去ったので、ヨメと一緒に出かけることにしました。先のGWでとさでん交通の路面電車の一日乗車券を購入していたので、それを使えば高知市の近郊全線を使って移動できます。
 まずは実家最寄りのJR駅から列車に乗り、高知駅へ。そこから路面電車の旅のスタートです。行く当ては特にないので、思いつきで行動することに。最初に思いついたのは「わんぱーくこうち」という動物園。ちょうど朝早い時間から開園していることがわかったので行ってみました。


遊具は一部有料ですが、入場は無料です。

 ここは動物の保護も行っています。最初に出迎えてくれたのはハヤブサ。羽を骨折して手術で金具を入れてつないでいますが、もう飛ぶことはできないそうです。トビは貫録があります。


ハヤブサはさすがに警戒しています。トビは悠然と佇んでいました。
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 小動物と触れあうコーナーは暑さで動物がバテるので休止状態。秋になれば再開するそうですが、確かにこの暑い中で毛皮を着ている彼らにとってはこの状況は過酷です。


ウサギは冷たい岩の下で涼み中。モルモットも朝からバテ気味に見えます。
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 この動物園、無料で入園できるのにライオンやトラ、ジャガー、ツキノワグマなどの猛獣からチンバンジー、サーバルキャットなど展示はかなり充実していました。これはおトクな施設です。


珍しい白いタヌキ。さすがにこの暑さでは出てくる元気なし。

 鳥類も充実しています。屋内・屋外両方に展示があり、気候に応じて場所があてがわれているようです。中でも目を引いたのはオニオオハシ。餌のキャベツを食いちぎって食べ、枝から枝へと舞う姿は活動的でした。また、二つ隣にはアカショウビンがいましたが、インドで見たアオショウビンに対して色だけが違うような印象。どうやって種類が別れて行くんでしょうね?


活動的だったオニオオハシ。アカショウビンは本当にアオショウビンの色違いです。
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 見どころはその間にいた「ヤイロチョウ」です。高知県の鳥にも指定されていますが、警戒心が強いので姿を見せることはほとんどないとのこと。最大の特徴はその羽の美しさです。30分ほど二人で観察していたのですが、その間にはただ一度だけ羽を広げて身震いする際に青緑の美しい羽根の色を見せてくれました(残念ながら写真には収められませんでした)。


これがヤイロチョウです。サイズはスズメより二回りほど大きいぐらい。
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時々片足を上げて身体中をつつきます。わずかに羽の色が見えています。
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 2時間ほど楽しんでから、今度は3路線が交差するはりまや橋電停まで戻ってきました。少し早いですがお昼にすることに。中央公園に面した地場産品ショップ「てんこす」内のカフェで昼食を摂りました。リーズナブルですがなかなか美味しかった。
 次は東へと向かうことにしました。はりまや橋電停から電車に乗り郊外へ。文殊通で電車を乗り換え、さらに東へと移動しました。降りたのは鹿児電停です。この近くに「鹿児神社」という神社があるらしいので降りてみました。電停から少し歩くと長い階段があり、その上に社が見えていました。上がってみるとそこがちょうど切り通しのようになっていて、さわやかな風が吹き抜けていて気持ちよかった。何があるわけではないのですが、ちょっとほっとできる場所でした。


電車軌道のすぐ先に鳥居と上り口があり、風情がありました。

 次はさらに東へ。最終的に終点の後免電停まで到着しました。ここで一息入れようと喫茶店を探してみたのですが駅前にはあまりゆっくりできそうなところがありません。そこでここから西へ向けて戻って行くことに。
 次の電車を待っていると、やってきたのは2018年に導入された3000系という最新型の低床型連結車両。広島などで走っているものと同類のようです。なるほど最新型らしく滑らかな走りでした。
 鏡川橋電停で電車を乗り換え、さらに西へ。向かうのは西の終点、伊野電停です。ここで一息入れようと、紙の博物館に隣接するカフェに行ってみたのですが、残念ながらこの日は休み。仕方がないので近くのスーパーで飲み物を買いベンチで休憩。電停に戻って行きました。
 その途中に階段があり、その先に「琴平神社」という神社があったので立ち寄ってみました。きつい階段を上って振り返ると、いの町の市街地が一望できます。さらに社の先から西を見ると、仁淀川の流れまで見えました。これはなかなかの穴場でした。


階段を上って振り返ると、市街地の先に大きな橋が何本も見えました。


こちらが西方面、仁淀川の川面の煌めきまで見えました。

 伊野電停から再び電車で中央市街地へ。大橋通電停で電車を降り、帯屋町アーケードを歩いて食事ができそうな店を探しました。ところが金曜日なせいか、定評のある店はことごとく予約や満席。仕方がないので老舗のそば屋さんで夕食となりました。
 さすがに疲れてしまったので、行動はここで切り上げ。バスの停留所へ行ってみるとちょうど我々の実家方面行きのバスが来たので、それに乗って帰りました。
 お互いに初めて見たものも多かったはずですが、思い返すとなんだか微妙な旅だったな...。

2019.08.10

夏休み帰省(往路編)

 今夏も帰省しました。朝はゆっくりめのスタートにしたかったので、午後便のNH565を選択。逆算すると9:40に最寄りのターミナル駅発の空港連絡バスに乗ればいいということで、9:00に自宅を出て電車に乗ることにしました。
 バス乗り場では「只今の到着遅れ60分」と運行情報が出ていましたが、バス到着時刻と飛行機発時間の余裕を2時間取ってあったので、この程度ならば大丈夫。おそらくはアクアラインからの渋滞が首都高湾岸線に延びてきていると思われますが、それも今からの時間帯なら解消方向のはずと判断し、そのまま乗車。
 中央環状線から湾岸線に入ってみると確かに混雑はしていましたが、渋滞というほどではなく、結果的にぼぼ定刻に近い時間に第2ターミナルまで到着することができました。
 さすがに帰省ラッシュとあって、ターミナル内は人・人・人...で大混雑。昼食を出発ロビーのレストランで摂ろうと思っていましたが、どこも行列だったので諦めてANA LOUNGEに入って食事をすることに。PREMIUM CHECK-INカウンターで手荷物を預け、搭乗待合室へと入りました。ところがここで昼食を買おうとしたところ、大行列に並ぶ羽目になりました。


こちらが搭乗便NH565、普段はB767での運行ですが、夏休み期間はB787に変更。

 飛行機は予定通りに出発。珍しくRW16Rからの離陸でした。また、久しぶりに乗ったB787の乗り心地は快適そのものでした。


A滑走路から南向きに離陸、D滑走路上空を横切ります。
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房総半島上空に出てから進路を西へ。珍しい景色も見られました。
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 この日は珍しく高知空港にRW34(北側)からのアプローチでした。珍しいルートになり、上空から空港の姿がはっきり見えたのが面白かった。


今回は南側からではなく北側から着陸するらしい。海がきれいです。
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香長平野とその向こうの高知市街地が一望できました。
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 さあ、いよいよ夏休みのスタートです。

2019.07.27-07.29

みちのくドライブ旅 2019

 今年も7月末の3連休がやってきました。事情が許せば有休をつけて4連休にしたいところでしたが、仕事のイベントが重なってしまい休めず。結局2泊3日の行程でスケジュールを組みました。気になるのは直前に発生した台風6号の動きでしたが、大雨になりそうなのは関東までということで、旅への影響は少なそうです。

 土曜日の5:30に自宅を出発。雨は止んではいたものの、すぐにまた降り出してきそうな空模様でした。いつも通り圏央道・入間ICから高速に入り東へ。鶴ヶ島JCTから関越道に乗り換えて北上を開始。今回は日本海側を北上していくルートを選択しました。藤岡JCT・高崎JCTを過ぎると交通量は減少し走りやすくなってきます。渋川伊香保ICの先からは山岳区間へ入りますが、関越トンネルに向かってずっと登りが続くため、燃費は悪化傾向。


早朝に出発、なんとか台風の影響は避けられそうです。
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 関越トンネルを抜けると、新潟県側は晴れていました。これなら景色もそれなりに楽しめそうです。出発から2時間ちょっとで越後川口SAに到達し、ここで朝食休憩にしました。この辺りまで来てしまえば、ひどく混みあうこともないはずなので、余裕を持った行動が可能になります。


関越トンネルを抜けて新潟県に入ると晴れていました。
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まもなく越後川口SAに到着、朝食にします。

 越後川口SAを出発し、長岡JCTで北陸道に移行。ここから越後平野をずっと走っていきますが、思っていたよりは交通量が多く、ペースはなかなか上がりませんでした。新潟中央JCTからは日東道と名前が変わり、新潟空港ICの先からは対面通行区間になります。このため速度がやや落ちたことで、燃費もやや回復してきました。
 日東道はまだ全線開通していません。暫定終点の少し手前にある荒川胎内ICで高速を降り、接続道路を海側へと向かいました。突き当りがR345とのT字路で、ここを右折して海沿いに北上していきます。村上市街地では道が入り組んでいて走りにくかったのですが、抜けてしまえば絶好のシーサイド・ドライブコース。左手に海を見ながら、快調に走行を続けます。
 R345はやがて幹線国道のR7に合流しますが、その中間にあるのが名勝・笹川流れです。ここは海にせり出した巨岩を縫うように走るところ。「道の駅 笹川流れ」にクルマを止め、展望台に上がってそこからの景色を楽しんでみました。やや曇ってはいたものの、対岸にある粟島、遠くは佐渡の島影まで見通せました。


笹川流れにやってきました。沖合にある粟島の姿もはっきり見えました。
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こういう岩場を走っていきます。交通量も比較的少ない。
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 R7に入ってからは道幅も線形も良いのでペースが上がり、ここまでの一般道走行で燃費もだいぶん回復してきました。次の目的地はクラゲの展示で有名な「鶴岡市立加茂水族館」。先日テレビ番組で「復活した水族館」として紹介されたところで、クラゲ好きの妻の強い希望で予定に組み入れたのです。そこに向かうべくr50に入ったところ、正面遠くに鳥海山の姿を発見しました。山頂部にやや雲がかかっているものの、巨大な山体が見えていました。驚いたことに、この時期でもまだ雪が残っているようです。


海に出ると遠くに鳥海山の姿が見えました!
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 そこから少し走ったところに加茂水族館があります。夏休み中の週末だけにまずまず混んでましたが、待ち時間なく駐車場に入れることができました。クラゲ好きの嫁は大喜びです。


クラゲで有名な加茂水族館にやってきました。嫁、大興奮。
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 この水族館、大きな海獣の種類は少ないものの、クラゲの展示は今までに見たことのない圧倒的なものでした。見せ方も工夫されていてきれいです。全体の展示スペースは決して広いわけではないので、1時間ほどで充分に見て回ることができました。


多種多様なクラゲの展示、生き物を美しく見せていました。
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 さて、嫁の希望は果たせたので今度は私のお楽しみです。R112で庄内空港まで行き、庄内空港ICから再び日東道に乗り北上します。現在、山形県内では酒田港の近くまで開通しており、酒田市街を迂回しつつ鳥海山の登り口近くまでショートカットすることが可能。走行中は正面に美しい山の姿を拝めました。


だんだんと鳥海山に近づいてきました。なんとまだ雪が残っています。
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 暫定終点の酒田みなとICで高速を降り、再びR7へと戻ります。ここのロードサイドにあるGSで1回目の給油を行いました。そしていよいよこの日3つめのハイライト、鳥海ブルーラインへと入ります。7年ぶりの再訪ですが、鳥海山の西側を登るこのルートは路面もよく、林の中を抜けていく絶好のワインディング・コースです。CR-ZをSPORTモードに入れて、きつい坂道を一気に駆け上っていきました。標高1,000m付近にあるのが太平山荘で、ここの対面にある展望台から見る山形県側の景色は絶景なのです。しかもこの日は晴れで、すばらしい景色を楽しめました。嫁も大絶賛です。


私の最も好きな場所の一つである展望台です。
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ここから見る眺めは最高なのです。晴れてよかった。
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ここは登山の起点となる山荘です。
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 太平山荘を過ぎると秋田県に入ります。秋田県側にあるのは鉾立山荘で、ここからは北側に秋田県側の景色を見られます。夕日で有名な象潟や、丘の上にある風車群、目前に横たわる深い谷などを眺めることができました。


こちらは象潟・にかほ・由利本荘方面です。
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すぐ傍には深い谷が横たわっています。


遥か谷底には渓流、その途中には雪庇が残っていました。
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縦構図だと雄大さが出しやすい。中腹にも雪が残っていました。
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 鉾立山荘からの下りでは、まるで日本海にダイブしていくようなワインディングを楽しめます。こちらは眺めがいいので、ぐいぐい走るというよりはのんびり景色の変化を楽しんでいきたい道です。


秋田側の下りはまるで海に降りていくようです。
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 鳥海ブルーラインは象潟でR7と合流して終わりです。途中には日東道・象潟ICへのアクセス道路ができていて整備されていました。まだ時間も早かったので、「道の駅 象潟」で日本海の風景を楽しみつつ、アイスを食べてクールダウン。確かにここからの日没風景は美しかろう。


何も遮るものがない水平線、確かに夕日は美しいことでしょう。
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 再び走り始め、この日の宿泊地である由利本荘市街地に到着、宿に入りました。この日の宿は「ホテルアイリス」さん、偶然ですが、昨年田沢湖で宿泊した「ロッジアイリス」さんと同じグループだそうです。1日目の走行は549.5km(うち一般道195.6km)。距離は控えめですが、一般道も長かったのでかなり疲れました。


この日の宿は「ホテルアイリス」さん、駅からはちょっと離れています。


7階の客室からは鳥海山が正面に見えていました。

 昼食が早かったこともあり、少し早めに夕食を摂ることにしました。ただ、疲労でお店を探して彷徨うという気にはなれなかったので、宿の近くにある「清吉そばや」という有名なラーメン屋さんに入りました。さっぱりはしていましたが、病みつきになるというほどではないかなあ。


こちらが「清吉そば」のラーメン、さっぱりはしていますが...。

 さて、実はこの日は「本荘川まつり花火大会」の開催日でした。宿の近くを流れる子吉川の河川敷で、6,000発の規模で行われるそうです。そこで打ち上げ会場の方へ向かってみると、大勢の人が公園の芝生の上にシートを敷いて場所取りをしていました。我々も持参したレジャーシートを使い、立ち入り禁止エリアに近いところに場所を確保。


人の流れに乗って子吉川の河川敷にやってきました。


花火に備えて場所を確保します。陽が暮れてきました。
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 開始までまだ1時間半ほどありましたが、それを待つ間にも刻々と変わる空の色を見ていると飽きることがありませんでした。オレンジ色に染まった雲の脇に、虹の一部が見えていました。


美しい日没風景、振り返るとオレンジ色の雲が!
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 19:30から花火の打ち上げが始まりましたが、ほぼ真下で見る花火は迫力満点。カメラ+三脚を持参していたので、様々な種類の花火を捉えることに成功しました。混雑感もそれほどではなく、じっくり楽しめました。


いよいよ花火大会の始まりです!


近くで見る花火は大迫力でした。
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終盤に向けどんどん盛り上がっていきます。
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 21:00に大会が終わったので、ホテルへと戻ってこの日の行動は終了です。盛り沢山の内容になって正直疲れましたが、見所の多い一日でした。

 2日目は6:00起床。7:00から最上階のレストランで朝食です。ここからの眺めは非常によくて、朝食はメニューも豊富で美味しい。たっぷり頂きました。


最上階からは由利本荘市街地や、海沿いの風車群が見られました。

 8:30にチェックアウトし出発。まずはR108で湯沢方面へ向かいます。低い山の谷間に広がる水田の中を走っていくルートですが、東北の幹線国道は道幅も広く走りやすい。このため峠越えで踏み込み過ぎなければ燃費も延ばせます。ただ、天気はあまりよくなく、今にも泣きそうな空でした。この後の行動がちょっと心配です。


鳥海山がちょこっとだけ見えていました。天気は微妙です。

 10:00ごろにR13と合流、近くにあった「道の駅 おがち」で休憩しました。ここも以前に来たことがあります。そろそろお土産も物色し始めました。
 まだ計画よりも時間が少し早かったので、目的地へは少し遠回りをして向かうことに。そのままR13で湯沢市へ向かい、そこからR398で稲庭へとアプローチしました。目的は本場本元の「稲庭うどん」を食べるためです。今回行ったのは「佐藤養助 総本店」さん。有名なお店で、事前に予約すれば工場も見学させてもらえるそうです。11:00開店と聞いていたのですが、この日は10:00には開いていたらしく、既に大勢の人がお店に入っていました。ただ、幸いなことにまだ待ち時間なしでテーブルにつくことができました。


稲庭うどんの本家と言える「佐藤養助 総本店」にやってきました。

 醤油だれとごまだれを両方試せる「二味せいろ」を頼んでみましたが、味と舌触りは絶品でした。麵は表面がツルツルしていますがコシも残っていて、吸い応えがあります。ごまだれは濃厚でいい香りがする反面、醤油だれはさっぱりしていて食べやすい。これまで「うどんは讃岐に限る」と思っていましたが、本物の稲庭うどんを食べて考えを改めさせられました。


醤油だれとごまだれを両方試したかったので、「二味せいろ」にしてみました。

 お腹を満たしたあとは、さらにドライブを続けます。今度はお店からr307とr51を乗り継ぎ、低い峠を越えてR13へと戻りました。須川ICから東北中央道の無料区間に乗り、有料区間が始まる横手ICまでワープ。距離は短いもののさらに行動時間を稼ぎます。その後もR13をどんどん北上しました。この道は途中で秋田にむけて西へと進路を変えますが、その前にr11で田沢湖方面へと進路変更。この道も交通量・信号が少ないので、快調に距離を減らすことができました。


一面グリーンの中を、さらに北上していきました。
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 次の目的地、角館には13:30過ぎに到着。ここの見どころは武家屋敷です。市内を流れる桧木内川のほとりにある武家屋敷は、まるでそこだけがタイムスリップしてきたかのよう。嫁が古い建築物が大好きなので連れてきました。


角館の武家屋敷にやってきました。私は三度目の来訪です。


こういったものが二区画まるまる残っています。すごいです。
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暑い盛りではありますが、少し秋の気配も見られました。
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 ただ、天気が気まぐれで雨が降ったり止んだりの繰り返し。一方でこの辺りは巨大な樹木が多く、激しく雨が降ってもその直下ならほとんど濡れませんでした。


おっと、向こうから雨が近づいてきました。退避しなくては。
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数分で雨は通過しましたが、むっとするような湿気が残りました。有名な枝垂れ桜は大きい!
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 ここで一般公開されている屋敷は6件で、その内最も古いという「石黒家」に入ってみました。有料ですが貴重な欄間など、見るべきものも多かったです。


6軒中2軒の見学は有料です。最も古い「石黒家」に入ってみました。


中の造りを解説してくれた後は、写真撮影と展示品の鑑賞でした。

 お土産をいくつか購入してから、駐車場の近くにあったカフェで休憩しました。雑貨屋さんでもありますが、昼下がりにのんびり濃厚なコーヒーを飲むというのも一興です。


駐車場から武家屋敷の間にあったカフェ。嫁はこういうのが大好きです。
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 クルマに戻る前に、桧木内川の堤防の上にある並木道にいってみました。真冬に訪れて雪深い写真を撮った記憶があります。今はグリーン一色ですが、その雰囲気もまたいい。ここは春夏秋冬、様々な色が楽しめるようです。


川沿いに植えられているサクラ、ここは桜の名所です。


冬は深い雪がありましたが、今はグリーンのトンネルです。
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 まだ15:30近くでしたが、天気が不安定なこともあり、ここで行動を切り上げることにしました。再びr11で来た道を戻ります。その途中で、巨木群の中に建てられた小さな木製の鳥居が目に入りました。あまり目にしないものだったので立ち寄ってみることに。


往路で目をつけていましたが、ちょっと気になるので寄ってみることにしました。
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 その正体は「水神社」という神社でした。実はここの御神体が、秋田県唯一の国宝である「線刻千手観音等鏡像」というもの。実物は一年に一度だけ公開されるそうです。また、ここにある杉は約350年前に植えられた古樹らしい。


巨木に覆われた空間。中は蜩の鳴き声がこだましていました。
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こちらが本堂ですが、ご神体は隣の保管庫に納められているそうです。
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 水神社の先で左手に入り、ゆるやかな傾斜を上がっていったところにこの日の宿「奥羽山荘」があります。私はここも7年ぶりの再訪。私は到着後すぐに温泉に入ってまったり。妻は「バードウォッチングに行く!」と言って部屋を飛び出していきました(笑)。
 夕食は豪華でした。嫁が肉魚が苦手なので、山の幸中心に蕎麦を加えた夕食コースを頼んでおきました。さらに嬉しいことにきりたんぽ鍋もついていて、地元の食材メインの構成になっていたのは嬉しかった。私は田沢湖ビール「ピルスナー」「アルト」を頂いてすっかりほろ酔いになりました。


きりたんぽ鍋がうれしかった。山菜中心で、嫁も苦手なものが少ないメニューでした。
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蕎麦は自分でおろした山葵と一緒にいただきます。田沢湖ビールも美味でした。

 夕食後、さらにもう一度露天風呂に浸かってこの日の行動は終了です。この日の走行は193.5*km(うち一般道183.9km)でした。

 最終日は6:00に起床。この時間から朝風呂が開くので、私はさっそく浴場に行って一風呂浴びてきました。今日は一日クルマに乗りっぱなしになるので、しっかり背中と腰を伸ばしておきます。朝食は7:00から。シンプルメニューながら、小さな釜による炊きたてご飯が美味しかった。


朝食です。今日は走り詰めになるので、しっかり食べておきましょう。


シンプルですが釜で炊かれたごはんが美味しそう。

 出発は8:30に決定。予報では特に午後から天気が不安定になるとのことで、最大の懸案は途中にある栃木県那須地方です。ここはゲリラ豪雨の多いところで、過去にバイクツーリングの帰路で経験したこともありますが、ひどい時には前が見えなくなるほどになります。夕方に近づくほど危険度は増すので、寄り道をせずに帰ることにしました。


奥羽山荘の全景。山のすぐそばで、とても静かなのが私は気に入っています。
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 帰路はナビによれば自宅まで563kmの表示。宿を出て最初の辻を左折し南下を開始しました。この道は「みずほの里ロード」という名前で、ルートが途中で折れるなどトリッキーな面はありますが、横手市まで延びていることを下調べで知っていました。片側1車線で路面は傷んでおらず、所々で小さな峠はありますがゆるいカーブが連続する走りやすい道でした。


みずほの里ロードを横手に向かって走行中。天気はまずまずです。
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 高速に乗れる横手までは約30kmほどですが、信号がほとんどないおかげで9:00過ぎには市街地に到達。予定通り横手ICから秋田道に乗りました。
 秋田道はほとんどの区間が対面通行です。ただ、路肩は比較的広く取られているおかげで、さほど圧迫感はありませんでした。出発からちょうど1時間、山間部の途中にある錦秋湖PAで給油し、この日最初の休憩です。ここは眺めがいいはずだったのですが、最近熊が出没するらしく展望台付近が閉鎖されていました。ちょっと残念。
 錦秋湖PAを出て連続トンネル区間を過ぎ、岩手県に入ると道は北上市に向かって高度を下げていきます。北上JCTで東北道に合流し、南下を始めました。
 東北道は所々でメンテナンスのための車線規制が行われていたので走りにくかったのですが、混雑はそれほどでもなく順調に距離を消化しました。11:00前には東北道中間地点を通過。


まだ11:00前ですが、東北道中間点を通過しました。意外に早く着けそうです。

 11:30ごろ、昼食を摂るつもりだった福島近郊の吾妻PAに寄ったのですが、駐車場が満杯だったのでトイレ休憩だけにして出発しました。12:00過ぎに郡山JCTの南側にある安積PAでストップ。結果的に2時間を大きく超えて連続走行してしまいました。
 ここから自宅までは200kmちょっとなので、走り慣れたエリアではあります。しかし、不安は的中しました。栃木県に入ると空がどんどん暗くなり、那須高原SAから矢板IC付近までは雨中走行になりました。しかも時々激しく降り、高機能舗装でなく排水性の悪いところでは前を走る大型車のウォータースクリーンで前が見えなくなるほど。幸いそういう状況は長続きはしなかったので、ややペースダウンしたものの無事に危険地帯を抜けることができました。


福島県まではいい天気が続いていましたが...栃木県に入った途端にどす黒い雲が...。
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 そのまま一気に自宅まで走り続けるつもりでしたが、埼玉県に入ったところにある羽生PAでもう一度トイレ休憩をしてから最終スティントへ。久喜白岡JCTからは圏央道で西に転じます。こちらはクルマは多かったものの流れは悪くなく、高速を降りる狭山日高ICまで順調に戻ってこれました。


圏央道分岐、久喜白岡JCTまで戻ってきました。ここまで来ればもう帰ったも同然です。

 いつものGSで満タンに戻してから自宅に向かい、15:30過ぎに無事到着することができました。この日の走行は571.1km(うち一般道46.3km)でした。

 今回の旅、景色は笹川流れと鳥海山、見どころは加茂水族館と角館武家屋敷、グルメは本物の稲庭うどん、イベントは本荘川まつり花火大会と、結果的ではありますがそれなりにバランスは取れました。3日間の総走行距離は1314.1km(うち一般道425.8km)。例年よりかなり少なくなりました。


今回のルート、距離は控えめなのですが、意外に疲れました。

 2泊3日ということで、例年のように青森までは足を延ばさず距離を抑えたはずでしたが、それでも実際のところ結構疲れました。今年の長梅雨で体調がいまひとつだったところはあるものの、体力的にも余裕がなくなってきている気がします。

2019.07.13

フォトジェニックな場所を求めて

 世の中一般は三連休のようですが、私は残念ながらただの週末。さらに雨がひどくならないのは土曜日だけということだったので出かけてきました。今回の行き先は長野県、クルマを動かしておきたいのと、フォトジェニックな場所を求めてのドライブです。
 6:00前に自宅を出て、入間ICより圏央道に乗ってまずは南下。八王子JCTから中央道に乗るつもりでした。ところがその手前から既に渋滞が始まり、圏央道本線にまで車列が伸びてきたのを見て作戦変更。高尾ICまで圏央道でそのまま進み、R20甲州街道で西を目指しました。神奈川県の山越え区間はハードなワインディングです。
 次の相模湖ICからは流れ始めていたので、そこから高速走行に復帰。さらに西に進みます。
 8:00前に最初の休憩地点の双葉SAに到着しました。ここで朝食を摂りました。天気が悪かったので展望は期待していなかったのですが、雲の間から富士山の頂上付近だけが見えていました。


天気が悪いので期待していませんでしたが、あれは富士山の頂上です。
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 双葉SAを出発すると中央道は一気に高度を上げ、標高1,000mを超える最高地点まできつい登りが続きます。ここではNORMALモードで踏み込んで駆け上がったので、インパネに表示される平均燃費は一気に悪化してしまいました。しかし今日は今後の走行ルートを考えると、燃費についてはどうしようもありません。諏訪南ICで高速を降り、今度は蓼科方面に向けて北上していきました。このあたりはまずまずの天気でした。


八ヶ岳の西山麓を進みます。このあたりはいい天気、久しぶりに太陽を見ました。
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道はよく整備されていて走りやすい。もうすぐ目的地です。

 R299メルヘン街道の一つ南の道を登っていったところに、今回の目的地「御射鹿池」という場所があります。実は単なる農業用水の溜め池ですが、日本画家、東山 魁夷の有名作品のモチーフとなり、最近ではSHARPのテレビ「AQUOS」のCMで用いられて有名になった場所です。


こちらが紹介パネル、紅葉の時も美しくなるようです。


こちらが全景、一見何の変哲もない溜め池のようなのですが...。


ともかくも記念撮影。ただ、これだけ見ても伝わりませんね。

 実はその特徴は水面にあります。樹木の姿が滑らかな水面に映り込んで、まるで鏡のように見えるのです。水の緑色に木々のグリーンが被さり、何とも言えない不思議な色合いが現れるのです。


とにかくグリーンがきれい。酸性が強く魚もいないので、水面がほとんど乱れません。
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 レンズに装着するPLフィルターを持参していたので、水面の反射を抑えて写真を撮ることができました。


PLフィルターのおかげで印象的な絵を撮ることができました。
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 次に訪れたのはメルヘン街道沿いの横谷渓谷です。入口にクルマを停めて数分歩いたところに下り口があり、その階段の先に豪快な滝が姿を見せました。「乙女滝」というそうです。下の写真の場所でも水飛沫が飛んでくるほどの大迫力でした。
 ここではNDフィルターを使って流れを溶かして楽しみました。


大迫力!この場所でも水飛沫がかかるほどの水量です。


見た目の印象はこんな感じですが、流れを溶かしてみると流線が浮かび上がりました。
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 昼が近づいてきたので、ここから戻っていくことにしました。R299で麦草峠を越えて佐久穂側へ。もう燃費を気にするのは止め、SPORTモードでどんどん踏んでいきました。途中からr480に入り、小海町方面へ。
 中腹には「八峰(ヤッホー)の湯」という日帰り温泉施設があり、ここで一風呂浴びて食事をすることに。天気が良ければ八ヶ岳の山並みが眺められるのですが、この日は残念ながら雲の中です。それでも露天風呂でひんやりした空気の中で身体を暖められるのは最高の気分です。
 さて、ここではツバメが子育てしているところを発見。カメラにその姿を収めました。ちょうど給餌の瞬間まで捉えられたので、面白い写真がたくさん撮れました。


餌を運んできてくれる親を待つ子ツバメ。かなり接近して撮影できました。
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 まだ14:00でしたが、前夜の飲み会で睡眠時間がいつもより短かったこともあり、ここで行動を切り上げることにしました。山を下りてR141で佐久市方面に北上していきます。幸い、佐久穂ICまでは中部横断道が対面通行ながら開通しているので、それを使うことで短い時間で佐久市街地まで出ることができます。
 ところが高速に乗ったところで眠気が出てきたので、これはマズイということで途中にある道の駅に立ち寄ることにしました。30分ほど道の駅の駐車場で仮眠。時間は短かったのですが、かなりすっきりしたので、15:00過ぎに再出発しました。
 そこからはもう高速で帰るだけです。途中、碓氷峠を降りたところにある横川SAで夕食用に「峠の釜飯し」を購入した他はノンストップで走行。狭山日高IC近くで給油、自宅近くのスーパーで買い物をして、結局18:00ごろに帰宅することができました。
 本日の走行は410.1km(うち一般道117km) 、平均燃費は18.1km/Lでした。山登りで相当踏み込んだので、いつもよりかなり燃費も悪くなりました。

2019.07.07

新型特急Laviewに乗りに、秩父へ行こう!

 この週末は天気がすっきりしませんでした。ただ、家に閉じこもってもすることはないので、雨でも楽しめるイベントを探したのですが、残念ながら楽しめそうなものはなし。そこで天気が悪いのを逆手にとり、かねてから気になっていた西武鉄道の新型特急に乗りに行くことにしました。
 11:00過ぎに自宅を出て、最寄り駅から西武池袋線の電車に乗車。飯能方面に向かいます。


まずは普通電車に乗って飯能駅へと向かいます。

 西武池袋線・秩父線は普通電車の場合、運転系統が一部を除いて飯能駅で分割されているため、ここで乗り換えになります。終点の西武秩父駅には12:33に到着しました。


出発から約1時間で西武秩父駅に到着しました。所要時間はクルマと同じ?

 西武秩父駅には西武鉄道の温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」が併設されており、土産物や秩父名物を主体にしたフードコートがあります。おかげでそれぞれ好みの物が食べられるのがありがたい。妻はそば、私はわらじかつ丼でしっかり腹ごなしです。


「西武秩父駅前温泉 祭の湯」にて。それぞれに好きなものを食べられるのでありがたい。

 さあ、いよいよ目的の新型特急車両「Laview」への乗車です。


いよいよ乗車です。池袋駅までの所要時間は1時間20分ほど。


シルバー1色の清潔感あるデザイン。客室窓の大きさが特徴的。

 西武秩父・西武池袋線「特急 ちちぶ28号 池袋行き」西武秩父 13:25 → 池袋 14:44

 新型特急はさすがに快適でした。乗り心地も車窓も最高です。山岳区間では高架で谷をまたぐ部分も多いのですが、膝下まで窓が伸びているので下を見るようなところでは迫力満点です。
 列車は飯能駅でスイッチバックし、進行方向が変わります。ここからは市街地を走り抜けますが、カーブの少ないこの区間では揺れもほとんどなく、とにかく乗り心地がいい。さすがに最新型です。


シートも座り心地がいい。全席コンセント付きで、ヘッドレストの位置が合わせられるのがうれしいポイント。

 列車は定刻通りに西武池袋駅に到着。西武秩父駅では雨が降っていて車両前面の写真が撮れなかったので、ここでホーム後方に回り込んで撮影。やっぱり外観はかなり個性的な車両です。


池袋駅に到着。1時間ちょっとの「小さな旅」を楽しめました。
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 池袋でコーヒー豆を買い、再び電車に乗り込んで最寄り駅へ。16:30ごろに自宅まで戻りました。普段生活で使っている路線を完乗しただけではありますが、やはり指定券を買って全区間乗車すると小さな旅気分が味わえます。低予算のお手軽旅ではありますが、楽しい体験ができました。

2019.06.22-06.24

日本最北の動物園へゆく

 月末から海外出張の予定だったのですが、それがキャンセルになったので特典航空券で出掛けることにしました。とはいえ直前に手配をかけようとしてもいい切符は取れないものです。狙いは提供座席数が比較的多い路線。土曜日の最終便と月曜日の始発便を使える場所、というところで選んだのは旭川。目的地はもちろん旭山動物園です。
 夕方発の便なので土曜の午前中は自宅でゆっくりしましたが、雨が降ったり止んだりを繰り返していたので、止み間を見計らって出発。電車を乗り継いで羽田空港第1ターミナルへ。自宅出発時間が早まったおかげで、サクララウンジで行き交う飛行機を見ながらゆっくり過ごすことになりました。


羽田空港のサクララウンジから行き交う飛行機を見る。贅沢なひとときです。

 搭乗便JL557は定刻通りの出発。ちょうど夕食時にかかる時間帯だったので、空弁を買って乗り込むことに。一つ変わったことがあったのが機材で、この便は直前に国際線用機材による運航に変わりました。一般席も全席モニター付きなので機内エンターテインメントを楽しめるのかと思いきや、操作を受け付けない上に機内Wi-Fiも利用できないということで、サービス的には残念なフライトになってしまいました。


見た目とは裏腹に、提供されるサービスは制限された残念なフライトでした。

 飛行機は予定通りに旭川空港に着陸。すっかり日が暮れた中、市内に向けて移動します。空港連絡バス利用で旭川駅までは約40分の道のり。20:40分前に旭川駅に到着したのですが、残念ながらここも冷たい雨が降っていました。


北の大地にやってきました。旭川駅へは雨の中の到着になりました。
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 今回選んだ宿は「9Cホテル旭川」。駅から徒歩3分ほどのところにありました。朝食付きで一泊5,500円/人程度と比較的リーズナブル。面白いのは客室が二段ベッドになっていること。シャワー、トイレは別室ですが、寝るだけならこれで必要十分です。妻は「なんだか合宿みたい!」とちょっと興奮気味でした(笑)。


「9Cホテル旭川」はリノベーションされたオフィスビル? 特徴は2段ベッドの客室です。
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 フロントにはバーが併設されていて、他のお客さんと交流することもできます。まだ寝るにも早かったので、荷物を置いてこちらに出向き、ドリンクとつまみで乾杯。わりあい落ち着きがあって過ごしやすい雰囲気でした。


1Fにはバー&カフェがあり、おしゃれな空間が広がっていました。旅の成功を祈って乾杯!
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 翌朝はよく晴れていました。とはいえこの日の旭川の天気予報は午後から雨。折りたたみの傘を携行して出掛けました。まだ開園時間までには時間がありますが、動物園近くで珍しい鳥を探してみようということになり、予定より一本早いバスで旭山動物園に向かうことに。旭川駅前からは路線バスで約40分ほどの距離でした。


旭川駅から出発。天気予報は午後から雨なのですが...。

 開園時間まで30分あるということで、人のいないうちに入口で記念撮影をしておきました。


いよいよやって来ました最北の動物園。


まだ開門30分前なので、記念撮影の名所は貸し切り状態。

  敷地の裏手にまわって時間つぶしに鳥探しをしました。最初はスズメしか見つけられませんでしたが、妻が見たことのない鳥を発見。後で調べたら北海道にしかいないヤマガラ(啄木鳥の一種)でした。カッコーの声も聞こえていましたが姿までは確認できず。


まずは肩慣らしの撮影でスズメさん。この調子で行きましょう!


後で調べたら北海道にしかいないキツツキの一種、ヤマゲラだと判明。
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 いよいよ開園時間が近づいてきたのでゲート前に戻ると、既に入場待ちの長い行列ができていました。人気の程はさすがです。窓口で入園券を購入して列の後方に並び、しばらくすると門が開きました。さあ、評判の高い動物園をどんどん見て行きますよ。


ハクガンが抱卵中ですが、無精卵だそうです。ちょっと切ない。

 次は大きな見どころの一つ、「ぺんぎん館」です。冬は雪の上を散歩させるらしいのですが、残念ながら季節的にそれはなし。でも展示スペースの中をよちよちと行進する姿は愛らしい。望遠レンズを使って細部までじっくり見ることができました。


入り口はチューブ型の通路になっていて、飛ぶように泳ぐペンギンを観察できます。


建屋を出てくるとペンギンの行進が始まりました。イワトビペンギンとキングペンギン。
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キングペンギンはオレンジのワンポイントがスタイリッシュ。フンボルトペンギンは仕草がかわいい。

 「もうじゅう館」では大型肉食獣が飼育されています。ライオン、アムールトラ、アムールヒョウ、エゾヒグマといったところです。スペースが比較的広く、丘陵を生かした立体的な展示になっており、さまざまな角度から動物の姿を観察できるのが良かったです。


ライオンとアムールトラ。正面から見た姿は迫力満点!
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イナバウアーするヒョウと、重量感ある歩き方をするヒグマ。

 続いて「ほっきょくぐま館」と「エゾシカの森」。この日は最高気温25℃とホッキョクグマにとっては暑い? さかんに居心地のいい寝相を探っていました。エゾシカはその大きな角が特徴的。本州にいるシカよりも断然見た目のインパクトがあります。


これからの季節は辛いホッキョクグマと、餌を頬張るエゾシカ。
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 個人的に一番見応えがあったのがフクロウ類です。北海道は「フクロウ王国」とのことで、様々な種類のフクロウを見ることができました。ただ、中には交通事故で羽を失ったり、目を怪我したり、傷ついたものがかなりいたのがちょっと悲しい。


シロフクロウはどう見ても笑っているようにしか見えない。シマフクロウは目が鋭い!
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飼育員さんがエゾフクロウを間近まで連れてきました。


片羽を失ったエゾフクロウ。後ろではシマフクロウが負けじとアピール!
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巣箱の中から顔を出している姿がユーモラス。その他にも多種多様な種類がいました。
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 北海道産動物舎には大型の猛禽類もいました。オジロワシやオオワシ、クマタカなど。やはりこういった種類の動物は絵になります。こういう絵が撮れたのはインドから帰ってきて初めてです。


オジロワシが羽を広げた姿は大きい! 羽の細部まで観察できました。
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 振り返って足下を見ると、エゾタヌキやエゾキツネなどの小型哺乳類がいます。アライグマなどと比較展示されていました。外来種の侵入は固有種にとっては切実な問題のようです。


北海道産動物の最後はタヌキとキツネ、割と人と馴染み深いでしょうか。
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 ここで昼食にしました。この先は後半戦です。
 まず向かったのはレストランに隣接する「あざらし館」、おなじみのゴマフアザラシです。面白かったのはウミネコと同じところで飼育されていて共存していること。また、ここは展示エリアのプールの水深が浅く、顔を出して泳いでくれるので表情が見られて面白い。


ゴマフアザラシ。プールの水深が浅いので表情まで観察できました。
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 次はレッサーパンダです。頭上の通路を伝い、檻の外に出てこられるようになっています。逃げることがないのかちょっと不思議ですが、おかげで近くまで行って樹上にいる姿を観察できます。


レッサーパンダ。顔をなでる動作がかわいい。時々ペロリンチョします。
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 続いてサル類。シロテテナガザルは高い塔の上で甲高い鳴き声を立てていて、存在感満点でした。顔の模様が特徴的なブラッザグエノンは「最も美しいサル」と呼ばれるそうです。


シロテテナガザルは存在感満点。ブラッザグエノンは上品な顔つき?
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 我々が二人とも好きな動物がカピバラです。クモザルと同じところで飼育されていました。相変わらずののほほんとした表情に癒されます。どきどき耳をプルプルさせる姿がユーモラス。これがネズミの仲間というのですから、世界には色んな動物がいるんですねえ。「ぼ〜っと生きてていいよ!」って言ってあげたくなります(笑)。


やってきました「かぴばら館」。ここには何頭いるのかな?


妻の撮影した2頭が並んだ瞬間。表情はいつも通り「のほほん」としていました。
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 ここでちょっと休憩。旭山動物園は中心市街地の東方にある丘陵地に所在しており、ゲートから入ると丘を登りつつ展示を見ていくような形になります。なので振り返ると市街地がきれいに見えるのです。見ての通り雄大な風景が広がっています。あれ、そういえば雨はどうなったんだ?


振り返れば旭川市街地が広がっています。あれれ、雨はどうなった!?
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 そろそろ一周してきました。ゲートに近いところには「きりん舎」があります。ここには3頭のアミメキリンがいました。親子なのか頻繁に顔を近づけているのが印象的でした。こちらもキリンの顔の高さから観察できるので迫力がありました。


3頭がワンショットに収まった奇跡のショットは妻が撮影しました。すごい。


私は望遠レンズを生かして顔の表情を狙ってみました。迫力あります。
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 ペリカンは毛並みが意外にきれいです。フラミンゴは陽の当たり方によっては羽の透明感が増して美しい。もっとも餌をめぐって抗争中でしたが。


隣にはペリカンが。毛並みがとてもきれいです。フラミンゴは抗争中!
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 きりん舎の隣が「かば館」です。とにかく図体が大きい。残念ながら、見ている間にはあまり活動的に動いてはくれませんでした。外敵から身を守るために水中でも寝られるそうです。


とにかく大きいカバ。なんと水中でも眠れるそうです。
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 ここまでで一周してきたことになります。振り返れば入園して5時間、夢中になって満喫しました。ちょうど次便の14:40のバス発車時刻が迫ってきたので、ここで撤収することに。動物園始発の路線バスに乗って再び旭川駅へと戻っていきました。


ゲート前の撮影スポットにて。5時間たっぷり楽しめました。

 さて、まだ夕食までは時間があります。そこで鳥を探しに近くの都市公園まで行ってみることに。日本最古の歩行者天国と言われる平和買物公園を抜けて北に向けて歩いていきました。


旭川平和買物公園。歩行者天国が駅前からずっと延びています。
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 途中で日本には珍しいロータリー式交差点に出くわしました。後で調べたところ「旭川常盤ロータリー」といい、日本最大のそれだそうです。ただ、交通の流れをしばらく観察すると、信号が設置されていることもあって、なんだか存在が微妙な気も...。


面白い道路案内標識、ロータリー中央にはシンボルタワーが建っていました。
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 その側にある常磐公園で休憩。妻は小鳥を探すべく林の中へ。私はすっかりくたびれたのでベンチで休憩。じっとしていると風が心地よかった...さすが梅雨のない地方だけあって、空気が湿り気が少なく爽やかです。
 裏手には石狩川が流れており、そこにかかる旭橋は土木遺産に指定されているそうです。


常磐公園の千鳥ヶ池で疲れた足を休めました。


土木遺産、北海道遺産に指定されている旭橋。風情のある建造物です。

 その後は旭川駅まで戻り、駅隣のビルの中で夕食にしました。そこからお土産を買ってホテルへ。まだ少々早い時間帯ではありましたが、さすがに歩き疲れた感があります。そこで再びホテルのバーで地ビール「大雪ピルスナー」をやりながらiPadで早速お互いに撮った写真をチェックすることに。互いに批評しながら二人で楽しく語らいました。


観光の疲れを地ビールで癒す。天気がもって良かったですが、完全に傘がデッドウェイトに...。

 本日の行動はこれにて終了ですが、結局雨は降りませんでしたね。

 最終日は帰るだけです。前日と同じくロビーで朝食を摂った後、チェックアウトして再び旭川駅へ。この日の朝は快晴で、空気がよく澄み渡っていました。駅前の乗り場からから搭乗便に接続する8:21発の空港連絡バスに乗り旭川空港へ。来たときは夜だったのでわかりませんでしたが、郊外では北海道らしい雄大な風景が広がっていました。9:00に空港着。


旭川市の上空は快晴! この時期に本州では見られない真っ青な空が広がっていました。


まもなく空港に到着です。市街地が遠くに見えていますが意外に時間がかかるものです。
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 カウンターで手荷物を預け、すぐに搭乗待合室へ。待合室から見る景色は緑豊かできれいでした。


待合室から風景を楽しんでいる間に、搭乗機が東京から到着しました。
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 搭乗するJL552も定刻通りに出発。1日に離着陸する便数が少ないせいか、グランドスタッフが飛行機を見送るサービスつきでした。こういうのはほのぼのしていていいですねえ。


いよいよ北の大地とお別れです。駆け足ですが楽しかった。
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 さて、このフライトではベテランと思しきCAさんが積極的に妻に話しかけていました。「お帰りですか?」とか手元のミラーレスを見て「いい写真は撮れましたか?」とか。妻はご機嫌になって「話好きなCAさんだったね~」と言っておりましたが、私が見るにそれは戦略的行動で、
 (1)JGC会員で乗ってるから
 (2)家計を握っているのが(一般的には)妻だから
ということだと思います...たぶん(笑)。

 離陸後しばらくの間は地上が見えていたようですが、すぐに厚い雲の上に出てしまい、下の景色はさほど楽しめなかったそうです。また、この日は向かい風が比較的強かったようで、巡航速度も700km/hに届かないほどでした。


テイクオフ! しばらくは地上の風景が楽しめたそうです。。
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この後、すぐに雲の上に出てしまいました。さよなら北海道。

 ただし飛行による遅れはそれほどでもなく、ほぼ予定通りに羽田空港に到着したのはありがたかった。こちらの天気 どんよりした空模様で小雨。一気に現実に引き戻された感じです。


羽田空港に戻ってきました。一気に現実に引き戻された感じ(苦笑)。

 手荷物をピックアップすると最寄ターミナル駅行きのバス時刻が近づいていたので、売店で昼食を買って乗車。車内で昼食を取りつつ戻っていきました。14:10ごろ終点に到着。そこから電車を使い、最終的に14:45ごろ自宅に着きました。幸い雨の止み間に戻ることができたので、結局全行程で傘要らずになったのは幸運でした。

 さて今回の旅、特典航空券予約の都合で訪問先がピンポイントの旅になってしまいました。ただ、慌しく観光地を巡っていくよりも、一ヶ所をじっくり見るスタイルの方がより印象に残ると二人で意見が一致しました。

2019.06.16

水族館シリーズ第8弾、「アクアマリンふくしま」

 この週末の土曜日は一日中雨が降り続きましたが、夜半にようやく止みました。いつもより少し早起きをして5:30に家を出発。目的地は福島県いわき市小名浜、水族館シリーズ第8弾は「アクアマリンふくしま」です。
 入間ICから圏央道で東へ。さすがに早朝でクルマも少なく快調に走行。ちょうどこのあたりが雨と晴れの境目で、後で妻に聞いたところによると後方に虹が出ていたそうです。圏央道は東北道から東側は対面通行70km/h区間。このため流れに乗って走るしかない上、全線ほぼ平坦なので燃費もどんどん伸びました。7:00過ぎにはつくばJCTで常磐道に合流、北東方向に転じました。友部SAで朝食休憩のために停車。
 開門のタイミングに合わせて行きたかったので、長居はせず出発しさらに北上を続けます。いわき勿来ICで高速を降り、R289を介してR6バイパスへ。しばらく走ると臨港部への入口があり、そこから海岸に出て少し走ったところに目指す施設はありました。ちょうど開館時間である9:00直前に到着することができ、狙い通りのタイミングになりました。


出発から3時間半でアクアマリンふくしまに到着しました。
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 チケットを購入して中に入ると、まずは「縄文の里」という展示がありました。人工的な滝の裏側を通り、沼地のまわりを巡るという大胆な構成です。ただ、見所がわからないと何を見ていいか正直わかりません(笑)。


この滝の向こうが縄文の里。側にはオオコノハズクが。水滴を玉ボケにしてみました。
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 次が「カワウソのふち」。ここで展示されているのは他の施設で一般的なコツメカワウソではなく、ユーラシアカワウソ。広々した水槽で、今まで見た中で一番生き生きしていた印象です。今年、子供が3頭生まれたそうです。


ちょっと表情は愛嬌に欠ける? ユーラシアカワウソです。
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 いよいよユニークな外観を持つ本館に入ります。まずは1Fの「海・生命の進化」。化石とその末裔を並べて展示しているのが目新しい。


ここから本館に入ります。デザインが特徴的です。


まずは「海・生命の進化」。化石とその末裔の退避。オオサンショウウオは定番。
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そして最後はシーラカンスで締めです。
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 次にエスカレーターで4Fへ。上から展示や水槽を見つつ降りてくる構成です。地元福島の自然をテーマにした身近な展示から見ていきました。海獣のコーナーではトドが大迫力で迫る片方で、エトピリカがユーモラスに泳ぎ回る様は微笑ましい。


トドが3頭、その咆哮は迫力満点。でも行動はユーモラス。
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エトピリカ。ウミガラスの中で一羽だけ。泳ぎが面白い。
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 3Fに下れば黒潮や熱帯の海をテーマにした水槽がありましたが、展示としては小粒な印象でした。ただ、これまでの水族館と比べると人が少ないので、ゆったりと展示が楽しめるのがいいです。


熱帯魚の海。展示は小さいですがコンパクトで色合いがいい。親潮代表はナメダンゴ。
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黒潮の海。カツオの体が輝いて見えました。気泡を生かして撮影。
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特徴的な形状のギンカガミ。義父が釣ったことがあるそうです。これもナメダンゴ?
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 展望台もあり、上からは小名浜港を一望することができました。


展望台からは小名浜港を一望することができました。
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 さらに進むと体験コーナーの趣きが強くなりました。1Fのトピックはフェネック。とても人懐っこく、カメラを向けるとどんどん近寄ってきました。


こちらはウミウ、ちょっと狭いか? レッサースローロリスは目がクリクリ。
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こちらはフェネック。カメラを向けると興味津々で寄ってきます。
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こちらは妻の撮影。「もうダメかもしれない」!?
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 外にも「蛇の目ビーチ」や「かっぱの里」など、身近な環境を意識した展示が行われていますが、やはり見所がつかみにくいのがネックでしょうか。


蛇の目ビーチ側からの全景、左が展望塔です。妻の後方は「かっぱの里」。
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 帰りがけ、最後にもう一度カワウソを見に行きましたが、今度は寝てました(笑)。


もう一度行ってみると...すっかりスヤスヤ(笑)。

 見終わったのは11:30前ということで、駐車場にクルマを置いたまま目の前にあるイオンに食事に行きました。ところが、どこもかしこもすでに一杯で大混雑。あきらめて帰路のSAで食べようかと思っていたところ、ベーカリーコーナーのイートインが空いていたのでここで食事。費用も抑えられておトクでした。
 日曜日夕方の渋滞にかからぬよう、少し早めに帰路につくことに。来た道を戻りいわき勿来ICから常磐道に乗り東京方面へ。途中、美野里PAで一度休憩を入れた以外は走り続けました。自宅近くのスーパーに買物に寄り、最終的に15:40ぐらいに帰着。高速上で混雑する事態は避けられました。


帰りも順調でした。茨城・埼玉県境付近では道の先に富士山が現れました。

 本日の走行、467.1km(うち一般道43.5km)、平均燃費は20.1km/Lでした。残念ながら帰路はペースが上がってしまい、期待していた燃費はさほど上がらず。狭山日高ICから自宅までの混雑と坂登りで数値がどんどん下がりました。
 さて「アクアマリンふくしま」ですが、見られる動物の種類はさほど多いと思いませんでしたが、展示に工夫を凝らしているので面白かった。ただ、展示の量的にちょっと物足りないのも事実ですが...競合が多いので厳しいところかもしれません。

2019.06.05

高原に広がる赤絨毯「天空のポピー」

 今月は訳あって有休を多めに取っておく必要があるため、仕事の区切りタイミングで休みを取りました。さて、こうなると週末は混みあってしまうようなところに行っておきたい。そこで通勤電車の中で中吊り広告の出ていた「天空のポピー」というイベントに行ってみることにしました。
 このイベントは秩父の北、皆野町にある牧場の一面にポピーが植わっており、それが一般公開されるとのこと。昨年イベントがあることには気づいていたのですが、予定があわず行けていなかったのです。標高500mの高原地帯に広がる赤絨毯とはどれほどのものなのでしょうか。
 到着時間から逆算して7:30に自宅を出発しました。入間ICから圏央道に入り、関越道で北上します。会場までの最寄りは嵐山小川ICですが、そこからは道が狭そうだったので一つ向こうの花園ICで高速を降りました。そこから寄居皆野有料道路を経由して反時計回りにアプローチ。皆野長瀞ICでバイパスを出て山間部に分け入りました。5分ほど県道を走ると道が狭くなり、そこから山を上がっていく道になりました。道幅は1.5車線程度ですが坂がきつい。CR-ZのECOモードでは踏み込んでもまったくエンジン回転が上げられず、NORMALモードでなんとか登っていくようなレベルでした。3kmほど走ったところで視界が開け、牧草地らしき中に赤く染まった領域が見えてきました。開場時間とほぼ同時に到着。


坂を登ると上の方に赤く染まったエリアが見えてきました。


駐車場から入園口を通って中に入ります。

 入場料300円/人を払って会場に入ると展望台があり、そこから全体を俯瞰することができました。どうやら時期をずらして数面植えられているようで、早咲きと遅咲きエリアに分かれています。行ったタイミングは早咲きエリアは見頃を過ぎ、遅咲きエリアが満開という具合。背景に山が入り、かつ花が咲いているところに勾配がついているため、非常に写真栄えします。


いきなり展望台、そこからの景色は圧巻でした。
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夢中になって撮影開始! 写真映えする素材がいっぱいです。
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表現はもう自由自在。あとは構図の工夫です。
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花の向こう側を見れば「天空の」という枕詞も理解できます。
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 花の方は一般的な赤に加え、濃赤やオレンジ、白やグラデーションなど様々な色が楽しめました。妻はカメラ表現を勉強中とのことで、短焦点レンズを使って様々なトライをやっていました。私は標準ズーム装着のEOS 80Dと、望遠コンデジRX10IIIを持参していたので、それらを使い分けながら撮影していきました。


赤い花だけではありません。実に様々な色・形の花がありました。

 この日は平日だったのでさほど混まないだろうと思いきや、10時をまわった頃には、花の間を通る歩道もかなり混みあってきました。やっぱり人が少ないうちに来て正解でした。最後は一番高いところから見下して撮影終了。


最後は印象的に。明るいレンズはこういう場合に役立ちます。
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最も高いところから振り返りました。来てよかった。

 環状に設けられた遊歩道をひとまわりしたので、11:00に会場を後にしましたが、確かに一度は見る価値はあると思えました。ただし、正直なところ会場へのアクセスはあまりよくないので、見に行くのはそれなりに大変です。
 来た道を戻り、再びバイパスに入って秩父方面へ。一区間だけバイパスを走った後、荒川を渡って対岸側から秩父市街地に近づいていきました。目的は評判のそばを食べること。お店は秩父駅から少し西に入ったところにある「わへいそば」さんです。


住宅地の中にある老舗のおそば屋さんです。行列が途切れません。

 11:30に到着したのですが、既に店に入るのに順番待ちの状態。そこから待つこと1時間で、ようやく中に入れました。この日は提供メニューが限られており、蕎麦せいろ+2~4品を選ぶシステム。妻はみそポテト、漬物、豆腐のセット+デザート、私は天ぷら+炊き込みごはんを頂ました。
 そばは田舎風で見た目は荒っぽいですが、舌触りはザラザラしておりコシがあって、普通のそばの食感とはずいぶん異なる印象でした。ただ、それがくるみ汁と組み合わされることにより、汁がごつごつの麵によく馴染んで深い味となり絶品でした。なるほど行列ができるわけです。結局1時間半待ちになったわけですが、待った甲斐がありました。


これが妻の頼んだ3点セット。そばはくるみ汁と合わせます。
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この美味しさは待った甲斐があったというものです。
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妻がファンである浅田真央さんのサイン色紙が飾ってありました。

 この日は午後から雷雨の予報が出ていたこともあり、ここで行動を切り上げることにしました。R299で飯能方面に向けて戻っていきます。横瀬から日高までは信号も少なく下り勾配なので、期待通り燃費も伸びていきました。
 近所のスーパーで食品&日用品の買い物をしてから15:00ごろ自宅に帰着。この日の走行は136.4km(うち一般道93.1km)で、平均燃費は20.2km/Lでした。曇り空でしたが高原の空気は清々しくて気持ちよかったです。

2019.05.25-05.26

奥会津へ

 最近、身体が凝り固まりやすくなってきていることもあり、温泉に浸かってじっくりとほぐしたくなりました。そこで昨年の秋に初めて行き、印象が良かった福島県奥会津の昭和温泉に行くことを決心。食事が山菜メインなので、肉魚が苦手な妻にとっても嬉しいはずです。
 土曜日の6:00に出発。狭山日高ICから圏央道に乗り、久喜白岡JCTから東北道へ。快晴の週末でしたがさほどの混雑もなく順調に北上。速度をいつもより控えめにして走行したおかげで、燃費も伸びてきました。7:30に那須高原SAに到着してそこで朝食。
 那須高原SAを出ると福島県に入ります。今回は白河中央SICで高速を降り、R294で猪苗代湖に向けてアプローチしていくことにしました。このルートは山間を縫うように走り、峠もそれほど高くないので走りやすい。会津盆地側に降りたところで県道入り、猪苗代湖の南岸に出ました。この日は風もなく湖面は凪いでおり、青色が際立つ印象的な風景になりました。さらには北側の飯豊山地がまだ雪の壁のように聳えており、夏と冬が同時に見られるという不思議な体験になりました。


道の向こうに見えるのは磐梯山。湖面のブルーが美しい。
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遠方にはまだ雪の残る飯豊山地が見えていました。

 次に止まったのはR49沿いにある志田浜。ここには砂浜があり、北側に磐梯山を望むことができます。山側にはちょっとした林があり、鳥の鳴き声が聞こえていたので期待したのですが、樹が高すぎてほとんど姿を見ることはできませんでした。


志田浜は黄色い砂浜があります。磐梯山にも近づきました。
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縦構図でなんとか人物と山を同居させられました。

 志田浜で時間調整の後、向かったのは「TARO CAFE」です。ここはR49沿いにあって、店から猪苗代湖畔の風景を眺められるという評判のいいカフェ。レイクサイドラウンジと名乗るだけあり、雰囲気の良さも格別でした。肝心のコーヒーは「ブラジル」「グァテマラ」を頂きましたが、濃厚な風味で飲み応えあり。少々お値段は高めではありますが、いくらかが景色代と考えれば納得できるレベルです。


テラス側の席からは湖畔の風景が楽しめました。これはすごい。
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こちらは嫁の撮影。いい雰囲気が出ています。
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 コーヒーを楽しんだ後はカフェの周りを散歩しましたが、振り返れば水田に映りこんだ逆さ磐梯山を発見。足元にはタンポポがたくさんあって、このあたりはまだ春の香りがします。


カフェから湖まで歩いて行くことができます。振り返ると逆さ磐梯山が!
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 TARO CAFEを後にして、昼食のために向かうはもちろん喜多方です。R49から山側の県道に出て、磐梯山の麓を西へと走りました。途中の眺望ポイントでは雲一つない空に磐梯山が大きく見えて迫力満点でした。


県道沿いにあった眺望スポットから磐梯山を見上げました。
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 喜多方市街へは正午前に到着。いつものように駅前にある丸見食堂へ行ったのですが、裏手の駐車場が一杯だったために喜多方駅隣接の公営駐車場を利用しました。有料ですが2時間200円とリーズナブル。丸見食堂では久しぶりの味(ねぎチャーシュー&餃子)を堪能。大将は私を覚えてくれていて声をかけてくれました。思い返せばもう15年来通ってますからね...。


いつもの丸見食堂で昼食。縮れ麺と濃厚スープの組合せですが、ネギのシャキシャキでさっぱり食べられます。


それぞれの実家用に、箱入りのラーメンを買って帰ります。

 駅前で少し買い物をしてから出発。途中、阿賀川の堤防で飯豊山地をバックに写真を撮りつつ、県道を南下してR49に再合流しました。


阿賀川の堤防で飯豊山地をバックに撮影。雪の量がまだまだ多いです。
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 その後、会津坂下町内で給油してR252に入ります。次の目的地は時間が重要なので、手前の景勝地で時間調整を行うことにしました。「道の駅 あいづ柳津」は只見川沿いにあり、ここにクルマを停めて川沿いの遊歩道を散策。国道の大きな橋の下をくぐって進むと、福満虚空蔵尊圓蔵寺が見えてきました。上まで行くまでの時間はなかったので、残念ながらここで引き返します。


只見川がゆったり流れる柳津町にやってきました。後ろは国道252号線です。


川沿いの遊歩道を歩いて圓蔵寺まで行くことができます。


残念ながら登る時間はなかったので、下から見上げるだけになりました。


手前の駐車場には巨大なオブジェが! 我々の家のキーホルダーは揃いの鈴付き赤べこなのです。

 次の目的地は「道の駅 尾瀬街道みしま宿」。正確に言えばこの隣に絶景ビューポイントがあるのです。見えるのはJR只見線の「第一只見川橋梁」。只見川にかかる高さのあるアーチ形トラス橋で、新緑や初夏の川霧、紅葉や雪景色など、どの季節でも絵になる被写体です。国道のトンネルの横から遊歩道が整備されており、木で組まれた急な階段を登ることで達することができます。ポイントは3ヶ所設定されており、高いところほど眺望はいいのですが、今回は先客がいたのと暑さをしのげる樹木があることを重視し2番目の高さのビューポイントに場所を確保しました。


道の駅から遊歩道で山の斜面を登っていきます。あと一息!


ビューポイントCからの風景。望遠レンズでここまで見えました。
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iPhoneで自撮りしましたが...距離感がちょっと出ませんねぇ。

 なぜ時間を選んでここに来たかと言うと、もちろん列車の通過に合わせてです。只見線は列車本数が少ないので、例えば午後だと1時間半に1本しか列車が来ません。到着から15分後、下り列車が橋を通過するのをもくろみ通り写真撮影することができました。


待つこと15分、只見線の下り列車が橋を通過。確かに絵になります。
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 この日は気温が高く、熱中症が懸念されるほど。林の中とはいえ歩いて多少汗もかいたので、道の駅で冷たいものを食べることに。桐炭ソフトクリーム・チョコレート味はまことに美味でした。妻のご機嫌↑は旅の重要な要素です。


桐炭ソフトクリーム・チョコレート味は疲れた身体に染み入りました。

 道の駅を出発し、R252で只見川を遡ります。この日は単独走行とはいきませんでしたが、アクセルワークに気をつけて燃費走行したため、前車とはそれなりに距離を取れたので快適に走れました。会津川口駅前からはR400で南に転じ、小さな川に沿って山の中を抜けます。この区間は所々狭いところはあったものの概ね快走路で、前後にクルマがいなかったので思い切り燃費走行に徹しました。


沼田街道を快走してまもなく会津川口です。ここからさらに山の中に入っていきます。

 16:00ごろに次の目的地である昭和村の旧喰丸小学校に到着。ここは廃校になった小学校ですが、木造校舎がきれいに保存されており、写真栄えする場所です。我々の母校も高学年前は木造校舎だったので、なんだか懐かしい香りがしました。内部では「昭和の映画ポスターとレコード展」が行われていて、展示も面白かった。


旧喰丸小学校にやってきました。木造校舎の懐かしい雰囲気が味わえます、
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校庭の中央にはシンボルになる高い樹がありました。


内部もよく保存されています。中では企画展として昭和の映画ポスター展をやっていました。
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 これでこの日の行動は終わり、宿である「昭和温泉 しらかば荘」に向かうことにしました。チェックイン後、珍しく二人は別行動をして私は風呂、妻は散歩へ。私はすっかり温泉で腑抜けになり、妻は宿の前の渓流で夕暮れの景色や鳥たちを写真に収めて楽しんできたようです。
 18:30からは待望の食事。地元で採れる山菜メインの構成なので、妻も食べられるものが多いのがいい。天ぷらや十割蕎麦、鯉の刺身や筍ごはんなどたっぷり頂きました。ビールは1杯と控え目にしましたが、最後はもう息苦しくなるほどお腹いっぱい。今回もボリュームもたっぷりでした。


ここはとにかく食事がおいしい。山菜メインなのでヘルシーでもあります。
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前回は秋だったので栗ごはんでしたが、今回は筍ごはんでした。十割そばも美味です。


私はもうお腹いっぱいでしたが、相方はデザートは別腹だと申しておりました。

 食事の後は少し休憩し、風呂へ行ってから就寝しました。露天風呂で空を見上げると無数の星。三脚を持って来れば良かったなと後悔しました。次の機会からは、明確なあてがなくてもクルマには積んでおくことにします。

 翌朝は4:30に目が覚めました。私は5:00から開く朝風呂に行こうとしましたが、妻は日の出前の「マジックアワー」を見に行くといって、またもや外に出掛けていきました。一方で私は露天風呂を一人貸し切り状態で堪能。妻が帰ってきてからもう一度行ったので、私は一晩を挟んで4回風呂に入ってます。これなら充分に元は取れたな(笑)。
 朝食も充実していました。自宅ではパン食なので、朝からごはんというのは少々重く感じますが、それでも美味しいものは入ります。


朝食もボリュームたっぷり。しっかり食べて元気に行きましょう。


朝はシンプルなメニューですが、バランスは良さそうです。ごはんと味噌汁はおかわり自由。


ここは静かにくつろげるので、夫婦ともども気に入っています。
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 8:30過ぎに出発しましたが、妻が以前購入した「甘くるみ」を買いたいとのことだったので、近くの道の駅に立ち寄ることにしました。「道の駅 からむし織の里しょうわ」はしらかば荘から約5分ほど。まだ開店時間前だったので店の前で待っていると、縁の下をツバメが飛び交っていました。ベンチにずっと座っていると、我々の頭上すぐ近くにも止まってきます。これまで撮影には苦労してきましたが、ここでは待っているだけで大きく撮れますね。


ベンチでじっと動かずにいると、ツバメがだんだん近づいてきました。
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 道の駅で目的のものをゲットできたので、改めて出発。今回は狭路を避け、R400で会津川口まで戻って再び沼田街道に出ることに。走行は順調で、ほとんど自分のペースで走ることができました。
 只見町を抜けると正面には巨大な田子倉ダムが見えてきます。その背後にある山並みにはまだ雪が残っていたので、ダムから湖越しに写真を撮りました。30℃を超える暑さの中で雪が見えるというのは、何か変な感じです。


運転席の窓越しに第八只見川橋梁が見えます。


正面が田子倉ダム、その向こうはまだ雪の残る奥只見の山々です。


ダムサイトからの眺めです。雪が残るのは標高の高いところだけのようです。
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 ここから先が六十里越区間ですが、今年は例年になくクルマが多く、自分のペースで走ることはできませんでした。そこで先を急がず、開通記念碑の前で止まって田子倉湖を見下ろすポイントで写真撮影。周囲の山肌にはまだ雪が残っており、それが溶けた水が勢い良く谷底に向かって流れ落ちていました。これが水量が豊かな只見川の流れになっているわけです。


六十里超の開通記念碑から田子倉湖を望みます。
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国道252号線はスノーシェッドでほぼ覆われています。


大量の雪解け水が谷底に向かって流れ落ちています。大迫力です。
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 六十里越トンネルを抜けると新潟県に入ります。この区間では完全に車列に巻き込まれてしまいましたが、逆にそのせいで燃費もかなり伸びてきました。この分なら最終的に全行程で20km/Lも達成できそうな予感です。
 山間部を抜けてそのまま魚沼市の中心に向かい、R252沿いにある「生そば 小松屋」で昼食にしました。ここは「へぎそば」が名物らしいのでそれを注文。妻は初めて食べたそうです。十日町のへぎそばとは見た目はちょっと違っていましたが、のど越しも悪くありません。地元の人が多いアットホームな雰囲気の店でした。


魚沼の「生そば 小松屋」さんで昼食。アットホームな雰囲気のお店でした。
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 この段階でまだ12:00をまわったぐらいでしたが、夕方になると高速上り線の混雑が始まるため、行動はここで切り上げです。小出ICから関越道に乗り帰途につきました。
 幸い関越道はまだ車もさほど多くなく、順調に南下。ここでもアクセルワークに気を使ってとにかく燃費を稼ぎました。


小出から七日町までは直線部分が長く、気持ちよく走れます。


山岳区間を抜け、関東平野に戻ってきました。こちらも暑い!

 鶴ヶ島JCTから圏央道に乗り換え、狭山日高ICで降りて給油。そこから入間市街地を抜け、近くのスーパーで買い物をしてから自宅に戻りました。15:00過ぎには帰着しましたが、首都圏もやっぱり暑かった。
 この2日間の走行は685.8km(うち一般道311.4km)で、平均燃費は20.4km/Lでした。これで燃費レースもかなり順位が上がりました。

2019.05.12

碓氷第三橋梁、絶景露天風呂&絶品蕎麦

 GW帰省に飛行機を使った旅行が続いたせいで、一ヶ月ほどまともにクルマを動かしていませんでした。そこでオイルをしっかりエンジンに回すべくドライブを決行。行き先は長野にしました。
 6:00に自宅を出発し、圏央道・関越道に上信越道を乗り継ぎ松井田妙義ICへ。ここかR18(旧道)を使って碓氷峠方面に向かいます。この道沿いにあるのが、旧信越本線の遺構群です。
 急勾配の碓氷峠を越えるため「アブト」というシステムが用いられた信越本線ですが、新線への切り替えなどで廃線となり、その跡が遊歩道に整備されているのです。最も信越本線自体も、長野新幹線の開通で碓氷峠の区間は廃止されてしまったのですが...。
 中でも有名なのがここで紹介する「碓氷第三橋梁」、通称「めがね橋」です。


国道18号線の旧道にある碓氷第三橋梁にやってきました。


通称は「めがね橋」。明治25年にわずか7ヶ月の工事で竣工したそうです。
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 橋梁はレンガ造りでしっかりとしたものです。斜面側は地盤が弱かったらしく、かなり下まで掘って固い岩盤の上に橋脚を埋め込んでいるとのこと。
 橋のたもとには遊歩道が整備されていて、そこから奥に入ったところに階段があり、登ることで橋に上がることができるようになっていました。


橋の間にある遊歩道が整備されていました。


急勾配の階段で昔の路盤まで上がることができます。

 橋はトンネルとトンネルの間に設けられています。また、そのトンネルの内部もレンガ造り。何とも言えない風情があります。よくこんなものを重機のない時代に作ったものだと感心します。


登ってきたところ。橋の両側にはトンネルがあります。
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トンネル内部もレンガ造り。重機のない時代にどうやって掘ったのでしょう。
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橋の上にいるのが私です。構造物の大きさがわかります。

 見学後、そのままR18で軽井沢に出て、東御市にある「道の駅 雷電くるみの里」で遅い朝食。その後、いつもの「あぐりの湯こもろ」へと向かいました。最近、背中や肩の筋肉痛がひどいので、風呂の中でしっかり伸ばしたいと思ったからです。久しぶりに浅間山を見ながら露天風呂に浸かり、心も体もリフレッシュ。


浅間山を見ながら露天風呂に入れるお気に入りの温泉施設なのです。
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昨年は改修工事があったので春一回だけしか来ていませんでした。
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 リフレッシュの後は腹ごしらえです。ちょうどお昼時になったので、佐久市にある「磊庵はぎわら」さんへ行ってみることに。ここでは「水萌えそば」という新しいメニューができていたので、それを試してみました。
 水萌えそばとは、粉ひきをせずに蕎麦を作る新しい製法だそうです。実際に食べてみると、これまでに食べた蕎麦とは全く違う食感と味でした。水や塩、大根の薬味と合わせていろいろな食べ方があるそうですが、どれも美味しいながらも「決定版」を見つけられなかったような印象でした。


磊庵はぎわらさん。今回は「水萌えそば」を頂きました。なんとも不思議な蕎麦でした。
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 その後、夕食用におぎのや「峠の釜めし」を購入してから帰途につきました。
 この日の走行は329.9km(うち一般道98.7km)、平均燃費は19.2km/Lでした。

2019.05.05

GW帰省・復路編&総括

 連休もこの日で終わりです。午前中のNH564で高知を後にしました。雨がちだった連休前半とは打って変わって爽やかな朝、上空からは海の色がとてもきれいだったそうです。


復路便はNH564、機材はB737-800です。まだ比較的新しい。
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羽田に向けて離陸します。海が輝いていました。
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手結の上空を通り、安芸の沖合で東に進路をとります。
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紀伊水道の上空へ。半島を横断して太平洋上をさらに東へ。
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伊豆大島の南側を回って房総半島へ向かいます。


房総半島を縦断して東京湾上空に出るとまもなく着陸です。
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 羽田には昼前に定刻よりも早く到着しました。バスで最寄りのターミナル駅まで行こうとしましたが、次のバスまで1時間あるタイミング。ならば昼食にしようと思ったのですが、GW中だけあってどこのお店も行列でした。仕方がないので売店でお弁当を買い、バスの中で食べることに。12:35発のバスに乗り込み、電車を乗り継いで自宅まで戻ったのは14:30でした。
 さてこの9連休、イベント盛り沢山であっという間に過ぎ去った印象です。釣り(漁!?)に水族館、ドライブに両親の金婚式祝い。結婚報告の親戚回りなど。それぞれの両親が喜んでくれたようなのが何よりでした。

2019.05.02

番外編:高知市内をぶらぶら

 妻と二人で高知市街地へ向かいました。もともと彼女は高知名物「日曜市」が大好きで、前回の帰省でも行っていました。ただ、今回は日程の都合で行くことができません。その代わりに高知城の南側で開かれる「木曜市」に行くことにしたのです。


やってきました木曜市、高知城を北側に見る位置でやっています。


電車通りからは高知城が真正面から見られます。
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 規模は日曜市と比べて小さいですが、食料品は一通り揃っています。前回と同じく「中日そば」で昼食にし、ホクホクの「いも天」を二人で頬張りました。
 特に予定があったわけではないので、周囲を回ってみることに。まずは鏡川の堤防上にある山内神社を散策。新緑の緑がとても美しかった。さほど広くもないので人通りも少なく、望遠レンズを駆使して様々な写真を試しました。


新緑が美しい季節、空気も清々しくて気持ちいい。
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神社というのは写真を撮るのに絵になる場所が多いです。
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 そこから向かったのは高知城。県庁の西側から時計回りにまわりつつ本丸へ。その途中では様々な被写体が(文字通り)ごろごろ。地元にいれば何の変哲もない風景ですが、撮ってみると面白い雰囲気になりました。


高知城では被写体もゴロゴロ。何の変哲もない日常ですが、切り取るだけでも面白い。
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 高知城の本丸は天気の良さもあり観光客が多く訪れていました。気温も上がってきたので、二人で高知名物「アイスクリン」に舌鼓を打ちました。アイスクリームとシャーベットの中間という独特の食感がたまりません。


高知名物アイスクリン。妻はゆず味、私はプレーンをチョイス。


ちょうど花見シーズンが終わったばかり。まだ春気分が味わえます。
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お堀に咲いていた花。観察すると色々と被写体が見つかりました。
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 妻が義父から買い物を頼まれていたそうなので、「高知の台所」と呼ばれる大橋通りへ。運よく頼まれ物を発見して購入できたので、今度は帰りがてら城西公園へと向かうことにしました。
 城西公園は文字通り高知城の西側にあり、江の口川に囲まれたエリアが公園になっています。この江の口川にはカメがたくさんいるということで、橋の上から観察してみると確かにたくさんのカメが鯉とともに泳いでいました。中には親子のように、縦に並んで泳ぐ姿も見られてとてもユーモラス。お世辞にもきれいな川とは言えないのですが、そこで生きる動物は逞しいです。


城西公園では散歩しながら江の口川のカメを観察しました。
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 その後、郷土出身の物理学者、寺田寅彦記念館(旧宅を復元したもの)に寄り、近くにある喫茶店「café fresco」でコーヒーを楽しみました。ここは豆を洗ってから焙煎するという独特の手法で、コクのあるコーヒーが味わえます。おすすめ。
 そこで、電車の一日乗車券を買い忘れたことに気づいたので高知駅へ。高知駅前にある観光施設「とさのてらす」で目的のチケットを入手できました。また、時刻表を見ると15分後に窪川行き普通列車があることが判明。さすがに歩き疲れたので、これを使って実家近くまで戻ることにしました。


「とさのてらす」にて。龍馬に「壁ドン」されているヨメです。


普通列車を使って家の近くまで戻ることに。土讃線では珍しい3両編成です。

 土讃線 普通 高知 15:01 → 円行寺口 15:08

 3両編成の気動車で2駅ですが、この区間は高架なので眺めがいい。車窓から見られる景色を楽しみながら戻ってきました。


駅で列車を見送ります。おかげで時間を節約できました。

 この日も結構歩きました。

2019.05.01

水族館シリーズ第7弾「むろと廃校水族館」

 GWの休み中に、高知県室戸市にある「むろと廃校水族館」に行ってきました。ここはちょうど1年前にオープンした水族館。その名の通りに廃校になった小学校を流用し、ここに地元の漁で網にかかった魚類を展示している水族館です。そのため珍しい魚や生き物が見られるわけではないのですが、生き物に触れたり間近で見られたりという体験に重きを置いた施設です。高知市内からはクルマで2時間ちょっと。入場料はひとり600円です。


高知からだと室戸市の向こう側、市内からクルマで2時間ほどです。
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 特に室戸はウミガメの産卵地があることもあり、カメについては展示が充実していました。スケールは多くの人を集める水族館には全く及びませんが、展示方法はもと学校の施設を活かしており工夫が見られました。


ウミガメの展示が充実。寝てる姿も...。
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学校であったことを活かした展示も。アイデア勝負ですね。
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屋外プールでも展示が。カメにサバ、シイラなどが見られました。
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 学校だけに人が集まるのが相応しい場所といえますね。がんばって続けてほしいものです。


おまけ。帰りに寄ったアイスクリーム屋さんです。美味しかった。
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2019.04.28

シイラは青かった!

 義父に誘われて、釣りに行くことになりました。義父は船を所有しており、かなりの頻度で行っている本格派。ちょうど天気もまずまずで波も穏やかそうだということで、お誘いを受けることに。ちょうど私の実父も予定が空いているということだったので、声をかけて3人。さらに妻も「初めて釣りに同行してみる」ということで総勢4人に。
 朝6:00に家を出て、船を置いてある高知県西部へ。車で30分ちょっとぐらいのところです。7:00過ぎに船を出して沖合へと向かいます。内海の入口にかかる橋を一気に抜けると、そこはもう外海(土佐湾)です。


船に乗って、いざ土佐湾へ! 船酔いは大丈夫か?


湾口にかかる橋をくぐり、どんどん沖合に出ていきます。
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 水深がある程度ないと釣れないということで、我々が思っていたよりもずっと沖合に出ました。そこでルアーを流して船を走らせ、魚がかかったら引き揚げるという作業です。最初はなかなかかかりませんでしたが、数回引きがありシイラが数尾釣れました。驚いたのはその色で、生きている時には真っ青なんですね。それが針を外してクーラーに入れるやあっという間に色が変わっていくのです。


ルアーの後方で何か跳ねました。糸を手繰り寄せると美しいブルーが!
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こんな感じでどんどん釣り上げていきます。釣りというより漁なのかも(笑)。
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 途中から針に食いついたのが船上から判るようになってきたこともあり、どんどん釣れるようになりました。ブリの幼生体であるワカナゴ2尾も加え、シイラも10尾以上の大漁になりました。気がつけばもう13:00を回っており、すっかり時間を忘れて漁をしていたことになります。自分でも夢中になっていたことに驚きました。


どんどん釣り上げてクーラーボックスがいっぱいになりました。大漁です。

 クーラーボックスも一杯になり、釣り上げてももう収納するところがなくなったところでこの日の釣りは終了です。
 釣ったシイラはその日のうちに捌いて刺身で頂きました。揚がって数時間しか経っていない魚だけに、やっぱり新鮮さが違います。面白い体験をさせてもらえました。義父に感謝です。


帰りはフルスロットル。迫力ある走りを楽しませてもらいました。
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2019.04.27

GW帰省・往路編

 私のGWは9連休。夕方のNH567で帰省しました。羽田は予想通り大混雑でしたが、SUPER FLYERSのおかげで待ち時間要らずです。
 残念ながら首都圏付近はまだ雲が厚く、富士山もチラ見だけ。しかし東海地方の上空からは晴れてきて地上の景色が楽しめたそうです。


NH567はA321(ただしneoではない)で運行されました。


D滑走路から東向きに離陸します。右旋回すると羽田空港の全景が見えていました。
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富士山もチラリしか見えず。東海地方からは晴れてきました。
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土佐湾上空ではきれいな景色が広がりました。まもなく着陸です。
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2019.04.20-04.21

マイル旅第7弾、米子編

 貯まったマイルを使って特典航空券で行く週末の旅、今度の行先は山陰地方の米子です。お目当ては「日本一の庭園」があるという足立美術館。ここに行くには米子空港か出雲空港を利用することになりますが、今回はANAを使うので米子を行動拠点にすることにしました。
 午前中の便だとどうしても自宅出発が早朝になってしまうので、昼過ぎに出発する便を選びました。9:00過ぎに自宅を出て電車を乗り継ぎ羽田空港第2ターミナルへ。すぐに中に入り、売店で空弁を買ってからラウンジに行き、そこで昼食にしました。確実に席でゆっくりできるので、こういうラウンジの使い方もありですね。


今月二度目の飛行機旅の始まりです。今回はANA利用。

 NH1087は69番スポットから12:20に出発。機体は11月に納入されて12月に運航を開始したピカピカの新品。後で機長から機内アナウンスで自分がこの機体をハンブルグから日本へ運んできたとエピソードの紹介がありました。いつも通りD滑走路から東向けに離陸し、左旋回して進路を西に取ります。この日の天気も快晴で、東京臨海部&都心がきれいに見えていたそうです。また、途中までちょうど西武池袋線の上空を飛んでいたので、座席が反対側だったらひょっとすると自宅が見えていたかもしれません。


C滑走路より離陸します。上昇中、B滑走路がきれいに見えました。
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お台場からレインボーブリッジ、東京スカイツリーまではっきり見えました。
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先日花見に行った皇居上空を通過中。こうして見るとどう移動したか一目瞭然です。

 首都圏を離れた飛行機は順調に高度を上げ、富士山の北側を通過。富士山に近づいたところで観察すると、尾根筋の雪がかなり解けてきているのが判りました。自宅からの見え方もそろそろ変わってきそうです。


富士山とその北側にある山中湖、尾根部分は雪が解けてきています。

 その後の飛行は揺れもなく順調。この機材は個人モニターで飛行中の機外の様子をリアルタイムで見られますが、ちょうど天橋立と鳥取砂丘の上空を通過し、Google Earthで見るのと全く同じ風景をモニター越しでも見ることができて楽しかった。
 米子空港に近づくと、飛行機は進路をやや南よりに変えた後に大きく右に旋回し、西側である中海側から滑走路にアプローチしていきました。このため中国地方の最高峰、大山が間近に見られ、旋回中は松江市街地がきれいに見えていたようです。また、米子空港は官民共用空港で美保基地と滑走路を共有しており、自衛隊側のエプロンにはC-2が整然と並んでいる様が見られました。


大山のすぐ傍を飛行しています。なかなか雄大な景色でした。
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松江市街地上空で旋回し中海側から空港にアプローチ。江島大橋も見えていました。
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米子鬼太郎空港に到着、所要時間は1時間20分です。

 米子空港からは空港連絡バスで市街地へと向かいます。所要時間は約25分ほどと案内されていますが、時刻表よりも若干時間がかかり、14:45前に米子駅に到着。さすがに山陰の交通の要衝、立派なターミナルビルです。この時間だとチェックインにはまだ早いのですが、先に宿に行って荷物を預け身軽になることにしました。


米子駅までやってきました。まだ時間もあるので少し観光しましょう。

 宿を出て向かったのは米子城跡です。ここは市街地の背後にある小山にあり、かつそれが湖に面しているという珍しい場所だそうです。急斜面に設けられたきつい階段が続きますが、それを登りきるとすばらしい眺めが広がりました。これは凄い。


米子駅から徒歩10分ほどで、米子城跡にやってきました。急な階段を上ると...。
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視界が開けてきました。どんな景色が見られるかというと...!
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郷土富士である伯耆大山がきれいに見えていました。


写真では伝わりにくいですが、名峰はやはり絵になります。

 その後、天守閣があった最高点まで登ってみましたが、そこから見える景色はまさに360°の大パノラマ。天気も良かったので松江方面から境港、そして伯耆大山まですばらしい眺望が広がりました。ノーマークだった観光地ですが、いい意味で裏切られました。


米子市内から弓ヶ浜半島、中海を一望できます。すばらしい。
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感動を残したくて、iPhoneでパノラマ撮影してみました。左端が妻です。
(画像をクリックするとオリジナルサイズが別ウィンドウで開きます)

 登ってきたところから反対の道を降りはじめると、こちらも中海に向かってまっすぐ落ちていくような道で、なかなかの趣きでした。途中ではメジロが鳴いているのも発見。降りきってからは中海沿いに市街地まで戻りました。


裏手の道もなかなかの急勾配でした。湖に向けて真っ逆さま!?
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メジロのつがいを発見! 残念ながら望遠レンズは持ち合わせておらず...。
(画像に触れると拡大します)


城山を降りて中海まで出てきました。風情のある散歩道です。
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岸に集まる水鳥にカメラを向ける私。結構自信作が撮れました。
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 次に行ったのは後藤家住宅という古い建造物です。ところがこの建物は現役で使われているということで内部は非公開とのこと。正面も工事のポールが置かれていてちょっと残念な佇まいでした。


観光サイトでも紹介されていますが、現役住居ということで非公開だそうです。

 そのまま路地を進むと寺町通りという道に出てきました。ここはお寺が立ち並ぶ場所で、「お寺の隣がお寺」という状況が続きます。ただ、歴史的な建物が続くというわけでもないので、ちょっと中途半端な印象を受けました。
 そこから市街地に向けて戻っていくと、運河のようなところにある船着場に出てきました。掲げられた案内を見ると水上から古い建物群を眺めることができるそうです。残念ながら今回はそれを楽しむタイミングはありませんが、視点が変わると見えるものがまた変わってくるかもしれません。


雰囲気のいいところです。ここから舟巡りで観光できるらしい。
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 昼食が少し早かったので、二人で相談して早めの夕食にすることに決めました。駅近くにある和食系の居酒屋に入り夕食。思い思いのメニューに舌鼓を打ちましたが、私は疲れていたのか生ビール2杯がえらく効きました。
 夕食後はホテルに戻ってチェックイン。駅向こうに大山が見える部屋だったのですが、ちょうどほぼ満月が大山の稜線で欠けながら上ってくるのが見えるという僥倖に恵まれました。二人でなんとか上手く撮影できないかと色々試しましたが、残念ながら満足できる出来にはなりませんでした...。


ちょうど月が出たところですが、大山で欠けながら上がってきました。
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 翌朝は6:00起床。朝食を済ませてホテルをチェックアウトし、米子駅へと向かいました。この旅の一番の目的である足立美術館に向かうためです。まずは駅のコインロッカーに荷物を預け、改札を抜けてホームへ移動しました。


今日は米子駅から列車でスタートです。


普段目にすることのない、様々な車両が見られるので楽しい。
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 山陰本線 快速アクアライナー 米子 8:30 → 安来 8:38

 足立美術館の最寄り駅は山陰本線安来駅で、米子駅から県境を越えた一つ隣の駅です。この区間はICOCAをはじめとするIC乗車券に対応しているので、切符を買う必要がないのが楽。安来駅を出ると、駅前ロータリーに足立美術館行きの無料シャトルバスが待っていたので、それに乗り込みます。
 足立美術館は駅からバスで20分ほどで、市街地からは思っていたよりも離れていました。広大な駐車場の奥でバスを降りてエントランスへ。帰りのシャトルバスを利用する場合は、入館する前に希望する発車時刻のバス予約票を確保しなくてはなりません。このため見学を約3時間と見て、12:00のバスを確保しておきました。


ついにやって来ました。この旅最大の目的地です。

 この足立美術館、最大の見物は横山 大観の日本画コレクションですが、今はむしろ「動的」日本庭園の方が有名かもしれません。背後の山をも庭園の一部として使う「借景」の代表的な例とされています。所蔵する美術品は撮影が禁止されていますが、庭園部分はOKなので二人で様々な角度から写真を収めました。今回は春の景色でしたが、春夏秋冬で彩りの変わる庭園は、他の季節も見てみたくなってきます。かと言ってそうそう気軽に来られる距離ではないのですが...(笑)。


背後の山と手前の日本庭園がシームレスに結合しています。
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春なので新緑が瑞々しい。他の季節も見てみたいものです。
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滝も作ったものだそうです。シャッタースピードを落として滑らかに表現してみました。
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確かに一度は見る価値があります。天気に左右されるのが苦しいですが...。

 さて、妻はここでもお茶席を希望。過去最高のお値段でしたが、妻が「私が二人分出すから!」という強い希望で立ち寄りました。菓子「日の出前」はシンプルで美味しく、お抹茶も苦味の少ない上品な味。正直なところ価格ははちょいと厳しいですが、中にあるレストランやティールーム(飲み物のメニュー全部1,000円!)に比べるとむしろ割安といえるのかも...?


今回も妻はお茶席に立ち寄ることを熱望しました。


今までで最高額を更新しましたが、妻曰く「それだけの価値あり」とのこと。

 一通りの見学を終え、予定通り12:00のバスで美術館を後にしました。安来駅で再び米子方面の列車を待っていると駅のまわりをツバメが飛びまわっていました。一度は我々の直情の架線に止まってくれたので撮影に成功。最近は鳥についついカメラを向けるようになってしまいました。


安来駅では元気に飛び回るツバメを目にすることができました。
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快速列車で再び米子へと戻っていきます。

 山陰本線 快速アクアライナー 安来 12:43 → 米子 12:53

 さて、米子駅まで戻ってきたものの、この後の具体的な予定は組んでいませんでした。ただし戻りの飛行機まではまだ4時間ほどあるのでひと思案。時刻表を見ると、この次に出る境線の列車に乗って終点の境港まで行けば、1時間ほど向こうで過ごせることがわかりました。そこで駅にあるそば屋で昼食にし、荷物を引き上げてこの列車に乗り込むことに。
 境線は全長20km弱のローカル線ですが、境港にゆかりのある水木しげる氏の「ゲゲゲの鬼太郎」をテーマにしたラッピング列車を運行していることで有名です。ホームへ行ってみると、なるほど特別塗装の気動車が出発を待っていました。外部だけではなく内部も妖怪一色。子供さんは喜びそうです(負けるな、JR四国のアンパンマン!)。

 境線 普通 米子 13:30 → 境港 14:14

 境線は弓ヶ浜の中央部を貫いて終点の境港に至る全長18kmで全線単線の路線。ほとんど平坦なため正直あまり眺望はよくありません。日中の運航頻度は1本/1時間で、旧式の気動車がのんびり走っていくような路線です。車内もそれほどは込み合わず、乗車時間は短いもののボックスシートに座って旅気分が増幅されました。


境線の気動車ボックスシートで旅気分が増幅されました。
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43分で終点の境港駅に到着。水木しげる先生の銅像が出迎えてくれました。
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 境港駅到着後、水木しげるロードに繰り出しました。歩道のあちこちに妖怪の像があったりしてなかなかユニークな街造りです。立ち並ぶお店も工夫をこらしており、子供連れの観光客も多いせいか、全体的に賑わいがありました。


水木しげるロードには、様々な妖怪の像があふれていました。
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終わりまで行くのに10分以上かかり、思っていたよりも距離がありました。
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ここまで徹底して街造りに活かす...学ぶべきところも多いかも。


とにかく写真を撮りたくなる街ではありますね。
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 ただ、滞在1時間なので通りを1往復しただけで、すぐに戻りの時間に。ここには境水道大橋など他の見所もあるのですが、足がないとやはり訪問しづらいところではあります。


旅もそろそろ終盤になりました。帰りの列車でそのまま空港へと向かいます。

 境線 普通 境港 15:23 → 米子空港 15:37

 再び境線の列車に乗り込み、半島のほぼ中央部にある米子空港へと戻ります。米子空港駅は空港に隣接しており、屋根付きの連絡路を伝ってターミナルビルに行くことができます。
 空港の建屋に入り、そのまま手荷物検査を受けて搭乗者待合室に入りました。さすがに移動し続けでくたびれた印象です。
 NH388の搭乗開始はやや遅れたものの、乗り込みは順調に進んでほぼ定刻通りに出発しました。今回は西向けに離陸して左旋回し、米子空港を左手に見ながら高度を上げていきました。残念ながら昼過ぎから雲が垂れ込めてきていたので、下の様子はすぐに見えなくなったそうです。


西に向けて離陸し、空港を左手に見つつ弓ヶ浜半島を横断しました。
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ほとんどが雲上飛行だったので、景色は楽しめなかったそうです。

 この日利用した便は面白い飛行ルートを取っていました。日本海の沖合で北上し、そこから真東に進路を取り巡航。金沢・富山市街地の上空を通過し、栃木県上空まで大きく羽田の北側に回りこむルートだったのです。最終的には霞ヶ浦をかすめるところまで出て、北方からの便が羽田にアプローチする航路に合流。相当回り道をした印象です。しかし、到着はそれほど遅れませんでした。しかもD滑走路に着陸し、そこから近い68番スポット使用だったので、地上走行の時間が短くなったのは幸いでした。


北回りのルートでほぼ定刻通りに羽田空港に到着しました。

 最終的に降機したのは18:35ごろ。ここから移動すると夕食が遅くなるので、羽田で食事をしてから帰ることに。また、次のバスを待つと30分近い待ち時間が生じることから、電車で帰るように作戦を変更。往路とは逆に東京モノレール、JR山手線、西武池袋線を乗り継いで自宅へと向かいました。最終的に自宅の最寄り駅に着いたのは21:00、遅くならずに済んでよかった。

 さて今回の旅、相変わらず慌しい観光でしたが、期待以上の結果になりました。そもそもの目的にあった足立美術館もすばらしかったのですが、意外に良かったのが米子城跡からの眺め。もちろん天気に左右されるところはあるのですが、こういった意外な発見は特に印象に残ります。あのパノラマの風景は記憶にしっかりと刻まれました。

2019.04.13

青色づくしの春の一日

 天気予報は「絶好のお出かけ日和」、これは眺めのいいところに出かけるしかないでしょう。クルマもしっかり動かしておきたいので、茨城県にある「国営ひたち海浜公園」に行ってきました。ちょうど「ネモフィラ」という青色の花が咲く季節だそうで、丘が一面青色に染まるそうです。テレビで紹介される機会もありますが、ぜひ実際に見てみたい。
 7:00前に自宅を出発し、圏央道・入間ICから高速に乗り東へ。車の流れはよく予想以上のペースで目的地に近づいていきました。圏央道の東区間はアップダウンも少ないので燃費も伸びます。
 つくばJCTからは常磐道に乗り換え、東関東道分岐の手前にある友部SAで朝食休憩。さらに開場時間に合わせて入るために時間調整を行いました。そのおかげで南口駐車場には9:31に到着、ばっちりのタイミングになりました。


中央口から中に入ります。入場料は450円/人でした。

 入場券を買ってゲートに入りしばらく進むと、草原が出迎えてくれます。まだ開場して間もないので人もまばら。まだちょっと緑が少ない印象ですが、ワイド感を楽しめました。


大草原エリア。この後、人々はテントを張ったりボール遊びで思い思いに楽しんでいました。
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 そこから北に向けて歩いていくと、目指す「みはらしの丘」エリアが現れました。丘一面にネモフィラが植えられていて、まるで青い絨毯です。空と海のブルーと合わせて青尽くし。潮風も相まってとても爽やかな雰囲気でした。麓を巡りながら丘を登っていきました。


やってきました「みはらしの丘」、超広角レンズで撮影しました。
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まだ3分咲きということで緑も目立ちますが、アングルを選べば...。
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こちらは妻が撮影、広がり感が出ていて私もこの雰囲気は好きです。最後に全景。
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 その東側のエリアには菜の花が植わっていて、黄色とのコントラストも見事。ただ、離れてみると3分咲きということで青色がちょっと物足りないですね。GWごろが最大の見ごろということですが、その時には人出が多すぎてきっと見るのも大変なことでしょう。


菜の花の黄色との対比もなかなかいいですね。背後には妻の好きな古民家がありました。
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 園内には所々に桜も植わっていました。ピークは過ぎていますが、ちょうど散り始めたものもあって桜吹雪のように舞っている場所もありました。これが今年最後の桜の花見になりそうです。


望遠レンズも持参していたので印象的な写真も撮れました。
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これが今年最後の花見ですかね。長く楽しませてもらいました。
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 園内のカフェで昼食後、西口エリアに巡っていきました。こちらにはスイセンが植えられているということで、妻たっての希望でルートに組み入れました。


西口エリアに巡ってきました。この周囲に花が植えられているようです。

 噴水のあるところから少し奥まったところにスイセンの咲くエリアがありました。様々な色・形を持つ多くの品種の花が植えられていて、見ていて飽きることがありません。ただ惜しむらくはアングルを慎重に選んでもなかなか人工物や人を外すのが難しかったことです。


木々の下に咲いているスイセン、歩道を巡りながら色々な品種を見られます。


黄色・白・朱色が一面鮮やかです。ついに春が来た!という感じですね。
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 あっという間に入園から4時間が経過。少し歩き疲れたので、最後に観覧車に乗って「みはらしの丘」を空から眺めてみることにしました。一周15分の空中散歩です。


中央口にある観覧車に乗って、空から青絨毯を眺めてみることにしました。
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青い空と青い海、周りに高い建物がないので眺望抜群です。
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「みはらしの丘」が見えてきました。やっぱりまだちょっと早かったかな。
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 14:00ごろに公園を出発。思い返せば昼食と観覧車以外は歩き詰め。結構歩きました。
 まだ少し時間も早かったので、帰路は北関東道で大きく回り、関越道を経由して戻ることにしました。高速を長い時間走ると燃費も上がりますしね(笑)。ECONモード+クルーズコントロールを使ってのんびりドライブ。


空いている高速をマイペースのんびりドライブ。空には見事な飛行機雲が見えていました。
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 圏央道を狭山日高ICで高速を降り、給油してからなじみのコーヒー豆屋さんに寄ってから自宅に帰着。まだ見頃にはちょっと早かったようですが、天気も良く「青」尽くしのさわやかな一日でした。
 この日の走行は408.2km、平均燃費は大台を超え20.2km/Lでした。

2019.04.06-04.07

駐在レガシー旅第6弾、広島編

 駐在で貯めたマイルを使って週末旅するシリーズ第6弾の行き先は広島にしました。利用したのはJALで、消費マイルは二人往復で23,000。行き先は呉市海事歴史科学館、通称「大和ミュージアム」と、宮島の厳島神社です。私は前者が訪問済みで後者が初、妻はその逆という組み合わせなので、既視感はあれどお互いに楽しめるはずです。
 自宅を6:30に出て、電車+モノレールで羽田空港へ。いつもなら最寄りターミナル駅からバスを使いますが、渋滞の影響が出そうだったので回避しました。8:20に羽田空港第1ターミナルに到着し、地下にあるベーカリーで朝食。今回は1泊2日の行程で荷物が少ないので、カウンターに寄らずにJGCエントランスから登場待合室に入り、サクララウンジで搭乗時間を待つことにしました。


サクララウンジより。上空からもいい景色がきっと見られることでしょう。


搭乗便のJL257、広島までは1時間25分程度です。
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 搭乗便JL257はほぼ予定通りに出発。いつものD滑走路から離陸した飛行機は上昇しつつ右旋回し、多摩川沿いに西へと向かいました。窓側に座った妻によればこの日の天気は快晴だったので、羽田空港から東京都心、調布府中から八王子まで景色を楽しめたそうです。後で彼女の撮影した写真を見たら、自宅のあるエリアも遠目ながらしっかり写っていました。


羽田空港の全景が見られたそうです。これは凄い。


都心・臨海部が見えています。新宿の高層ビルや新国立競技場もばっちり。
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中央左が横田基地、その向こうには入間基地です。自宅が見えてる!?

 飛行機は甲府盆地から南アルプスを越え、琵琶湖上空を飛び越えて中国地方へ。ほぼ定刻通りに広島空港に到着しました。こちらも天気は快晴でした。


南アルプス上空を通過中。その次は御嶽山と北アルプスです。
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琵琶湖の北岸を通過。この先から降下が始まりランディングしました。
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 ここから広島の街に移動しますが、空港から市街地までの主要交通手段はリムジンバスのみ。幸い満員&出発間際のバスに乗ることができ、無用な待ち時間を作らずに済みました。


バスで広島駅に向け移動中。他に手段もないので満席でした。

 広島空港から広島駅新幹線口までは山陽自動車道・広島高速を経由して約45分の道のりです。12:15ごろ広島駅に到着しました。ここで荷物をコインロッカーに預けようとしたのですが、バスターミナル近くのロッカーは既に満杯。幸いにも南口側には空きがあったので、そこにバッグを入れて身軽になりました。ここで気づいたのですが、ちょうど広島カープの試合が始まるらしく、赤い服に身を包んだ人々の移動で駅は大混雑。広島駅ビルで昼食にしようと考えていたのですが、どの店も混みあっていたので呉駅に移動してから昼食にすることにしました。

 呉線「快速 安芸路ライナー 広行き」広島 13:00 → 呉 13:31

 車両はまだ真新しい電車で快適でした。大都市近郊路線ではありますが、途中からは瀬戸内海が望めるようになり景色も充分楽しめる路線です。30分少々で目的地である呉駅に到着しました。


まずは電車に乗って呉駅へと向かいました。


車窓には瀬戸内海が現れました。快速電車は30分ほどで呉に到達します。
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 呉駅から大和ミュージアムまでは歩道橋で直結しており、徒歩5分ほど。その隣にあるレストランでやや遅い昼食にしました。海自カレーのメニューでお腹を満たそうとしたのですが...分量的にはやや物足りない?


大和ミュージアム前にて。向こうに見えるのは鉄のくじら。桜もきれいでした。
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 昼食後、ミュージアム内部を見学。最大の見物は1/10スケールの「大和」ですが、さすがに二度目ではそれほど感動がありません。妻は丹念に展示物を見ていましたが、それでも1時間ちょっとでコースを見終わりました。


エントランス前にて。私は二度目ですが妻は初めての訪問です。


出迎えてくれるのは1/10スケールの大和です。


造船所で建造されたとのこと。これが1/10だとすると、本当に山に見えたんでしょうね。
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18-135mmのレンズで良かった。なんとか全体をカメラに収めることができました。
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琵琶湖から引き上げられた零戦、「栄」エンジンを見えるのは今年三度目。

 まだ戻るにも少し早いので、表に出て「大和のふるさと」である港湾を見渡しました。正面には建造中の巨大な船があり、そのスケールの大きさに圧倒されました。


大和ミュージアムの裏手は港湾です。建造したドックもまだ健在。
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先端には大和型戦艦の主錨もありました。前回は気づかなかった。
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 時刻表を調べると16:30過ぎに広島行きの臨時快速列車があることが判明したので、それに間に合うように呉駅へと向かいます。改札を抜けてホームで待っていると、なにやら賑やかな2両編成の列車が入線してきました。後で調べたところ、「瀬戸内マリンビュー」という観光列車でした。

 呉線「快速 瀬戸内マリンビュー 広島行き」呉 16:40 → 広島 17:22

 この列車は1号車が指定席で、2号車が自由席。幸いにも先頭に並んでいたので自由席の座席を確保できました。このためのんびりと広島駅まで戻っていくことができました。


観光列車で広島駅まで戻ってきました。まさかここで気動車に乗れるとは。

 広島駅に戻ってから、駅ビル北側1Fにあるお好み焼き屋「麗ちゃん」に行きました。ここは創業昭和32年の老舗。最近店舗が移動したらしく、なかなか見つけられませんでしたが健在でした。しかも折り返しの行列ができるほどの相変わらずの繁盛ぶりです。この後は特に予定を入れていなかったので、行列に並ぶことに。ただ、並んで待っている間に注文を聞いておき、席につくころにばほとんど待たずに食べられるのがありがたい。二人で本場のお好み焼きを鉄板上で熱々のまま楽しみました。


広島駅新幹線口の駅ビルにある「麗ちゃん」。人が並ぶのは美味しい証拠ですね。
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 夕食後、コインロッカーの荷物をピックアップしてから徒歩で宿へ。今回の宿は広島駅から約10分のところにある「広島インテリジェントホテルアネックス」。チェックインして荷物を置きましたが、まだ19:00だったので休むには少し早い。そこで手近なところで原爆ドームに行ってみることにしました。路面電車に乗って紙屋町まで行き、そこから徒歩で原爆ドームに。建物の傍から川の対岸側まで、写真を撮りながら巡ります。ライトアップされてはいるものの控えめなので、「悲劇の静かなる証人」という雰囲気を醸し出してはいました。


原爆ドーム。写真だと光って見えますが、実際にはもっと落ち着いたライトアップでした。
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こちらは妻の作品、建築屋としての視線と桜の季節ならではの写真です。
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 その後、再び電車でホテル近くの電停まで戻り、部屋へと引き上げました。初日の行動はこれにて終了です。明日は午前中いっぱい使って宮島観光の予定です。


路面電車に乗って宿まで戻ります。どこか懐かしい雰囲気です。
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 2日目もいい天気でした。予報によれば気温もかなり上がりそう。宿泊した最上階のツインルームは広くて北側ながらも眺望は良好でした。朝食バイキングも料理の種類が比較的多く、美味しかったので当たりです。8:00過ぎにチェックアウトしました。


この日も朝からいい天気です。川沿いにある桜の木が気になります。


こちらが宿泊したホテル。部屋も広く朝食も充実していました。

 この日は宮島に向かうので、再び広島駅を行動起点にします。川沿いに咲く桜が見事だったので、撮影しながら駅まで移動していきました。よく見るともう葉が出始めているので、花見のピークはもう過ぎていますね。


川沿いに桜の木を愛でながら駅に向かって移動しました。
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もう葉桜になりつつありますが、まだ楽しめる部分も残っていました。
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 広島駅の北口にあるコインロッカーに荷物を預け、今度は山陽本線の列車に乗り込みました。


広島駅に戻ってきました。ここから宮島に電車で向かいます。
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 山陽本線「普通 南岩国行き」広島 8:53 → 宮島口 9:21

 列車は約15分程度の間隔で運転されていました。さすがに呉線とは違い、乗客も多く座席に座ることはできませんでした。ただし扉近くの手すりのあるスペースに乗れたので、多少は楽でした。


30分ほどかけて宮島口駅まで来ました。もう視線の先にはフェリー乗り場が見えています。

 宮島口駅を出て、桟橋までは徒歩約5分といったところ。桟橋前ロータリーは都道府県対抗の男子駅伝の折り返し点として有名です。今回は島に渡るのにJR西日本宮島フェリーを利用しました。SuicaのようなICカードで乗れるので非常に便利。改札は宮島桟橋側だけにあって、そちらで清算するようになっていました。ダイヤは10~15分ごとに船が出る多頻度運航なので、相当な混雑でなければ待ち時間なく乗ることができます。宮島までの距離は約1kmで、所要時間は約10分ほど。昼間の本州側からの便は、海上にある大鳥居がよく見えるように航路を取ってくれます。このため大鳥居越しに厳島神社の様子を観察することができました。


JR西日本宮島フェリーのターミナル。ここから乗船します。
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所要時間は10分ほど、あっという間ですが景色の変化が楽しい。
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いよいよ大鳥居が見えてきました。船はここから東に転針して桟橋に着きます。
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 宮島桟橋から厳島神社までは写真を撮りながらで徒歩15分ほどの距離です。そこまででも見どころはたくさんありました。写真を撮りながらのんびり神社へ。


桟橋に到着、妻は修学旅行での思い出がここで蘇ったそうです。
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私はこれで日本三景(松島・天橋立)を制覇したことになります。


大鳥居に近づいてきました。海岸も白い砂浜できれいです。
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大鳥居の傍まで来ました。思っていたよりもずっと大きい。


やっぱりこういう写真は撮っておきたいですね。

 入口で入館料を支払い建物の中に入ります。中は一方通行になっていて順路に沿って進んでいくスタイル。東側から入って西側に抜ける順路になっていました。


入口で入館料300円を支払って中へと入っていきます。さすがに人は多かった。
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本殿側から大鳥居を見る。なるほどこう見えるのか。
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 本殿では家内安全を祈願しましたが、ここはもともと海上安全を祈願するところなので、交通安全のお守りを買い求めました。我らがCR-Zに乗せておきましょう。


海上の建物と五重塔をバックに。どう向いても絵になります。


色々と面白いものがたくさん配置されて面白かった。
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 一通り見回って11:00が近づいてきたので、神社の裏手をまわって桟橋方面に戻っていきました。途中にある五重塔のまわりにも大きな桜の樹があり、写真栄えする場所もあって楽しめました。


五重塔の周りには桜が見事に咲いていました。


ピークは過ぎていますがなかなか見事な咲きぶりでした。

 帰路は11:15発のフェリーに乗り宮島口桟橋へ。到着後、往路とは異なり路面電車で市街地へ戻ろうかと思いましたが、広島駅まで40分ほど余計にかかることがわかり今回は断念。再び宮島口駅からJR線に乗り、広島駅まで戻ることにしました。


再びフェリーで宮島を後にし、本州側へと戻ってきました。
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 山陽本線「普通 糸崎行き」宮島口 11:47 → 広島 12:15

 広島駅の駅ビル6Fにある蕎麦屋さんで昼食を摂り、土産ものを買ってから空港連絡バスに乗り込みました。驚いたことにバスは満員に近い状態。1本見送れるぐらいの余裕を見ておかないと、ここは空港アクセスが危うそうです。
 広島空港には搭乗時刻のちょうど1時間前に到着。ここにはサクララウンジがあるので、のんびり登場前の時間を潰せます。ただ、小さい子連れのグループがいてちょっと騒々しかったのが残念。
 JL260の搭乗は予定通り始まり、ほぼ定刻にドアが閉まり出発準備完了。この日は東向きの離陸でした。まる一日の慌しい滞在でしたが、写真の撮りあい含めて楽しかった。


JL260、隣ではANAのB787が出発準備中でした。

 帰りのフライトはほとんどが雲上飛行で、首都圏に近づくにつれて晴れてはきたものの、今度は霞みがひどく写真は撮れなかったそうです。ただ、風はそれなりに強かったようで、飛行機は定刻よりやや早く羽田空港に到着。明日は平日なのでこれは嬉しい展開です。


残念ながらほとんど雲上飛行で景色は見えず。首都圏では霞みがひどかったそうです。
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 が、残念ながら最寄りターミナル駅行きのリムジンバスはタッチの差で乗り逃しました。そこで30分後の次便を待つ間に夕食を摂ってしまうことに予定を変更。出口すぐのところにあるカレーショップで慌しくカレーを食べ、17:40発のリムジンバスに乗車しました。


まだ明るいうちにバスに乗り込めました。19:30過ぎには帰れそう。

 バスは首都高湾岸線・大井JCT付近で渋滞に巻き込まれましたが、その後は中央環状線・池袋線・外環道と関越道を経て19:10ごろにターミナル駅に到着することができました。また、ちょうど出発間際の電車に駆け込むことができたので、タイムロスなく最寄り駅まで戻れました。最終的に自宅到着は19:30を少し過ぎていました。

 さて今回の旅、非常に駆け足ではあったもののそこそこ充実していました。写真もたくさん撮れたので後のセレクションも大変でした。ただ、やっぱり半日移動詰めというのは身体にはハードです。やはり2泊3日ぐらいで行かないときついなあ。

2019.03.31

【特別編】東京花見ツアー

 Daily Lifeの頁にあるように、前日の花見は寒さでやや消化不良の感がありました。夜には雨も降ったのですが、天気予報によれば日曜日の午前中には天気も回復して気温も上がるとのこと。そこで満開状態だという東京都心に出掛けてみることにしました。とりあえずは以前から一度行ってみようと思っていた浜離宮恩賜公園をピックアップ。有料の公園なので出店などがなく、じっくりと静かに花を愛でられるだろうという読みです。
 7:30に自宅を出発し西武池袋線で都心方面へ。練馬駅で都営大江戸線に乗り換えて汐留に向かいました。地下鉄出口付近のビル裏手にある中の御門から公園へ入場、料金は300円/人でした。
 入ってすぐのところにソメイヨシノが咲いていた他は、あまり桜は目立ちませんでした。ただ、背後に巨大な高層ビル群がそびえるなかで広々とした日本庭園が広がる景色は圧巻でした。


中の御門を入ってすぐのところにソメイヨシノが咲いていました。
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高層ビル群をバックに巨大な日本庭園。なんとも言えない風情です。
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中の御門以外の桜は、なんだか散発的に植わっていました。
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 外周をぐるりと反時計回りにめぐっていくと、菜の花が植わっていたりして華やかな雰囲気のエリアもあり、和ませてくれました。


汐留のビル群をバックにした菜の花畑、黄色が鮮やかでした。
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よく観察すると面白い構成の花です。カメラならではの視点です。


桜以外にもウメやハナモモが咲いていましたが、やっぱり主役は...。
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一度ビルの上から公園全体を見てみたいものです。

 池の中央部には茶室があって、妻たっての希望で立ち寄ることに。抹茶とお菓子のセットで720円と高価でしたが、雰囲気も良くたいそう美味しく頂きました。私は行かなかったのですが、妻が言うにはテラスからの眺めは最高だったそうです。また、場所柄だと思いますが外国人が非常に多かったのが印象的でした。


池の中にある茶室でお茶菓子を頂いてみました。妻はとても嬉しそうでした。
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外はテラスになっていて、庭園を楽しみつつお茶を楽しめます。
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 この頃になってようやく晴れ間が見えてきて、気温も上がってきました。巨大な「三百年の松」の傍を通り、大手門から浜離宮を後にしましたが、このまま帰るのももったいない。


約2時間ほどの散歩、最後に巨大な「三百年の松」を見ることができました。
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本来の入口である大手門に出てきました。

 そこで思いついたのが前日テレビに出ていた皇居乾通りの通り抜け。距離もさほどでもないので行ってみることにしました。まずは徒歩でJR新橋駅まで向かい、駅で早めの昼食を摂ってから地下鉄に乗り、東京メトロ千代田線の二重橋前駅まで移動。地上に出ると大勢の人が皇居方面に向け列になって歩いていました。
 その流れに乗って会場へ。坂下門の手前に荷物検査&セキュリティチェックがありましたが、行列に並ぶほどではなく通過。この一般公開では宮内庁の前を通って北側の乾門まで一方通行で抜けることができます。


セキュリティチェックを抜け坂下門に向かっています。人出も多い。
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振り返ると櫓が見えました。江戸城の名残ですね。


こちらは宮内庁前。なかなか来れる所ではありません。

 距離は短いのですが、様々な木々が植わっているので飽きません。背後にある江戸城の石垣など、普段見えないところを観察しながら花見しながらの散歩を満喫しました。


見事な桜と枝ぶりです。大事にされているのがわかります。


桜の数はそれほど多くありませんが、咲きっぷりが良かったです。
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通り抜けは乾門がゴールです。この先日本武道館がある北の丸公園になります。

 乾門を出た時点でまだ13:00だったので、帰るにはまだまだ早い。そこで人の流れに逆らわないようにして、北の丸公園から堀端を反時計回りに進んでいきました。テレビ中継でよく映る千鳥ヶ淵に咲く桜は、なるほど見事な満開状態でした。


北の丸公園ではきれいな紫色の花を発見。なんでしょう?
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千鳥ケ淵の桜、テレビで観るより密度が低い!?
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首都高都心環状線の向こうにも桜が咲いていました。

 ここから先は行くあてはなかったのですが、半蔵門方面の千鳥ヶ淵公園で桜のトンネルが見えたので、そちらを通り抜けました。堀の周辺の緑色と桜の白、菜の花の黄色のコラボが美しい。ぽかぽか陽気と相まって、本物の春を満喫することができました。


千鳥ケ淵公園は桜のトンネルになっていました。


堀の水面に菜の花の黄色が反射してきれいです。
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新緑とピンク色のコラボレーション。足を伸ばしてみてよかった。
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国立劇場前は桜満開。お堀端の景色も青空に映えていました。
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 半蔵門から三宅坂を経て、永田町駅より東京メトロ有楽町線に乗車。思い返せば新橋以降歩き詰めで、二人ともさすがにくたびれていました。ちょうど来た電車が西武線方面行きだったため、そのまま自宅の最寄駅まで戻りました。
 今年もしっかり花見ができてよかった。

2019.03.22

春の筑波山に登ってみた

 本来は2日前の結婚記念日に有休を取得するつもりが、仕事の都合で取れなくなってしまったのでこの日に振り替えました。天気も良く気温も上がる予報だったので、眺めのいいところに行ってみようと思い行き先を物色。茨城県の筑波山を選びました。ここはスカイラインがあるのですが、二輪車通行止めのため今まで未訪だったのです。
 7:30に自宅を出発し、入間ICから高速に乗って東へ。常総ICで圏央道を降り、R125と県道を乗り継いで山麓までやってきました。ここまで2時間ちょっとです。


筑波山に近づいてきました。天気もいいので広く見渡せそうです。
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 山頂に行くにはケーブルカーかロープウェイ、もしくは徒歩となります。今回は駐車場の広いロープウェイを利用することにしました。筑波山神社の前を通り過ぎ、山の南側から登っていった突き当たりがロープウェイのつつじヶ丘駅になります。ここにCR-Zを置いて山頂に向かいます。
 乗車券を購入する際に、ロープウェイとケーブルカーのそれぞれ往復セット券があることに気づきました。せっかくなので両方とも登り降りを試してみることに。まずはロープウェイに乗り込みました。


こちらがロープウェイ。女体山頂直下まで連れていってくれます。

 ロープウェイは20分ごとに運行されていて、所要時間は片道6分ほどです。高度を上げていくにつれて、特に西側の方で開けた景色が堪能できました。残念ながら遠方は霞みが大きく、東京のランドマーク群まではっきり見ることはできませんでした。


片道6分の空中浮遊。ゴンドラは大きいので鉄塔通過時以外は揺れも少ない。
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西の方が開けてきました。残念ながら東京のビル群までは見えませんでした。
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 到着するのは女体山駅で、ここに展望台がありました。さっそく広い関東平野の眺望を楽しめました。この日は直上の天気は快晴。気温もだいぶん上がってきました。


女体山駅の展望台にて。ここでも充分いい眺めです。
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 案内を見ると最高地点の女体山頂まで約5分という案内が出ていたので、行ってみることに。思ったよりも斜面は急で、大きな石で造られた登山道でしたが、登るのはそれほど難しくなく、すぐに到達することができました。


筑波山は日本百名山のひとつ。後ろが標高877mの最高地点です。


270°ほど眺望が楽しめました。
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 頂上からの眺望はすばらしいものでした。持参した超広角レンズでくまなく撮影。北側には男体山があるのであまり見えませんでしたが、それ以外の方向はすばらしい眺めが楽しめました。


こちらは南、山の向こうには霞ヶ浦が見えています。


こちらが西南方向の東京方面。夜景はとても美しいそうです。


こちらが東方面、遠くに山々が見えていて、また違った趣きです。

 女体山を降り、今度はケーブルカーの筑波山頂駅を目指します。案内では徒歩15分とありましたが、こちらも道が険しくて思った以上に時間がかかりました。途中には茶屋や特徴的な奇岩があり、それらを見ながらゆっくりと下っていきました。残念なのは鳥の声が結構聞こえていたのに、その姿を見つけられなかったことです。


こちらは「セキレイ石」、縁結びのパワースポットだそうです。

 ケーブルカーの筑波山頂駅に出てきました。こちらは平たい部分が広く、土産物屋や茶屋などがたくさんありました。


ケーブルカーの筑波山頂駅です。20分間隔で運行されています。


ここが海抜800m。男体山はここからさらに70mほど登らなくてはなりません。

 まず先にケーブルカーに乗ってみることにしました。こちら運行は20分間隔です。思った以上にスピードはゆっくりとしていました。トンネルがあったのは意外で、ちょっとした冒険気分が味わえました。ただ、期待していた眺望は木々に遮られ、さほどでもありませんでした。


ケーブルカーで降っていきます。それにしても急勾配です。
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 8分ほどで山麓の宮脇駅に到着。ただ、下で特にすることもないので、次便で折り返すことにしました。降りてきた同じ車両に再び乗り込みました。


乗ってきた車両に再び乗り込みます。下から見てもかなりの勾配です。
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 再び筑波山頂駅に戻ってきました。ここから今度は男体山の頂上を目指します。最初は下のような木で組まれた会談場の未知だったのですが、だんだんハードになってきてロープをつかまないと登れないような本格的な登山道に変貌していきました。しまった、スニーカーでくるべきだった...完全に失敗しました。


最初はこのように木で組まれた道になっていたのですが...。


このあたりからかなりハードになってきましたが、嫁は意外にもひょいひょい登ってきました。

 足場の乏しい道に悪戦苦闘すること十数分、ようやく山頂部に到着しました。男体山の方は標高が871mと、女体山に比べるとちょっぴり低い。ところが最も標高の高い部分に神社が造られており、おまけに大きな樹が邪魔になっていて展望は今一つでした。


男体山頂に到着しましたが...苦労した割には報われず?
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 来た道を今度は戻っていきますが、下りはさすがに早かったですね。筑波山頂駅の傍にある観光鉄道運営会社のやっているレストランにて昼食をとり、その屋上にある展望台に上がってみました。代表的な展望台はこれで全部来たことになりますが、どれも同じような状況だっただけに、見られるものはあまり代わり映えしませんでした。これなら女体山だけで充分だったかも...。


筑波山頂駅隣接の展望台から見渡しましたが、見えるものは同じでした...。
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 さて、クルマに戻るには再びロープウェーの女体山駅まで戻らなくてはなりません。さすがにここまでの山歩きで足腰には結構ダメージがたまってきましたが、気力を振り絞って再び山道に挑みました。


こちらは「ガマ石」、なるほどカエルに見えます。金運のパワースポットだそうです。

 女体山駅にたどり着くと、ちょうど下りのロープウェイが出るところでした。これを逃すとまた20分待つ羽目になるのでダッシュして乗車。なんとか間に合いました。


まもなくつつじヶ丘に到着します。結局3時間滞在しました。

 麓に着いたのはちょうど14:00前。ここから帰途につけば夕方のラッシュが始まる前に帰宅できます。ただ、同じ道を使って帰っても面白くないので、表筑波スカイラインを通ってみることにしました。眺望がいいという評判だったのですが、実際走ってみるとそれほどでもありません。道幅も狭くてスピードブレーカーも設置されており、なかなかに走りにくかったです。
 下に降りてからはR125に出て、桜土浦ICから常磐道に乗り東京方面へ。距離の最も短くなる外環道経由で帰ろうと思っていましたが、つくばJCT近くの情報板ではすでに外環道で混雑が始まっていました。このため予定を変更して圏央道で戻るルートに変更。しかし、幸手IC〜久喜白岡JCT間の2車線→1車線になる部分で渋滞が発生しており、ここの通過に10分ほどかかってしまいました。
 久喜白岡JCTを過ぎてからは順調に流れ始めたので快調に走行。狭山日高ICで高速を出て、市街地で給油・買物をしてから自宅まで戻りました。
 本日の走行は 258.3km(うち一般道74.1km)、平均燃費は19.9km/Lでした。実は駐車場に入る直前の交差点まで20.0km/Lだったのに...大台に乗せられず無念(笑)。

2019.03.17

古代ロマン&幻のほうとう

 午後から天気が崩れる予報だったので、午前中に出掛けてきました。行き先は山梨県です。
 妻が自称「土偶女子」という古代マニア(?)で、「山梨にすごい博物館があるらしいので行ってみたい」と以前から言われていました。こっそり調べてみると高速ICのすぐそばにあり、かつ9:00から開いていることが判ったのでドライブかたがた行ってみることに。
 7:30過ぎに自宅を出て、圏央道・入間ICから高速に乗り南下。八王子JCTから中央道で西に向かいます。休日にはよく相模湖付近で渋滞が起きますが、この日はそれもなく極めて順調な走行。開館時間よりも少し早めに甲府盆地まで到達したので、目指す甲府南IC直前にある境川PAで時間調整を行ってから目的地へと向かいました。
 今回訪問したのは山梨県立考古博物館。敷地はさほど大きくはないのですが、常設展示の量は思ったよりも多かったです。私には正直なところ良し悪しはさっぱりわかりません(笑)が、妻いわく「とても見応えあり」。まあ喜んでもらえたので良しとしましょう。


甲府南ICのそばにある博物館で、公園と併設されています。

 博物館の裏手には本物の古墳があり、整備された公園になっています。円墳と前方後円墳がありましたがサイズも大きく、散歩を楽しめました。


まずは手前側にあった円墳。頂上にいるのは妻です。


後方にあった前方後円墳の上にて。形状がきれいです。
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前方後円墳を斜めから見たところ。大きさがわかります。
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 その南側にある山の斜面には花木が植わっていて、赤、黄、ピンクの色が重なって美しいコラボレーションを見せていました。


古墳の南側には様々な木々が植わっていて、カラフルな色合いが楽しめました。
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おや? 何か見つけたようですね。それは...フォトジェニック!
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 11:00過ぎまで散策を楽しんだ後、次は昼食にほうとうを食べるべく山梨市へと向かいました。JR山梨市駅の東にある「のんきばぁーば」さんは地元でも有名なお店。前回の訪問は暑い時期だったので冷やしほうとう(珍しい!)を頂きましたが、今回はスタンダードに熱々のほうとうを頂きました。麵(?)のボリュームたっぷりで、かつ味噌に煮込まれた野菜が美味しい。寒い時期は身体がほこほこに温まります。


山梨市にある「のんきばぁーば」さん、移転して車で行きやすくなりました。
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 このあたりで天気が崩れ始めたので、帰途につくことにしました。中央道・勝沼ICから高速に上がり東京方面へ。まだ上り線の混雑が始まる前だったので順調に走行を重ねました。途中、上野原付近でちょっと雨がぱらつきましたが、ペースを落とすほどにはならず。おかげで14:00前には自宅に帰着できました。
 この日の走行は214.3km(うち一般道40.4km)、平均燃費は19.5km/Lでした。

2019.03.10

北関東の近代世界遺産

 この日は午後から天気が崩れるという予報でしたが、朝は気温も高くてお出かけのしやすい日でした。クルマが車検から戻ってきたこともあり、各部にオイルをしっかり回しておきたいところです。天気は南から悪くなる予想なので、北方面で行き先を探してみました。そこで思いついたのが「富岡製糸場」、数年前に世界遺産に指定され、盛り上がったのは記憶に新しいところです。
 9:00開場なので、所要時間から逆算して7:30に自宅を出発。圏央道・狭山日高ICから高速に乗り、関越道経由で上信越道に入ります。目的地最寄りの富岡ICで高速を降りて市街地へ。富岡製糸場は駐車場を持っていないので、市街地の中に点在する駐車場を利用することになります。当然ながら目的地に近いほど料金が高いシステム。今回は時間に余裕があったこともあり、徒歩15分ほど離れている無料の官営駐車場にクルマを停め、目的地へと向かいました。
 入場門に到着したのはほぼ開場と同時。入場料は1,000円/人とややお高いですが、JAFの割引が有効で900円で入れました。


ゲートを入ってすぐの東繭置場入口です。上にあるのが楔石で「明治五年」と彫られています。


東繭置場を中庭側から見ています。

 中に入ると、ちょうど9:30から有料(200円/人)のガイドツアーが始まるとのこと。せっかくなので二人とも参加してみることにしました。ボランティアさんが解説しながらいくつかの建物を40分程度で案内してくれます。見るだけだとなんとはなしに終わりがちですが、エピソード付きで話を聞くとまた印象が変わります。


こちらは東繭置場を外側から、ほとんど建物に狂いはないそうです。

 富岡製糸場自体は官営でスタート。約20年後に払い下げられてから所有が数回変わり、実は平成になる直前まで操業していたそうです。このため中に置いてある機械類は自動化対応で更新されたものになっていますが、建物自体はほぼ創建当時のまま残っており、それが世界遺産に登録された由縁だそうです。


生糸を作るための製糸場、内部は更新されているものの、建物は創建当時のままだそうです。
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こちらは東繭置場の二階部分、雰囲気がいいです。


東繭置場二階にある繭の保管場です。ここで1年分の繭を保管するわけです。
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 残念ながら現在は多くの部分(特に西置繭所)が修復&耐震化作業中とのことで、建物のいくつかは囲いに覆われ見ることができませんでした。その反面、通常なら見られない屋根の様子などを足場から見学することができました(ただ、修復中の部分は撮影NGでした)。


西繭置場は修繕作業中。その代わりに作業中の様子が公開されていました。


赤ヘルを被って内部に入ります。撮影NGだったので写真はありません。

 最後は中央部にある貯水槽と煙突。風情があります。


まっすぐに建つ煙突。当時の工作精度もかなりのものです。


その隣にある貯水槽。造船所でリベット打ちにより制作されたようです。

 入場から二時間半、たっぷり文明開化の香りを楽しんだ後は昼食です。駐車場まで戻る途中に上州うどんのお店があったので寄ってみました。「上州路うどん さくら」というお店で、名物だという「お切り込みうどん」を頂きました。味噌ベースの汁に薄く延ばした平たい麵と、豊富な野菜が入っている一品。おいしかったのですが、箸でつかみにくく食べづらいのが難点です(苦笑)。


山梨のほうとうにちょっと似ていますが、歯応えは向こうのほうがある?

 この時点で12:00過ぎ。このまま帰れば13:30には自宅まで戻れますが、最近我が家は緊縮財政のため、高速代をケチって下道で戻っていくことに(笑)。R254の旧道を東に進み、藤岡からr13を使って神流方面へ。鬼石から長瀞方面に抜けてR140に出て、そこから秩父に向けて南下します。秩父の市街地ではやや混雑していたものの、さほど難儀はせずR299に乗り換えて飯能方面へ。山間部に入ってからは特にスローダウンすることはなく、順調に戻れました。給油&買物をして自宅に戻ったのは15:40ごろ。思ったよりは時間を要しましたが、狙い通り高速代は節約できました。
 本日の走行は195.5km(うち一般道115.6km)、平均燃費は19.5km/Lでした。

2019.03.02

ひと足早い春を感じる

 所用があって、義妹の住む静岡県某市まで出かけてきました。ほぼ一本道なので比較的遅めの時間に出発。7:45に自宅を出て近所で給油し、入間ICから圏央道に乗って南下します。行程はほぼ順調でしたが、東名高速と交わる手前の海老名IC付近から渋滞が発生しており、東名高速の本線に入るまでやや時間がかかりました。
 順調に山岳区間を走り、御殿場JCTからは新東名へ。東名の方が市街地に近いのですが、リニューアル工事で車線規制されているとのことだったので、あえて新東名に入りました。


爽快な休日の朝。富士山はてっぺんだけ見えていました。
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 予定よりやや早く、10:00前には目指す義妹宅に到着。
 昼食後、車で少し走ったところにある湧水で有名な公園に連れて行ってもらいました。柿田川公園というところで、川底や水たまりの底から水がどんどん湧き出るところが見られます。残念ながらこの時にはすでに曇り始めていて、色のきれいなブルーは見られませんでしたが、それでも何とも言えない色が出ています。


妻曰く、日差しがあると全く違う色に見えるそうです。
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 それよりも目を惹いたのは駐車場近辺に咲いていた河津桜。早咲きの桜として有名で、ソメイヨシノに比べると濃いピンク色であることが特徴です。ただし開花のピークはすでに過ぎているようで、花の間にはすでに緑色の葉が見え始めていました。それでもアングルを選べば、まだ満開感が出せるほどではありました。


もう散り始めて緑色の葉が目立つようになっていますが、アングルを選べば…。
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ピンク色の濃い花ですが、空に透かすとソメイヨシノに似た雰囲気にもなります。
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 花には蜜があるようで、ヒヨドリが花の周りを飛び回っていました。かなりアクロバティックな姿勢を取って蜜を吸おうと嘴を伸ばしているのが観察できました。望遠レンズ+連写で、羽ばたく瞬間の撮影にも成功しました。


ヒヨドリが花の間をさかんに飛び回っていました。自宅近くに比べるとスマートです。


望遠レンズ+連写で、羽ばたく瞬間の撮影にも成功しました。
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 さらによく目を凝らすと、メジロの姿も発見しました。ここでもヒヨドリに追い立てられてはいましたが、あきらめずに花にくちばしを伸ばす姿が捉えられました。ひと足早い春の訪れを感じられるひとときでした。


よく見るとメジロの姿も。ヒヨドリに追い立てられつつも蜜を必死に吸おうとしていました。
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 16;30過ぎにに帰途につきましたが、東名高速の横浜町田IC付近でバス故障により2車線が規制されていて渋滞が始まっていました。渋滞の長さは24km。悩みましたが、秦野中井ICから圏央道分岐の海老名JCTまでは1区間10kmであるため、そのまま進みました。ところが時速10km/h以下のノロノロ運転が続き、JCTまで結局1時間半かかってしまいました。圏央道に入ってからは順調に流れていたので、何とか20:00には出発ICの入間に到着。結局、通常に比べると2倍近く時間を要してしまい、すっかり疲れました...。
 本日の走行は271.6km、平均燃費は渋滞と圏央道に入ってからのペースアップ影響で18.0km/L。
 少し早い春気分を味わえた週末でした。

2019.02.15-02.17

三都物語...大阪・京都・神戸

 特典航空券の使い道として大阪伊丹を選びました。旅行のオフシーズンなので二人往復で19,000マイルとおトクです。水族館シリーズ第6弾として大阪・天保山の「海遊館」に行くのが最初の目的。また、二人とも親しい友人が京都・神戸にいるので、彼らに結婚の報告をするのが第2の目的です。
 金曜日は有休を取って羽田空港へ。この日はくもりの予報でしたが、サクララウンジで時間待ちをしている間に視程がどんどん下がり、雪が激しくなってきました。このため搭乗する飛行機も乗り込んでから主翼上の雪を洗い流す作業が入り、出発が定刻より20分ほど遅れました。


サクララウンジで搭乗時間を待っているうちに、どんどん雪が強くなってきました。
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スポットで雪の除去作業をしてから出発です。D滑走路でも視程はかなり低い。
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 東京-大阪は飛行時間も短いので、あっという間に到着。飛行経路は概ね曇りでしたが、伊丹空港へのアプローチ中にはあべのハルカス、大阪城、梅田のビル群などが見られたようです。


上空に上がってくると、主翼が輝きました。


あっという間に大阪上空に到達。大阪平野も広いです。


大阪城と梅田のビル街。まもなく着陸です。
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 大阪空港到着後は大阪モノレールと阪急宝塚線を乗り継いで梅田へ。宿に荷物を預けてから駅の近くで昼食を摂り、大阪メトロ御堂筋線・中央線を使って大阪港駅へと向かいました。15:00前に目的地である海遊館に到着。


海遊館に到着しました。平日の昼下がりなので、比較的落ち着いて見られそうです。
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 私も妻も2回目でしたが、こういう施設は何度行っても楽しいものです。


まず出迎えてくれたのはコツメカワウソ。表情がかわいらしいです。
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アカハナグマ、アライグマの仲間だそうです。活き活きと動いていました。


こちらはカピバラさん、ここは一頭しかいないのか、なんとも寂しげ。
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暗い中、高速で泳ぐイルカを捉えるのは本当に難しい。
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海遊館の売りは二頭のジンベイザメ。でも曲面ガラスが多いので写真には不向き。
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アザラシを下から見るの図。上から見ると…「いい湯だな」!?
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最後はペンギン、こちらはイワトビペンギンという種類です。


間近に見ることができたので、カメラでも大きく撮れました。色んな表情が面白い。


外に出ると、イルミネーションが始まっていました。

 17:30ごろ見物を終え、再び電車で梅田駅へ。カメラなどを置いてから夕食へと繰り出しました。妻が阪急32番街に行きたいとリクエストをしたので、上層階にあるレストランで夜景を見ながら夕食です。高層階から眺める夜景は格別でした。


阪急32番街、31階から大阪駅を見下ろしています。

 私はボリューム的にちょっと物足りなかったので、阪急3番街の地下でたこ焼きを食べてこの日の行動は終了としました。

 土曜日は朝9:00前に出発。まずは妻の友人と会うため、阪急京都線を使って京都方面へ。やはり広軌を使う阪急の特急電車の乗り心地はいいですね。四条烏丸駅で京都市営地下鉄烏丸線に乗り換え、さらに一つ先で同じく東西線に乗り換えました。蹴上駅で無事に会合。彼女が京都に住んでいるので、案内をしてくれることになりました。希望を聞かれて答えたのが「南禅寺」、水道橋で有名なお寺です。近くには琵琶湖疏水の構造物が多数。今まで見てきた京都とはちょっと違う近代の建造物は新しい発見でした。また、インクラインの終点ではカワセミを発見。残念ながら直ぐに飛び去ってしまいましたが、美しい羽の色ははっきり見えました。


疏水の出口にある古い建物、今でも使われているっぽい。
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疏水による発電で、台車を動かして船や荷物を上らせた蹴上インクライン。
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インクラインを横切る「ねじりまんぽ」、天井のレンガにご注目。
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 昼食は近くにある食事処で湯豆腐を頂きました。ほっこりあったまりました。


南禅寺の入口近くにある「八千代」という食事処で湯豆腐を頂きました。
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 今度は南禅寺に入り、目当ての水道橋を観察。なかなか風情があるのですが、観光客で一杯だったのであまりいい雰囲気の写真は撮れませんでした。


これがお目当ての水道橋、やはり風情があります。


明治時代の建造ですから、手造り感満載です。


南禅寺の境内、さすがに外国人観光客が目立ちました。
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 次は近くにある京都市動物園へ。ここはさほど広くはありませんが、ゾウやキリン、ライオンなど有名どころは網羅されているにも関わらず、なんと入場料は600円という破格の安さ。キリンを上から見下ろすなど、展示に工夫もあってなかなか面白かった。


まずはシカ、敷地の割に意外に大型動物が多いことに驚きました。


ハイラックスです。ヒーターの下でぬっくぬく。
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ゾウも5頭おり、すべて外で歩き回っていました。さすがに大きい!


フクロウ。首の動きが面白くてクルクル回ります。どんな関節してるの?


ゴリラ。「今テレビ見てるから放っといて!」と背中で語っています。


ワオキツネザル、三頭そろいますと...?
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ヤブイヌ、とにかく同じ行動を繰り返していました。


特徴的な耳を持つフェネック。仕草もかわいらしい。


シマウマ。とにかく著名な動物が多い。


物思いにふけるミーアキャット。金網にへばりつくお目当てはヒーター?
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キリンを上から見たのは初めてです。


なかなか楽しめました。コストパフォーマンス最高!?

 残念ながらこのあたりで時間切れ。夜は私の友人が店を予約してくれているので、神戸に向かわねばなりません。妻の友人と地下鉄内で別れ、我々は再び四条烏丸駅から阪急電車に乗りました。十三で神戸線に乗り換えて三宮方面へと向かいます。阪急神戸線は我々の学生時代の思い出の路線。夙川~王子公園の間は車窓から懐かしい建物や変わってしまった景色をずっと見ていました。
 待ち合わせはハーバーランドだったので、高速神戸駅で下車して徒歩でMOSAICへ。ちょうど日暮れすぐだったこともあり、神戸港の美しい夜景を眺めることができました。


久しぶりに神戸港の美しい夜景が見られました。最新のiPhone&EOS Kiss Mはすごい。
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夜景ポートレートモードで撮影。マニュアルではなかなか難しいのです。

 その後は友人と会食。飲みすぎて記憶を吹っ飛ばしました。よく梅田まで帰れたものやら。どうやらベッドにそのまま倒れこんで嫁に着替えさせてもらった...らしい。

 そんなわけで当然翌日は完全に二日酔い。頭痛はなかったものの胸やけが酷く元気なし。もうどこかに寄るような気力もわかず、チェックアウト時間ぎりぎりまでねばった上に、電車で大阪空港へ。展望デッキで飛行機が行き交うのを見たあとに搭乗待合室に入りましたが、サクララウンジが工事で閉鎖されていたためにゲート前で時間を潰しました。


伊丹空港の展望デッキにて。ちょうど2日前に乗ったJAL機と再会しました。


いよいよ離陸、これで三都物語も終了です。さよなら関西。
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 帰路の飛行もスムーズで、ドリンクサービスが行き届かないうちに着陸態勢に。ただ、使用予定のスポットがまだ空いておらず誘導路上でしばらく待機。このため降機は15分ほど遅れました。


あっという間に首都圏上空へ。木更津からアクアライン・海ほたるがきれいに見えました。
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 ちょうど昼を大きく過ぎてしまったので、到着ゲート近くのレストランで昼食を摂ってから最寄ターミナル駅までのバスに乗り込みました。最終的に16:30に自宅に帰着。明るいうちに帰りつけたのはよかった。しかし今回の旅はちょっと羽目を外しすぎました...。

2019.02.02

あしがくぼの氷柱

 普段使う西武線の駅パネルや中吊り広告で、「あしがくぼの氷柱」というイベントがあることを知りました。秩父に近い「芦ケ久保」というところで、水を凍らせて氷柱を人工的に作り、その景色を楽しむというものです。しかも週末は夜間まで時間を延長し、ライトアップも行われるとのこと。
 周辺には道の駅以外に何もないことは知っていたので、まずは電車で西武秩父駅まで行き、そこで夕食を摂ってから最寄りの芦ケ久保駅に行くことにしました。到着したのは18:10ごろなので、もう周囲は真っ暗になっていました。
 駅から細い歩道を歩くこと10分で、会場に到着しました。入場料を支払って中に入ると、いきなり氷柱がそこら中に作られていました。


いきなり氷柱群がお出迎えです。ライトアップは定期的に色が変わっていました。
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記念写真を撮ってもらいましたが、撮影にはなかなか条件は厳しいですね。

 人出もなかなかなもので、シャッターチャンスは順番待ちでした。それでも辛抱強くチャンスを待ってシャッターを切ります。ただ、失敗は避けたいのでシーンモード「手持ち夜景」を使い、4枚を1枚に合成してノイズを減らす撮影を多用しました。おかげでかなり失敗は減らせたようです。


これがお気に入りの一枚。かなり広い範囲で作られていることがわかると思います。

 展示も遠くから見るだけではなく、氷柱に触れるコーナーがあったり大きく縦に育てたりしたものがあって飽きることがありませんでした。おまけに周りには明るい施設がないため、星空がとても美しかった。オリオン座や昴、冬の大三角形まで、久しぶりに多くの星の姿を眺められました。


なかなか顔がはっきり写せる場所がなかったのがちょっと残念。
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この迫力! いろいろ見せ方があって飽きることがありませんでした。

 19:30ごろの普通電車に乗ろうと引き返しましたが、残念ながらタッチの差で間に合わず。次の列車は30分後ということで、寒い中長時間待つ羽目になるかなと思っていましたが、ラッキーなことに数分後に特急電車が臨時停車することが判明。特急券を買って「ちちぶ48号」に乗り、飯能で電車を乗り継いで自宅まで戻りました。
 それなりに寒くはありましたが、幻想的な雰囲気は充分に楽しめました。

2019.01.12

ドリームアイランド往復

 気温が下がっているこの時期に約3週間クルマを動かしていないため、そろそろ充放電させておきたいところです。そこで(半強制の)ドライブに出かけてきました。目的地は東京・新木場、我々の若いころは「夢の島」という名前でした。
 7:45ごろ自宅を出発して圏央道・関越道・外環道を経由し首都高B湾岸線から新木場ICへ。Googleマップでは外環道・草加IC付近で軽い渋滞が予想されていましたが、実際にはスムーズに流れていました。このおかげで予定より早く、9:15ごろには夢の島公園駐車場に到着。ここは料金がリーズナブルな上、至近に地下鉄(東京メトロ有楽町線)の始発駅(新木場駅)があるので、ここから都心に赴くのも便利です。
 本当はこの近くにある施設が目的だったのですが、妻のiPhoneの買い替えを行うべく、先に地下鉄に乗って銀座へと向かいました。銀座一丁目までは5駅、10分少々です。開店すぐのApple Store銀座で手続きを行い、有楽町で買い物をしてから電車で再び新木場へと戻りました。
 駅でちょっと早めの昼食を摂ってから、目的の施設へ。「夢の島熱帯植物園」は、隣接する清掃工場の余熱を利用した大きな温室が特徴です。名前の通り熱帯植物に加え、小笠原諸島の固有種を見ることができました。ただ季節柄咲いている花は少なかったので、一眼レフに収めようと思うほどのものには出会えませんでした。ただ、屋外でメジロは見かけたのがハイライト。


夢の島熱帯植物園前にて。清掃工場から熱を引いた大きな温室が特徴です。

 この日は東京都内で初雪が観測されたほど寒かったので、植物園を見学後そのまま帰途につきました。新木場側から東京ゲートブリッジを渡り、お台場から首都高B湾岸線に入線。大井JCTからC2中央環状線に乗り、5号池袋線で戸田南ICまで北上し、そこからずっと下道で帰りました。
 本日の走行は190.5km、平均燃費は18.9km/Lでした。意外と距離が伸ばせたので、クルマを動かすという目的は充分に果たせました。


外環道と首都高の地下区間と地下鉄移動が多かったのでGPSデータ飛びまくりです。

2019.01.06

年末年始帰省(復路編)

 帰路(高知→羽田)はANAの最終便NH570を利用しました。地方便の場合、羽田が混雑すると折り返し便まで遅れることがありますが、幸いなことにこの日の運航は順調でした。定刻の5分遅れで搭乗を開始しましたが、羽田からの指示で滑走路前待機を行ったので、離陸するまでにやや時間がかかりました。
 今回は完全に夜間飛行なので写真はありません。追い風がかなり強かったようで、飛行中の対地速度も1,100km/h前後で推移していました。このおかげで羽田着陸はほぼ定刻通り。


まもなく羽田A滑走路に着陸です。ナイトランディングです。

 ただ、A滑走路からスポットまで移動するのに若干時間がかかったので、一本早い最寄りのターミナル駅行きのバスに乗れるほどではありませんでした。
 羽田20:05発のバスに乗車。日曜日のこの時間なので首都高も空いており、駅には定刻よりも10分ほど早く到着しました。そこから自宅の最寄り駅まで電車で移動し、帰宅したのはちょうど22:00。
 いつものこととはいえ、疲れました…。

2019.01.02

土佐の海や

 妻の親戚への挨拶回りに同行して、高知県西部の須崎市まで行ってきました。その中で妻が私を連れていってくれたのは浦ノ内湾の最奥部にある「鳴無(おとなし)神社」。赤い鳥居が半島の先に鎮座しており、別名が「土佐の宮島」だそうです。御利益は...縁結び!


こちらが鳴無神社です。人がひっきりなしに訪ねてきていました。
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 妻が案内したいところがあるということで、横浪スカイラインで半島の中部へ。途中に絶景ポイントがあるのは知っていたのですが、実はその山側に展望台があったのです。そこからの眺めは絶景でした。


駐車場から薮に隠れた階段を登ること5分ほどで到着です。


とにかく雄大な景色に、二人でしばし撮影に没頭しました。
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 まだ帰るのは早かったので、桂浜に行って見ました。私はほぼ20年ぶりぐらいです。


龍馬さんの前で、お互いに撮りあいました。

 桂浜に西日が差し込みいい雰囲気でした。撮影条件としては厳しかったのですが...。


逆光だけに撮影条件的には厳しい。
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 久しぶりに土佐の海を堪能しました。