2025.06.07

東京紫陽花名所巡り

 気分転換に久しぶりに出かけました。近所では紫陽花が見頃になっているので、東京の名所を検索して行ってみることに。
 8:00前に最寄駅を出発し、所沢で電車を乗り換えて池袋へ。山手線で巣鴨まで行き、そこから都営三田線に乗って白山駅で下車。最初の訪問地は文京区の「白山神社」です。


地下鉄の駅からは徒歩3分といったところです。

 この日から「文京区あじさい祭り」が始まるとのこと。境内ではイベントや出店の準備で賑やかでした。まもなくイベントも始まるようです。


まずは本殿へ。緑色の雪洞が素敵です。
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 本殿前では大勢の人が狛犬の周りの色とりどりの紫陽花を写真に収めていました。


人が多く、チャンスをモノにするのが大変でした。
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 境内を一通り回って、あじさいの花を写真に撮りながら進みました。日当たりの良い場所なので、ともかく花の色が鮮やかです。種類も色々あって飽きません。


境内で撮った花の写真、色々な種類があるようです。


植え込みからはみ出して来た花を発見。かわいいです。

 裏手の公園から回り込むと、何やら行列ができていました。どうやら普段は閉ざされている富士塚に入れるようです。まだ20人ぐらいの列だったので、並んでみました。


左手が富士塚です。普段は入れないらしい。
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 10分ほど待ったところで、我々の順番が回って来ました。入口には「浅間神社」の鳥居。これをくぐって塚の中へと入ります。


入るところで写真を撮らせてもらいました。


さて、進んでみましょう。振り返るとまだ行列が延びています。
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富士塚を通過中に撮った写真の数々。

 さて、だいたい見どころは回れたので、次の目的地へと向かいます。西側の階段から境内を後にしました。


長い階段を降りて次の目的地へ向かいます。

 白山神社から通りを渡り、住宅地の丘を越えたところにあるのが「小石川植物園」。白山神社からは徒歩10分ほどのところです。東京大学の付属施設ですが、歴史的な経緯もあって史跡にもなっているそうです。


小石川植物園の正門にやってきました。

 入場料を支払って中に入ります。だいぶ暑くなって来たので、日陰を求めて西側の低地にある林の中を進んで行きました。林を抜けると水辺が現れ、花菖蒲が咲いていました。


花菖蒲が現れました。明治神宮の菖蒲園みたいです。
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さすがフルサイズ、明暗差の激しいところでもしっかり映ります。
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iPhoneのHDRもなかなか頑張っています。

 その先には日本庭園が広がっており、その向こうには洋館が現れました。旧東京医学校の本館だったそうです。なかなか趣きのある建物です。


旧東京医学校の本館だそうです。
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 ここから坂を登って東側に向かうと、大きな樹木が並んでいる場所に出ました。強い日差しが葉に遮られてとても涼しい。日当たりのある場所では緑がとても鮮やかに見えていました。


巨大な木々の間から、わずかに光が差し込みます。
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 そこから南に進むと並木道に出て来ました。右手は芝生になっており開けています。葉がまるでトンネルのように道を覆っていていい雰囲気でした。


鮮やかなグリーンが印象的な、奥行きのある写真が撮れました。
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 並木道の途中、左側に温室が現れました。せっかくなので立ち寄ってみることに。中には珍しいものや絶滅を危惧されている植物もあり、見応えがありました。


温室に立ち寄ってみることにしました。


国内だけではなく、様々な場所の植物の鉢が並んでいました。

 温室から出てさらに進むと、正面に巨樹が現れました。ヒマラヤ杉です。その向こうには研究施設の本館がありました。重厚なデザインの建物です。


巨大なヒマラヤ杉、傍の妻と比べると大きさがわかります。


重厚なデザインの建物です。研究施設として現役とのこと。
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 さて、そろそろ昼時です。まだこの先行く場所があるので、駅へ向かう途中で昼食をとることにしました。都営三田線の駅に向かって進んでいくと、えんま通商店街という小さなアーケードがあり、その中に喫茶店があったので入ってみました。
 残念ながら品切れのメニューもあったので、二人ともサンドイッチのランチセットを注文。冷たいアイスコーヒーが体に沁みました。ホットサンドも表面のパリパリ感と中身のふっくら感が両方あって美味しかった。


都営三田線の春日駅近くで見つけました。


暑い中歩いたので、冷たいアイスコーヒーが嬉しい。


ホットサンドはパリパリ感とふっくら感が同居していました。

 都営三田線の春日駅から再び地下鉄に乗り、南へ。下車したのは東京タワーに近い御成門駅。ここから海側に歩き、旧芝離宮思賜庭園に向かいます。新幹線や東海道線のガードをくぐり、浜松町駅に近いところに入口がありました。


旧芝離宮思賜庭園にやってきました。
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入場料は150円、浜離宮とセット券ならお得です。

 中に入ると、中央部の池の周りに芝生や植木が広がりました。以前は羽田空港に向かうのにモノレールを使うことが多かったので、上から公園内を眺めていたのですが、そこからの印象以上に開放感がありました。


ゲートから入ってすぐに写真スポットが用意されていました。


浜離宮と同じく周りはビル群に囲まれています。
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 ここもあじさいの名所として紹介されています。数は少ないのですが、所々に鮮やかな青色の株を見ることができました。背景を工夫すれば面白い写真も撮りやすい。


公園内で見つけた紫陽花、背景を工夫すれば面白い。

 元々は大名が作った庭園ということもあり、茶室の跡など妻にとっては興味深いものも見ることができました。


もとは大名の作った茶室の跡だそうです。


こうして見るとなかなかの迫力です。

 池の西側には低い丘があり、そこに登ると面白い風景が見られました。


池を半周回って来ました。この左手の丘に登ってみます。


登頂成功! 妻が面白い写真を撮ってくれました。
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 私も負けじと妻を丘の上に立たせて撮影。こういう場所では超広角レンズが大活躍です。


上からの眺めはこんな感じです。昔はどんな景色だったのか...。
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妻に万歳をしてもらいましたが...遠すぎましたね(笑)。


庭ですからね。石灯篭もしっかり設置されています。

 さて、結構歩いたので本日の花さんぽはこれまで。新宿で買物をして帰ることにしました。都営大江戸線の大門駅から地下鉄に乗り、新宿西口駅へ。ビックカメラで4層Blu-rayディスクを購入してから地下街のサブナードへ。ここで以前入ったカフェのハーブティーを再び試すことにしました。
 妻は前回と同じキャンディベリー+ピンクグレープフルーツの「ポンペイポンベルモ」、私はミント+レモングラスの「ボタニカル#2」を注文。すっかりリラックスしました。


サブナードにあるカフェでハーブティーを楽しみました。


途中でお互いに交換し、相手のものをちょっとずつ試しました。

 その後は西武新宿PEPEで買物をし、西武新宿線特急「小江戸」で帰途につきました。
 梅雨入り前の花さんぽ、楽しめました。久しぶりにカメラも活躍させられました。

2025.05.05

GW帰省(復路編)

 GW帰省もいよいよお終い。首都圏へ戻ります。利用したのはJL492、8:00に実家を出発し、両親に高知龍馬空港まで送ってもらいました。


搭乗者入口には巨大な鳴子が!

 搭乗便になる東京からの飛行機は珍しく定刻より早く到着しました。これなら順調に羽田まで戻れそうです。


今回の搭乗便JL492は予定通り出発できそうです。

 出発時刻の20分前に搭乗案内が始まりました。我々はGroup 2で機内に入りました。妻の座る席の窓の外には、米軍のF-35が正面に見えていました。妻に愛用のミラーレス一眼を渡して最大望遠で撮ってもらいました。望遠レンズでなかったのが惜しい(苦笑)。


妻の席の窓の外に見えるのは...!


これです。標準レンズで最大望遠で撮ってもらってトリミングしました。

 今回もクラスJへの搭乗です。ゆったり座れるのが嬉しい。羽田−高知便の場合、搭乗時間は決して長くはありませんが、これで数千円差なら払ってもいいかなと思える設定です。


戻りもクラスJ、妻はゆったりシートが気に入ったようです。


2列席は最近の機種では貴重なのです。

 飛行機は高知を離陸し東へ。この日は天候も良く遠くまで見渡せたそうです。D滑走路へ東側からアプローチしたので遠回りだったものの、定刻よりも早く着陸する順調ぶり。ただし使用予定のスポットが空いておらず、5分ほど誘導路上で待機したため、結局そのマージンは消し飛びました。一本早いバスに乗れるかと思いましたが、4分間に合いませんでした。


高知から羽田まで。天気が良く遠くまで見渡せたそうです。

 この時間帯はバスがもともと本数が少ないので、1本逃すと時間ができます。そこでこの間に食事を済ましておくことにしました。第1ターミナル1Fの北端にある「あずさ」で昼食です。ここは駐在時代によく利用したところです。懐かしい。


バスを待つ前に昼食をとることにしました。


妻はそば、私は丼ものを選択しました。
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 食事後、バス乗り場に移動して東急新宿歌舞伎町タワー行きのバスに乗車。休日の昼間だけあって道も比較的空いていたので、40分弱で到着。ここから西武新宿線の急行電車で帰宅しました。
 楽しい休暇でした。

2025.05.02

高知市ぶらぶら

 妻から「シロバナセンダンを見に行かない?」と提案があったので、出かけてきました。妻の実家前で合流し、住宅街の中をジグザグに歩きながら南下。やってきたのは石立町の鏡川です。
 南岸側にセンダンの並木があり、そのうち2本が白でした。咲いてはいなかったものの、この辺りは人や車通りが少ないのでいい雰囲気です。堤防の下まで降りて写真を撮りました。


交通量の少ない岸にセンダン並木がありました。
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そのうち2本が白ですが、残念ながら咲いていませんでした。
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河川敷にも降りて来ました。新緑もきれいです。
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 次の目的地ははりまや町付近。高知名物の「1x1=1アイスクリン」を食べに行こうという話になったのです。河川敷を下りましたが、前夜の激しい雨で川は濁りが激しかった。日差しはきついですが風が心地よく、絶好の散歩日和でした。


はらたいら氏のデザインをモチーフした橋だそうです。


日差しはきついですが風は冷たく、散策にはちょうど良かった。


ここのもセンダン、1本単独で植わっているので目立ちました。
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こちらはセンダンの背後に背の高いフェニックス、面白い。
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 11:00過ぎに目的地に到着。妻はチョコレート+ゆず+いちご、私はコーヒー+ソーダ+プレーンのトリプル。美味しく頂きました。あと残るは抹茶です。


高知名物と言えば、何といってもコレです。


妻はチョコレート+ゆず+いちご、私はコーヒー+ソーダ+プレーンのトリプル!


食感が良いのですっきりしています。

 ちょうど昼時になったので、食事ができる店を探してはりまや橋商店街から京橋商店街へ。高知大丸に近いところで「一八の食家」さんという居酒屋を発見。ここのランチが妻にも合いそうだったので入ってみました。妻は「たまごステーキ定食」、私は「日替りランチ」を注文。これが分量ぴったりで美味しかった。ここ、今後も来たいところです。


高知大丸の近くにあった居酒屋さんに入ってみました。


妻は「たまごステーキ定食」、私は「日替りランチ」を注文。


880円ですが品数も多く味も確かです。ここは贔屓にしたい。
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 食事後は帯屋町商店街へ。金高堂書店で妻の探し物に付きあいましたが、残念ながら探しているものは見つからなかったそうです。
 その後、妻は高知城公園内にある文学館へ。私は足が疲れたこともあり、外のベンチでしばし休憩させてもらいました。吹いてくる風が気持ち良かった。


妻は文学館で企画展を鑑賞。面白かったそうです。

 30分ほどで妻が出てきたので、再びはりまや橋へ。お茶仲間へのお土産を買いたいということで、地元銘菓店の浜幸さんへ。購入した「白花栴檀」は先に見に行った植物の名前です。牧野富太郎博士の命名とのこと。


はりまや橋にある「浜幸」さんで「白花栴檀」のお菓子をお土産で購入。

 そして再び「1x1=1アイスクリン」さんへ。抹茶のリベンジです(笑)。うん、これもなかなか行ける。コンプリートしました。
 次に向かったのは高知駅。ここの観光案内所に用があるそうです。途中でNHK朝ドラマ「あんぱん」のラッピング電車を発見。2年前の「らんまん」から非常に短いインターバルで再び高知縁の作品が来るとは。


商店街もペナントを大量に出し、「あんぱん」で盛り上がっていました。
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 駅の案内所に着くと、妻に管理をお願いしていた「龍馬パスポート」がステージアップ基準を満たしていることを教えられたので、窓口で手続きをしてきました。妻よありがとう(SFC&JGCステータスのお返し?)


高知駅まで来ました。その理由は...妻よ、ありがとう。
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 駅のカフェでお茶でも飲もうかという話をしていたのですが、駅の時刻表を見ると5分後に列車が出るらしい。この時間帯の列車は1時間に1本ほどのため、カフェは実家近くまで戻ってから探すことにしました。ところが切符を買おうと券売機に行くと、おばあちゃん達が切符を買うのに四苦八苦しており、このままでは間に合わない。そこで隣の指定席券売機を使って購入したところ、長距離切符フォーマットの乗車券が出てきました。今回はたった2区間の乗車ですが、止むを得なかったとは言えなんて大仰な(笑)。
 改札を抜けてホームに駆け上がると、伊野行きの1000形気動車1両が出発を待っていたので飛び乗りました。良かった、これで楽々帰れます。


そういえば、JR四国はもともとアンパンマン推しでした。


長距離切符?で気動車に乗車、ちょっと大袈裟ですね(苦笑)。
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乗車が間に合いました。これで楽に帰れます。
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 下車駅までは高架区間のため見晴らしがいい。車両の一番前で眺めを楽しみました。


円行寺口駅で乗って来た列車を見送りました。

 円行寺口駅で列車を降り、今度は万々商店街を北上しました。先ほどの続きで喫茶店を探したのですが開いているところがなく、仕方がないので途中にあったスムージーの店でテイクアウトし、裏手の公園で休憩しました。
 最後にTSUTAYA万々店に立ち寄り、もう一度本を探してみたものの見当たらず。どうも最近お目当てのものが、妻も私もなかなかすんなり手に入りません...。
 振り返ると7時間たっぷり散策しました。この日もたぶん7~8kmぐらいは歩いているはずです。

2025.04.30

安芸まで家族ドライブ

 この日は天気も良く、かつ平日で人出が少なかろうということで、両親を誘って出かけることにしました。行き先は数日前にテレビで見た安芸市の「内原野公園」。つつじ祭りをやっているということだったので、行ってみることに。
 途中で妻をピックアップし、高知中央ICから高知東部道に乗りました。先月の半ばに分断区間が開通したので、安芸市の手前まで自動車専用道で行けるようになったのです。これにより約45分ほどで芸西村まで到達できました。速い!
 高速を降りてから先はR55で進みます。安芸の市街地ではやや混雑していましたが、そこを抜けたところで安芸川沿いに進路を変更。しばらく進んで橋を渡り、坂を上がったところが目的地の内原野公園です。


高知東部道を使って安芸へ。峠越えで土佐湾が見えてきました。
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 駐車場に車を停めて園内へ。いきなり弁天池というため池が現れました。元は江戸時代に灌漑用として作られたものだそうです。


内原野公園に着きました。入口にあるのが弁天池です。

 そこから少し進むと、あやめの咲いているエリアがありました。紫色と緑色がとても鮮やかではありましたが、目当てにしていたツツジは「ほぼ終了」状態。所々で花が残っているところはあったものの、ちょっと遅すぎたようです。妻にも「さすがに遅いよ」と言われる始末。


さあ、主役の花は一体どこだ!?


上がり口にはにはあやめが咲いていましたが。
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所々に鮮やかな色がかろうじて残っていました。


でも主役は完全に終わっていました...。
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3人ずつで記念撮影。遠くには海が見えています。
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 これ以上、あまり見るべきものはなかったので、次の目的地へ向かうことにしました。再びクルマでR55に出て室戸方面へ。5分ほど走ったところにあるのが「伊尾木洞」です。駐車場は国道の南北にそれぞれありましたが、停まっていたのは1台だけ。これなら貸切で見られるかも!?
 駐車場から徒歩1分で入口に来ました。見ての通りいきなりの鍾乳洞です。中は風が通ってひんやり。天井は高くて長さも50mほどはあるでしょうか。これはかなりの見物です。今までこれを知らなかったとは!


伊尾木洞にやってきました。他の人の姿はありません。
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洞穴を進んでいきます。幸い冠水はしていませんでした。
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長さは50m弱、冷たい風が吹き抜けていました。

 洞穴を通り抜けて振り返ってもすごい。解説によればこのあたりは以前は海の中で、そこでできた鍾乳洞が隆起で陸に上がってできたそうです。


こちらが洞穴を抜けたところ、すごいスケールです。


ここは40種類ほどのシダが生える希少な場所だそうです。

 ここから先は足場が悪くなるので、両親に待ってもらい妻と二人だけで先に進むました。


渓谷はまだまだ先へ続きます。


途中には倒木があったりしました。

 曲がりくねった渓谷なので、途中で川をまたいだり、梯子を使って上下動するなどなかなかハードな順路です。幸い流れている水が少なかったので助かりましたが、足元には気を抜けない場所が続きました。


一本橋があったり、梯子をロープを使って降りたり。
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だんだん谷の幅が狭まってきました。
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 洞穴から300mほど川を遡ると、ようやく端点と思しき場所に出ました。その先には...。


端点と思しき場所に出てきました。左奥から水の流れの音がしました。
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 手前に倒木があって遮っているのが残念でしたが、なかなかの落差があます。もう少し近づけないかと横に上がってみましたが、残念ながら滝までは近づけず、正面から写すに留まりました。
 それにしても、貸切で楽しめたのは良かった。


こちらが滝の全景、手前に倒木があり全体を写すのが難しかった。


貸切状態だったので、じっくり記念撮影しました。
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 そこからは来た道を戻りますが、きれいなトンボがいたり、迫力のある巨樹があったりと飽きません。これは一度は来てみるべきです。


来た道を戻っていきます。戻りは感覚的に早いですね。
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この倒木が目印、もうすぐ洞穴に戻れるはずです。

 洞穴の入口で待っていた両親と合流し、来た道を引き返しました。探検終了!


洞穴を出口に向かって歩きます。じっくり見られました。
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探検終了! 今まで知らなかったのがもったいないほどの場所でした。

 両親と合流して駐車場まで戻ったところで、ちょうど昼時です。母から高速ICの入口近くにある施設で弁当を買って食事にしようという提案があったので、R55で高知方面へ戻って行きました。


昼食のため、芸西村の琴ヶ浜に向かいました。

 「琴ヶ浜かっぱ市」という販売所に寄ったのですが、残念ながら昼食になりそうなモノはなかったので、買い物だけすることに。せっかくなのでその裏手にある琴ヶ浜にも行ってみました。妻は高知県の有名人の銅像をこれでコンプリートできたそうです(笑)。


琴ヶ浜の駐車場まで入ってみました。そこにあったのは...。
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こちらは龍馬の妻、お龍姉妹の像だそうです。

 当てが外れたので、昨年にも行った「道の駅 やす」に行ってみることにしました。再びR55で西へ向かい、高速には乗らずに一般道の方を進みます。高知までつながったことで、多くの車が高速を使うようになったせいか、国道の方は空いていました。順調に道の駅に到着。
 ところが、ここのレストランも閉店していて入れず。仕方がないので道の駅の売店でお弁当を買うことに。幸いおにぎりセットなどがあったので、それを買って浜のベンチに座って昼食にしました。気温もちょうどよい中で海風が心地よかった。
 食事後、浜から見える手結港可動橋に行ってみました。残念ながら時間が合わず、動いている時間には行き合えませんでした。ただし周囲を散策し、映画「県庁おもてなし課」でロケ地になった建物を見てきました。ある意味懐かしい(笑)。


手結港可動橋にやって来ました。昨年の正月にも来ています。


手結港の様子、ヘイロー出てる? 映画のロケ地も健在でした。
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 この後は特に寄るべきところもなかったので帰宅することにしました。ただ真っ直ぐ帰っても仕方がないので、海沿いに帰るルートを選択。赤岡からr14に入り、高知空港の南側を進んで種崎へ。浦戸大橋を渡って花街道に出てしばらく走り、春野から北上して自宅エリアまで戻りました。


帰りは高速を使わず、太平洋に沿ったルートで帰りました。

 本日のドライブは115km。気持ちのいいドライブができました。

2025.04.26

GW帰省(往路編)

 今回の帰省は久しぶりにJALを使うことに。一部のマイル有効期限がまもなくなので、少し足して特典航空券に変えてしまおう作戦です。クラスJの座席も取ることができたので、いつもよりもゆったり帰れるはずです。
 10:00過ぎに自宅を出て、電車で都心方向へ。途中駅で特急「小江戸」に乗り継ぎ、終点の西武新宿駅へ。乗車時間は40分あまりですが、やはりリクライニングシートだと何かと楽です。


途中駅で特急「小江戸」号に乗り換えます。


あと1年で廃止だそうです。さて、その後はどうなる?


やはり荷物を持っている時にはありがたい存在です。

 西武新宿駅から隣の東急歌舞伎町タワーへ移動し、乗り継ぎ時間10分で羽田空港行きリムジンバスに乗り換えます。このルートだと駅で荷物を持って上下動するのが最小限で済むので、我々にとっては非常に楽なのですが...。
 バスに乗ってみると既に大勢の人が着席してほぼ満席状態。妻と隣り合って座れないほどでした。しかもその大半が外国人。昨年はガラガラだったのに...?
 バスは予定通り発車し、定刻よりも15分ほど早く第1ターミナルに到着しました。


バスに乗ってびっくり。外国人でほぼ満席状態でした。
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 JAL GLOBAL CLUBカウンターから手荷物検査場に入り、サクララウンジへ。1時間ほどゆっくり過ごすことができました。ANAよりもこちらの方が眺めがいいし、大人向けの雰囲気です。


久しぶりのサクララウンジ。ANAよりも大人の雰囲気です。
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 今回はバス搭乗ということがわかっていたので、少し早めにラウンジを出てバス搭乗口へ向かいました。いつも通りGroup 2でゲートに入ったものの、バス搭乗だとそのメリットは活かせません。
 バスは搭乗ゲートを出発しましたが、向かった先が場所が意外でした。なんとターミナルを縦断し、北側の工事エリア外れにポツンと置かれた機体だったのです。空港内なのにバスの乗車時間が5分以上ってのはなかなかの距離です。


えらくターミナルビルから遠いところに駐機していました。

 全旅客の搭乗後にドアが閉まり出発しましたが、離陸はD滑走路から。スポットからは一番遠い場所なので、誘導路をかなりの速度でタキシングしていたのが印象的でした。いつもと同じく東向きに離陸し右旋回し上昇。この間はまずまず揺れが激しかったです。
 首都圏は曇りでしたが、駿河湾を横断後は下も見えてきたようです。飛行機は沼津上空からほぼ海岸線に沿って飛行したので、妻によれば特徴的な海岸線の様子を見られたそうです。
 紀伊水道を越えて土佐湾に入ってファイナルアプローチ。定刻よりも約10分遅れで高知に到着。するとエプロンに米軍のF-35戦闘機がいるのを妻が発見。そういえば緊急着陸したというニュースを見た気がする。まだ残ってたのか...。


久しぶりのクラスJ、妻はすっかりマダム気分?(笑)
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羽田から高知へ。概ねいい天気で景色が楽しめたそうです。

 手荷物の引取後、迎えに来てくれた父と合流。実家へと向かいました。さあ、たっぷりとリフレッシュしよう!

2025.04.19-04.20

今シーズン最後の花見ツアー

 4月も後半になりましたが、足を延ばせばまだまだ桜が見られるところはあります。今回は先日購入した「じゃらん」最終号で目にした喜多方のしだれ桜並木に行ってみることにしました。ここには日中線という鉄道廃線跡があり、その3kmほどの区間が歩道・自転車道として整備され、並木道を歩くことができるそうです。見頃が4月中~下旬らしいので、今がちょうどいい時期のはず。
 6:00前に自宅をクルマで出発し、近くで給油してから関越道に乗りました。しかし入線してすぐ、圏央道・久喜白岡JCT付近で既に渋滞が発生していることが判明。それを回避すべくそのまま直進し、北関東道経由で東北道に出ることにしました。だいぶ遠回りにはなりますが、渋滞に突っ込むと疲れも大きくなるので致し方ありません。関越道は大きな混雑もなく順調に流れており、高崎JCTからは東へ進路を変えます。思った通り北関東道の交通量は少なく、ハイペースで走行できました。岩舟JCTで東北道に合流し、宇都宮手前の大谷PAで最初の休憩です。
 那須ICまでは走行している車は多かったのですが、その先では交通量が減って走りやすくなりました。8:30過ぎには郡山手前の安積PAに到着し、ここで朝食です。私は運転でさすがにお腹が減ったので定食を頼みましたが、驚いたことに妻はご飯とみそ汁だけの超シンプルメニュー。もう夜のバイキング(≒食べ放題)に備えてセーブモードか!?


安積PAでやや遅めの朝食です。


私は定食、妻は超シンプル定食!?
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 朝食を終えて出発。この先の郡山JCTからは磐越道に入って西へと向かいます。盆地同士を隔てる山を越えると猪苗代湖の北側に出ますが、雲が低く垂れこめていて磐梯山も隠れていました。ただ、会津若松市に入ったころからは光が差してきたので、この分なら大丈夫かな。


磐越道では曇り。猪苗代湖からは霧も!?
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 会津若松ICで高速を出てR121会津縦貫道へ。以前は喜多方まで一般道で30分ほどは時間がかかっていましたが、この自動車専用道ができて所要時間が半減。車窓からは所々で満開の桜が目に入りました。これなら普通の花見も充分できそうです。


会津盆地に入ると天候が回復。桜が咲いているのが見えました。
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 喜多方市街地をバイパスを経由して反時計方向に回りこみ、10:30前に桜並木沿いにある高校跡地の臨時観光駐車場に入りました。収容台数は約700台ということですが、既に7割ぐらいの入り。週末だけあって結構人が出ていそうです。


高校跡地の臨時駐車場に到着しました。
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 さて、この駐車場は並木の中間位置にあります。せっかくなので全部通り抜けたいため、まずは喜多方駅方面に向かって移動。1kmほど歩いたところで「しだれ桜散歩道 起点」の案内がありました。ここからが花散歩のスタートです。案内によれば全体的には概ね5~8分咲きらしいので、大いに楽しめそう。


喜多方駅近くから「しだれ桜散歩道」が始まります。


ここから3kmが歩道・自転車道として整備されているそうです。


概ね5〜8分咲きなので、充分楽しめそうです。

 駅近くでは人の数も少なく、ゆっくり花の下を歩けました。


このあたりまで来る人は少ないようです。


駅からカーブして北方向に向かいます。
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桜の密度が上がってきました。ここでも充分トンネルに見えます。
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 散歩道は所々で道路に分断されており、まっすぐ歩けないところもあります。交通量も多いので近くの信号機まで迂回する必要があります。


約200mほど進んだところで道路に分断されていました。


近くの交差点を渡り再スタート。このあたりはレンガ調の舗装路でした。


花まではこの距離感です。

 日中線は喜多方駅で東西に通る磐越西線より分岐して北に向かっていたため、駅の近くでは弧線を描いています。それによってこの辺りでは桜の並木が続いている様を見ることができます。新緑との色の対比がきれいです。


並木道がずっと続いているのが横から見えました。


天気も本格的に回復してきました。良かった。


それにしてもピンク色が華やか、これもなかなか味があります。
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途中には密度の少ない場所もあります。

 まだまだ桜並木は続きます。ここまで約1kmですが、所々に違う種類の樹も見られるようになってきました。


和装の人と桜並木、絵になります。


色の混ざり合いも楽しみました。


道の真ん中にソメイヨシノも現れました。

 さらに進んで臨時駐車場を過ぎるとSLが現れました。ここは蒸気機関車が末期まで残っていた路線で、その名残でしょうか。ただローカル線だけあってC11という小型の車両でした。その横には比較的大きな公園があり、それをとり囲むようにソメイヨシノが植わっていて、まるで桜でできた箱庭のようでした。


昔ここで走っていたC11という形式だそうです。


その横には桜に囲まれた公園が。まるで桜でできた重箱のよう。

 そこから先も桜並木はまだまだ続きます。こちらの方が人出が多く、落ち着いて写真を撮るのも難しくなってきました。


だいぶ人も増えてきました。写真を撮るタイミングが難しい。


大きなしだれ桜も見られるようになってきました。


白とピンクのコラボレーションが印象的です。


もう1.5km以上歩いてきてますが、まだ続きます。


この辺りは未舗装路の両側に桜が植わっていました。


そろそろ郊外の雰囲気になってきました。
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 途中からしだれ桜の密度が上がり、まるで「さくらのトンネル」になっていました。ここからが本番といったところでしょうか。カメラのファインダーを通して見てもピンク色で溢れました。この辺り、どんなアングルで撮っても絵になります。すばらしい。


ここから「さくらのトンネル」だそうです。
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密度がすごい。ファインダーを覗くとピンク色で溢れていました。
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確かにトンネルのようです。画角を選ぶ必要がありません。
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何層にも重なり、終わりが見えません。


途中に駅標のレプリカがありました。ちょうど一区間分歩いたようです。
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 途中、車道で分断されたところを過ぎると人通りも少し落ち着いてきました。気温も上がってきて、歩いているだけでも汗ばむほどでしたが、遠くに雪山を見つつの散歩は気持ちよかった。所々に大きなソメイヨシノも咲いていて、ピンクと白の重なりも見られました。


車道を渡ると人も減って、落ち着いた雰囲気に変貌。
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並木はまだ続きますが、ゆったり歩けるようになりました。


再び前方にソメイヨシノが現れました。
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3kmほど歩いたので、そろそろ終点のようです。


ソメイヨシノを使って白ピンクの背景を作りました。
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この辺りでは新緑との対比もきれいでした。
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 その先がいよいよ終点です。ここまで来ると人通りも少なく、じっくり写真が撮れました。ここから再び駐車場へと引き返します。


3kmを歩き終わりました。ここから駐車場に向けて戻っていきます。

 復路も写真を楽しみながら進んで行きました。このしだれ桜は全部で1,000本ほどあるそうです。こういう盛り上げ方っていうのはいいですねえ。時間は相当かかりますが、しっかり続けることで新しい財産になります。


今度は太陽に向けて歩いていくので、また見え方が変わります。
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人が多い方が絵になる場合もありますね。
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さくらのトンネルを通り抜けました。復路は早く感じます。


もうすぐ駐車場、ここまで往復で6km歩いた計算です。

 結局2時間ちょっとかけて元の駐車場まで戻ってきましたが、まだ宿に向かうには早すぎます。ただし歩き続けて足も疲れたので、一服できるところを探して蔵のある通りに出ました。


駐車場から蔵のある通りを目指しました。


通りに出てきたものの...思っていたより店が少ない?

 店を見つけるまで若干さまよいましたが、ようやく小さなカフェを発見。冷たいソーダが美味しかった。青い方はゼリーが入っていて面白い食感でした。


目立たない佇まいで、あやうく見過ごすところでした。


さすがに歩き詰めで疲れました。冷たい飲み物がありがたい。


左はゆず、青い方にはゼリーが入っていて、面白い食感でした。

 そこから駐車場に戻り、13:30ごろに宿に向けて出発しました。今夜の宿は猪苗代町にあるので、ここからまだ1時間ほどかかる見込み。ナビの指示に従って南下して行ったのですが、どうやら高速を2区間だけ利用させる腹積もりだったらしく、むしろ狙いよりも遠回りする羽目になりました。会津縦貫道で会津若松まで戻ってしまったので、途中で降りて県道を乗り継いで行った方が早かったかもしれません。R49を東に進み、丘を越えたところで猪苗代湖に出て、そこを過ぎれば猪苗代町。
 R115との交差点にあったGSで給油し、その先の「道の駅 猪苗代」に寄ってみたのですが、駐車場に空きがなくクルマを停められず。仕方がないのでここは帰路に寄ることにして、そのまま宿へ向かうことにしました。


喜多方からは約1時間の道のり。快適なドライブでした。

 宿は「ホテルリステル猪苗代ウィングタワー」、スキー場を併設したリゾートホテルです。今回はせっかくなので上層階宿泊のプランを利用しました。部屋は広く、窓からは謳い文句通り磐梯山から猪苗代湖が一望できるすばらしいロケーションでした。


ちょうどチェックイン開始時間に到着しました。
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さすがリゾートホテル。部屋はゆったりしています。


16階からは磐梯山と猪苗代湖が一望できました。
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 とはいえ時間はまだ15:00、お楽しみの夕食まではまだかなり時間があります。そこで近くを散歩してみようかということになりしました。案内を見ると近くに「観音寺川の桜並木」という桜の名所があるようなので、そこを目指して移動。でも客室から見たところ、桜並木のようなものは見えなかったのだが...?
 実際に行ってみると桜はまだほとんど咲いておらず、どうやら時期が早すぎたようです。流れも雪解け水で濁っており、水量も多くてまるで濁流。これはちょっと紹介写真とは趣きが違うなあ。色々アングルを試してみたのですが、どうにもまだ絵になりません。


案内に従って来てみましたが...え、まだ咲いてない?


雪解け水がまるで濁流のように流れています。


ずいぶん案内写真とはイメージが...見頃は次週ごろ?


確かに桜が咲いたら一気に華やぎそうな気はする。

 一つ下流側の橋を渡り、今度は対岸を上流方向に遡ったところ、咲いている樹がありました。それでわずかながらの花見を楽しみました。


西岸側に一本だけ咲いている樹がありました。


それでもまだ2分咲き、といったところでしたが。


蕾と花を両方楽しめる状態ではあります。
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時期的にはちょうどいいと思っていましたが...やや残念。


まあ、ぎりぎり花見はできたということで。

 元来た場所からさらに上流側を見ると、川の名前の由来である観音寺への案内がありました。そちらに向けて道路から少し入ったところ、カタクリの自生地を発見。たくさんの花が咲いていました。1枚の写真でこんなにたくさん写せた場所は覚えがないなあ。


カタクリの自生地がありました。花の数がとても多かった。

 観音寺には茅葺屋根の古い門があり、落ち着いた雰囲気がありました。妻は彫刻や造りを細かく観察し、「すごい!」を連発。その傍らには神社もあり、裏手の杉はなかなかの巨樹でした。


福島県の文化財だそうです。確かにこういうのは他で見た覚えがないな。


その裏手の神社は、巨樹に囲まれていました。


特に裏手の杉は大きかった。妻曰く「パワーを感じる」。

 散歩から戻ったところでまだ2時間ほど時間があり、汗もかいたので食事前にも風呂に入ることにしました。風呂は2Fの露天風呂とBFの大浴場が内外でつながっているという構成。露天風呂からは遠くに猪苗代湖も見え、ひんやりした空気の中でぬるめのお湯に浸かるのは気持ちよかった。足をしっかり揉み解して疲れを取っておきました。おそらく今日は10kmほどは歩いたはず。
 入浴を終え、部屋に帰るとちょうど日没を迎えました。夕焼けは見られませんでしたが、なんとも味のある夕暮れではありました。


部屋から日没を観察。西に雲が出ていたので日の入りまでは見えませんでした。
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 お待ちかねの夕食は19:00から。ここのプランの売りはこちらです。


妻の本当の目当てはこちら? 正真正銘の「食べ放題」です!

 用意されていた料理の種類は多く、少しずつ色々なものを取ってきて食べました。色々と趣向もあり、その場で天ぷらを揚げてくれたり、ローストビーフの切り分があったり。ラーメンは自分で軽く茹でて作るので、暖かいまま食べられるのが良かった。意図的に昼食をとらなかったこともあり、予想通り妻は大ハッスル。山盛りご飯に最後のデザートまできれいに平らげました。ダイエット宣言下の「いるマダム」様、ご満足頂けましたでしょうか???


早速料理を集めて夕食開始! 私は生ビールを付けました。


最初の状態ですが、何度も料理との間を往復し...。
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最後はデザート(別腹)でトドメ!

 が、さすがに二人とも食べ過ぎ(私はむしろビール腹?)て、もう動く余裕なし。このため食事後の風呂には行かず、二人とも寝てしまいました。zzz...。

 二日目は風呂の開く5:00起床です。目覚めてすぐに大浴場に行き、熱めの湯に浸かってしっかりと目を覚まします。


まだ日の出前です。裏手のスキー場はこんな感じ。
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 朝食は7:00から。いわゆる「10分前行動」で一番乗りでした。このあたり、我々はどうも順番の割り込みに遭った北海道旅行のトラウマが残っているようです。メニューの中では特に焼きたてオムレツが美味しかった。妻はやっぱり朝カレーなのね...。


昼食べなくてもいいように、朝しっかり食べておきます。


妻は相変わらず盛り×2、朝カレーも健在。


見よこの笑顔! 朝デザートもしっかりと。

 さて、客室から下を見ていて気づいたのですが、眼下で鯉のぼりが一列に並んでいることに気づいていました。その場所はどうやらホテルに併設されているハーブ園の中らしい。チェックイン時にチケットをもらっていたので、帰る前に寄ってみることにしました。その開園時間に合わせて8:30前にチェックアウト。


8:30前にチェックアウトしました。
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まずはクルマでハーブ園に移動します。

 ハーブ園までクルマで移動したところ、こちらでも開園後の一番乗りでした。これなら鯉のぼりを独占できるかも!?


一番乗りで園内へ。上手くいけば貸し切り状態も?

 内部へ入ると大きな撮影スペースがありましたが、どうやらペットとの記念撮影スポットらしい。ただ人もいなかったので、遠慮なく(?)撮影ができたのは嬉しいところ。


これは子供向けかな?


こちらはペットとの記念撮影スポットらしい。


なかなかの規模ですが、意図してるところは正直わかりません...。

 ただ、お目当ての鯉のぼりの場所が見当たりません。そこで入口へ戻り、係員さんに聞いてみたところ内部から丘を迂回して行かねばならないらしい。


広大な敷地ですが、お目当てはこの反対側にありました。

 その指示に従って進んで行くと、やがて鯉のぼりが並んだ場所に出てきました。この広がり感はすばらしい。どうやら猪苗代湖側から風が吹くようで、時々鯉が横になびきます。近くによると結構な迫力です。


見えてきました。鯉のぼりが列になっています。
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さらに近づくと風が吹き始め、鯉が一斉になびき始めました。
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背後には磐梯山が見えています。山頂は雲に隠れていますが...。

 足元には菜の花が植わっているらしく、もう少し時間が経てば黄色い絨毯の上で鯉が泳ぐようです。まだ誰も来なかったので、菜の花畑の中に作られた歩道を縦横無尽に歩き回って、貸し切り状態で写真撮影を楽しみました。これは楽しかった。


風が吹くと鯉のぼりの巨体が舞い上がります。
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実際の大きさはこんな感じです。


ホテルを背景に。菜の花が咲いて晴れたら凄いことになりそう。
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超広角で人を入れるとこんな感じです。


これだけの鯉のぼりを二人占めできたのは幸いでした。
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 最後に正面からすべての鯉を写真に収めてみました。


少し離れた正面から撮影をトライ。


ちょっと早いゴールデンウィーク気分を味わえました。
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 充分堪能したので、ここらで引き揚げることにしました。ホテルの敷地を出発し再び道の駅へ。ここで最後のお土産購入です。まだ9:30前でしたが、驚いたことに売店は大勢の人で賑わっていました。自宅だけではなく実家向けのお土産も購入。妻はスタンプも押せてご満悦です。


ハーブ園を出発してIC出入口近くの道の駅へ移動しました。
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 道の駅の前の交差点が磐越道・猪苗代磐梯高原ICなので、ここから高速に入線して郡山方面へ走行開始しました。まだ時間が早いこともあり、狙い通り混雑はなし。順調に距離を消化して郡山JCTで東北道へ。淡々と南下しました。


上り線ですが時間が早いこともあり、混雑もなく走行できました。

 戻りも大谷PAで休憩し、最終スティントへ。久喜白岡JCTからは圏央道で西に転じ、狭山日高ICまで走行して高速を降りました。いつも使うGSで給油を行ってから自宅へ向かい、最終的には12:30に帰着。ちょうど3時間で帰ってこれました。
 2日間の走行は662.3km、平均燃費は18.8km/Lでした。東北道の3車線区間が最高速度120km/h制限になっていることもあり、その結果ハイペースで走行した時間が長くなって、燃費はずいぶん悪化させてしまいました。
 今回の旅の狙いは花見と美味しい食事でしたが、両方をしっかり堪能できて良かった。久しぶりにCR-Zで遠出ができて、ENGもしっかり回しておくことができました。

2025.04.11-04.12

神話と火の国の旅

 この時期は特典航空券のローシーズンで、気候がよい中で比較的少ない所要マイルで旅ができます。今年の行先に選んだのは九州の高千穂町。かねてから妻が「夜神楽を見に行きたい」と言っていて、それを叶える旅を企画しました。高千穂は宮崎県ですが、熊本からアクセスする方が人口密集地を通らずに済み、移動にかかる所要時間が計算しやすいので、西側から行く1泊2日の行程にしました。また、せっかくの機会なので熊本の観光地も巡ることに。
 金曜日の4:30に自宅を出発。最初の急行電車に乗ってもフライトには間に合いますが、往路の通勤時間帯や帰路に駅で荷物を持って上下動するのを回避するためクルマを出すことにしました。出発時は前夜からの雨も少し残っており、傘をさすことなく済んだので判断は正解だったと言えます。川越ICから関越道に乗り、外環道、首都高池袋線・中央環状線を経由して湾岸線へ。さすがに早朝だけあってまだ混雑はなく、順調に空港中央ICまで到着。
 さて、今回はANA利用なので第2ターミナル隣接のP3・P4駐車場が最寄りなのですが、週末に近い朝は混雑しやすいという問題があります。そこで初めて国際線第3ターミナルにあるP5駐車場を使ってみることにしました。料金はP1~P4よりも若干高いのですが、繁忙期以外はほぼ確実に空車状態かつ出入りが頻繁ではないというメリットがあります。その狙い通り、停めやすい場所にクルマを置くことができました。


クルマで羽田までやってきました。初めてP5駐車場を利用。
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 第2ターミナルへの移動は無料連絡バスを利用、第1ターミナルを経て10分程度で到達します。事前の予想通り6:00過ぎには到着ロビー外のバス乗降場に着きました。まだ出発時刻までは2時間あるので、出発ロビーのキャットウォークにある「門左衛門」で朝食。驚いたことに妻はいきなりのご飯お代わりです。大丈夫か今からそんなに食べて...?


出発ロビー上にある天ぷら屋さんで朝定食です。

 朝食後、ステータス保持者専用カウンターで荷物を預けてANA LOUNGEへ。ここでしばしの休憩です。さすがに起床が4:00前だったので少々くたびれました。出発は58番ゲートからで、搭乗便はNH641で機種はA321neo。実はこの便、以前に熊本出張していたころには何度も利用していましたが、駐在期間を挟んでもう10年以上は乗っておらず、本当に久しぶり。機内は満席ではなく、定刻通りにドアが閉まり出発しました。


Group 2の案内で機内へ。8割ぐらいの搭乗率でした。

 残念ながらこの日はずっと雲上飛行で、九州到達まで下の景色は楽しめなかったようですが、着陸態勢に入ってからは阿蘇をはじめ特徴的な景色が見られたそうです。妻は見慣れない景色にわくわくの様子。


首都圏は曇り。九州に入ってようやく下が見えてきたそうです。

 飛行機は定刻よりわずかに遅れ、阿蘇くまもと空港に着陸しました。久しぶりに来た熊本空港は改装されて設備も更新されておりきれいになっていました。


久しぶりの熊本空港、ずいぶんキレイになっていました。
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 手荷物をピックアップし、予約しているレンタカー会社のカウンターへ。書類を受け取り指定されたゲートに並んで営業所への送迎車を待ちます。10分弱待ったのちに送迎車が来たので、乗り込んで移動。営業所で最終手続きを行い、割り当てられたクルマに乗り込んで出発しました。


くまもんが有名ですが、ここは二輪車の故郷でもあります。
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 車両はトヨタ「ヤリス」のガソリン車、コンパクトで取り回しは良さそうです。


いざ出発! 慣れないクルマなので慎重に。

 まず向かったのは県南東部の山都町。ここには江戸時代に作られた水道橋で国宝の「通潤橋」があり、ぜひ一度見てみたいと思っていました。空港からマミコゥロードという道を通って南へ。交通量も少なく走りやすく、適度なワインディング感のある道でした。上野吉無田ICからは九州中央道(無料区間)に乗って西へ。約15kmほどの距離をほぼ単独で走行しました。区間終点の山都通潤橋ICで高速を降り、突き当たりにある「道の駅 通潤橋」で休憩しました。
 まだ11:00過ぎと早い時間でしたが、朝食が早かったこともありここのレストランで昼食をとることにしました。メニューはとても魅力的で二人とも悩んだのですが、妻が「山都焼きカレー」、私が「チキン南蛮定食」を注文。ともに1日限定5食とのこと。なかなか美味でボリュームもあり、お腹ぱんぱんになりました。


約1時間で道の駅に到着、ここで昼食をとることにしました。
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まだ時間も早く空いていました。限定メニューもOKでした。


妻は焼きカレー、私はチキン南蛮定食。ボリュームあって美味しかった。
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 昼食後、町内を抜けてお目当ての通潤橋へ向かいました。道の駅からはクルマで数分ほどの道のり。物産館の駐車場にクルマを置いての見学です。川向こうにかかる橋はとても絵になるすばらしい景色でした。観光向けとして橋の中央部から放水することがあり、その時は有料で橋の上からそれを見られるそうなのですが、残念ながらこの日は平日なのでイベントはなし。ただ見上げることはできるので、橋の近くまで寄って細かいところまで観察しました。それにしてもこの石積みの精緻さはすばらしい。角形状の部分は今の目で見てもとてもシャープです。


最初の目的地、通潤橋にやってきました。


国宝に指定されている水道橋、側にはこんなものも。
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裏手には古い民家があり、内部まで公開されていました。
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橋の袂までは近づくことができます。
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それにしても形状がシャープ、石造りでよくここまでできるものだ。
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傍には放水路もあり、水量が豊富で迫力がありました。
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 少し戻ると橋の北側斜面に登れる通路があったため、進んでみることに。桜の樹の下を通り、階段で上がると通潤橋への通路がありました。残念ながら橋の手前で封鎖されて端に近づくことはできませんでしたが、橋の上面を見ることができてよかった。


ここから斜面を登ってみることにしました。


通潤橋の上に出ました。残念ながらこの日入れるのはここまで。


明日は放水があるので歩けるそうです。ちょっと残念。


山から見下ろすと里山の風景が広がりました。
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 通潤橋を後にしR218で東に進みます。クルマの流れはスムーズで道も良く、約1時間弱で目的地である高千穂町に到着しました。まずは今晩神楽を見学する予定の高千穂神社へ。大きな鳥居をくぐり、まずは本殿に行き参拝を済ませました。周囲には杉の巨木があり、歴史の深さを感じさせます。本殿の左手には神楽殿がありました。夜が楽しみです。


高千穂神社にやってきました。


まずはお参りです。巨樹に囲まれ落ち着いた雰囲気です。
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名木も多数。秩父に縁のある杉や、夫婦杉もありました。
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 本来はここから自然遊歩道で高千穂峡へ向かうつもりでしたが、倒木の影響で通行止めとのこと。仕方がないのでそれは諦め、近くの駐車場にクルマを置いてから徒歩で向かうことにしました。


残念ながらこの先は通行止め、ここから高千穂峡に行こうとしてたんですが。
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神楽殿前にて。夜にまた来る予定です。


参道を戻りながら写真を撮っていきました。


とにかく巨大な鳥居、色もあって重厚な印象です。


せっかく来たので、妻と相談してお守りいくつか入手しました。

 5分ほど歩くと九十九折れの急坂があり、それを降っていくと谷向こうにに大きな岩盤が見えてきました。神社から15分ほど歩いたところで高千穂峡の入口に到着。


高千穂峡の入口に来ました。神社からはかなりの高低差がありました。

 ちょっと歩き疲れたので、ここのカフェで休憩しました。レモンジンジャーを頼んでテラスで一服。歩いて汗ばむほどだったので冷たい炭酸ののど越しが心地いい。眼下には五ヶ瀬川があり、多くのボートが浮かんでいるのが見えました。


さすがに少々歩き疲れたので、観光前にカフェで休憩です。


爽やかレモンジンジャーで生き返りました。

 一息ついてから観光開始です。遊歩道を西に向かって進んで行くと断崖の上に出て、振り返ると峡谷に滝が流れ落ちるのが見えました。これが「真名井の滝」という名瀑で、その先は岩のゲートのようになっておりよく写真で紹介される場所です。水面までの高さもかなりあるので、下のボートから見上げるとすごい迫力のはずです。


高千穂峡、真名井の滝です。有名なアングルですね。


展望台からはこんな距離感、写真は流れを溶かしてみました。
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もちろんiPhoneでも記念写真を。滝の位置が微妙...(苦笑)。


先に進むと面白い岩が見えてきました。
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 さらに進んで行くと「鬼八の力岩」があり、ここも神話に絡めた話題があるらしい。その先は曲がった岩が特徴的な狭い渓谷が続いていました。一体どんな力でこのような形状の岩ができたのか、地学的にも興味深い場所でした。


鬼八の力岩、裏側に流木が引っ掛かり、誰かが動かそうとしたように見えました。


これが降りてくる時に見えた絶壁。すごい迫力でした。
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 その狭いエリアを抜けると急に視界が開け、正面に3つのアーチ橋が段違いで同時に現れました。下から順に新しいようですが、古い石橋から鉄橋、コンクリート造りまで種類が多様。かつ高さが非常にあるので迫力満点でした。これは国道で通過するだけでは絶対にわかりません。


3つのアーチ橋が重なって見えました。すごい眺めだ!


もちろんここでもセルフ撮影。上手く入りました。


一番下の古い橋は味がありました。ここは有料の駐車場入口です。
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 さて、ここから高千穂神社まで戻っていきますが、高低差があるのでなかなか大変です。遊歩道の階段を上がり、真ん中の橋を渡って神社方面へ。橋の上から見下ろす峡谷は雄大でした。秋、紅葉の季節は凄まじい美しさになりそう。


真ん中の橋まで上がってきました。橋からの眺めは絶景!
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これは紅葉の季節に来たら凄まじい美しさになるに違いない。

 さらに20分ほど歩いてようやくクルマまで戻れました。次に向かったのはそこから数百メートル坂を登ったところにある「道の駅 高千穂」、ここでお土産をまとめて買っておこうという作戦です。実はここは17年半前、VTR1000Fでの南九州ツーリングで立ち寄った場所です。懐かしいなあ。


道の駅 高千穂に来ました。17年半ぶりの再訪です。


とにかく巨大なモニュメント。妻は喜んで写真を撮っていました。
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 これで予定の場所は巡ったのですが、この時点でまだ16:00でした。まだ夜の神楽までは時間があり、あまりお腹も空いていなかったことから、少し足を延ばして10kmほど先の天岩戸神社まで行ってみようということになりました。高千穂市街地を抜け、国道を横切って岩戸川に沿って走ります。15分ほど走ると神社前に到着しますが、駐車場が有料だったので少し離れた東本宮側にクルマを停め、神社まで移動しました。


予定にはなかったのですが、天岩戸神社まで足を延ばしました。
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 天岩戸神社は日本神話で天照大神の神隠れで有名な岩窟をご神体とする神社です。ご神体は社殿の裏手にある遥拝所から見られるそうですが、神職の案内でしか見られないとのころ。30分毎に案内はあるのですが、残念ながら到着したのはこの日の最終回の後だったので参加できませんでした。うーん、残念。


いよいよ中へ。残念ながらこの日最後の案内はもう終わったらしい。


ここから本殿へ入ります。夕方だけあって比較的静かな雰囲気でした。
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タイミングを見計らって、正面から撮影できました。

 その先に天安河原という場所があるということで、徒歩10分ほどらしいので行ってみました。道から川側へ降りて遊歩道を進むと、突然左手に大きな洞穴が出現。ここは天照大神をどうやって岩戸から誘い出すか、関係者が話し合ったとされる場所。


神社から川沿いを遡り、橋を渡って進むと...。
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回り込んだところに洞穴が現れました。


天照大神をどうやって岩戸から誘い出すか、関係者が話し合った会議跡?

 この時点で17:00ほどになったので、今夜の宿に向かうことにしました。東本宮まで戻り、クルマで再び高千穂市街地へ。国道沿いにある宿にチェックイン。今回選んだのは「ホテルグレイトフル高千穂」さんです。妻はさすがに歩き疲れたのか、ベッドに倒れ込みました。まだこれからがメインイベントなのに大丈夫か?


宿にチェックインしました。眺めもいいところだったのが嬉しい。
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 妻は1時間ほど横になって復活したので、徒歩で再び高千穂神社へ。


夕暮れの中、徒歩で高千穂神社へ向かいました。


昼間とはまた違った雰囲気を楽しめました。

 19:00に神楽殿に行ってみると、すでに待っている客がいました。我々は事前に予約申し込みをして電子チケットを購入していたので、ハンディで読み取ってもらうだけ。最初のうちに入れたので、一番前に陣取ることができました。この後人がどんどん増え、座敷はほぼ埋まっていたので早めにに来て正解でした。


神楽殿に到着、あと1時間で開演です。


妻は一番前の列に陣取りました。やっぱり近くで見たいよねえ。
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 神楽の開始は20:00から。舞は33あるうちの4つを入れ替えながら行っているそうです。さすがに近くから見るだけあって鋭い動作のたびに空気の振動が伝わってくるほど。写真を撮るのも忘れて楽しみました。妻も念願かなって喜んでくれたようです。


こんな距離感での鑑賞でした。感想は「すばらしかった」とのこと。

 21:00前に神楽は終了し、神社を後にしました。戻りは市街地へ向けて歩いて行きましたが、灯篭を模した照明がいい雰囲気を醸し出していました。


この旅のメインイベントは無事終了。さあ、帰りましょう。


帰りは登りになるので少々きつかったですが、あと一息です。

 宿のBFにあるコンビニでビールとおつまみを買い客室へ。今日はとても濃密な一日でした。

 2日目の朝は6:00前に起床。手早く支度を済ませて6:30に朝食へ。この宿はビジネスホテルライクでしたが、朝のバイキング料理は地元の食材を使ったメニューで美味しかった。今回も食事は当たりでした。


朝食は地元の食材を活かしたバイキングでした。


妻はあふれんばかりの量を、夫は適正な量で...?
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 食事を済ませて部屋に戻り、多量のお土産をスーツケースにまとめてチェックアウト。この日の戻りのフライトは夕方なので、行動時間は充分に余裕があります。そこで妻に前日に見損ねた天岩戸神社のご神体を見に行こうかと提案したところ、賛成してもらえたので再びそちらへ向かいました。1日の最初の案内が9:00だと見ていたので、8:30ごろに着くように出発。


ホテルは市街地からはちょっと離れていました。下にコンビニがあるのがユニーク。
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 今回も東本宮前にクルマを停め西本宮へ。待合所でしばし待っていると、9:00ちょうどに案内が始まりました。本殿の横から中に入って裏手に回ったところに遥拝所があり、対岸の岩窟を望めました。残念ながら写真はNGでした。


今日は時間があるのでじっくり説明を読んでから進みました。


こちらが天照大神の像だそうです。
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ここが集合場所、御神体への案内はここからスタートです。
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御神体も見て、昨日の神楽の意味もだんだん分かってきました。

 案内は15分ほどで終わったので、そのままクルマの方へと戻りましたが、せっかくなので西本宮へも行ってみました。こちらは天岩戸を出た天照大神が最初に住んだと言われる場所ですが、東本宮とは異なり訪ねる人も少なく静かな雰囲気でした。


東本宮へも行っておくことにしました。


こちらが本殿になります。とても静かな佇まいでした。
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ここにも小さいながら神楽殿が。さすが神話の里です。

 さて、これで見るべきものは見られたので、次の目的地へ向かいます。岩戸川沿いを高千穂方面に戻って行きましたが、この辺りは棚田が広がっており、農業遺産に指定されているそうです。特に朝の清々しい空気の中で鮮やかな緑色が見られるのはすばらしい。


この辺りは農業遺産なのだそう。棚田の風景がとても印象的です。
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 宿泊したホテル前まで戻り、今度はR325で阿蘇に向けて北上を開始しました。道はアップダウンがあるもののよく整備されていて走りやすかった。前車のペースも良かったので、順調に距離を減じていきました。県境付近にはループ橋があって面白かった。


ループ橋で県境を二度またぎ、熊本県へ戻ります。
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 やがて道はR265に合流し、一気に高度を下げると左手に阿蘇山が見えてきました。坂を下りきったところが阿蘇山のカルデラ地形の底になります。


カルデラの外輪山を下っていくと、阿蘇山が見えてきました。

 再びR325が分岐するので、それに乗って西へ。途中でr111(阿蘇パノラマライン)に入り、阿蘇山に登って行きました。高度を上げていくと正面には圧倒的な山塊、後方にはカルデラに広がる雄大な景色が見えてきます。ここは17年半前にバイクで走りました。


阿蘇パノラマラインに入りました。ここも再訪です。
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 途中の展望台で景色を楽しみました。この日の天気は曇りでしたが、まだかなり遠くまで見渡せたのは幸いでした。


展望台からの風景、菜の花がピンポイントで鮮やかでした。
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こちらは山側、もう少しすれば新緑に染まるはずです。


ここでもかなりの高度差があります。

 展望台から出発し、さらに火口方向へ向かいました。前回来た際はガスが出ていて封鎖されていた阿蘇山公園有料道路が開いていたので、行ってみることにしました。ただ、通行料はなんと1,000円。高いな...。


パノラマラインを登っていくと、有料道路の入口に出ました。

 荒涼とした雰囲気の中、道は蛇行しながら火口へと向かいます。上り切ったところが大きな駐車場になっており、そこにクルマを停め、徒歩で中岳火口展望所へ向かいました。


火口近くの駐車場に向かってクルマを走らせました。
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 そこからの景色は...すごかった。草千里ヶ浜から遠く熊本へ続くカルデラ出口まで見渡せました。


展望台からの風景、荒涼とした景色は日本離れしています。
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こちらは火口をバックに撮影。


向こうに見えるのが退避壕です。


磐梯吾妻スカイラインと比べても、広さは段違いです。

 続いて火口の見学です。火口部には緑白色の湖があり、その表面からは蒸気が激しく立ち昇っていました。歩道に沿って位置を変えていくことで見え方がどんどん変わっていくのが面白い。


火口が見える位置までやってきました。


表面からは蒸気が激しく立ち昇っていました。

 火口の東側には窪地があり、水が流れた痕がありました。それにしてもさすが活火山、地形のスケールがとにかくすごい。


こちらは火口に土砂が流れ込んだ窪地でしょうか。

 一通り見学した後、再び有料道路を戻ってパノラマラインへ。そのまま直進して阿蘇火山博物館へと向かいました。本当はここに停車して草千里ヶ浜を歩こうかと思っていたのですが、駐車場が有料だったのでパス。そのままゆっくり走り抜けました。ここは草原が美しい場所なのですが、まだ枯色なので見頃ではありません。


有料道路の復路から草千里ヶ浜まで。止まれる場所がなく通過しました。

 草千里ヶ浜の先を右に大きく回りこむと、今度は下り坂になり、阿蘇市街地を望みながら中央火口丘の北側へ降りていきます。その途中に米塚という丘があります。マグマが固まった岩塊で天然記念物だそうです。面白い形ですね。


こちらが「米塚」という丘、火山ならではの地形だそうです。
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振り返ると荒々しい山肌も見えました。
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 そのまま進むと阿蘇市街地へ降ります。そろそろお腹も空いてきました。


ここから北向きに下っていきました。そろそろお昼時です。

 R57との交差点に「道の駅 阿蘇」があるのを発見。ここで食事をとることにしました。残念ながらレストランはなかったのですが、中で売られている食材を食べることのできるスペースがあったので、そこを利用。私は「あか牛」の弁当、妻は手作りおにぎり2個で昼食です。久しぶりの牛肉、なかなかいいお味でした。


レストランはなかったのですが、昼食にありつけました。


こちらが本日の昼食。妻はかなりセーブ気味です。

 お土産物の買物を済ませて出発。次の目的地は北外輪山最高地点の「大観峰」、ライダーの聖地と呼ばれている場所です。R57から分岐したR212で北上し、外輪山を一気に登っていきます。どうせならCR-Zで来たかったなあ...(笑)。


R212で北上し、温泉街入口から急勾配の山道に入ります。
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 台地の上に登り切ったところでr45に入り、少し行ったところが大観峰駐車場です。
 ここから10分ほど歩くと展望台で、そこからは360°の展望が楽しめます。妻も景色の雄大さに感動したようです。正面には阿蘇の中央火口丘、東には遠く九重連山、西は延々と続くカルデラ壁が見られ、飽きることがありません。


大観峰までやってきました。
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人気なのでなかなかいい写真が撮れず...。
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こちらは南西方向、この先に進むと熊本です。


南東方向、阿蘇山の中央火口丘が正面に見えます。


東方向には外輪山が続いています。


北東方向、大分の久住連山が見えていました。

 もちろん先端まで行きました。観光客が多くてゆっくりと写真は撮れませんでしたが、定番アングルの写真はしっかり撮ってきました。


ここは人気で、妻が一瞬の隙をついて撮影に成功。
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 この時点で14:30前、フライトまでには余裕があるのですが、かなり距離を走ってきたこともあり、ここで観光は終了することにしました。来た道を戻り、今度はr12(ミルクロード)で熊本方面へ。この道も方向は逆でしたが以前走りました。ミルクロードは台地の上を走って外輪山の西側の切れ目へと向かいます。r339になってからは急勾配で高度を下げ、やがて大津町へ出ました。


ミルクロードを通って空港へと向かいました。
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 道は大津市街地の北側を通ってR325に接続し、ここからR443で阿蘇くまもと空港へと続きます。ここまで来れば出張で何度も来た場所なので迷う心配はありません。最後にレンタカー営業所に指定された空港近くのガソリンスタンドで給油。車内に出していた私物を片付けて出発地へ。15:30に車両を返却。2日間で237kmほど走りました。意外に距離も延びました。


出張で見慣れた道に出てきました。もう迷う心配はありません。
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スタート地点に戻ってきました。走行距離は237km。
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 送迎車でターミナルまで送ってもらいカウンターで荷物を預けたところ、東京からの便が遅れていて出発時間が10分遅延するとのことが判明。ただ今回は羽田からのバス出発時間を気にする必要がないので問題ありません。


送迎車からターミナルビルを見る。ずいぶん雰囲気が変わりました。


ターミナルに到着しました。さあ、自宅へ帰りましょう。

 出発ロビーに上がり、土産店を一通り見てからカードラウンジへ入りました。1時間ほどくつろいでから搭乗口へ。しばらくすると搭乗案内が始まったので、いつも通りGroup 2で搭乗しました。ボーディングブリッジを渡っている時にちょうど雨が降り始めたので、まさしくベストなタイミングで旅ができたことになります。今回は天候面ではツキがありました。


出発準備中のNH648、機材はB767-300でした。


雨が降り始める中、機内に入ってほっと一息つきました。

 搭乗便NH648はB767-300での運航。西方向に向けて離陸しましたが、残念ながら景色が見られたのは上昇旋回中の間だけだったそうです。


上昇旋回中の間だけ景色が見られたそうです。

 機内でFlightradar24を使って航路を見ていると、ちょうど四国の中央部を横断して東へ飛んでいました。東京湾の入口に向けて最短コースをとったおかげか出発の遅れを取り戻し、羽田到着はほぼ定刻に近い19:15になりました。


飛行は順調でした。もうすぐ夕暮れを迎えるタイミングです。

 ただ到着スポットが到着ロビーからかなり遠い48番ゲートで、手荷物受取所までかなりの移動を強いられ、結局外に出るまで時間がかかりました。
 荷物をピックアップ後、向かったのはターミナル1Fにある「東京タンメン天」。この店のタンメンは野菜たっぷりで美味しく、ここで夕食をとって帰る予定にしていたのです。最近羽田では蕎麦を食すことが多かったので、久しぶりの味を楽しみました。羽根つき餃子も美味しかった。


本日の夕食はここ。出張帰りに入ったこともあります。


二人とも野菜たっぷりタンメンを注文しました。私は餃子付き。


しっかり腹ごしらえをして、旅はいよいよ最終局面へ。

 食事後、無料連絡バスに乗って第3ターミナルへ。到着ロビーに上がって駐車場に移動し、連結通路の入口で事前清算してからCR-Zの元へ。お土産満載(!?)のスーツケースや手提げ袋を荷室に積み込んで出発です。出庫時間は20:30前だったので、順調にいけば21:30ぐらいには着けるはず。


無事に戻ってきました。順調ならあと1時間ちょっとで帰宅できるはず。

 P5駐車場を出発し、環八通りを反時計回りに進んでR357に出て東に転じ、空港中央ICから首都高湾岸線に入線しました。IC前は警察車両がたくさんいて少々驚きましたが、特に停められることもなく通過。首都高は時間が比較的早めなせいか、まだ交通量も多くて走りにくかった。大井JCTからは中央環状線で北上し、淡々と走って池袋線へ。美女木JCTで外環道に移り、最後は大泉JCTから関越道で川越ICまで戻ってきました。狙い通り21:30前には自宅に帰着。さすがに運転疲れがしましたが、ともかく無事に帰って来られてよかった。
 今回の旅、1泊2日の行程でしたが、朝から晩まで時間をフルに使いきって濃密な旅でした。妻の願いをまた一つ叶えられたのが嬉しい。これにて春のマイル旅は終了です。