2005.11.30

帰路、船上にて。

 月曜日から水曜日まで、取引先を訪問するため上海を出て台州へ行っていました。台州は上海虹橋空港から飛行機で約1時間の温州から、さらに車で約2時間のところにあります。また、私が訪ねた地区は半島部にあって、陸路でも行けますが最短コースは30分ほどフェリーで海を渡ることになります。四国出身で、昔はよく本州や九州に渡るカーフェリーに乗ったことのある私は、こういうところがあると仕事を忘れて(?)もうすっかり旅気分です。


フェリー、というより渡し舟? 海の色は茶色で、大陸にいることを実感。


訪問終了。さよなら、また来る日まで。

2005.11.26

上海電車事情

 土・日曜日はオフ。過去、上海には3回来ており、ある意味もう慣れたものです。ただし今回はこれまでとは違うホテルでの宿泊になってしまったので、市内中心への行き方がちょっと変わりました。
 一番驚いたのが、市内を回るように走る電車(3号明珠高架線)の入り口が自動改札機になっていたこと。以前は乗車券がぼろっちい紙で人が半券ちぎっていたのですが、カードの自動改札方式に変更されていました。さらにこのシステムは地下鉄と統一されているので、非常に分かりやすくなったと言えます。ただし、切符の自動販売機は動いていないところが多かったけど…。


2年4ヶ月ぶりの上海、いつもの風景です。


古い街並みはやっぱり趣きありますね。

2005.11.25

恐怖の中国国内線移動! 広州から上海へ

 広州での仕事を終えて、上海へ向かいました。中国の国内線はこれまで何回か乗ったことがあるので、ある意味非常に恐怖していたのです。まず搭乗口が頻繁に変わる、機体はボロくて座席の間隔が狭くて足も伸ばせない、飛行中も中国人は席を立って大声で話す…etc、etc。
 今回は空港が新しかったので搭乗口変更はなかったものの、乗った機体は中国南方航空の古い737で、相変わらず座席は狭くて、落ち着きのない後ろの席のおじさんにこづきまわされるやら、髪つかまれるやら、後から乗ってくる乗客の荷物が顔に直撃したりともうさんざん。中国人の皆さん、でっかい荷物を手荷物で持ち込んで機内で振り回すのは、お願いだからやめてください。痛いってば。

2005.11.20

広州の休日

 日曜日はオフ。ホテルでじっとしていても仕方がないので、散歩がてら出かけました。まず行ったのはホテルの近くにあった広州起義烈士陵園。10:00ごろにもかかわらず、あちこちで太極拳やっていました。広々とはしていますが、特に見るべきものはなし。でも、いい肩慣らしにはなったかな。iPodでお気に入りの曲を聴きながら散策しました。


広州起義烈士陵園にて

 周辺にも特に見るべきものはなさそうだったので、出張前にもらったJALのシティガイドマップを見ながら街を歩いてみました。百貨店や商店街があるところは人通りも多く、飲食店の前ではいい匂いがしていました。なるほど、「食は広州にあり」というのにも納得。
 しばらく歩いていると大きな公園がありました。越秀公園というらしく、敷地は広々。プールや陸上競技場もあって、なかなか大きな公園でした。ガイドブックに「五羊石像」というのがあったので、それを探してウロウロ。ようやく探し当てたものの、何のことはない「五頭の羊の石像」でした。おそらくは何か伝説があるのでしょうが、刻まれていた説明は中文だけなので、外国人にとっては「なんのこっちゃ」という感じでしたけど。


五羊石像の前で。で、その由来は何なの?

 この日は快晴で気温も高く、陽のあたるベンチに腰掛けているとポカポカで気持ちよかったです。

2005.11.19

今度は鳥インフルエンザ

 東南アジアで鳥インフルエンザによる死者が増えているようですね。中国でも内陸部で死者が確認されるなど、2年半前のSARS感染を思い起こします。そういえば、SARSで中国・香港に渡航延期勧告が出た際も私は中国にいたんだっけ。なんか行くことになる度にこういうことが起きるなぁ。

2005.11.17

社員食堂の味は空前絶後...

 今回、広州では工場の社員食堂で摂ることになっていました。上海・海南島の食事はまずまずだったので、今回もそれぐらいかな(「食は広州に有り」というぐらいだしね)と思っていたのですが、見事に裏切られました。空前絶後の不味さです。説明するのは難しいですが、どうやったらこんなに下手な料理ができるの?というぐらい。中国出張で昼食が苦痛になったのはこれが初めて。がっかり〜!

2005.11.16

5度目の中国出張、ステージは広州。

 中国出張で広州へ向かいました。これまで私は上海近辺と海南島ばかりで、広州は一度トランジットで入ったことがあるだけ。事実上初めて訪れることになります。
 飛行機は成田朝10:00発。2時間前に成田に到着するためには、逆算すると6:00前には家を出なければなりません。前の日は朝7:30から21:00まで仕事していたので、寝るととても起きられないと判断して完徹で成田に向かいました。
 成田では猛烈な睡魔に襲われましたが、なんとか予定の便に搭乗。しかしいつもの読書タイムも、睡魔には勝てず5時間の行程は食事を除いてほとんど寝てました...。
 それにしても、新しい広州の空港は綺麗でした。前の空港は15年前の伊丹空港ぐらいのイメージだったのですが、そのイメージは完全に吹っ飛びました。 


広州の空港。最近の新しい空港はみな同じような造りですね…。

2005.10.17-10.18

今世紀初(!)の熊本出張

 17日から18日にかけて、熊本に出張してきました。実は私、最後に熊本に出張したのは2000年10月。ということは今回の出張は丸5年ぶり、今世紀に入って初ということになります。
 久しぶりに行った熊本は関東地方と打って変わって天気は快晴、気温も高く快適でした。熊本は緑も多いし温暖なので、住むならこういうところがいいなぁなんて思ってしまいました。
 ちなみに、17日に発生した羽田の滑走路閉鎖に巻き込まれてしまい、出発は40分遅れ。最近航空会社だけではなくて空港もトラブル多いよね。もっとも今回の騒ぎの元は米軍の出した怪(?)電波らしいですけど。

2005.10.01-10.02

職場ツーリングで軽井沢へ

 職場のグループツーリングで軽井沢へ行ってきました。8:30に関越道の高坂SAに集合だったので、7:45ごろ出発。8:15には集合場所に到着しました。今回の参加台数は何と30台弱。CBR・CB他のオンロード車に加えスクーターのFORZAやT-MAX、Majestyなどバラエティ豊かなマシンが揃いました。


おはようございます。いよいよスタート。

 9:00にSAを出発。花園ICまで高速で移動し、そこから一般道へ。さすがに30台という大所帯で、かつスキルはみんなばらばらなので、5〜10台にばらけての走行になりました。R140から県道13号を経てR462へ入り、神流川沿いに西に走ります。途中、スカイブリッジという高い所にある吊り橋で休憩した後、近くで食事を摂りました。私は山菜の天丼を注文しましたが、ボリュームあって美味しかった。
 昼食後、今度は県道45号で山を越えR254を目指します。が、ここでアクシデント発生。先頭グループで走っていたCBR1000RRが転倒し、マフラーが天向いてしまうほどのダメージ。幸いライダーは無事で、エンジンもかかって自走可能な状態だったので、ツーリングは続行されることに。
 R254を少し横切って今度は妙義山を目指します。妙義山の上り坂ではコーナーの立ち上がりでVTECを効果的に使い、ちょっぴり楽しめました。妙義山で休憩した後は松井田に出て碓氷峠のバイパスを駆け登ります。ここでもVTECを効かせてあんまり離されずに登りきれました。
 宿には15:30ごろに着きましたが、私はまだ走り足りなかったので一人でR146で長野原まで行ってみました。山の中は結構寒かったです。この週末は比較的気温は高かったのですが、山には確実に秋が降りてきています。この後は給油を済ませて17:15には再び宿に到着。


写真の反対側には浅間山。逆光なので上手く撮れませんでした。

 その後は22:30頃まで宴会。ちょっとワインを飲み過ぎたかな...?
 翌日は6:00頃には目が覚めてしまって、する事もないので付近を散策。朝の高原の空気は気持ちいいですね。飲み過ぎでちょっと頭が痛かったけど、しばらく散歩するうちに天気と同じく気分も晴れてきました。9:00前に朝食を済ませてから、まっすぐ帰ることにしました。10:00ごろ単独で出発し、碓氷軽井沢ICから上信越道に乗り、所沢を目指します。


出発時、一足早く帰ることにしました。

 今回は日曜午前の上り線で空いていたので、120km/h巡航で走ること1時間ちょっとで所沢まで一気に走破しました。ただし120km/hとなるとギアがトップでもVTECは作動しっぱなし。熱かっただけでなく、燃料も一気に減ってしまいました。やっぱり120km巡航は燃費には良くないな。
 このツーリングでの走行距離は426.3km(うち一般道は257.9km)。燃費は計算していませんが、20km/l前後にまで落ち込んでいるはずです。


コンパクトなコースで、距離は伸びませんでした。

2005.09.03

ラーメンツアー2005 秋の陣

 夏休みをはさんで約1ヶ月お出かけしていませんでしたので、今週末は走りに行ってきました。行先は福島県喜多方市。ちょうどラーメン食べたくなったんです。目指すはいつもの「丸見食堂」です。
 6:00には出掛けたかったのですが、予想通り寝過ごしました。今が一番朝が温度的に気持ち良く寝られるので...。結局、出発は7:00になってしまいました。


もうすっかり日が上がってしまった...。

 いつも通り和光北ICから外環道に乗り、川口JCTから東北道で北上しました。私は知らなかったのですが、ハイウェイカードの販売がまもなく終わるんですね。バイクだと今のところ手軽にはETCは使えないので、遠出には欠かせないアイテムだったのですが、これで料金所の支払いが大変になってしまう...。何とかならないものですかね。
 ところで、川口JCTから東北道本線に入ってすぐ「落下物あり」という情報が出ていたので注意して見ていると、なんと大型車のバンパーが落ちていました! おいおい、そんなもの落とすなよ。
 100kmごと、大谷PAと安積PAでストップ。安積では給油も行いました。この日は全体的に車の流れが速く、流れに乗っているとクルーズ速度は110〜120km/hでVTEC作動領域になってしまいました。おかげでエンジンからの熱で膝が熱いのなんのって...。


安積PAにて。ここはもう「みちのく」です。

 出発が遅かった分、やはり猪苗代湖に到着したのは11:00ごろになってしまいました。日が暮れる前に帰ろうとすると、あまり寄り道をする余裕はなかったので、今日は途中で降りずに最寄りの会津若松ICまで磐越道で行くことにしました。結果的にはこれが正解でした。
 磐梯山SAで一休憩した後、会津若松ICからR121で北上、11:30前に目指す喜多方駅前の丸見食堂に到着しました。さぁ、お目当ての「きざみチャーシューメン」&「餃子」です!


喜多方駅も改修されてきれいになっていました。

 いつもの味はやっぱり美味しかった(詳細は2004を参照してください)。目的を達成した後は「只見川ライン」を走ることがこのコースのもう一つの楽しみです。喜多方から南下してR49を経由し、R252に入ります。今日はあちこちで工事をしており、工事用信号で度々ストップさせられてしまいましたが、走っている車も少なかったので意外に快調に走れました。13:30過ぎには中間点やや新潟寄りの只見町に到着。


いつも寄る只見駅の前にて。

 さて、ここからは昨年の中越地震の被災地を抜けることになります。つまり1年半ぶりということ。田子倉ダムから先はこれまでも改良工事をしていましたが、今回驚いたのは新潟県に入ってからはあちこちで震災復旧工事が行われていたこと。スノーシェッドの屋根が破損していたりして、あちこちで止められる有り様です。やはり、一般道もかなりの被害が出ていたようですね。小出に近づくとR252もまだ通行止めのままで、迂回路を使って小出に出て、いつもと同じくその先の旧湯ノ谷村にある「道の駅 ゆのたに」にて休憩しました。


久しぶりに来た「ゆのたに」。

 小出ICから関越道に乗ります。小出IC〜六日市ICはまだ震災復旧工事中で片側車線+50km/h規制がしかれていますが、車が少ないのでさほど影響を受けずに通過。安積PAからは既に250kmほど走っているので、途中にある塩沢石打SAで給油しました。その後は一直線に南下して関東を目指します。関越トンネルの前後では雨粒がパラパラきて焦りましたが、なんとか本降りにならずに無事通過。今日は関越道でも平均速度が高く、もうずっとVTEC効きっぱなし。熱いよ〜! おまけにこのガソリン高の折り、燃費も悪化するのに...。


予定通り日の落ちる前に帰着。

 埼玉県に入ったところにある寄居PAにて最後の休憩を取って、17:30ごろに所沢に到着。振り返ると今回は本当に「走っただけ」になってしまいました。やっぱり出発が遅いせいであまり寄り道できないとこんなもんですかね。今日は帰ってから給油していないので燃費計算はできませんでした。本日の走行、648.5km(うち一般道175.1km)でした。NC39の積算距離は36,300kmを突破。


寄り道しなけりゃ1周650kmのコースです。

2005.08.19

「あゆ」買いドライブ

 祖母と父が漁師さんのところへ仁淀川の天然の鮎を買いに行くというので、一緒に出かけてきました。目的地は高知から約40km松山方面に走ったところにある越知(おち)町。そこでお目当ての鮎を買った後はもう少し足を伸ばして中津渓谷まで行ってきました。相変わらず水は綺麗で涼しげですが、川に降りて水をすくってみると意外に「ぬくい...」。やはりこの暑さのせいでしょうか、あまり冷たくは感じませんでした。それでも深い山に囲まれた渓谷は佇むだけでも気持ち良かったです。


後ろは仁淀川上流の中津渓谷です。

2005.07.22-07.24

みちのく一人旅・完結編(?)

 前回の飛騨・木曽ツーリングからちょうど1ヶ月。満を持しての出撃です。'02年と'04年に東北に出かけていますが、それぞれ中央部湖巡り・太平洋岸と来ているので、今年は日本海側を北上していくことにしました。なお、今回は珍しく宿を押さえてのツーリングです。前回から行動の詳細計画を立てるようにしたので、行程の事前検討はばっちり。唯一の心配はまだ梅雨明けしていない東北の天気です。
 本当は6:00には出かけたかったのですが、暑くて寝苦しいのもあって寝過ごしました(!) 起きたら5:45で、出発は6:30になってしまいました。しょっぱなから30分の遅れ発生...。


行くぞ本州の果て! 頼むぞCB!!

 所沢ICからいつも通り関越道に乗りました。さすがに平日の早朝なので結構空いていました。2バルブ領域の100〜110km/hで巡航して小一時間、1回目の休憩は群馬県の赤城高原SAで取りました。ここでは夫婦連れでしょうか、おそろいのジャケットを着たアベックライダーがいました。愛車はCBR1100XXとCB400SF SPEC III。あの雰囲気には単純に憧れるなぁ。


ここまではいい天気でした。朝日に緑がきれいですね。

 赤城高原SAを出て、関越トンネルを抜けて新潟県に入ります。関越トンネル付近では表立って降ってはいなかったものの霧雨状態で、路面も濡れていました。湯沢の谷間から見える先は雲に覆われて真っ白。さらには昨年の新潟中越地震の影響で関越道は六日町から長岡までほぼ全線が1車線50km/h規制で工事中。地震以来初めてこちらには来ましたが、うねった路面がまだあちこちに残っていて地震の凄まじさを目の辺りにしました。
 9:30には長岡JCTを通過し、北陸道に乗り換えます。しかしここで天候がさらに悪化し、本格的に雨が降ってきてしまいました。ウォータースクリーンで視界が極端に落ちたので、やむなく安全速度で走っている大型車の後ろについてしばらく我慢の走行。雨だと距離感が薄くなってしまうので、一定速でかつ灯火をつけて走ってくれる大型車の後ろにつくのが比較的安全です。幸い雨が本降りだったのは中之島見附ICから三条燕ICまでの一区間だけで、あとはまたドライ走行に戻れました。
 10:15ごろ、280km走行時点で黒埼SAにて一回目の給油を実行し、再び北上開始。新潟市街を過ぎて日本海沿岸東北道に入り、現在の終点である中条ICに到着したのが11:00。ここからいよいよ一般道走行となります。


雨は計算外だったけど、計画からの遅れは最小限で済んでます。

 中条ICから海側に出て、R113で海岸線に沿って北上を開始しました。といっても防風林の中をずっと走って行くので、なかなか海を見ることはできませんでしたが。村上市を通過し、R345に乗り換えて走っていると岩場に遭遇。12:00ごろです。ここは「笹川流れ」という名勝で、岩をくり貫いたトンネルなど道も面白かったし眺めも良かった。「道の駅 笹川流れ」からは沖合に粟島の姿がはっきり見えました。


ここが笹川流れ。日本海の色は太平洋側とはずいぶん違いますね。

 笹川流れからしばらく走ると、鶴岡に向かう幹線道路のR7に合流しました。この時点で予定に対してやや早い感じになってきていたので、ルートを変更。R7から山越えのR345を選び、山側から鶴岡に対してアプローチすることにしました。ところがこの道、またまたすれ違いの難しい山道で、ちょっと抜けるのに時間がかかってしまいました。鶴岡には13:00ごろ到着し、ここで昼食をとりました。
 鶴岡からR7でやや内陸部を北上します。さすがに一桁国道、バイパスも整備されていて走りやすかったでです。ただし、また平均速度が上がって予定より早くなってきたので、海沿いの工業地帯を走り抜けるR112に路線を変更したものの、酒田市街を抜けるとまたR7に合流してしまい、あまり意味がありませんでした。
 14:30には今回の往路の目玉、鳥海山の麓に到着。「道の駅 鳥海」で天候・道路の情報収集。特に問題ないようなので、予定通り鳥海ブルーラインに乗り鳥海山に登ってみることにしました。


これから峠モードに移行します。

 道は典型的な高原スカイラインで、路面も結構なめらかで走っていて楽しかったのです。180°タイトターンを繰り返して15:00には山形・秋田県境まで約2kmのところにある展望台に到着しました。ところが、ちょうど雲がかかってきて展望台から下を見ても何も見えず...残念! 天気が良ければ西一面に広がる日本海を望むことができたのでしょうけれども...。でも高原の空気は澄んで気持ち良かったです。


ガスで何も見えん...。がっくし。 

 仕方がないのでブルーラインをそのまま突っ切って、16:00前には海沿いの象潟町に出てきました。海水浴場に隣接する「道の駅 象潟」の手前で2回目の給油。黒埼から250km走って10L、今回も燃費は伸びているようです。お茶休憩を取って作戦を再検討。この先、目指す由利本荘までは約20kmで行動時間は残り2時間。時間が若干ながら余りそうなので、寄り道を増やすことにしました。


象潟では陶器市が開かれていました。

 潮風を浴びたくなって、海辺に出てみることにしました。下の写真は平沢という小さな漁港で撮ったもの。やっぱりCBには蒼い空と青い海がよく似合うでしょ。海からの風が心地よかった。この日は最高気温も25〜26℃ぐらいで、止まっても暑くないちょうど良い感じでした。


蒼い空と青い海とマイCB。400は万能選手です。

 16:30には由利本荘市の市街地に到着。市街を抜けてR107に乗り換え、今度は横手に向けて走ります。この道も典型的な東北の幹線道。広くて走りやすかった。遅い軽トラックがいても抜き所も多々ありましたし、順調に東進できました。17:00には宿の近くにある「道の駅 東由利」で最後の休憩を取りました。


本日最後の休憩です。宿までもう少し。

 といってもこれで終わりではありません。宿は山の中にあるので、距離を稼ごうとぐるっと回るようにして行きました。狭い山道をぬって17:40に宿に到着。宿はインターネットで調べて予約した「滝温泉」。元々は湯治の宿だそうで、長期逗留も可能とのこと。別に私は体に悪いところはありませんので念のため(どちらかというと精神の方が病んでるのかも???)。


湯治の宿です。携帯の電波も届かない山奥。

 ここが嬉しいのは風呂が24時間入れるということ。打ち身・切り傷に効果があるそうです。夕食前後と朝起きてからとたっぷり温泉を満喫しました。欲をいうならもう少し熱い方が良かったんですが、湯治で何回も入るならこんなものかな。食事も美味しかったし、喧騒を離れてひぐらしの音をBGMにして佇むのもまた一興です。気分を一言で言うと「りらぁ〜くす!」ですね。


食事は豪勢でした!

 この日はさすがに疲れたのか、横になったらあっという間に寝ちゃいました。一日目の走行は624.1km(うち一般道295.5km)でした。

 2日目は8:00に滝温泉を出発しました。宿から今度は北上し、R105で再び由利本荘市街を目指します。快調に飛ばしていくと途中に農道があって、峠を越えると市街地を通らずにR7に出ることができました。海岸線沿いにR7にて北上していきます。1時間半後、9:30には秋田市の市街地に到着しました。


秋田の県庁前。TVでよく映る今話題のJA秋田ビルも見ましたよ(笑)。

 市街地を抜けて再びR7に合流し、秋田港を過ぎたあたりで海岸線沿いを走る臨海道路に出てみました。ここでも快調に走れましたが、あまりの景色の良さにちょっと寄り道。時間は10:00前ごろです。途中にあった休憩所からはこれから行く男鹿半島を一望することができました。この日も海は穏やかできれいでした。


後ろに見えるのが男鹿半島です。

 しばらく走るとR101に合流。ここから八郎潟に向かって西に転じます。途中で県道42号線に入り、広大な干拓地を一直線に走ってみました。ここが昔は湖だったというのが今は信じられないですね。道はどこまで行けどもまっすぐ。こんなのは西日本にはなかなかありません。10:30ごろ、北緯40度と東経140度の交差点という標識があったので、行ってみたかったのですが道がダートのため断念。まだ先は長いので、タイヤをいたわることにしました。


広大な干拓地。空も地表も広い!

 大潟を抜けて再びR101、そしてすぐにR7に合流。次なる目標は能代市です。能代からはR7に別れを告げ、R101で北上します。途中、240km走行時点で3回目の給油を行いました。能代から約30分走ると左に日本海、右に山が迫ってきます。これが世界遺産の白神山地になります。12:00ごろ、白神山地の秋田側登山道の入り口近くにあった「道の駅 はちもり」で休憩を取りました。この先からはいよいよ青森県になります。


さよなら秋田県。このあたりは緑が深かった。

 青森県に入ると海側の地形はゴツゴツした岩場へと変わります。道はよく整備されていて、快適に走れました。これまで北上してきましたが、進路が東に転じるあたり、13:00ごろに奇妙な岩場にでくわしました。千畳敷と言われているそうで、地震によって隆起した岩が侵食されて下の写真のようになっているのだそうです。


千畳敷海岸です。さすが名勝というだけのことはあります。

 千畳敷からしばらく走ると鯵ケ沢に出ます。このまま五所川原を抜けて青森へ向かうのが最短ルートですが、ここからもっと北上することにしました。R101から別れて湿地帯の中を走る"メロンロード"に入ってみました。この道もほとんどまっすぐで、信号もなく路面も滑らかで走りやすかった。14:00には湿地帯の北端にある十三湖に到着しました。ここからは再び海岸線沿いに走ることになります。


十三湖。後ろの橋は車でも渡れるみたい。

 十三湖を出るとR339(竜飛ロード)に合流します。ここからまた岩場を抜けて走っていきます。しばらく行くと傾斜10%の急坂があり、それを一気に駆け登ったところに展望台があり、北海道が目の前に現れました。展望台から見た景色はすばらしかった! あぁ、本当に来て良かった。


後ろに見えるのは北海道です。ついにここまで来ました!


こちらは南側、今まで走ってきた方向です。

 展望台から岬に向けて今度は駆け降りてきます。あまり距離はなく、すぐに竜飛岬に到着しました。この日は本当に天気が良く、対岸の北海道の姿がここからもはっきりと見えます。眼下に広がる津軽海峡の海とその先にある北海道はすばらしいの一言。展望台にはお約束の歌碑がありました。もちろん「津軽半島冬景色」でした(笑)。


北海道にも手が届きそう!? 地下には青函トンネルがあります。

 ところで、おまけですがここには面白いものがあります。日本に一つしかない「階段国道」です。面白いけど、なんでこれを国道にする必要あるの??? 大きな縮尺の地図ではつながっているように見えるのですが、これでは実際には走れませんね...。話のタネにはなりますが。


これが「階段国道」。う〜ん、謎だっ!

 竜飛岬に別れを告げ、R280で津軽半島を一回りしました。途中、お茶休憩で立ち寄ったところで振り返ってみると、先程行った竜飛岬が西日に浮かび上がってきれいに見えました。逆光でバイク越しに見える景色は旅情を誘うでしょ。日も大分傾いてきましたね。


振り返ると美しいシルエットが見えました。

 R280で陸奥湾を左に見つつ南下します。対岸には下北半島の断崖絶壁が見えていました。陸奥湾はホタテで有名。また今年も食べたい! 約1時間30分、17:00ちょうどに青森市に到着。もう3度目で来慣れたものですが、ここには毎回違うルートでアプローチしてきていることになります。宿に行く前に3年前に写真を撮った八甲田丸のところに再び行ってみました。


3年前にも来ました、八甲田丸です。


港でほっと一息。後ろは青森ベイブリッジと物産館の「アスパム」です。

 港でちょっと休憩した後、この行程4度目になる給油を行ってから17:40に宿にチェックイン。この日の走行距離はすべて一般道のみで399.5km。おっと残念、500m足りなかった! でもここまでの積算距離は1,023.6kmになり大台を突破しました。最短で帰っても総走行距離は1,700kmを確実に超えることになります。
 宿にバイクを休めてから、いつものホタテバター焼き定食を食べに出かけました。この4年で3回通っているこのお店は青森の新町商店街にある「芳源」さん。いつも通り美味しかった。これで2日目の行程は終了、お土産とビールを買ってから宿に戻り、PowerBookに撮った写真を転送して寝ました。

 3日目は6:30にスタート。青森での宿は今回も過去2回と同じ「ホテルシバタ」にお世話になりました。ここは駐車場が地下にあるので、安心してバイクを置けるのがGOODなのです。場所は青森駅から歩いて10分程度で、値段もリーズナブルなためすっかり定宿にしちゃってます。過去2回は写真を撮ってなかったので今回は出発前に撮っておきました。


青森の定宿、「ホテルシバタ」の前にて。今日も良い天気です。

 市街地を抜けて、青森中央ICから青森道に乗りました。3日目は過去2回と全く同じで、ひたすら高速道路走行になります。あまり飛ばすと背中が痛くなるので、風圧のきつくない100〜105kmで巡航することを心がけました。VTECは追い越しの時だけ使います。この日は良い天気だったものの、標高の高いところでは気温が19〜22℃ぐらいしかなく、夏のメッシュジャケットでは肌寒いぐらいでした。
 車の少ない東北道を走ること1時間、ちょうど100kmで秋田県の花輪SAに到着。一回目の休憩を取りました。ここではまだ元気そうですね。


花輪SAにて一回目の休憩。まだ元気です。

 花輪SAを過ぎると、安代JCTで八戸道と合流します。上り線の走行なので、距離を重ねるごとに車が増えてきます。花輪SAから約100kmで盛岡を通過。盛岡の先にある紫波SAで再度休憩しました。今回は東北自動車道約700kmを3区間に分け、250km毎に給油する「2ストップ作戦」を取ることにしていました(F1みたい...)。となると、ここではまだ給油は早すぎる。給油は50km先にある前沢SAで行うことにして、すぐに出発しました。


紫波SAにて。残り約500kmです。

 釜石道分岐・秋田道分岐を通過し約30分で前沢SAに到着。ここは過去2回とも止まったことがあるSAです。ここで予定通り5回目の給油を行いました。SAでは特に見るべきものはないのですが、広がる田園地帯は東北ならでは。でも、岩手県は確かに南北に長い! 走れど走れど岩手県で、しかも景色の変化が乏しいのが走っていてちょっぴり残念なのです。


前沢SAにて。残り約450km、まだまだ先は遠い!

 前沢SAを出てしばらく走ると宮城県に入ります。11:00ごろには東北道中間点の340kmポストを通過しました。今回驚いたのが、昨年まであった検札所がなくなっていたこと。でも止まらなくていいので廃止はありがたいですけどね。宮城仙台ICを過ぎたところにある菅生SAで休憩しました。帰りの行程もいよいよあと半分です。


菅生SAにて。残り約340km、これで半分走ったことになります。

 菅生を出てしばらく走ると山形道分岐を通過しました。そういえば、東北であと行けてないのは山形県の内陸部(月山とか...)だけになりましたね。JCTを通過すると国見の急な下り坂にさしかかります。ここを降りたところが福島になります。福島に入ったところで急に気温上昇。やっぱり南北に走ると温度の変化を体感することができます。
 福島の先、磐越道分岐の郡山JCTを過ぎたところにある安積PAにて6回目の給油を実施。ここは東北道で出かけるときによく給油するところで、川口JCTからちょうど200kmのところです。ここまで来れば日帰りツーリングでよく使う見覚えのある道になります。


安積PAにて。残り約200kmです。あと3時間ぐらい?

 安積を出ると急に車が多くなってきました。まだ昼過ぎなので混雑というほどではないのですが、先をよく見ていないと遅い車の後ろに張り付いてしまって。なかなか追い越し車線に移れず引っ張られてしまうことがあります。早めに車線変更することが肝要ですが、あまり早すぎると今度は後ろから煽られるのでさじ加減が難しいところです。それでも13:00すぎには白河を越えて関東地方に戻ってきました。3度目の「さよならみちのく」。
 14:30には宇都宮近郊に到着。3車線になってすぐのところにある大谷PAにて本日最後の休憩。ここまで来るとツーリングバイクもたくさんいて、2人乗りしている人もたくさん見かけました。さぁ、いよいよ最後の100kmです。


残り100km、宇都宮に到達です。

 大谷PAからは一気に終点の川口JCTまで走破し、外環道に乗り換えて和光北ICを降りたのが15:40ごろ、給油を済ませて自宅に帰り着いたのはぴったり16:00ジャストでした。青森を出てからちょうど9時間30分で完走です。結局、昨年の「みちのく一人旅 第2章」とほとんど同じペースになりました。


9時間30分、ついに到着しました!

 3日目の走行距離は710.4km(うち一般道14.8km)でした。これで3日間の総走行距離は何と1,734.0km、3回の東北ツーリング中で最長になりました。一般道走行も3日間で709.8kmと、こちらもかなり走り込めました。給油は全6回で消費ガソリンは69.4L。平均燃費は25.0km/Lとなりました。前回の飛騨・木曽ツーリングにはわずかに及びませんでしたが、全体の6割が高速だった割には今回もかなり伸びました。


一周で1,000+734km。もう十分堪能しました...(疲)。

 今回のツーリングは景色が最高でした。昨年の三陸も良かったけれど、今年もそれに劣らずすばらしいものでした。写真を見返してみると、空と海の青色と山の深緑が本当にきれいに出ています。温度も夏というよりは20〜25℃ぐらいのところがほとんどで、汗もほとんどかかないぐらいで快適でした。このために調達した新iPodも大活躍で、十分満足できました。もうしばらく出掛けなくてもいいかな(笑)?
 特に印象に残ったのは竜飛ロードの道と絶景です。走って楽し、景色を眺めて楽しで良かったです。これで湖ルート、太平洋ルート、日本海ルートを走りきって東北ツーリング3年越しの悲願達成。これにて'05年の最大イベントは終了です。

2005.06.25-06.26

あの峠の向こうには...?

 1ヶ月ほど、肌寒かったり雨が降ったりでお出かけしていませんでした。今週末は梅雨にもかかわらず日本全国晴れマークだったので、ツーリング出撃を決意しました。
 今回の行き先は岐阜県高山市に決定。昨年、一昨年と過去2回訪れていますが、今回はルートを工夫して初めての道を選んでいます。ほとんどの幹線は過去4年で走ったので、行き方の選定がだんだん難しくなっています。
 5:45に出発。前日までは佐久まで関越+上信越道で行くつもりでしたが、金曜日の夜に距離・行程・時間を再検討したところ、余裕がありそうだったので往路はすべて下道(!)でいってみることにしました。さぁ、目的地まで本当に辿り着けるかな???


いよいよ出発、さぁ、どこまで行けるかな?

 R463で所沢を抜け、飯能市へ。そこからR299で正丸峠を越えて秩父に入ります。秩父市街の先にある小鹿野町でちょうど2時間が経過したので1回目の休憩を取りました。10分程度休んだ後さらに西に進んで、志賀坂峠を越えて群馬県に入ります。ここでは他のツーリングのバイクと並走。群馬県に入ってからは西に進み、上野村を横断して武道峠を越えて今度は長野県に突入。少しR141で南下して、今度は西に入って松原湖を経由し、麦草峠を越えます。ここで2度目の休憩をとりました。この日はとてもいい天気で、見晴らしもよかったです。ちょっと暑かったけど。


まさに絶好のツーリング日和。でもちょっと暑い...。

 麦草峠を下り、蓼科高原を抜けます。R299は路面状態が悪く、裂け目に埋められたラバーで滑りやすかったので、慎重にコーナーを回らなければなりませんでした。蓼科を抜けると茅野市に出てきます。ここまでは以前も来たことのある道ですが、この先は私にとっては未知のルート。景色と道を思いきり楽しみたい!
 茅野からはR152で南下を開始。急な坂を駆け上がったところにあるのが杖突峠です。ここには「峠の茶屋」があり、展望台から諏訪湖〜茅野の市街がきれいに見えました。ちょっと視界は狭いですが、すばらしい眺望ですね。


奥が諏訪湖。天気がいいのでかなり先まで見渡せました。

 R152を1時間ほど南下すると高遠に出ます。このまま進んでも天竜川沿いに面白い道を走れるはずですが、今回はここからR361に乗り換え、伊那市に向かいました。伊那でちょうどお昼になったので給油&昼食。目の前には中央アルプスが現れました。まだてっぺんは雪をかぶっています。さぁ、これから今回の目玉であるいよいよ木曽路に突入です。いよいよ佳境にさしかかる...はずだったのですが。


いよいよ本日のツーリングも佳境に!

 事前の予定では、伊那からR361で中央アルプスを越えて、R19中山道に出る予定でした。市内を抜けて山に向け狭い道を駆け上がっていたところ、森の入り口で立て看板を発見。よく見てみると、R361の権兵衛峠が災害通行止めになっていました。しまった! 通行止め情報を見るのを忘れてた。地図を見ても迂回路なし。結局中央アルプスそのものを迂回せざるを得なくなり、北上して塩尻から中山道に出るか、南下して中津川から北上して高山を目指すか悩みましたが、今回は塩尻周りにすることにしました。南は帰路に取っとこう。


あれれ、通行止め。久しぶりの衝撃。

 それでも13:30には中央アルプス北端の塩尻に到着。ここまで来たら高山への最短ルートの入口である松本はすぐなんですけど。今回はR19に乗り換えて南下を開始します。R19で山に分け入ると「これより木曽路」の表示があり、沸き立つ期待。30分ほど走ったところで、「道の駅 ならかわ」があったので体勢を整えるべくそこで休憩。見回してみるといろんな県のナンバーの車が沢山いましたね。R19中山道はさすがに幹線国道で、交通量は多いものの道はスムーズで走りやすかったです。


ここからいよいよ本日のメインイベント!

 しばらく進んで右折し、今度は県道26号に入りました。乗鞍の裾野を上高地へ抜ける道ですが、途中分岐がありそれを西に進むことで野麦峠を越えることができます。標高は1,600mあまり。急峻な坂を10kmほど駆け上がったところに峠の茶屋のようなものがあって、そこにある展望台からは乗鞍岳の雄姿を見ることができます。野麦峠は近代日本の暗部を象徴する女工哀史で有名ですね。でも明治時代、この山を越えることはどれだけ大変だったか。峠には「おたすけ小屋」があって、峠を越える人をサポートしていたのだとか。今は茶屋になってましたけど。


乗鞍岳。今はマイカーでは上がれません。


兄妹の像の前で。「あぁ野麦峠」

 野麦峠を越えるといよいよ岐阜県です。急な斜面を駆け降りて、ダム湖に出てきました。R361木曽街道に再び合流して西に進みます。所々狭いところもありましたが、バラエティに富んだコーナーやトンネルがあって、なかなか走っていて楽しかった。川沿いにしばらく進んだ後で、1日目最後の休憩を「道の駅 飛騨たかね工房」で取りました。そろそろ日は傾いてきましたが、まだまだ気温は30℃近く、暑かったのでゆずのアイスクリームを食べてみました。甘くて美味しかった。甘いものを食べると疲れが軽減されるのが不思議です。さぁ、いよいよ目的地まであと30kmです。


アイスでリフレッシュ!

 さらに約1時間弱走り続け、高山市街近くに到着しました。それでもまだ16:30ごろだったので、ちょっとだけ遠回りして、もう一つ狭い峠(美女峠)を越えました。遅いプリウスに悩まされましたものの、なんとかR158に合流。ところで、今日はいったいどれだけ峠を越えたんだっけ? 正丸・志賀坂・武道・麦草・杖突・野麦・美女...。180度ヘアピンカーブをやたらに回ったような気がします。今日はタイヤのサイド部も大分使えたかな? 最終目的地のJR高山駅には17:00直前に到着しました。結局、来れちゃいました。


ようやく最終目的地に到着。JR高山駅です。

 駅のすぐそばにある案内所で、今日の宿を紹介してもらいました。駅のすぐ前にあるビジネスホテルにチェックインして一休憩した後、バイクを置いて夕食ついでに川の方に行ってみました。よくTVなどで紹介される風景です。街はきれいに整備されていましたが、土曜日にもかかわらずあまり人通りはなかったなぁ。なんでだろ? 8月には高山祭りで盛り上がるそうです。


テレビなんかでよく見る景色ですね。

 夕食はやっぱりご当地自慢のものを食べたい!ということで、飛騨牛にしました。ステーキもいいけれど、最近はヘルシー路線を突っ走っているのでちょっと敬遠。往路の高速代を節約できたので、ちょっぴり豪勢にできます。駅から川に向かう途中にあった和風の店で刺し身の定食を出していたので、それを注文。刺し身といいつつも肉厚は意外にあって、噛み応え抜群でした。何も手を加えていない分、素朴な味で美味かった。疲れた体にはこういう方がありがたい。


今日の夕食! 飛騨牛の刺し身です。

 1日目の走行、全行程一般道のみ420.8km。一日の一般道の走行距離としては最長になりました。伊那で給油した際も半分ぐらいしか入らなかったので、ここまでの燃費もまずまず伸びていると思います。

 2日目は7:00に宿を出発しました。月曜日は仕事なので、どうしても日曜日中には戻らねばなりません。そこで12:00までは飛騨・木曽路を走って、それから高速に乗って帰ってくる計画です。まずはR158で西に進み、福井県境に近い荘川を目指しました。早朝のため、国道は貸し切り状態。快調に走れましたが、自爆して楽しい休日をフイにしたくないので無理せずコーナーを駆け抜けました。道が空いているのもあって、1時間足らずで荘川に到着。高速(中部縦貫道)が高山の西までできているので、こちらを使う車が減っているんでしょうかね。荘川からはR156で南下して、約1時間で郡上八幡に到着。ちょうど2時間走ったので、ここの城跡で休憩しました。ここには山内一豊とその妻、千代の像がありました。司馬 遼太郎の「功名が辻」で有名なカップルです。そう、後の初代土佐藩主です。


こんな嫁さんもらいたい...? ま、無理でしょ。

 郡上八幡でこの行程2回目の給油を行い、今度はR256で金山を目指すことにしました。一度入る道を間違えて迷いましたが、なんとか復帰。急峻で狭い坂を駆け登り、山の中を駆けずることさらに1時間。遅い車に引っ張られることもなく、順調に走行できました。R41に合流する直前、道の駅があったのでここで2回目の休憩。温泉につかるというのも一興ですが、まだそれほど暑くはなっていなかったので先を急ぐことにしました。正直、ここらへんはあまり名物らしきものはなさそう。


3時間で約150kmを走破。でも無理はしてません。

 しばらくR41で南下した後、再びR256に入って東に進みます。国道の入口は一車線しかなく、「本当にこれが国道か?」と思ってしまいましたが、そのまま進むとさらに道は狭くなっていきました。結局30kmほど所々にすれ違い用の退避所があるような道を走る羽目になってしまいました。もっとも、ほとんど対向車はいませんでしたけど(笑)。なんか、「国道」という私のイメージがガラガラと音を立てて崩壊してしまいました。
 それでも、11:00ごろには目指す中津川から約40kmの地点に到達。道の駅で3回目の休憩です。ここでは店の女の子が暖かいお茶をサービスしてくれました。感謝。でも、欲を言えば冷たい方がありがたかったかな...。


あと1時間で中央道の通る中津川です。ここまで予定通り。

 予定通り12:00に中津川市に到達。市街を抜けて中津川ICより中央道に乗りました。乗ってすぐ、恵那山の登りの途中にあった神坂PAで休憩。この先に中央道最大の難所である恵那山トンネルがあり、それを越えると長野県になります。VTEC作動で坂を駆け上がり、トンネルまでに遅い大型車を抜き去ります。今回走ってみて、岐阜には面白い道がたくさんあることがわかりました。さよなら、岐阜県。


さよなら、岐阜県。

 恵那山トンネルを越えて長野に入ると、諏訪に向けてずっと北上します。ここはずっと山の東斜面に沿って走っていくため、景色もほとんど変らないのであまり楽しめません。それでも1時間ほどで岡谷JCTに到達し、今度は長野道に入りました。中央道はいつも神奈川で大渋滞するので、今回はそれを回避するため上信越道+関越道で所沢まで戻ることにしました。実際にはかなり大回りしてしまいますが、時間で見ると結局は早いはず。松本を過ぎたところにある梓川SAで3回目の給油を行いました。ここまで帰ってくると見慣れた景色が広がります。


見慣れた山々が近づいてきました。

 松本から40kmほど北上すると更埴JCTです。意外と岡谷から距離はありましたね。ここからよく使う上信越道に乗り換えて東に進みます。さすがに東京方面に向かう車が多くなって、単独でずっと走る機会がだんだん減ってきます。車に取り囲まれて走るのって結構疲れるんですよ。梓川から約1時間で来慣れた佐久HO(ハイウェイ・オアシス)に到着。ここで最後の休憩を取りました。


15:00、佐久HOに到着。あと2時間ほどで帰着です。

 その後は一定のペースで走り続け、藤岡JCTから関越道に入って南下。一度休憩しようと思っていましたが、既に終点の練馬ICと川越ICで渋滞が始まっていたので、止まると却って不利になると判断し、速度を緩めて走り続けることにしました。これがよかったのかほとんどペースは落ちずに所沢ICまで辿り着けました。まさに当初立てていた計画通りのオン・タイム! 無理して飛ばした訳でもないのに1日を通してほぼ予定通りの時間に経由地を通過することができました。
 最終的に17:00すぎに自宅に帰着しました。トータルで見ると、21時間で走行距離は1,023.4km、トリップメーターちょうど1周しました。ただし今回一般道の走行は653.3km!。さらに驚くべきは消費ガソリンで、4回給油で42.2L、計算上の平均燃費は25.1km/Lになりました。すごい!


只今帰着! お疲れさま、CB400SF。

 今回のツーリングは、面白い道をたくさん走ることができて、久しぶりに本格的にバイクを操る楽しみをたっぷりと味わえました。距離こそ昨年同時期の能登ツーリングには及びませんでしたが、「走る」ということに関しては大満足の2日間でした。


これが本当の「ジグザグ走行」? なんか鈴鹿のコースみたい。

2005.05.28

山はやっぱり寒かった。

 2週連続のお出かけで、今年4回目のツーリング。天気予報では来週から曇りがちになるということでしたので、出かけてきました。とはいえ昨年結構走り回ったので、行先の選定で苦しんでいます。今回は先週高速に乗った佐久から、まだ行ったことのない浅間山を目指してみました。6時前に関越道所沢ICから北上開始、8時前には佐久に到着し、R18を少し戻ってR146に乗り換えて北上しました。残念ながら浅間山は雲に隠れてその雄姿を見ることはできませんでした。朝の山はさすがにまだ肌寒いですね。


浅間山、雲に隠れて見えず...。

 本当は志賀草津道路で白根山を越えて長野方面に抜けたかったのですが、道路情報ではまだ「チェーン携行」ということでしたので断念。R141を西に向かい、上田に出ることにしました。
 上田の直前に長野に抜ける県道があったので、そちらを選んで行ってみました。道は空いている上に路面も良く、また長野側はヘアピンカーブの連続で面白かったです。長野に降りてからは市街を抜けて、今度はR406で白馬方面に進んでいたところ、昨年ツーリングに来た際に昼食をとった鬼無里に出てきました。今年も同じようにもりそば+山菜の炊込みご飯を平らげました。ここの味は素朴で好きです。


鬼無里にて。炊き込みご飯は素朴な味で美味。

 鬼無里から白馬に出ずに、今度は細い県道を南側に下ってみました。ここもワインディングですが、道が狭いので慎重にならざるを得ず、思ったより時間がかかってしまいました。それでも峠では北アルプスを望むポイントがいくつかあって、立ち止まってみたものの残念ながら今日は雲に隠れて山並みははっきりは見えませんでしたが、まだかなり雪は残っているようでした。


今日は北アルプスは雲の中...。

 しばらく走るとR19に出てきます。ここはオリンピック開催の際に整備されたようで、道も良く走りやすかったです。長野市に入ると再びR18に合流。給油を済ませましたが、まだ少し速い時間だったので高速には乗らず、R18を東進して上田まで戻ってきました。せっかく来たのだからと、真田氏の居城だった上田城址に寄ってみましたが、なんてことはなかったかな。


真田の上田城前にて。

 小休止の後はそのままR18で佐久まで戻り、上信越道に乗って16:00には所沢に帰ってきました。今回の走行距離、529.2km(うち高速281km)。長野で給油しましたが、帰宅した際に給油しなかったため燃費計算はできていません。それでも長野では360kmまで引っ張って14.7Lしか入らなかったので、24〜25km/Lぐらには伸びていると思われます。やっぱり一般道を60km/h前後で走り続けると燃費はかなり伸びるみたいですね。


今回走ったのは細かい道が多いためか、距離は伸びませんでした。

2005.05.21-05.22

久々のグループツーリング参加

 久しぶりに職場のグループツーリングに参加しました。総勢8人で向かったのは山梨県の南アルプス市。土曜日の朝8時に職場近くに集合し、青梅市から奥多摩を抜け、塩山から南下して河口湖を経て、富士川をさかのぼるコースでした。特に楽しかったのは奥多摩周遊道路の出口から塩山市まで、バイクを交換していろいろな機体に乗れたこと。普段乗ることのないビッグスクーターにも乗れて興奮しました。この日は天気も良く、絶好のツーリング日和で平地では暑いぐらいでした。新緑の中、富士山もきれいに見えて充実していました。


給油中。青がきれいでしょ。

 この日は南アルプス市(旧芦安村)にあるペンションで1泊。ここは一度以前に来たこともありますが、和風の食事が非常に美味しいので好きです。夜はビール&ワイン&日本酒、朝は手作り露天風呂を堪能しました。下の写真は先輩に撮ってもらった2日目の出発直前の様子です。


2日目の朝、いよいよ出発。

 2日目はすぐに帰る人や、用事のある人と別れて3台でR141を北上、佐久市から上信越道で帰ってきました。もう少し走っても良いのですが、日曜日なので夕方あまり遅くなると所沢IC付近で渋滞になることが予想されるため、早めに切り上げることにしました。佐久でちょうどお昼になったため、昼食はIC前にある「おぎのや」で有名な峠の釜飯をたいらげ、高速に乗って帰路につきました。


有名な「峠の釜飯」。「信越本線横川駅」が泣かせます。

 16:00ごろ、渋滞もなく順調に所沢ICに帰着。今回の走行は2日間で504.7km(うち高速140.5km)。消費ガソリン22.0Lで、平均燃費は23.0km/Lとまずまずでした。HYPER-VTECをあちこちで使った割にはそれなりに伸びています。


今回のルート。河口湖〜南アルプスまでは初ルートでした。

2005.05.04

吹き上げる風に揺られて

 この帰省のテーマは「まったり」でしたが、この日は半ば無理やりドライブに引きずり(?)出されました。向かったのは高知県西部、親父の駆る'03 ACCORDで、両親と愛犬との3人+1でのドライブです。出発して早々、いの町(旧伊野町)の仁淀川では、紙の鯉のぼりが川に浮かんでいました。写真はR33にかかる橋から撮ったもの。こうしてみると圧巻です。そういえば明日はこどもの日ですねー。


空ではなく、川にたなびく鯉のぼり。

 その後は仁淀川を下り、R56を四万十市(旧中村市)まで一気に走って四万十川本流(私には"四万十川"というより旧称の"渡川"の方がしっくり来るのですが...)にかかる、有名な佐田の沈下橋に案内してもらいました。沈下橋とは、その名の通り増水時には水没してしまう橋のこと。昔から高知は大雨が多く、欄干付きの橋だと増水したときに抵抗になって流されてしまうため、わざと水没するように作られている橋のことです。 数日前の雨のせいか、流れはかなり速かったですが、川下から吹き上げてくる風がとても心地よかった。


沈下橋上から渡川下流方向を望む。


これが「佐田沈下橋」の全景。

 その後、近くの堤防でお弁当の昼食をとって帰路につきました。途中、大方町で行われているTシャツ・アート展をちょっぴりのぞいてみましたが、県外から来たサーファーで海岸は賑わっていました。
 昔はたっぷり3時間の道程でしたが、現在は須崎まで高速が延びて、すっかり様変わりしているのに驚くことしきり。道中では多数のツーリングバイク(リッタークラス多し!)に出会い、私もすっかり走りたくなってしまいました。

2005.04.09

ラーメンツアー2005

 さて、一ヶ月ぶりの出撃です。ここのところ帰省していた時を除いて、気温が低かったり天気が悪かったりでなかなか出かけられませんでしたが、この週は気温はやや低いものの天気は快晴。春の行楽にはぴったりの一日になりました。さて、そろそろ食べたくなったのがラーメン(また?)です。出発に際しては満開の桜が見送ってくれました。


発進直前! 後ろに写るのは暁の桜。

 いつも通り、和光北ICから外環道に乗り、川口JCTからは東北道に乗り換えて北上開始。この日は朝の気温が5℃ぐらいと、ちょっと肌寒かったです。それでも宇都宮まで風はほとんどなく、順調に走れました。下の写真はまもなく栃木−福島県境にかかる東北道那須高原SAです。


行楽の人もちらほら。春になると人の気分もウキウキ。

 高速代を節約し、かつ行ったことのない道を走りたかったので、今回は福島県に入ってすぐの白河ICで降りました。そこからはR294で猪苗代湖の西、会津若松を目指します。距離はおよそ70kmということです。いざ走ってみると、峠と会津盆地側は道路の近くまで残雪が残り、かつ曇りの天気だったのでかなり寒かったです。この分だと、新潟方面の只見や山形方面の米沢はまだまだ雪が残っていそう。いつものお気に入りルートが使えるようになるのは、5月中旬ぐらいになりそうです。
 10時半には会津若松市に到着。ここでは鶴ヶ城を訪ねてみました。幕末にあった白虎隊の悲劇で有名なところです。テレビや写真では天守閣が大きく見えますが、実際に見てみるとはちょっと小振りな感じでした。内堀のそばまで石垣の間をジグザグに車で入れるのがとってもユニークです。


後方が会津松平氏の居城、鶴ヶ城の天守閣です。

 鶴ヶ城から今度は会津若松市街を抜けて、R49を経由し県道を使い北上、喜多方を目指します。いつも行く駅前のラーメン屋、「丸見食堂」に11時すぎに到着。「また?」なんて言わないでください。だって好きなんだもの。きざみチャーシューメン。ここまで来たら食べていかねば! 味はいつもの通りで、美味しかった。


「また?」なんて言わないで。

 目的を達成した後はR121で再び会津若松に戻ってきました。320km走行した時点で残量計が点滅を始めたので、R49沿いのガソリンスタンドで給油。磐梯河東ICまでR49で東に進み、東行きの磐越道に乗ります。合流して早々あるのが磐梯山SA。ここからは磐梯山を正面に眺めることができます。今日は雲もかからず、はっきりと全容を見ることができました。雪に覆われた姿もきれいです。昨年秋と同じアングルで撮っていますのでぜひ比較してみてください。路面が濡れているのは除雪した雪から溶けた水です。冷たい!


後方は会津磐梯山。昨年の秋と比較してみて。

 ここから帰途につくのですが、今回は時間にも余裕があったのでルートを変更、磐越道をいわきまで走って常磐道経由で帰ることにしました。東北道とのJCTのある郡山までは空気がひんやりしていましたが、郡山を過ぎた途端に空気が暖かくなりました。やっぱり、気候は全然違うんですね。
 磐越道は往復4車線に拡幅工事中のため、まだ一部対面通行区間があります。今日は幸にも遅い車に引っ張られることもなく、順調にいわきまでの道程を走破できました。
 14時ぐらいにいわきJCTを通過、今度は常磐道上りに乗り換えます。茨城県に入ってすぐにある中郷SAで休憩。自宅まであと200kmです。


太平洋側に出てきました!

 常磐道も水戸までは車も少なく快調に走れましたが、燃費に気を使ってVTECは控えめに使いました。100〜110km/hで巡航して、中郷SAから1時間弱で霞ヶ浦の西、つくばの東にある千代田PAで本日最後の休憩。久しぶりの600kmオーバーのツーリングになって、さすがにちょっぴり疲れました。ここまで来ると暖かいですね。ところどころに植えられた沿道の桜は満開でした。


ここまで来れば帰ったも同然?

 その後は、三郷JCTから外環内回りに乗り換え、和光北ICで降りて自宅まで戻りました。
 本日の走行、10時間半で総走行距離は644km(うち一般道155.4km)、積算距離は31,100kmを突破。再来週に車検の期限が来るので、丸4年間の走行距離がこの数字になりそう。今回は戻ってから給油していないので燃費は不明ですが、喜多方での給油量から推定すると22.5km/l前後ぐらいになったようです。


これで磐越道もほぼ制覇。

2005.03.21

東京湾ナイトフライト

 月曜日の夕方の飛行機で首都圏に戻ってきました。偶然にも機長は一昨日高知行きの便と同じ人でした。さて、今日乗った便は羽田が混雑している(連休最後でもありますし)ということで、定刻の10分遅れで出発。さらに到着に至っては結局30分以上遅れてしまい、日が暮れて真っ暗になってしまいましたが、でも、上空から見る夜の東京湾もきれいでしたよ。


今日は極ノーマルな機体。

2005.03.19

オーシャン・ビュー再び。空から見る富士山。

 前回帰省したときにはもう羽田第2ターミナルはできていたのですが、その時は雪であいにくの天気の上バス便だったので眺めのよさは体験できず。今回も同じ便だったのですが、今度はバス便ではなかったのでターミナルから東京湾岸の眺めを堪能できました。対岸には昨年行った浦安の東京ディズニー・シーがちょうど真っ正面に見えました。


ちょっと関空とか上海浦東に似た雰囲気かな? 対岸は浦安〜幕張あたりです。

 高知行きの便は意外にも結構すいていました。3連休ということで込み合っているかと思いましたがそれほどでもなく、私の隣の席も空いていました。羽田を離陸して横浜沖を上昇し、右に旋回して駿河湾にさしかかると、右手に雪を頂いた富士山が見えました。この時期の富士山が空気もまだ澄んでいるせいか、一番きれいだと思います。


巡航高度に向けて駿河湾沖を上昇中。右には富士山が見えます。

2005.03.12

'05シーズン・スタートです。

 先週、先々週と週末は雨にたたられて、'05シーズンは昨年に比べて出遅れていましたがこの週末は気温も上がる予報だったので、肩慣らしに出かけてきました。今年もアクアラインを通って房総半島へ向かいますが、今年は昨年行けなかった九十九里浜や鹿島灘を目指してみることに。いつも通り6時に出発ですが、下の写真のようにまだ薄暗いです。


いよいよ始まります! 行くぞ5年目。

 R17を南下していましたところ、霧のため首都高は閉鎖されていました。ところが戸田南ICに差しかかると規制解除。ここから首都高5号池袋線、C1環状線内回りで都心を抜け、11号台場線のレインボーブリッジを渡ってB湾岸線へ。羽田空港を抜けて浮島から東京湾アクアラインへ入ります。アクアラインのトンネル直線区間ではわざと1速落として4バルブの作動を確認。トンネルを抜けた海ほたるで1回目の休憩を取りました。


後方は羽田空港...のはず。

 海ほたるを出て、袖ケ浦ICで高速を降りました。そこからR409(房総横断道路)で茂原市を目指すことに。道は結構狭くて、大型車もいて交通量も多い道だったので、思っていたより時間がかかりました。それでも9時頃には第2目標の茂原市に到着。市内から南下して九十九里浜の南端に出ることにしました。ちょうど昨年来たときに北上を開始したところの近くになりました。ところで、海に出る直前、オドメーターの表示がついに「30000」に!


48ヶ月で積算30,000km到達!

 このWebサイトを読み返すと、昨年の3月27日に20,000kmに到達しているので、ちょうど1年で10,000km走ったことになりますね。
 少し走ると、いよいよ太平洋に出てきます。少しだけ海に突き出た太東崎というところに海水浴場がありましたので、そこで一服。砂浜にはもうサーファーの姿がありました。全身まだウェットスーツ姿でしたけど。写真にあるように後方は果てしなく続く砂浜と防風林。なかなか距離はありそうです。


ここから海に沿って北上します。後方は九十九里浜。

 ここから浜に沿って北上開始。途中、九十九里道路(通称、波乗り道路)という有料道路を使って高速クルーズ。行けども行けども右手には砂浜が広がります。ひたすら走り続けて11時頃には銚子に到着。驚いたのが風力発電の風車。1つ2つなら珍しくもありませんが、10基ほどが集中的に並んでいる様は圧巻でした。やっぱり安定して?風が強い土地なんでしょうね。市街地を抜けて犬吠埼へ。海沿いに大きな展望タワーがありました。ここから太平洋を一望できるそうですが...お金取られるのでタワーには登らず。


近くに停めすぎてこんな無理なアングルになった「銚子タワー」。

 再び市街地を抜け、R124に入って利根川の一番下流の赤い橋「銚子大橋」を渡って茨城県に入ります。このあたりの道はよく整備されていて、快適に走れました。東関東道で帰ろうかとも思いましたが、まだちょっと時間が早かったこともあり鹿島灘に沿ってR51を使いさらに北上を続けることに。
 途中、大きなサッカー場がありました。鹿島アントラーズの本拠地、「鹿島スタジアム」です。今日は試合があったのか、駐車場の呼び込みが多かったな。鹿島を過ぎてからは退屈な1本道でした。茨城県の大洗(北海道行きのフェリーが出るところ)にて、雲行きが怪しくなってきたので北上は断念。給油を行って東水戸道路の水戸大洗ICから高速に乗り、常磐道にて帰ることにしました。
 途中の美野里PAで休憩していると、食堂のオリジナルメニューが目にとまりました。地元の豚を使用したカツ鍋定食があって、これがまた美味しそうだったのでついフラフラと...。でも歯ごたえあってジューシーで美味しかったですよ。お腹いっぱい。


美野里PAでの昼食はカツ鍋。美味でした。

 その後は常磐道を南下、途中、パラパラと雨粒が落ちてきて心配しましたが、なんとか雨雲から逃げ切れました。終点の三郷JCTから外環道に乗り換えて西へ進み、和光北ICで降りて自宅まで戻ってきました。
 本日の走行、10時間ちょっとで総走行距離は420.3km(うち一般道&首都高283.6km)、積算距離は30,300kmになりました。今回、給油から約30km走ったところでツーリングに出ましたので、正確な燃費計算はできませんでしたが、大洗で給油した際は320km走って13.2Lでしたから帰りの高速区間を考慮しても22〜23km/lぐらいには伸びたはずです。


これで関東東側の海岸線はほぼ網羅。