2025.08.31-09.06
7年半ぶり、デリーへ
インド・デリーへ出張することになりました。駐在から帰任してから一度も国外へ出ていなかったので、実にちょうど7年7ヶ月ぶりの訪問です。さて、そのころからの変化といえば、デリー便が成田から羽田に変わっていること。今回、初めて羽田の第3ターミナルから出国しました。
電車を乗り継いで羽田第3ターミナルへやって来ました。
チェックイン方法も様変わり。自動機が大量導入されていて、自分でパスポートを読み込ませて搭乗券を発券し、手荷物タグをつける流れになっています。私はステータスがあるのでビジネスクラスカウンターを利用できるのですが、それでも係員お任せにはできず、逆に面倒に感じました。ただし顔認証を利用したイミグレはスムーズでした。
初めて利用した第3ターミナルですが、正直言って「しょぼい」。成田と比べるとなんだか地方空港ぐらいのスケール感で、ラウンジも狭く感じました。
搭乗便NH837は定刻通りに搭乗案内が始まりました。久しぶりの日本脱出です。
110番ゲートから搭乗しました。フライト時間は約9時間の予定。
(画像に触れると表示が変化します)
飛行は順調で、定刻よりも約30分早くデリーに到着しました。税関の前で同行者と合流し、さらに迎えに来たタクシードライバーを捉まえてホテルへ。最終的に現地時間の17:30ほどに宿泊先へ到着しました。
今回宿泊したホテルの部屋からの眺め。周りは何もないなあ。
翌朝、久しぶりに以前の職場へ。多くの人が覚えていてくれたのが嬉しかった。今の駐在員や現地従業員にお土産を渡してから仕事を開始。
さて、今回の出張で触れておきたいのが天気。この時期はセカンドサマーにあたり暑い時期なのですが、なんと今回の出張の特に前半は雨に見舞われました。特に月曜日の雨はひどく、市街地ではあちこちで冠水。車も通れなくなり大渋滞が発生。実はこの日は現地駐在員が食事会を催してくれたのですが、その会場へなかなかたどり着けず、結局食事を含めた会社〜レストラン〜ホテルの移動で5時間かかりました。インドも異常気象なんですね。
木曜日の朝には虹も見られました。
朝7:00ごろに虹が見られました。ちょっと色は薄かったけれども。
帰国は金曜日。最終報告の準備をしていると、駐在の際に一緒に仕事をしていた人がわざわざ尋ねて来てくれました。インドではこの期間に「Teacher's Day」というものがあるそうですが、「カケミズさんは私の先生だったから話したかったんだ」と言ってくれたのには感動しました。ただ近況を聞くに、今の仕事の内容が楽しくなさそうなのがちょっと気がかり。能力が高い彼に、この先チャンスが巡ってくることを願うばかりです。
予定通り最後のイベントを14:00過ぎに終え、インディラ・ガンディー国際空港へ。直前にスコールのような雨があったので渋滞の懸念がありましたが、幸いそれ以上の状況悪化はなく順調に空港へ到着できました。あとはもう帰るだけ。今回はほんとにホテルと会社間の往復しかなかったな。
帰国便のNH838は定刻通り離陸して日本へ。今回は揺れている時間が長かったので、あまり寝付けませんでした。羽田へは定刻より早く着陸し、第2ターミナル66番スポットに到着しました。
1週間の出張が無事終わり、帰国しました。
イミグレ、税関を抜けるとちょうど6:00前。ここから京急、山手線と西武新宿線を乗り継いで自宅へ戻りました。2回ほど余分に列車の乗り換えはあったものの、ほとんど待ち時間なく移動ができたおかげで8:00には自宅に帰着。出張完了です。
過去の自分の仕事がちゃんと生きていることを確かめる意味では行けてよかったかな。
2025.08.17
夏季休暇帰省(復路編)
夏休みもいよいよ終了。今年は前半雨でなかなか出歩けませんでしたが、後半は晴れて出かける機会もありました。戻りは午前中のNH564です。珍しくちょっと新しめのB737-800に乗れました。
搭乗機が東京からやってきました。折り返しNH564になります。
飛行機は定刻通り離陸し東へ。雲は多かったものの地上の様子は見られたそうです。房総半島を縦断して千葉の上空からB滑走路にアプローチして着陸しました。定刻よりもちょっぴり早かった。
ところが着いたのが503番スポットだったので、ターミナルビルまでバスでの移動になり、少々時間がかかりました。手荷物を引き取った時は新宿歌舞伎町行きバスの発車20分前、結果的にはちょうどいいタイミングです。
戻りも天気はまずまずでした。
バスも順調で、50分ほどで東急歌舞伎町タワーに到着。そこから隣の西武新宿駅に移動し、拝島行きの急行電車に乗り込みました。小平で本川越行き普通電車に乗り換え、14:00前に自宅最寄り駅へ帰着。それにしても埼玉は暑いなあ。
さあ、明日からまた仕事の日々が始まります。
2025.08.15
新名所「白龍湖」に行ってみた
妻から義父が「白龍湖に行きたい」と言っていると聞きました。最近は運転が辛くなっているとのことなので、代わりに実家のクルマを運転して欲しいとの妻より要望。私としても新しい型式のクルマを運転できるのは嬉しいので引き受けました。また、義母からも出身地の市役所に行きたいとの要望があったため、それも併せて行くことに。
さて、「白龍湖」とは最近テレビで取り上げられた新名所らしい。なんでも個人が作り上げた庭園のような池とのことで、どんな風景なのか面白そうです。
7:30に出発し、まずは土佐市高岡にある「ベーカリーカフェ イワゴー」へ。ここでモーニングを食べてから目的地に向かいます。高知の特徴である味噌汁付きモーニングを堪能しました。ごちそうさまでした。
土佐市高岡の「イワゴー」さんで朝食です。
モーニングが美味しかった。ごちそうさまでした。
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高岡からはR56で西進。途中で役所に立ち寄り義母の用事を済ませました。
新荘川の河口からはR197に入り、檮原町方面へ。途中の布施ヶ坂は標高300m以上を急勾配で一気に駆け上がる交通の難所。SPORTSモード全開で走りたいところでしたが、制限速度以下で走る軽自動車を先頭にしたトレインに巻き込まれてアクセルを踏み込めず残念でした。
「道の駅 布施ヶ坂」で休憩後、しばらく進んだところにある旧東津野村の集落からR439に入ります。このR439は「四国最狂酷道」と呼ばれる道ですが、幸いなことに目的地前後は改良が終わっていて快適に走れました。10:40ごろ目的地に到着。すでに多くの人が訪れており、県外ナンバーのクルマが目立ちました。
白龍湖へやってきました。さてどんな場所でしょう?
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さてその白龍湖、とにかく池の透明度がすごい。元大工の義父はその造りに興味津々。鉄骨を使った橋や洞窟や滝など、楽しめる仕掛け満載でした。確かにこれは一見の価値はあるかも。
まずは上から池の全容を見ます。水の色がなんとも美しい。
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iPhoneだと色合いがまた違って写ります。
この水の透明度。先日の雨にもかかわらず、濁りが見られないのがすばらしい。
洞窟のような場所もありました。
池には鯉が数尾いましたが、丸々と肥えていました。
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やはり水辺は涼しくていいです。
紅葉の季節に来ても面白いかも。
一通り見学を終え、駐車場に戻りました。
一際目立つ狸のモニュメント、交通安全祈願だとか。
その側には四万十源流展望台が。ここから大きく蛇行し太平洋に注ぎます。
よく見れば「龍」の彫像も。なかなかの迫力です。
昼時が近づいたので、来た道を戻り梼原町方面へ。町内では夏祭りの準備が進んでいました。役場への入り口にある国道沿いのうどん屋さん「かざぐるま」で昼食です。
梼原にあるうどん屋さんまで来ました。
うどんとそばで昼食です。結構繁盛していました。
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目的を果たしたので、来た道を戻ります。帰りは逆に長い下り坂なので、ここでは減速セレクターが大活躍。ブレーキをあまり使わずに重力を生かした燃費走行を心がけました。
新荘川の河口まで戻り、そこからはR56でさらに西へ。義母の希望で、ひとつ山を越えた安和というところにある竹細工屋さんに向かいました。ところがお盆休みで休業中でした...残念。
次は義父からの要望で、船のメンテを手伝って欲しいとのこと。r23で浦ノ内湾へ向かい、用事を済ませました。
船の給油のお手伝い中の私。一輪車久しぶりに使いました。
だいぶ汗をかいたので、再びイワゴーでお茶を飲もうということになり、r23とr19を乗り継いで土佐市高岡へ戻ってきました。文旦スカッシュは面白い味わいでした。
再びイワゴーでお茶です。またしてもご馳走になりました。
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文旦スカッシュはさっぱりしていて美味しかった。
帰路、船のワイパーブレードを調達したいという義父の要望で、R56を東進。土佐道路にある自動車用品店でお目当てのものを購入し、妻の実家へ戻りました。
濃密で楽しい1日を過ごせました。ありがとうございました。
2025.08.13
よさこいの夢の跡をぶらぶら
妻から「街へ出かけよう!」とお誘いがありました。暑いので、狙いはもちろん1x1=1のアイスクリンです。妻の実家近くからバスに乗り高知市中央部の堺町へ。バスは初乗り運賃が240円になっていて驚きました。2割も上がってるとは...。
堺町からはりまや橋交差点を渡り、バスターミナルの南にあるお店へ。それぞれお気に入り味のアイスを3段に盛ってもらい、店の前にある公園で食べました。250円なり。このシャリシャリとした食感は忘れがたい。
はりまや町にあるアイス屋さんです。
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それぞれトリプルを注文しました。
プレーン、ソーダ、コーヒー、チョコ、いちご、ゆずを試しました。
次に向かったのは帯屋町商店街の金高堂書店。ここで時間つぶしがてら本を探しますが、その中で妻は地元店を紹介した冊子を発見。その中のカレー店が美味しそうだったので行ってみることに。菜園場商店街の先まで歩いたのですが、残念ながら店は開いておらず。仕方がないので高知大丸の近くにある前回行った居酒屋さんで定食を食べることに。これがまた美味しかった。
高知大丸近くの居酒屋さん、定食メニューが豊富です。
私はハンバーグ+唐揚げ。中身が詰まっていて味わいが深い。
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妻はたまごステーキ定食、香りが食欲をそそります。
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昼食後、向かったのは高知橋の江ノ口側沿いにある「かね寅」さん。ここのどら焼きが個性的で美味しいとのこと。私は期間限定の「ラムネ餡」のどら焼きを買いました。
和菓子の「かね寅」さん、上品な店構えです。
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暑くなったので、ひとまず高知駅を目指しました。駅の待合室で水をのんで一服。
休めるところを求め、高知駅まで足を延ばしました。
腹ごしらえの次はお茶ですが、暑いだけに冷たいものを楽しみたい。そこで喫茶店「poem」で珈琲ゼリーを頂きました。これがまた美味しかった。自宅用のコーヒー豆もここで購入。
高知大丸の西側にある「ぽえむ」さんに来ました。
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目を惹かれたのはコーヒーゼリーです。
ホイップクリームの甘みとゼリーの苦みが絶妙でした。
次はお土産の調達です。高知大丸前の物産館「てんこす」で、会社や知り合い向けのお土産を購入。そこでバスの時間を調べると、ちょうど10分後に便があることが判明。そのまま通り向かいのバス停に向かい、バスで帰宅しました。
大丸前の「てんこす」でお土産を調達。
いやあ、それにしても蒸し暑かった。
2025.08.09
夏季休暇帰省(往路編)
2日前に戻ってきたばかりですが、再び高知へ。
9:00に自宅を出て、電車で都心方面へ。途中で西武新宿線特急「小江戸」に乗り換え、西武新宿駅まで移動。この隣にある東急歌舞伎町タワーから出る羽田行きバスに乗車しました。前回は外国人で混み合っていましたが、今回の乗客は10人ほど。なんだか拍子抜けしました。
バスは事故渋滞を避けて迂回し、普段より一つ手前のICから首都高に乗りました。空港中央IC前にあるトンネルからは渋滞していたものの、定刻の15分前には羽田空港第2ターミナルに到着。飛行機の出発時刻の3時間前に到着したので、まだかなり時間があります。
ANA LOUNGEにて昼食をとりくつろぎました。生ビールも飲んじゃいました。
ANA LOUNGEでゆったり。生ビールも飲んじゃいました。
待ち時間の間にWebサイトの更新もできたので、この後の仕事(?)も減らせました。
出発時刻の35分前にANA LOUNGEを出てゲートへ。今回の搭乗口は48番ゲートで、最寄りの手荷物検査場からは10分かかるとのことだったので、早めに出ました。ところが距離は予想以上で、1km近く移動する羽目に。以前サテライトだった場所が本館とつながっていたんですね。今後は出発時刻の30分前には手荷物検査場を抜けておかないと危ないですね。
48番ゲートまではかなり距離がありました。
出発準備中のNH565、B767-300ER型でした。
飛行機は機材の到着遅れで、定刻の15分遅れでの運行になりました。A滑走路から南向きに離陸して進路を西へ取りました。富士山の山頂部は雲から突き出しているのが見えました。紀伊半島から高度を下げて行きましたが、揺れがだんだん大きくなり、ドリンクサービスも途中で打ち切られたようです。
雲は多かったですが、まずまずの景色が見られたようです。
富士山は山頂部だけが見えていました。
結局、高知空港には定刻より20分遅れで到着。心配していた雨もさほどではありませんでした。
さあ、夏休みだ。去年はずっと寝込んだだけに、今年はちゃんとリフレッシュするぞ。
高知に到着。さあ、夏休みだ。
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2025.08.05-08.07
列車で行く高知は遠かった...
妻の方で身内に不幸があり、急遽高知へ戻ることにしました。話を聞いてすぐに飛行機の状況を確認したのですが、ANAもJALも満席。ちょうど夏休みかつよさこい祭りが近いのが原因か...。こうなると列車しかないということで、新幹線「のぞみ」と在来線特急「南風」の切符を「えきねっと」で購入し、高知までの便を確保しました。
午後イチには着きたいので、5:00前の始発電車に乗って高田馬場へ。そこから山手線で品川に移動して新幹線に乗車しました。
今回は品川から「のぞみ5号」に乗車しました。
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東海道・山陽新幹線「のぞみ5号 博多行き」品川 6:40 → 岡山 9:46
新幹線の中で持参したパンで朝食。妻は前夜あまり寝られなかったのか、名古屋まで寝落ちしてました。新横浜発車時点では比較的座席に空きがあったのですが、名古屋からはかなり混みあってきて寛げなくなりました。
車内で持参したパンで朝食。ちょっとでも休んでおきたいところです。
列車は順調に走行していたのですが、新大阪発車後、車内の案内表示に「南風5号・7号運休」の表示が現れて仰天。我々の乗る予定の列車です。台風が来てるわけでもないのに何故?と思い、Webで確認すると土讃線の阿波池田~祖谷口間が倒木で不通との情報。運転再開見込みは14:00以降らしい。なんてこったい。
列車は定刻通り9:46に岡山に到着し、在来線乗り換え口のみどりの窓口で列車の振替を申し込みました。この時点で取れるのは13:05発の「南風11号」とのこと。3時間の足止めとなりますが致し方ありません。高速バスの状況も見ましたが同じような時間まで空席なし。JR四国のWebサイトを見ると運転再開見込みは14:00なので、復旧作業が順調なら3時間遅れで帰り着けるはずです。
南風2本が運休、次の9号は空席がなく3時間後の11号で座席を確保。
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駅構内にいても暑いだけなので、途中下車を申告して改札外へ。向かいにある駅ビルの中の待合スペースで時間を潰すことにしました。さすがに喉も乾いたので何か飲めるところがないか探すと、100%絞りたてというジューススタンドを発見。魅力的なメニューが揃っていましたが「シャインマスカットジュース」と「白桃ジュース」を試してみました。これがまた香りが良くて美味しかった。さすが果物屋さんがやっていると言うだけのことはありました。
ジューススタンドを発見、気になるものを注文しました。
さすが果物屋さん経営だけのことはあって、鮮度は抜群でした。
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列車の発車が午後になるので、さらにここで昼食をとっておくことにしました。「だし茶漬け えん」はチェーン店ですが、以前から気になっていたのでこれを機に入ってみることに。まだ11:00を少し回ったぐらいでしたが、かなり繁盛していました。私は「鯛だし茶漬け」、妻は「明太子と高菜」を選択。だしはあっさり味で、わさびを少し混ぜるとこれがまた美味しい。
少し早めの昼食にしました。気になっていた出汁茶漬け屋さんです。
それぞれ好きな具で頂きました。さっぱりしていて食べやすい。
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その後はすることもないので、また待合スペースに戻って時間を潰し、発車時刻の30分前にホームへ降りました。少し待っていると乗車する「南風」が入ってきましたが、なんと「あかいアンパンマン列車」3両編成でした。
「あかいアンパンマン列車」がやってきました。
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宇野・本四備讃・予讃・土讃線「特急 南風11号 高知行き」岡山 13:05 → 高知 15:39
岡山駅を発車した2700系気動車は順調に南下し、瀬戸大橋を渡って四国へ。久しぶりに瀬戸内海の風景を楽しめました。宇多津で予讃線に合流しましたが、ここで衝撃のアナウンス。倒木の処理が終わっていないため、この列車も行先を阿波池田に変更し部分運休するとのこと。あー、まだ波乱は続くのであった...。
幸い阿波池田から高知までは代行バスが出るとのこと。阿波池田には定刻の8分遅れで到着し下車すると、駅の前には地元の観光バスが待っていました。特急券を見せて乗り込むとすぐにバスは発車し、徳島道・高知道を経由して高知駅へ。
阿波池田から代行バスに乗って高知へ。まだ遅れるのか...。
高知駅へは16:00にようやく到着。本来の予定から言えば3時間半遅れになったため、特急券の払い戻しがありました。手続き後すぐにタクシーをつかまえ、妻の実家へ。ぎりぎり通夜への出発に間に合いました。それにしても、こんなに時間がかかるとは思いもよりませんでした。最終的な所要時間は11時間を超えてしまいました。
余談ですが、実は私は30年余り前に同じような目にあっています。父方の祖父が亡くなり、当時住んでいた神戸から戻ろうとしたのですが、ちょうど台風が接近していたために鉄橋の風速が基準値を超えてしまい、運転見合わせが発生。橋の手前で結局6時間足止めを食い、通夜に間に合わなかった経験があります。まさか同じような目に遭うとは...。
用事がすべて終わり、葬儀翌日の午後に高知を離れました。乗車したのは13:13発の「南風16号 岡山行き」。今度は時間に追われているわけではないので、じっくり車両を観察しました。
埼玉の自宅へ向かいます。今度は何も起きるなよ...。
「南風16号」は5両編成でした。
時間があるので、車体各部をじっくり観察できました。
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土讃・予讃・本四備讃・宇野線「特急 南風16号 岡山行き」高知 13:13 → 岡山 15:41
今回の行程は順調で、途中駅を定刻通りに通過。高知・徳島にまたがる吉野川沿いの渓谷を、振り子によって身をくねらせながら駆け抜ける爽快さは新しい車両になっても健在でした。
大歩危駅と小歩危駅間で吉野川を渡ります。
再び吉野川を渡り、次は猪鼻峠の登りにかかります。
高知県内は曇りがちでしたが、阿波池田から猪鼻峠を越えて瀬戸内側に入ると青空が広がっていました。列車は多度津で予讃線に合流後、宇多津からは本四備讃線へ。この日も天気が良く瀬戸内海の風景がたっぷり楽しめました。
瀬戸大橋からの眺めをじっくり楽しめました。
列車は定刻通りに岡山駅に滑り込みました。ここまで順調です。新幹線に上手く乗り継ぎができればもう安心。今回の乗り継ぎ時間は11分、我々が乗る「のぞみ170号」はN700AのJR東海所属車でした。1本早い列車だと最新型の「N700S」に乗れたので、そこはちょっと残念でした。
ここまで来ればもう安心。あとは順次乗り継いでいけばいいだけです。
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山陽・東海道新幹線「のぞみ170号 東京行き」岡山 15:52 → 品川 18:58
新幹線に乗り込めたのでもう安心と思っていたら、その後にまさかの展開が待ち受けていました。京都駅への到着直前に減速し、駅構内に入ろうとする直前で停車。何だろうと思っていたら、アナウンスで「新富士駅~三島間で沿線火災が発生し、運転見合わせ」が告げられました。嘘だろ...。
京都駅到着直前で停止。帰路もトラブルに巻き込まれました...。
その後、定期的に状況を知らせるアナウンスがあり、消火活動終了、設備点検中、設備点検終了ときて18:05に運転が再開。結局1時間ほど停車していたことになります。JR東海の運行状況を見ると東京まで多くの列車が詰まっていたので、まだまだ遅れは広がりそう。実際、名古屋から先で時々減速していたので、間隔調整していたようです。東京駅が平面交差なので、そこで遅れが拡大してしまうのでしょう。
18:05に運転再開、もう1時間以上遅れています。
伊吹山を見つつ東海地方へ。この後名古屋の先で日が暮れました。
幸い、夕食を車内でとろうと食事を用意しておいたので、このタイミングで食べておくことにしました。久しぶりの「かつおめし」は旨かった。妻は実家近くのスーパーで豆腐ハンバーグ弁当を買っておいたそうです。こちらも美味しそう。
車内で夕食です。買っておいて良かった。
私はかつおめし、妻は豆腐ハンバーグ弁当でした。
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最終的に品川駅には88分遅れで到着。今回は遅れが120分以内なので、特急券の払い戻しはありません。次なる課題は西武新宿線特急に乗り継げるかどうか。一目散に山手線ホームに移動して乗車。新宿まで混みあう中で高田馬場駅で下車し、西武線乗り換え口からホームへ向かいました。すると、ぎりぎりで間に合わないと思っていた「小江戸39号」の入線に間に合いました。iPhoneで乗車変更申し込みをスタンバイしていたので、ホームでタップ! 列車到着30秒前の乗車確定でした。ラッキーなのですがここまで散々アンラッキーなので、あまり得した気がしません(苦笑)。
結局、自宅到着はちょうど22:00。出発から9時間半でようやく到着しました。
それにしても、3日間の高知行きで往復20時間以上かかるとは。これだとクルマで行き来できてしまうほどの所要時間です。まさかの展開の連続に正直くたびれましたが、妻に故人とのお別れをさせることができて良かった。
2025.07.25
天然クーラーを求めて
とにかく暑い。とはいえエアコンに当たり続けると体が怠くなるので、できれば天然で涼しい場所に行きたい。そこで目をつけたのが「日光白根山ロープウェイ」、これを使えば標高2,000mまで上がれるらしい。逓減率を考えれば山頂駅付近では気温25℃前後で過ごせるはず。仕事も一区切りついて有休も取れたので行くことにしました。
8:00前に自宅を出発。川越ICから関越道に乗って北上。さすがに平日だけあって車の流れは順調でした。混雑もなく前橋を通過、赤城PAで休憩して沼田ICで高速を降り、R120で日光方面へ。遅い車に引っ張られたものの、10:15に目的地の丸沼高原スキー場に到着しました。
標高1,500mまで到達しました。ここでもまだ暑いです。
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センターステーションの2階に上がり、乗車券を購入します。往復2,500円/人とやや高め。建物の裏手にロープウェイ乗り場がありました。ここから乗車して山頂駅を目指します。
ロープウェイは循環式のため、待ち時間はほとんどありません。
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ゴンドラは8人乗り、ガラス部分が多いので景色も楽しめそう。
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日光白根山ロープウェイの高低差はなんと600m。このためゲレンデをまたいだ後、一気に高度を上げていきます。進行方向を見ているとまるで壁を登っているかのようです。
ダイナミックに高度を上げていきます。
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高度が上がってきて後方を振り返ると、大尻沼と丸沼が見えてきました。このロープウェイは全長が2.5kmもあり、乗車時間は15分ほどあるので、ゆっくりと景色を楽しめます。これなら値段が高いのも納得です。
眼下に大尻沼と丸沼が見えてきました。
入道雲のある夏空に山、沼と色々な景色が楽しめました。
山頂駅でゴンドラから外へ出ると、清々しい空気に包まれました。狙い通りの涼しさでした。
正面には白根山が聳え立っており、山頂まで稜線がはっきりと見えます。足元には高山植物が広がっていて、妻は早速カメラを取り出して撮影していました。
妻はさっそく高原植物に興味津々。正面には白根山の姿が見えています。
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山頂駅近くには食堂、カフェ、足湯があります。ここだけでも楽しめそう。
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白根山はまだ逆光ですが、山頂まではっきり見えました。
道なりに進むと赤い鳥居が現れました。二荒山神社というそうです。登山道の入口です。
ここが登山道の入口、さらに進みます。
しばらく歩くと赤い本殿が見えてきました。今日は登山ではありませんが、立ち寄って散策中の安全を祈願しておきました。
二荒山神社の本殿が見えてきました。
今日の散策の安全を祈願しておきました。
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ここから先は林へ入ります。案内図を見ると、自然散策コースと史跡散策コースの2つが設定されているようです。せっかくなので史跡散策コースを基本に、自然散策コースに立ち寄る作戦で前に進むことにしました。
ただ、険しくはないものの、思っていたよりも岩場あり倒木ありのハードな山道でした。さらに途中にあった分岐の進行方向を間違えてしまったようで、狙っていたルートからは逸脱。それでも涼しい中での散策を楽しみました。
涼しい空気の中で、林の中の散策を楽しみました。
しばらく進むと「血の池地獄」の案内があったので、立ち寄ってみました。が、一見するとただの極小の沼。別府温泉にあるような水の色をイメージしていた私はちょっと拍子抜けしました。
血の池地獄にやってきました。
うーん、血というほどの色ではないですね。
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そこから少し下ると史跡散策コースの本ルートに戻って来ました。ここまで約1時間ほど歩きましたが、まだ時間にも少し余裕があったので、先に進んでみることに。
史跡散策コースへ戻って来ました。先に進もうとしたのですが...。
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ところが、このあたりで雷鳴が近づいて来ました。道も登り階段が続くようになったので、ここで引き返しを決断。ロープウェイ山頂駅に向かって戻ることにしました。
その途中で大きな岩場に遭遇。「不動岩」というそうです。下から見上げる岩盤は大迫力です。
正面に巨大な岩塊が現れました。
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垂直に切り立った岩が圧倒的な存在感を出していました。
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さて、この散策では妻が数々のキノコを見つけては撮影していました。その成果がこちら。
妻はキノコを多数見つけては写真を撮っていました。私も協力。
散策を始めて2時間ほどで、神社の近くまで戻って来ました。歩き詰めだったので少々くたびれましたが、とても気持ちいいウォーキングができました。
二荒山神社の近くまで戻って来ました。
食堂「山頂しらね」で昼食をとりました。私はカレー、妻はひやしそば。運動の後の食事はやっぱり美味しいものです。
食堂「山頂しらね」で昼食をとりました。
私はカレー、妻はひやしそばを選択しました。
まだ13:00を過ぎたばかりなので、足湯にも浸かってみることにしました。
食事後、駅の隣にある足湯にも行ってみました。
足湯はこんな感じ。ところが陽射しが強く、影のない部分の椅子やお湯はとにかく熱かった。屋根のあるところで足をお湯につけて、一息つきました。
足湯の様子。多くの人が同時に楽しめそうな造りです。
白根山をバックにのんびりしました。
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この頃になると太陽の位置が変わり、白根山の岩肌がはっきり見えるようになりました。
EOSで最大望遠で撮影した白根山。岩肌がはっきり捉えられました。
ただ、我々が足湯に入った頃から雷鳴接近のためロープウェイの運行が休止。多くの人が下山しようと山頂駅に集まって来ましたが、係員に休止を伝えられて食堂やカフェに入っていきました。
幸い14:00ごろに運行が再開したので、我々も下山することに。計画よりは少し遅めですが、このタイミングなら混雑のない時間帯に帰れます。結局30分ぐらい足湯に浸かってましたね(笑)。
だいぶ山向こうの空模様が怪しくなってきました。
ゴンドラに乗り込み山頂駅を後にしました。
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帰路も景色をたっぷり楽しみました。
それにしても涼しかった。下の方もいい風が吹いていました。
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あの山の左向こうが尾瀬になるはず。ここも一度は行ってみたい。
ロープウェイの山麓駅に到着。ちょうど4時間の滞在でした。このあたりの標高も1,500mはあるはずですが、それでも暑い。これから関東平野に戻るとどうなるやら...。
山麓駅まで戻って来ました。
センターステーション前にて。さあ、帰りましょう。
戻りはずっと下り勾配なので、燃費を稼ぎながら帰ります。途中でスマホが天候注意を発し、実際雨がパラっと来た瞬間がありましたが、本格的な降り出しまでには至らず、ドライ走行のまま山間部を抜けられました。
左手の方の山では雨が降っていますね。
沼田ICの手前では面白い標識を発見。方向が全然違うぞ(笑)。
発見した時は一瞬「えっ!?」と思いました。
沼田ICで関越道に乗り、南下を開始。まだ時間も早いので混雑もなく、順調に前橋まで戻って来ました。ここまで来ればもう雨の心配は無さそうです。
沼田から赤城の坂を下って伊香保まで。順調に燃費も回復しました。
そのまま川越ICまで走り、16:45ごろ自宅に帰着。伊香保に降りてからの比較的平坦な区間の高速巡航ではエアコンにパワーを食われ、いつもより力感を感じないほどでした。
本日の走行は292.4km(うち一般道83.2km)、平均燃費は19.8km/L。
今回は行って帰って来ただけですが、注目すべきは標高です。
短い時間ではありましたが、久しぶりにクーラーレスで快適な空気を堪能できました。
2025.07.19
グランピング体験@南魚沼
そろそろクルマを動かしておきたいということで、金曜日に手軽な出先を探したところ、面白いものを発見しました。新潟のスキー場でグランピングの体験ができるというものです。世間はまもなく夏休みのため行楽地では人出が予想されますが、こちらの方は混むことは無かろうという判断で出動しました。
3連休初日のため東松山付近で渋滞が発生すると予測し、少し早めの6:00に出発。関越道はやはり鶴ヶ島JCTの前後で渋滞がありましたが、10分ほどで抜けることができ、その後は順調に北上を続けました。そうすると今度は早く着きすぎるため、手前のICで降りて下道を使うことに。群馬県側の月夜野ICで高速を降りました。途中、休憩のため「道の駅 月夜野矢瀬親水公園」に立ち寄り。ここには縄文遺跡があるそうで、わずかな時間でしたが見学しました。
道の駅の公園内に、縄文遺跡がありました。
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再び走行開始。R17三国街道を新潟方面に進みます。三国峠では久しぶりにワインディング路を堪能しました。また、県境の三国トンネルは新しいものに変わっていたのに驚きました。
その後は特に混雑もなく、苗場、湯沢を抜けて目的地の石打丸山スキー場に到着。時間調整したつもりでしたが、オープンの1時間前に着いてしまったので、その先にある「道の駅 南魚沼」まで足を延ばしました。
予定よりもかなり早く目的地に到着しました。
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道の駅で買い物をしてから再びスキー場に戻ってくると、ちょうどいい時間になりました。前売券を買っていたので、それをチケットカウンターで見せてゴンドラ乗車券と引き換えます。カウンターの裏手にゴンドラ乗り場があり、そこから山の中腹まで登ります。
ゴンドラ乗り場、ここから中腹まで移動します。
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ゴンドラは10人乗り。透明な部分が多くて開放感がありました。
ゴンドラに乗り込みました。ここからターンして上がり始めます。
内部は透明部分が多くて解放的です。
高度が上がってくると、谷間に広がる魚沼の集落群が見えて来ました。ここは日本でも有数の米どころなので水田が広がっています。季節的にも今が一番緑色が鮮やかな頃ですね。
高度が上がってくるとすばらしい景色が広がりました。
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もちろんセルフィーも。窓が大きいので苦労しません。
さらに高度が上がりました。まるで戦闘機に乗っているみたいです。
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7分ほどで山腹に到着しました。ゴンドラ降り場からの風景はすばらしいものでしたが、思っていたよりも暑い! 涼みに来たはずなのに...。
これはすばらしい景色! 映えるスポットもありました。
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これが後に利用する施設のようです。
まだ予約時間まで1時間ほどあったので、時間潰しにリフトにも乗ってみました。もう一段上まで上がることがきます。そこからは谷川岳や湯沢町の方も望むことができました。
谷川岳方面、あの向こうは酷暑のはずです。
チロル地方と姉妹都市として交流があるそうです。
妻が案内ロープの上に発見、鈴なりになっていました。
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さらに高度が上がりいい景色です。振り返ればスキー場であることを再認識。
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リフトは上り専用なので、下りは徒歩で戻ります。
再びゴンドラの駅近くまで戻って来ました。こちらも映えスポットですね。人がいなかったので貸切で楽しめました。
ぶら〜ん、ぶら〜んとのんびり揺られていい気分です。
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流石に暑くなったので、傍にあったレストランに入って「麹とラッシーのソフトクリーム」を食べました。 さっぱりした甘さで美味しかった。
麹とラッシーのソフトクリームを頂きました。
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予約時間に近くなったので、手続きを行い利用の説明を受けました。この日は空きが多かったらしく、10分ほど前から入っていいですよとのこと。併設されたレストランで飲み物を買い、指定されたテントへと向かいました。
利用時間は1時間。エアコンもついているので、椅子に座って食事しながら景色を堪能できます。
バスケットに飲み物を入れてもらい、テントに向かいます。
テントはちょうどいいサイズ感でした。天井も高いので圧迫感なし。
1時間はあっという間でした。広大な景色を楽しみつつ寛げました。ここは夜の部もあるそうで、夜間だと星空がきれいだそうです。
お腹も満たせて満足。面白い体験でした。
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最後にもう一度周囲の写真を撮り、下りのゴンドラに乗り込みました。
テントを前に記念撮影。面白かったね。
思っていたよりも暑かったけど、草の香りを楽しめてリフレッシュできました。
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下りのゴンドラでも景色を楽しみました。
穏やかな天気に恵まれて楽しめました。
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もうすぐ山麓駅です。クルマの中は暑いだろうな...。
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山麓駅まで戻って来ました。さあ、帰りましょう。
まだ13:00でしたが、近くで他に寄るところも思いつかなかったので、そのまま帰ることに。湯沢ICから高速に乗って帰途につきました。この時間帯なら夕方の渋滞にもかからず着けるはずです。
帰路は湯沢ICから高速に乗りました。
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予想通り渋滞にかからず、約2時間で自宅に到着。それにしても暑い! 喉もカラカラに乾いていたので、最寄駅の傍にある喫茶店に行き、レモンスカッシュで一服して来ました。
あまりの暑さに、二人の意見が完全一致しました。
酸っぱいレスカで一気に目が覚めました。
本日の走行は354.5km(うち一般道96.4km)で平均燃費は20.0km/L。山道を走った割にはまあまあのレベルになりましたが、エアコンに相当食われた気もします。
ちょうどいいドライブにもなりました。