2025.03.09
花より団子
前夜の雪も止んで、朝にはいい天気になりました。気温もまずまず上がりそうなので、散歩に出かけようという話に。新宿に用事もあったので、久しぶりに「花さんぽ」を期待して新宿御苑へ行ってみることにしました。10:00に自宅を出発し、まず西武新宿線の電車で所沢へ。ここで池袋線の副都心線直通列車に乗り換える予定でしたが、乗った電車が40000系でシートの座り心地がいい車両だったので、そのまま西武新宿駅まで行くように予定を変更。
西武新宿線から東京メトロ丸の内線に乗り換えるため地下街を歩いていると、先月「美味しそうだね」と話題にした洋食屋さん「卵と私」の前を通りかかりました。ちょうど開店したばかりでしたが、店内はもうすでに満員に近い状態。ということはかなりの人気店? 朝食からまだあまり時間は経っていなかったのですが、せっかくのチャンスなので入ってみることに。
二人とも「冬のごちそうオムライスプレート」を注文しました。オムライスにミニグラタン、サラダ、パン、コンソメスープがついていて、どれも美味しかった。卵はふわふわで、ご飯もほのかな甘さを感じるほどで食べやすい。なるほど行列ができるのも頷けます。
新宿サブナードで「冬のごちそうオムライスプレート」を頂きました。
(画像に触れると表示が変化します)
卵もふわふわ、ご飯も甘すぎずちょうどいい。パンとグラタンも美味でした。
早めの昼食後、新宿三丁目駅から丸の内線に乗り、新宿御苑前駅へ。ここで下車して東側の大木戸門から入園しました。
今回も東側の大木戸門から中に入りました。
(画像に触れると表示が変化します)
前回来た時にだいたい花の位置はわかっているので、今回は北側を巡って行きました。まずは傍らにミツマタが咲く重要文化財の旧洋館御休処へ。ちょうど前日「坂の上の雲」を見ていたので、当時の雰囲気を身近に感じられました。その前にはメタセコイアの巨樹があり、その貫録を見せつけています。
ミツマタが鮮やかに咲いていました。見頃だそうです。
巨大なメタセコイア、貫禄があります。
そこからは西側にある日本庭園を巡りましたが、残念ながらここで見られる早咲きの桜は一部を除き散っているところが多く、見どころは限られました。それでも写真映えする場所では多くの人がカメラを向けており、我々もそれに倣って印象的なアングルを必死に探しました。
たぶん河津桜の系統でしょう。満開をやや過ぎたところかな。
(画像に触れると表示が変化します)
ピンク色が強いゆえに、葉の緑とのコントラストが際立ちます。
(画像に触れると表示が変化します)
こちらは花が終わったドーム状の巨樹、妻は「咲いてる姿を見たかった」と残念そう。
(画像に触れると表示が変化します)
その他には梅も咲いていましたが、こちらも旬は過ぎた状態。ちょうど梅と桜の間の中休み、というところでしょうか。
今上天皇の即位記念の梅を発見。7年でこれぐらいのサイズでした。
茶室の裏手が梅林でしたが、ピークはもう過ぎ去っていました。
その他には沈丁花や椿などが鮮やかな色を見せていたのが印象的でした。
沈丁花、立体感の出やすい形状と色合いです。
椿も終わりかけでしたが、まだ綺麗な花も残っていました。
新宿門側に近づくと再び桜の木が登場。背景にビルを置いた都会感のある写真が撮れます。ここでも多くの人が花を近くから写真に収めていました。
新宿門近くでは都会感のある写真が撮れます。
譲りあいながら背景に桜を手早く収めました。長々の独占はいけません。
あと2週間もすればソメイヨシノの開花も始まるでしょう。
(画像に触れると表示が変化します)
一通り巡ったところで、新宿門から外に出て新宿三丁目へ。地下通路に下り、向かったのは「中村屋」さんです。ここでバレンタインデーのお返しを購入するつもりだったのですが、目をつけていた商品は見つけられず。ただせっかく来たので、妻にイチゴの入った桜餅と栗のお菓子を購入。今年はこれで勘弁してね(笑)。
新宿門から公園を後にしました。
目的を一通り済ませたので帰途につきました。西武新宿駅から特急小江戸号に乗り、本川越方面へと戻っていきました。途中で普通電車に乗り換え、16:00前には帰着。陽射しがあるところではポカポカで、ちょうどいい散歩になりました。
おまけ。中村屋で買ったマロンパイは美味しかった。
2025.03.02
牧野記念庭園に行ってみた
この日は午後イチに車検でクルマを持ち込む予定があったので、他に外出の予定はしていませんでした。ただし気温は高そうで、家に籠るのはちょっともったいない。そこでディーラーには妻も乗せて行き、車を預けてから電車でそのまま外出することにしました。目的地は東京都練馬区にある「牧野記念庭園」です。一昨年ドラマで話題になった植物学者・牧野富太郎博士の旧宅跡です。現在は区立の記念館になっているとのこと。
所沢で電車を乗り換え、池袋線の大泉学園駅で下車。そこから南へ500mほど行った住宅街の中に目指す牧野記念庭園がありました。
西武池袋線・大泉学園駅から徒歩数分の住宅街の一角にありました。
入園は無料で、庭園内には樹木から小さな草木まで、様々な植物が名前入りで植わっていました。残念ながら季節柄、花をつけているものはごく少数で、色を楽しむなら定期的に来てみた方が良さそうです。奥には博士の仕事部屋と書庫の一部を建屋で丸々覆って保存した施設があり、その研究活動を忍ばせる展示がなされています。
仕事部屋を丸々切り取り、それを建屋で覆うという力の入れようです。
外に出ると、ここにも見事な梅。緑色の花をつける「緑萼梅(りょくがくばい)」です。振り返ればこの3日間はじっくり梅を楽しめました。
庭先に花をつけている樹がありました。梅だ!
緑萼梅はその名の通り、緑色の花が特徴的な品種です。
南西の一角にはドラマでも有名になった「スエコザサ」が植わっていました。
これが有名な「スエコザサ」だそうです。
残念ながらコーヒーはもう終了していました。残念。
(画像に触れると表示が変化します)
また内側から入口を振り返ると、そこには見事な大寒桜があり、花をつけ始めていました。梅の次はいよいよ桜ですね。
今年最初の桜の花かな。もうかなり咲いていました。
(画像に触れると表示が変化します)
2025.02.28
まだ早かったか?「越生梅林」
仕事がまずまず順調に進んだので有休を取得。この週末は4月並みの陽気になるとの予報だったので、ぜひにも出かけたいところ。休日に混雑する場所でも平日ならじっくり見られるので、そういう観点で目をつけたのが「越生梅林」です。ちょうど前日のニュースで「見頃を迎えつつある」ということだったので、行ってみることにしました。
7:30過ぎに自宅を車で出発して北へ。県道を乗り継いで日高市を経由して行くルートを選びましたが、さすがに通勤時間帯だけあって通常の1.5倍ほどの時間がかかりました。毛呂山町を抜け、越生駅前を過ぎた先で少し山側に入ったところが目的地です。9:00に到着しましたが、まだ駐車場は空いていて入口に近いところに停められました。
やって来ましたが...なんだかニュース映像と様子がちょっと違う!?
仮設のゲートで入場券を買って中へ。通常500円のところが400円になっていて「お得だ!」と思ったのですが、どうも花の咲きぶりがおとなしい。開花状況の貼り出しを見ると「早咲き」が見頃なだけで、盛りはまだまだこれかららしい。ちょっと早まったか...? とはいえ奥に進んで行くと、色とりどりの花が咲いていて楽しめました。人もまだ少なかったので、じっくりと花と香りを楽しめたのは良かった。梅林は奥行きもあってかなりの広さ。なるほど名所と言われるだけのことはありました。それにしても梅の木のねじれ具合はなかなかのものです。
まだ早過ぎたようですが、それでもいい香りと姿を楽しめました。
名勝の碑の前で記念撮影。見頃ならずとも、じっくり巡れたのは良かった。
他に面白かったのは福寿草です。往路では寂しく咲いていたように思えたのですが、帰路に通りかかった時には大きく花開いていました。こんなに変わるものなんだと驚きました。
行きは元気が無かったのに、帰りにはこうなっていました!
(画像に触れると表示が変化します)
結局1時間半ほど滞在し、帰途につきました。帰りはさすがに車の流れがスムーズで、順調に帰り着きました。特に帰りは気持ちのいいドライブでした。