2025.07.25

天然クーラーを求めて

 とにかく暑い。とはいえエアコンに当たり続けると体が怠くなるので、できれば天然で涼しい場所に行きたい。そこで目をつけたのが「日光白根山ロープウェイ」、これを使えば標高2,000mまで上がれるらしい。逓減率を考えれば山頂駅付近では気温25℃前後で過ごせるはず。仕事も一区切りついて有休も取れたので行くことにしました。
 8:00前に自宅を出発。川越ICから関越道に乗って北上。さすがに平日だけあって車の流れは順調でした。混雑もなく前橋を通過、赤城PAで休憩して沼田ICで高速を降り、R120で日光方面へ。遅い車に引っ張られたものの、10:15に目的地の丸沼高原スキー場に到着しました。


標高1,500mまで到達しました。ここでもまだ暑いです。
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 センターステーションの2階に上がり、乗車券を購入します。往復2,500円/人とやや高め。建物の裏手にロープウェイ乗り場がありました。ここから乗車して山頂駅を目指します。


ロープウェイは循環式のため、待ち時間はほとんどありません。
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ゴンドラは8人乗り、ガラス部分が多いので景色も楽しめそう。
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 日光白根山ロープウェイの高低差はなんと600m。このためゲレンデをまたいだ後、一気に高度を上げていきます。進行方向を見ているとまるで壁を登っているかのようです。


ダイナミックに高度を上げていきます。
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 高度が上がってきて後方を振り返ると、大尻沼と丸沼が見えてきました。このロープウェイは全長が2.5kmもあり、乗車時間は15分ほどあるので、ゆっくりと景色を楽しめます。これなら値段が高いのも納得です。


眼下に大尻沼と丸沼が見えてきました。


入道雲のある夏空に山、沼と色々な景色が楽しめました。

 山頂駅でゴンドラから外へ出ると、清々しい空気に包まれました。狙い通りの涼しさでした。
 正面には白根山が聳え立っており、山頂まで稜線がはっきりと見えます。足元には高山植物が広がっていて、妻は早速カメラを取り出して撮影していました。


妻はさっそく高原植物に興味津々。正面には白根山の姿が見えています。
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山頂駅近くには食堂、カフェ、足湯があります。ここだけでも楽しめそう。
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白根山はまだ逆光ですが、山頂まではっきり見えました。

 道なりに進むと赤い鳥居が現れました。二荒山神社というそうです。登山道の入口です。


ここが登山道の入口、さらに進みます。

 しばらく歩くと赤い本殿が見えてきました。今日は登山ではありませんが、立ち寄って散策中の安全を祈願しておきました。


二荒山神社の本殿が見えてきました。


今日の散策の安全を祈願しておきました。
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 ここから先は林へ入ります。案内図を見ると、自然散策コースと史跡散策コースの2つが設定されているようです。せっかくなので史跡散策コースを基本に、自然散策コースに立ち寄る作戦で前に進むことにしました。
 ただ、険しくはないものの、思っていたよりも岩場あり倒木ありのハードな山道でした。さらに途中にあった分岐の進行方向を間違えてしまったようで、狙っていたルートからは逸脱。それでも涼しい中での散策を楽しみました。


涼しい空気の中で、林の中の散策を楽しみました。

 しばらく進むと「血の池地獄」の案内があったので、立ち寄ってみました。が、一見するとただの極小の沼。別府温泉にあるような水の色をイメージしていた私はちょっと拍子抜けしました。


血の池地獄にやってきました。


うーん、血というほどの色ではないですね。
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 そこから少し下ると史跡散策コースの本ルートに戻って来ました。ここまで約1時間ほど歩きましたが、まだ時間にも少し余裕があったので、先に進んでみることに。


史跡散策コースへ戻って来ました。先に進もうとしたのですが...。
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 ところが、このあたりで雷鳴が近づいて来ました。道も登り階段が続くようになったので、ここで引き返しを決断。ロープウェイ山頂駅に向かって戻ることにしました。
 その途中で大きな岩場に遭遇。「不動岩」というそうです。下から見上げる岩盤は大迫力です。


正面に巨大な岩塊が現れました。
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垂直に切り立った岩が圧倒的な存在感を出していました。
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 さて、この散策では妻が数々のキノコを見つけては撮影していました。その成果がこちら。


妻はキノコを多数見つけては写真を撮っていました。私も協力。

 散策を始めて2時間ほどで、神社の近くまで戻って来ました。歩き詰めだったので少々くたびれましたが、とても気持ちいいウォーキングができました。


二荒山神社の近くまで戻って来ました。

 食堂「山頂しらね」で昼食をとりました。私はカレー、妻はひやしそば。運動の後の食事はやっぱり美味しいものです。


食堂「山頂しらね」で昼食をとりました。


私はカレー、妻はひやしそばを選択しました。

 まだ13:00を過ぎたばかりなので、足湯にも浸かってみることにしました。


食事後、駅の隣にある足湯にも行ってみました。

 足湯はこんな感じ。ところが陽射しが強く、影のない部分の椅子やお湯はとにかく熱かった。屋根のあるところで足をお湯につけて、一息つきました。


足湯の様子。多くの人が同時に楽しめそうな造りです。


白根山をバックにのんびりしました。
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 この頃になると太陽の位置が変わり、白根山の岩肌がはっきり見えるようになりました。


EOSで最大望遠で撮影した白根山。岩肌がはっきり捉えられました。

 ただ、我々が足湯に入った頃から雷鳴接近のためロープウェイの運行が休止。多くの人が下山しようと山頂駅に集まって来ましたが、係員に休止を伝えられて食堂やカフェに入っていきました。
 幸い14:00ごろに運行が再開したので、我々も下山することに。計画よりは少し遅めですが、このタイミングなら混雑のない時間帯に帰れます。結局30分ぐらい足湯に浸かってましたね(笑)。


だいぶ山向こうの空模様が怪しくなってきました。


ゴンドラに乗り込み山頂駅を後にしました。
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 帰路も景色をたっぷり楽しみました。


それにしても涼しかった。下の方もいい風が吹いていました。
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あの山の左向こうが尾瀬になるはず。ここも一度は行ってみたい。

 ロープウェイの山麓駅に到着。ちょうど4時間の滞在でした。このあたりの標高も1,500mはあるはずですが、それでも暑い。これから関東平野に戻るとどうなるやら...。


山麓駅まで戻って来ました。


センターステーション前にて。さあ、帰りましょう。

 戻りはずっと下り勾配なので、燃費を稼ぎながら帰ります。途中でスマホが天候注意を発し、実際雨がパラっと来た瞬間がありましたが、本格的な降り出しまでには至らず、ドライ走行のまま山間部を抜けられました。


左手の方の山では雨が降っていますね。

 沼田ICの手前では面白い標識を発見。方向が全然違うぞ(笑)。


発見した時は一瞬「えっ!?」と思いました。

 沼田ICで関越道に乗り、南下を開始。まだ時間も早いので混雑もなく、順調に前橋まで戻って来ました。ここまで来ればもう雨の心配は無さそうです。


沼田から赤城の坂を下って伊香保まで。順調に燃費も回復しました。

 そのまま川越ICまで走り、16:45ごろ自宅に帰着。伊香保に降りてからの比較的平坦な区間の高速巡航ではエアコンにパワーを食われ、いつもより力感を感じないほどでした。
 本日の走行は292.4km(うち一般道83.2km)、平均燃費は19.8km/L。


今回は行って帰って来ただけですが、注目すべきは標高です。

 短い時間ではありましたが、久しぶりにクーラーレスで快適な空気を堪能できました。

2025.07.19

グランピング体験@南魚沼

 そろそろクルマを動かしておきたいということで、金曜日に手軽な出先を探したところ、面白いものを発見しました。新潟のスキー場でグランピングの体験ができるというものです。世間はまもなく夏休みのため行楽地では人出が予想されますが、こちらの方は混むことは無かろうという判断で出動しました。
 3連休初日のため東松山付近で渋滞が発生すると予測し、少し早めの6:00に出発。関越道はやはり鶴ヶ島JCTの前後で渋滞がありましたが、10分ほどで抜けることができ、その後は順調に北上を続けました。そうすると今度は早く着きすぎるため、手前のICで降りて下道を使うことに。群馬県側の月夜野ICで高速を降りました。途中、休憩のため「道の駅 月夜野矢瀬親水公園」に立ち寄り。ここには縄文遺跡があるそうで、わずかな時間でしたが見学しました。


道の駅の公園内に、縄文遺跡がありました。
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 再び走行開始。R17三国街道を新潟方面に進みます。三国峠では久しぶりにワインディング路を堪能しました。また、県境の三国トンネルは新しいものに変わっていたのに驚きました。
 その後は特に混雑もなく、苗場、湯沢を抜けて目的地の石打丸山スキー場に到着。時間調整したつもりでしたが、オープンの1時間前に着いてしまったので、その先にある「道の駅 南魚沼」まで足を延ばしました。


予定よりもかなり早く目的地に到着しました。
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 道の駅で買い物をしてから再びスキー場に戻ってくると、ちょうどいい時間になりました。前売券を買っていたので、それをチケットカウンターで見せてゴンドラ乗車券と引き換えます。カウンターの裏手にゴンドラ乗り場があり、そこから山の中腹まで登ります。


ゴンドラ乗り場、ここから中腹まで移動します。
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 ゴンドラは10人乗り。透明な部分が多くて開放感がありました。


ゴンドラに乗り込みました。ここからターンして上がり始めます。


内部は透明部分が多くて解放的です。

 高度が上がってくると、谷間に広がる魚沼の集落群が見えて来ました。ここは日本でも有数の米どころなので水田が広がっています。季節的にも今が一番緑色が鮮やかな頃ですね。


高度が上がってくるとすばらしい景色が広がりました。
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もちろんセルフィーも。窓が大きいので苦労しません。


さらに高度が上がりました。まるで戦闘機に乗っているみたいです。
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 7分ほどで山腹に到着しました。ゴンドラ降り場からの風景はすばらしいものでしたが、思っていたよりも暑い! 涼みに来たはずなのに...。


これはすばらしい景色! 映えるスポットもありました。
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これが後に利用する施設のようです。

 まだ予約時間まで1時間ほどあったので、時間潰しにリフトにも乗ってみました。もう一段上まで上がることがきます。そこからは谷川岳や湯沢町の方も望むことができました。


谷川岳方面、あの向こうは酷暑のはずです。


チロル地方と姉妹都市として交流があるそうです。


妻が案内ロープの上に発見、鈴なりになっていました。
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さらに高度が上がりいい景色です。振り返ればスキー場であることを再認識。
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リフトは上り専用なので、下りは徒歩で戻ります。

 再びゴンドラの駅近くまで戻って来ました。こちらも映えスポットですね。人がいなかったので貸切で楽しめました。


ぶら〜ん、ぶら〜んとのんびり揺られていい気分です。
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 流石に暑くなったので、傍にあったレストランに入って「麹とラッシーのソフトクリーム」を食べました。 さっぱりした甘さで美味しかった。


麹とラッシーのソフトクリームを頂きました。
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 予約時間に近くなったので、手続きを行い利用の説明を受けました。この日は空きが多かったらしく、10分ほど前から入っていいですよとのこと。併設されたレストランで飲み物を買い、指定されたテントへと向かいました。
 利用時間は1時間。エアコンもついているので、椅子に座って食事しながら景色を堪能できます。


バスケットに飲み物を入れてもらい、テントに向かいます。


テントはちょうどいいサイズ感でした。天井も高いので圧迫感なし。

 1時間はあっという間でした。広大な景色を楽しみつつ寛げました。ここは夜の部もあるそうで、夜間だと星空がきれいだそうです。


お腹も満たせて満足。面白い体験でした。
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 最後にもう一度周囲の写真を撮り、下りのゴンドラに乗り込みました。


テントを前に記念撮影。面白かったね。


思っていたよりも暑かったけど、草の香りを楽しめてリフレッシュできました。
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 下りのゴンドラでも景色を楽しみました。


穏やかな天気に恵まれて楽しめました。
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もうすぐ山麓駅です。クルマの中は暑いだろうな...。
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山麓駅まで戻って来ました。さあ、帰りましょう。

 まだ13:00でしたが、近くで他に寄るところも思いつかなかったので、そのまま帰ることに。湯沢ICから高速に乗って帰途につきました。この時間帯なら夕方の渋滞にもかからず着けるはずです。


帰路は湯沢ICから高速に乗りました。
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 予想通り渋滞にかからず、約2時間で自宅に到着。それにしても暑い! 喉もカラカラに乾いていたので、最寄駅の傍にある喫茶店に行き、レモンスカッシュで一服して来ました。


あまりの暑さに、二人の意見が完全一致しました。


酸っぱいレスカで一気に目が覚めました。

 本日の走行は354.5km(うち一般道96.4km)で平均燃費は20.0km/L。山道を走った割にはまあまあのレベルになりましたが、エアコンに相当食われた気もします。


ちょうどいいドライブにもなりました。

2025.06.29-07.01

心残りの解消。2年前の思いが現実に!

 6月がJALマイレージバンクで貯まったマイルの有効期限でした。3年前、妻が(正規運賃による)JGC初搭乗によりボーナスマイルを稼いでくれたおかげで、使えるマイレージは34,000マイル。こうなるとどこか遠くまで行きたいところです。このマイル数で行先を探したところ、日曜早朝のフライトを許容すれば北海道・釧路へ飛べることが判明。釧路と言えば阿寒湖が近い。ここはちょうど2年前に1週間のドライブ旅で最後に宿泊した場所。その宿がとても印象に残っていたので、ぜひもう一度行きたいとずっと思っていました。こちらも予約が取れたので、釧路空港から阿寒湖へ向かう計画を立てました。
 フライトは7:45発のJL541便。電車でも充分間に合う時間ではありますが、2泊分の荷物もある上に暑いのでクルマを出すことにしました。数週間前から羽田空港駐車場の満車&混雑傾向を確認し、5:00頃に着ければ駐車は可能と判断。そこから所要走行時間を逆算して4:00に自宅を出発。関越道・外環道・首都高を乗り継いで羽田空港へ向かいました。その結果、第1ターミナル北ウィング最寄りのP2駐車場、しかも連絡通路のある4Fに停めることに成功しました。作戦成功です。


無事に一番近い位置に駐車できました。
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 とはいえこの時間ではまだ店もオープンしていないので、自動チェックイン機群の前に並ぶ椅子に座って時間を潰しました。5:30ぐらいからは早朝便に乗るために多くの人が集まってきました。


まだ人が少ない。JGCメンバー向け入口もまだ閉まっています。
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 6:00になると店が開き始めたので、チェックインする前に「一の井」というそば店で朝食。私は銀鮭定食、妻は梅おろし蕎麦をチョイス。ただ、わさびが効きすぎて妻はいきなりの涙目(笑)。さらにハプニングは続き、店を出る際に彼女のスーツケースの脚が一本もげてしまいました。結果的ではありますがクルマで来てよかった...。


6:00から開くお蕎麦屋さんで朝食にしました。


私は銀鮭定食、妻は梅おろしそばをチョイス。


そばに盛られたわさびの量にご注目(笑)。
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 食事を終え、JGCカウンターでスーツケースを預けて手荷物検査場を通過し、サクララウンジへ。第2ターミナルと違ってこちらは眺めがいいのが嬉しい。国際線ターミナルとの間にあるA滑走路のまわりを行き交う飛行機を見ながらしばし寛ぎました。


ラウンジでしばらく休憩、ここは眺めがいいのです。
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 出発時刻の30分前に18番搭乗口へ移動すると、15分前から搭乗が始まりました。いつものように優先搭乗で機内に入り、シートに座ってようやく一息つけました。


機内に入ってようやく一息つきました。


この後満席になりました。日曜の朝だというのに...。
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 飛行機はほぼ定刻通りに出発。D滑走路から離陸して東京湾上空で左旋回し、進路を北に取りました。Flightradar24で航路を見ているとほぼ新幹線や東北道に近い内陸部を北上しているのが分かりました。窓側座席にいた妻によれば、雪の残る飯豊山地や、湖沼のある磐梯山を見られたそうです。  岩手県の上空で右旋回し海上へ出て洋上飛行に入ってからは雲も切れてきて、やがて左手には襟裳岬が見えてきました。ここから徐々に十勝の海岸線が近づき、ほぼ定刻通りにたんちょう釧路空港に着陸しました。


南東北を縦断したので、見覚えのある景色も見られました。

 こちらはすばらしい快晴で、空気がカラッとして気持ちがいい。さすが梅雨のない北海道です。


釧路はすばらしい天気でした。レンタカーでGO!
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 手荷物を引き取ってからレンタカーのカウンターへ。車寄せから送迎車でターミナル向かいにある営業所へ移動し、手続きを経て車を借ります。今回の車両はスズキ「ソリオ」、意外な車種に当たりました。
 荷物を積み込んで早速出発。まず向かうのは釧路湿原の細岡展望台です。ここは2年前にも立ち寄りを検討した場所ですが、時間不足で泣く泣く予定から落とした経緯があります。空港の出口からR241で東へ向かい、R38バイパスを経て道東道(無料区間)へ入りました。
 さすがに北海道、空が広い!


さすが北海道、道が広くて開放的です。

 釧路東ICで一般道に降り、R391で北上を開始。出発から約1時間強で目的地の入口に到達。国道からやや狭い道を6kmほど走ったところに駐車場があり、そこに車を置いて徒歩で展望台へと向かいました。ちょっとした坂道です。


細岡展望台近くの駐車場に到着しました。


車を置いて坂道を徒歩で展望台へ向かいます。

 坂を登り切ったところで脇道に入ると展望台があり、視界が一気に開けました。写真のようにすばらしい景色です。一面の緑の平原の中に川が蛇行して流れていて、日本離れした景色を眺められました。惜しむらくはアクセスが比較的いいだけに観光客が多く、落ち着いて写真が撮れなかったところでしょうか。でもここは来てよかった。心残りがまずひとつ片付きました。


林を抜けると一気に視界が開けました。
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すばらしい眺めです。前回とは反対側から見ていることになります。

 再び国道まで戻り、北上を再開します。途中でキタキツネが道を横切るのを発見。


少し遠いですがキタキツネが道を横切りました。
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 今回は予定を詰め込んでいないため急ぐ必要はなく、速度感も本州とはずいぶん違うので、後方から迫ってくる速い車はどんどん先に行かせて進みました。途中、いかにも湿原の中にあるという趣きの「シラルトロ沼」があったので、そこにも立ち寄り。妻は鶴らしき鳥をみかけたようなのですが、停車する前に飛び去ってしまったようです...残念。


低い峠を越えて回り込むと、正面に沼が現れました。
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「シラルトロ沼」だそうです。深い青色が印象的でした。


広さはこんな感じ。こんな景色は本州ではなかなか見られません。
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 そのまま北上し、弟子屈までやってきました。ここは2年前の旅でも二度通ったところ。今回の目当ては摩周駅の近くにある「食堂と喫茶 poppotei」さん。下調べの結果、ここで昼食をとることにしていました。私は名物の「摩周の豚丼」、肉魚が苦手な妻は「野菜カレー」を注文。豚丼は食べてみてびっくり。食感の良い豚肉に甘辛だれが絡まり、それをご飯と合わせて食べると最高です。妻によればカレーも美味しかったそうです。チョイス成功でした。


摩周駅近くの食堂にやってきました。
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幸い待ち時間なくすぐに入って注文できました。


豚丼は食感とタレの濃厚具合が最高。カレーも美味しかったそうです。
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 さて、まだ宿に行くのは早いので、少し寄り道をすることに。妻がアイヌ文化に興味があるようなので、屈斜路湖畔にある「弟子屈町屈斜路コタンアイヌ民族資料館」へと向かいました。


弟子屈から屈斜路湖に向かいます。ここは前回も通ったところです。

 中にはこの地域のアイヌ文化の紹介があり、じっくりと見て回りました。映像ルームでは平成期に行われた儀式を35分間のショートムービーにまとめたものを放映しており、興味深く見られました。


アイヌ民族資料館、最初はわからず通り過ぎました。
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二人でアイヌの民族衣装を着てみました。
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 資料館の外には絶景が待っていました。天気も良く湖面も穏やかで清々しい。


湖面から流れてくる風が心地いい。天気も最高です。


太陽の位置が真上なので、ストロボがないと厳しいです。
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 15:00近くになったので、宿へ向かうことに。前回と同じく弟子屈からR240で西に向かいます。このルートはタイトコーナーが続く峠道ですが、なにぶん車がハイトワゴンのためハンドリングに難があり、走りの楽しみは期待できません。後続を気にして無理してペースを上げず、速い車はやり過ごしてのんびり登って行きました。


北海道らしい景色を通過して阿寒湖へ向かいます。

 すると途中で前走していた車がいきなりスローダウン。何事かと思えば道の真ん中に野生のシカがいて、それを避けるため停車したようです。これがあるので北海道の道は広いといえども運転では油断ができません。


野生のシカが国道を横断していました。傍若無人ですね。

 峠を下りてR241との合流点にあるのが「ラビスタ阿寒川」です。この宿泊施設は先に述べた通り、ドライブ旅行で最後に宿泊した場所。妻と「ここはぜひまた来たいね」と言っていたのが現実になりました。しかも2年前と同日です。チェックインすると「2年前にもお越しになられていますね。お帰りなさいませ」と言ってもらえました。


目的地に到着、ちょうど2年ぶり同日の宿泊です。

 案内された部屋は前回とは棟が異なりました。阿寒川に面しているのは同じですが、前回よりも少し広い部屋だったのが嬉しい。真正面には川の中から聳え立つ巨樹があり、鮮やかな新緑が印象的でした。今回は2泊できるので、じっくりと寛ぐことができそうです。


今回の部屋は前回とは違う棟で、多少広いようです。

 まずは空いているうちにということで、大浴場で汗を流してきました。露天風呂には一人用の桶風呂があり、それに浸かると頭ひんやりのまま身体が温まって気持ちがいい。とにかく贅沢な時間でした。風呂から上がると楽しみはアイスキャンデー。今回はバニラ味、カルピス味とチョコモナカが用意されていました。


今回のアイスキャンディーは3種類。もちろん全て頂きました。

 まだ日も高かったことから、宿の周囲を散歩してみました。前回は近くでクマの目撃情報があったので外出しないように言われたのが妻の心残りだったらしいのですが、今回は大丈夫なようです。宿の周囲には見るべきものはありませんでしたが、キツツキが木をたたく音がきこえていました。


「熊出没中」の張り紙がありましたが、日付は1年前でした。


まもなく日没です。周囲には何もないので静寂につつまれます。

 宿へ戻る途中、釣り人用の道があるのを発見したので入ってみると、阿寒川沿いに出てきました。この川ではニジマスなどが釣れるそうです。宿の少し上流側で川に近づけましたが、その先は足場が悪く進むのは断念。ただ水辺に近づけたので、さらに涼しく感じられました。


阿寒川沿いに降りてみました。
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やはり水辺は涼しいですね。マイナスイオンいっぱいです。
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左が我々が宿泊している棟です。右の樹が客室から見えているものです。

 宿に戻り、夕食前にもう一度風呂へ。陽も傾き空には三日月が浮かんでいるのが見えました。


客室からは三日月が見えていました。

 夕食は17:30と20:00から選べましたが、昼食のボリュームが多かったので20:00からにしました。料理は前回と同じく和食系のフルコース。ただ、肉魚が苦手な妻にはちょっと厳しかったかな? メインは海鮮系の鍋で、締めの一品は私がカレーで妻が雑炊。すっかりお腹ぱんぱんになりました。食事中には前回と同じく窓外に野生のシカが現れ、歩き回る姿を見せてくれました。


夕食は鍋を中心にしたフルコースでした。

 次の心残りの解消は貸切風呂です。2年前は3つあるうちの一つしか行けなかったので、今回はぜひコンプリートしたい。まず行ったのはレンガ風呂「星の湯」。褐色レンガで作られた浴槽に夫婦で入り、電気を消してのんびり湯に浸かっていると、窓の外に野生のシカが現れました。食堂の時よりも距離が近い。面白い体験になりました。
 次なる心残りの解消は「夜鳴きそば」。22:30から浴場近くのコーナーで提供があります。前回は旅の終盤で疲れていたせいか眠りこけて食べられなかったので、今回こそは食べたいと思っていました。ハーフサイズの醬油味細麺で、さっぱりしていて食べやすかった。妻はコーンを山盛りにして満面の笑顔でした。これを楽しむためには夕食は早い方が良さそうです。


これを前回食べ損ねたのが痛恨の極みだったのです。


窓口が相手提供が始まりました。
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細麺&スープあっさりで食べやすい。ハーフサイズです。

 さすがに朝が早かった上に長距離の運転もしていたので、そろそろ限界。さらには風呂に入りすぎで疲れたようです。部屋に戻るとベッドに倒れ込みました。

 翌朝は5:00に起床。ところが妻はさらに30分ほど早く起き、川の方まで散歩をしてきたそうです。これから露天風呂に行くというので、私も一緒に大浴場へ。ひんやりした冷気の中で浸かる露天風呂は至福です。なお、朝の風呂上がりの一品は北海道のソウルドリンク「カツゲン」でした。


朝は乳酸菌飲料の「カツゲン」が提供されていました。
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 朝食は7:00から。食事会場のレストランへ行くと、なんと2年前に座った席に案内されて驚きました。角テーブルなので二面が見られて視界のいい場所でした。またこの場所で食事をすることができるとは! 朝食は和食と洋食が選べますが、我々は二人とも和食を選択。分量もちょうどよく、ほどよい満腹感が得られました。


なんと2年前に食事をした席に案内されました!
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ここは角で眺めがいいのです。お米は「ゆめぴりか」だそうです。


一般的な朝定食ですね。魚はさらに炙って食べられます。

 食事後、まだ時間があったのでもう一度大浴場へ。このペースだと2日間で何回風呂に入ることになる? 風呂から戻ってからは部屋備え付けのミルでコーヒー豆を挽き、せせらぎを聴きながらモーニングコーヒーを楽しみました。


清流をバックにコーヒー豆を挽いて、お湯を注ぎます。
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至福の一服です。前回は函館美鈴の豆でしたが、今回は表示なしでした。
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 9:00過ぎに宿から出発し阿寒湖へと向かいました。距離は5kmほどなのですぐに到着します。まずは温泉街東端の阿寒湖第1駐車場に車を停めます。駐車料金は1日500円、羽田空港にもぜひ見習ってもらいたい。


駐車場にクルマを置いて湖畔まで歩きました。
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 最初に向かったのは阿寒湖遊覧船乗り場、ここで乗船券を購入しました。遊覧船への乗船も心残りがあった一つです。船は1時間おきに出ており、次便は10:00に出航とのことなので、少し待ち時間がありました。桟橋には既に船が接岸していて、その名も「すずらん丸」。妻が大好きな名前です(笑)。周囲をぶらぶらしながら時間を潰しました。


ここが遊覧船乗り場、右手に乗船券売り場がありました。
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桟橋の近くで乗船開始を待ちます。船は「すずらん丸」。
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 出航10分前から改札開始。桟橋を渡って船に乗り込みます。ほどよい気温だったので、我々は客室には入らずデッキ上の椅子に陣取りました。


いよいよ乗船開始、どんな景色が見られるでしょうか。
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 遊覧は1周約85分。出航してもう一か所の桟橋で客を乗せた後に湖を回ります。まずは小島や大島、その向こうに雄阿寒岳を見ながら東側の狭い入り江に入っていきました。湖面上は風が涼しくて心地よかった。


阿寒湖に乗り出しました。雄阿寒岳を背に島や原生林が見えました。

 東側の一番奥は滝口と呼ばれ、宿の前を流れる阿寒川が流出するところです。新緑と湖面の緑が合わさって見事な風景でした。きっと紅葉の時はさぞ鮮やかに見えることでしょう。


ここが滝口、この先から宿の前を流れる阿寒川が流出しています。

 陽射しも少し陰ってきたので、このあたりからデッキに出てみました。湖だけあって波も穏やかなので揺れも少なく、エンジンからの振動もむしろ心地よいほどです。


気持ちがいいので二人でデッキに出てみました。
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まだまだ遊覧は続きます。次に向かうのはチュウルイ島。

 次に向かったのはチュウルイ島です。ここには「マリモ展示観察センター」があり、15分ほど接岸している間に見学することができます。中には巨大なマリモもあって、その大きさに度肝を抜かれました。妻は記念スタンプを発見してご機嫌でした。


チュウルイ島に上陸しました。見学時間は15分。


ここにはマリモの展示観察施設があります。
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 チュウルイ島を後にすると、遊覧船は湖を縦断して船着き場へと戻ります。


チュウルイ島を出航、その様子を動画で撮ってみました。
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こちらがその映像、こうして見ると船足は結構速いです。
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 船上からは2年前に宿泊した「あかん遊久の里 鶴雅」や、写真を撮った桟橋を海側から見られました。まさか2年後に反対側からの景色が見られるとは夢にも思いませんでした。


2年前に宿泊した「あかん遊久の里 鶴雅」です。


こちらは以前に妻を撮った桟橋です。懐かしい。
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1時間半の遊覧が終わりました。乗ってよかった。
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 さて、遊覧を終えて船乗り場に戻ってきたのは11:30前。まだ食事にも早いので、徒歩で温泉街西側にある「アイヌコタン」へ向かいました。通りにはいくつもの土産物店が並んでいますが、立ち寄ったのは一番西側にある「えぞりす」さん。ここは2年前に妻がアクセサリーやら養殖まりもを購入したお店。お店の方には妻が着けているアクセサリーを「それ、うちで売っていたものですね」と気づいてもらえました。今回は「まりもの栄養剤」なる商品を発見したので購入。まさか自宅のまりもにまでお土産を買うことになろうとは(笑)。


再び「えぞりす」さんにやって来ました。

 前回来た時はもう夕方で、アイヌコタンにある店は閉まっている店が多かったのですが、今回は昼時で多くの店が開いていました。ただ、正直あまり見るところはなかったかな。舞踊の実演もあるらしいのですが、時間が合わず観覧するのは断念。


アイヌコタンに到着、今回は店も開いていました。


妻の頭に乗ってもらいました(笑)。


が、妻には仕返しをされました(苦笑)。

 前回と同じ場所で、今回も記念撮影しました。


前回も撮りましたが、今回もせっかくなので同じ場所にて。
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 アイヌコタンからの帰路は前回宿泊した「あかん遊久の里 鶴雅」の前を通りました。こちらの宿も居心地が良かったなあ。まだたった2年なんですが懐かしく感じます。


「あかん遊久の里 鶴雅」前にて。2年前を思い出しました。

 そこから再び船着き場方面に戻っていきました。この日は夜鳴きそばをもっと味わいたいという理由で、夕食を早めにお願いしていたため、昼食は軽くしておきたい。そこで途中にある「Pan de Pan」というパン屋さんのイートインを利用しました。それぞれ好きなパンを一つずつ選び、冷たいものが飲みたかったのでオレンジジュースを付けました。パンはふっくらで美味しかった。


温泉街にあるパン屋さんで昼食にしました。


ポップな内装です。パンとジュースは美味しかった。
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 道の途中には温泉が湧いている場所もありました。しかしお湯がやたらと熱い!


道の脇に温泉が湧き出していましたが...お湯がとにかく熱い!

 昼食後は船着き場のさらに先にある「ボッケ遊歩道」へ向かいました。


次に向かうのは「ボッケ遊歩道」です。
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 林の中に入り、途中から湖沿いに進んで行きます。ひんやりした空気の中で湖からの風が気持ちよかった。湖の景色も楽しみながら進みました。


散歩にはちょうどいい雰囲気です。
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 途中、望遠レンズを装着したカメラを持った二人連れに遭遇。その人たちの視線の先を追ってみると...キツツキの一種である「オオアカゲラ」が樹を登っていく様子が見えました。すかさずカメラで捉えましたが、いかんせん最大望遠105mmのレンズでは寄るのに限界があります。拡大するとピンボケでしたが、特徴的な色合いはしっかり写せていました。


いました! オオアカゲラ、三羽いました。
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 道はやがて湖沿いに出てきました。蔓紫陽花や、根元ごと倒れた木など面白いものがたくさん見られました。


湖が望める場所もありました。


こちらは蔓紫陽花、知床でも見ました。


根ごと横倒しになった樹がありました。どうしてこうなった?

 その先に進むと硫黄の香りが流れてきました。この辺りは湖に半島状に突き出た部分ですが、その中に「ボッケ」という場所があります。ここは熱い泥が火山ガスとともに噴き出している場所。見ているとゴボゴボと音を立てて泥が沸き上がっていました。これは面白い。夢中になって写真と動画を撮りました。


階段を登ると視界が開けました。


その山側には「ボッケ」と呼ばれる場所がありました。


緑の中に白い泥が見えました。


地中からガスと泥が湧き出しています。これは面白い。
(コントロールをクリックすると再生します)

 そこから入口の「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」へ戻りますが、ただ林の中を戻るのは面白くないので、山側の遊歩道を選びました。ただ1週間ほど前に付近でクマが目撃されたようで、できるだけ遠くを見通すよう用心して歩きました。


戻りは山の方を通るルートを選びましたが、不穏な警告が...。
(画像に触れると表示が変化します)

 後ろを歩く妻は「♫~」という雰囲気でしたが、先を歩く私としては不安いっぱいです(笑)。


思った以上に視界が悪い。クマを先に見つけられるか?


妻は鼻歌を歌いながらついてきましたが...(苦笑)。

 幸い、クマには遭遇せず神社の境内まで戻れました。


神社に出て来ました。どこか不思議な雰囲気です。


階段を降りるとエコミュージアムセンターに出られます。
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 神社の階段を降り、エコミュージアムセンターへ。ここで展示物を楽しんでから、お土産を買うために再び船着き場付近へ。


エコミュージアムセンターで展示を見学、鳥の紹介が興味深かった。

 ただ歩き疲れたこともあり、近くにあった足湯「ウレ・カリプ」で休憩しました。これで疲れが取れる...と思ったのですが、お湯が熱すぎて長時間足を漬けていられない! 早々に音を上げてしまいました(笑)。


足湯で休もうと思ったら...お湯が熱すぎて長く足を浸けられず(悲)。
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 さすがに喉がかわいたので、足湯の向かいにある飲食店でソフトクリームとレモンスカッシュで一服しました。ようやく生き返りました。


足湯の前にあった飲食店で休憩することにしました。


私はレスカ、妻はソフトクリームで喉を潤しました。

 その後は土産物屋さんに立ち寄ったあと、駐車場へ。このころになると雲が低く垂れこめてきたので、雨が降る可能性も出てきたことから宿へ戻ることにしました。


宿に戻って来ました。明朝までゆっくり過ごしましょう。
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 宿に戻り、フロントに用意されているウェルカムドリンクで喉を潤しました。今回はコーヒーに加え、ハスカップジュースがあったのが嬉しい。おつまみの枝豆と「インカの目覚め」という品種のジャガイモの蒸かし物も美味でした。


ロビーです。ここでウェルカムドリンクとおつまみの提供がありました。


枝豆とジャガイモの蒸かしものを、コーヒー&ハスカップジュースで頂きました。

 平日かつ時間も早いので風呂も空いているだろうということで、客室で部屋着に着替えて早速大浴場へ。狙い通り露天風呂の桶風呂を独占してじっくりと湯に浸かれました。この間に雨も降り始めたようです。少し早めに戻ってきて正解でした。
 夕食は17:30から。この日のメインは牛しゃぶ。昼食を軽くしておいたおかげで、無理なく美味しく頂けました。ご飯は雲丹の炊き込みご飯。こちらは味と香りがよく染みていた上に、釜についたおこげが美味しかった。


夕食は夜鳴きそばを考慮して早い時間帯でお願いしました。


今回も外にシカが現れました。


この日のメインは牛しゃぶ。ウニの炊き込みご飯が美味しかった。

 妻は食堂の入口にあったサービスのお菓子を物色。なんだか表情が怖いぞ(笑)。


置いてあるバスケットに片っ端から手を伸ばす妻...。

 部屋に戻ってから再び風呂へ。次の狙いは貸切風呂の檜風呂「月の湯」です。深みのある色の浴槽は深さもあり、何より香りがいい。前回と同じく電気を消し、夫婦でしっとりとした時間を過ごしました。


こちらが貸切風呂の紹介、今回はコンプリートするぞ。

 一旦部屋に戻ると睡魔に襲われました。やはり風呂の入りすぎですかね(苦笑)。1時間ほど眠りこけたようです。起きたのは21:00過ぎだったので、夜鳴きそばが始まるまではまだ時間はあります。その間に残る3つ目の貸切風呂に行っておくことに。最後は陶器風呂「風の湯」です。陶器なので肌に触れる感触が滑らかなのが特徴。お湯も比較的ぬるめだったので、じっくり浸かれました。これで貸切風呂3つコンプリートです。心残りがまた一つ解消できました。
 ただ、ここで妻が「最初に入ったレンガ風呂ってどうだったっけ?」と言い出したので、もう一度行くことに。周囲に人がいないことを確認し、二人ともバスタオル一枚巻いただけで風呂舎の間を移動するという大胆な行動に出てしまいました。温泉ですっかり身も心も開放されちゃったんですかね(苦笑)。


部屋に戻るとライトアップが見事でした。

 その後は部屋に一旦戻り、時間を見計らって再び夜鳴きそばの提供場所へ。今回は夕食からしっかり時間が経っているので食べても苦しくはありません。美味しく頂くことができました。


再びの夜鳴きそば、今回はほどよくお腹も減っています。
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最後の夜鳴きそばをじっくり堪能しました。

 さて、ここで一つまだやっていないことがあることに気づきました。部屋風呂です。せっかくあるのに使わないなんてありえない。お湯を張り、妻の好むぬるめに温度調整してから二人で浴槽に浸かりました。せせらぎを聞きながら、ライトアップされた対岸の樹木を見ながらのんびり。背中にあたる木の感触が気持ちよかった。ここでは湯温を自分たちで調整できるので、比較的長い時間の入浴を楽しむことができました。


部屋風呂に妻が好むぬるめでお湯を入れます。


適温のお湯に妻大喜び。このあと私も乱入しました(笑)。

 今日も1日色々と楽しめました。

 最終日は4:30に起床。もう少し寝ておきたいという思いもありましたが、せっかくなので入浴チャンスを最大限に使いたい。妻と一緒に大浴場に向かいました。狙い通り空いていて、思う存分屋外の檜風呂を堪能しました。去り難しです。
 部屋に戻って荷造りを始めました。空港までは50km以上あるので、給油を含めて1時間ちょっとは見ておきたい。そうすると8:00前には出発しておきたいところです。朝食は7:00からなので、慌てることの無いように今のうちにやっておくことにしました。
 一通り作業が終わったのは6:00過ぎ。もう一度朝の景色を見ながら、二人で部屋風呂を楽しみました。心配していた雨も止んでおり、雲の間からは晴れ間も見えていました。それにしても温泉三昧の2日間だったなあ。やりたかったことが全部叶って二人とも満足しました。


最後にもう一度部屋風呂を楽しみました。
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 最後に窓からの眺めをもう一度目に焼き付けておきました。2日間しっかり寛げました。


窓からの眺めをしっかり楽しみましたが、去りがたし...。
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 7:00前に朝食会場へ。今回は一番乗りでした。


8:00前には出発したいので、朝食には一番乗りしました。
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 二人ともこの日も和食のチョイスです。ドリンクバーからお茶を持ってきて、さあ食べようというタイミングで子連れのシカが目前に現れました。子の方はまだ歩き方が拙かったので、まだ生後間もなさそうです。母親が面倒を見ながら連れ歩いているのを間近に眺めることができました。


子連れのシカが現れました。子は生まれて間もないようです。
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北海道での最後の食事をしっかり堪能しましょう。


ここの朝食の分量はちょうどいいです。


朝のメニュー、すき焼きがあったのが目新しい。

 食事を終えてすぐに部屋に戻り、荷物を持ってフロントへ。入湯税とレストランでの追加料金を支払いチェックアウトしました。正直なところ我が家としてはかなりの散財ですが、このようなことができるのも今のうちだけなので、後悔は全くありません。


荷物を持ってフロントへ向かいチェックアウトしました。
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 前回と同じく、R241で釧路市街地に向けて南下します。ここは至る所に「シカ注意」の警告が出ています。実際、山間部では再び子連れのシカに遭遇しました。親はすぐに茂みに入ったのですが、子はガードレールの陰で興味深そうにクルマの方を眺めていました。念のため速度を落とし距離を取って通過。やはり道がいいからと言って油断はできません。最後まで注意しなければ。


空港に向けて南下します。途中で子連れのシカにも遭遇しました。

 特に混雑することもなく順調に距離を減じ、8:45ごろには阿寒町の市街地に出てきました。ここでレンタカー返却前の給油を行います。ここまで来ればもう時間的に焦る必要はありません。再び国道を南下すると、阿寒ICに到達。2年前はここから高速に乗って苫小牧へと向かいました。まさか2年後に反対側からアプローチすることになるとは...。


阿寒ICまで到達、前回はここから苫小牧へ向かいました。
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 そこからしばらく進むと、「鳥注意」の警告標識がありました。前回この鶴マークを写し損ねたのが妻の心残りだったので、最終盤でこちらも解消できました。


鶴マークの警告標識を発見、妻が撮影に成功しました。
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 その先で右に折れて坂を駆け上がったところがたんちょう釧路空港、無事に一周してくることができました。狙い通りにフライトの1時間前に到着できました。レンタカーの営業所に車を停め、荷物を降ろして清算です。利用票によれば、2日間での走行距離は233kmでした。その後、再び送迎車でターミナルビルへ。


たんちょう釧路空港まで無事に戻りました。
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 ターミナル到着後、入口にあるモニュメントで記念撮影してから中へ入りました。


ターミナル前のモニュメントが特徴的です。
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 カウンターで手荷物を預け、2Fの出発ロビーへ上がりました。まだ時間も充分あったので、土産物店で最後の買い出し。妻は狙っていた商品を見つけられたようで、こちらもこの旅での心残りが解消できたようです。


そういえばもうすぐ七夕ですね。買物を終えて搭乗待合室に入ります。
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 手荷物検査場を通過し、待合室で搭乗開始を待ちます。復路便はJL540、ちょうど往路便の折り返しです。出発20分前に搭乗案内が始まりました。この日は満席ではなかったようで、スムーズに乗り込みが完了して定刻前にドアが閉まりました。


往路便の折り返しであるJL540で羽田へ戻ります。


機内に入ってほっと一息。羽田までの所要時間は1時間45分ほどです。

 飛行機は南に向けて離陸し、緑が広がる原野を後にしました。しばらくは下の景色を楽しめたようですが、沖合に出ると雲が厚くなり、下は見えなくなったそうです。  飛行は順調で、到着が早まりそうとの機内アナウンスがありました。栃木県上空からは雲の下に出て下が見えてきたそうですが、ずいぶん空が霞んでいるのが印象的でした。この分だと相当蒸していそうです。


離陸して海上まではいい天気、本州では曇りがちだったそうです。

 飛行機はそのまままっすぐ東京湾上空まで南下し、千葉の沖合で右旋回してD滑走路に着陸しました。ただ、使用予定のスポットがまだ空いておらず、誘導路上で一時待機したために降機できるまでに少々時間がかかりました。それでも手荷物を受け取ったのが定刻の5分前だったので、かなり順調なフライトだったと言えるでしょう。一方、降機した瞬間にむわっとした熱気を感じました。釧路との気温差はなんと10℃、これは本当に天国から地獄です。
 到着したのは昼時ですが、朝食をしっかり食べたので空腹感なしということで、空港で昼食を取らずにそのまま帰ることにしました。エレベーターで3Fまで上がり、連絡通路を伝ってP2駐車場へ。入口で事前清算を行ってから愛車の元へ。ここから自宅まで戻るわけですが、平日12:00なのでひどい渋滞には遭わないはずです。


無事に帰ってきました。

 P2駐車場を出て、P1駐車場を回りこんで循環車線へ入り、首都高湾岸線の空港中央IC入口へ。湾岸線は東海JCTから合流する車両による混雑がありましたが、停車を余儀なくされるほどではなく大井JCTで中央環状線に入れました。山手トンネルではダンプが1台故障で止まっていたものの、流れ自体は順調。熊野町JCTで池袋線と合流して埼玉方面へ。その後は外環道、関越道を経由して北上し、川越ICで高速を降りて自宅へ。13:30に無事帰宅しました。

 今回の旅のテーマはタイトルの通り「心残りを解消する」でしたが、それを2日間で十二分に果たすことができました。さあ、夢もお終い。明日からまた日常を頑張ろう。

2025.06.13

今年は120万本だ!

 妻はすずらんが大好きなのは昨年書きました。それで北海道まで連れて行ったわけですが、さすがにそう何度も行けるところでもありません。近場でなんとかならないかと思って調べたところ、長野県富士見町にあるリゾート施設で「120万本のすずらん祭り」をしていることを発見。この日に有休が取れたので、行先を内緒にして行くことにしました。
 距離は150km少々なので、2時間半もあれば着くはず。6:00に出発したのですが、川越ICで高速に乗る方向を間違え、痛恨のタイムロス。仕方がないので所沢で降りて入間まで行き、そこから圏央道に乗って本来のルートに戻りました。45分ほど無駄にしてしまいました。
 ただしその後は渋滞もなく、順調に走行。中央道を諏訪南ICで降り、9:15ごろに目的地の「富士見パノラマリゾート」の駐車場に到着しました。


余計な走行をしたものの、目的地に到着しました。
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 ゴンドラの往復乗車券を買って施設の中へ。もともとここはスキー場なので、入ったところがすぐゲレンデでした。夏は芝生に覆われており、開放感があっていいです。


ゲートに入ると、いきなりゲレンデが広がっていました。
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 目的の場所は標高1,600m前後のところにあるので、まずはゴンドラに乗って山頂近くへ。ゴンドラの名はずばり「すずらん」、妻は「きっとすずらんが見られるはず」とこの段階でワクワク。


「すずらん」という名のゴンドラで山上へ向かいます。


ゴンドラは8人乗り、空いていたのでグループ毎の案内でした。
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山上までは10〜15分ほどの道のりです。

 ゴンドラは最初は急勾配で駆け上がります。高度が上がってくると、進行方向の背後には八ヶ岳の麓が広がっているのが見えました。


高度が上がってくると八ヶ岳の麓が見えて来ました。
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山を一つ越えて下ったところから、また一気に高度を上げます。

 山頂駅に近づくとガスが出て来ました。これだとちょっと景色は厳しいかもしれません。この辺りは標高1,500mを少し上回るほど。少し肌寒くなって来たので、持参したフィールドワーク用の上着をゴンドラ内で着込みました。


山頂駅に近づくとガスが出てきました。景色は厳しい?

 ガスの中に入ると、正面の白い闇の中から山頂駅の駅舎が浮かび上がって来ました。いよいよ標高1,500m超に到着です。


まもなく到着、標高1,500mまでやって来ました。
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 山頂駅を出て道なりに進むと「ドイツすずらん」の案内看板が立っており、妻は「やっぱり!」と嬉しそう。早速咲いている花に近寄ってカメラを持ち出しました。ここは「入笠すずらん山野草公園」という名称だそうです。


公園となっていますが、ここはゲレンデですね。

 ここにある品種は「ドイツスズラン」20万本だそうです。これは昨年行った「国営滝野すずらん丘陵公園」よりもはるかに多い。見応えがありました。


妻は早速近寄って写真を撮り始めました。
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濃い緑の中に、多くの白く可憐な花が見られました。


ここは高地。またもガスに覆われて、白い闇に包まれました。

 一通り写真を撮った後、妻に「先に進もう」と促しました。彼女はこの場所にまだ未練があったようですが、実は本当の目的地はまだ先です。鳥のさえずりが聞こえる林の中を進みました。


鳥のさえずりの中を歩くのは気持ちいい。


林の中は空気がひんやり。上着を持って来て正解でした。

 途中では様々な植物を見ることができました。園芸を嗜む義母や、趣味の茶道の影響もあってか妻も植物には比較的詳しいようで、私に色々と説明をしてくれました。


今回の道中で目にした植物たち、妻は興味津々でした。

 傾斜地を回り込み、坂道を下っていくとゲートが出現。シカによる食害を避けるため、貴重な植物のあるエリアは柵で囲まれているそうです。企図を理解の上、通過後はしっかり閉めましょう。


ゲートを通過し、さらに階段を下っていきます。
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 階段を下り切ると、水のせせらぎが聞こえる開けたエリアに出て来ました。これが今回の目的地である「入笠湿原」です。


階段を下り切ると、開けた土地に出て来ました。
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 湿原には木で作られた歩道が整備されていて、低い側では周回することもできるようになっていました。その中央を進むと、正面には傾斜地が広がっています。


中央部の歩道を進みます。このまま傾斜地に登ることもできそう。


おや、少しガスも流れてきたようです。大丈夫かな?


幸いまたすぐにクリアになりました。先に進みましょう。

 湿地の周囲には深い緑の中に小さな黄色い花や白い花の咲く木もあり、彩りがありました。


深い緑色との対比で鮮やかに見えました。
(画像に触れると表示が変化します)

 それでは、傾斜地に行ってみましょう。本当の目当てはここからなのです。


階段が続きます。これはなかなかにハードそう。

 登り始めてすぐ気づいたのですが、歩道の両側に非常に小さな白い花が見られました。実はこれが「ニホンスズラン」で、日本固有の品種。我々がよく知るすずらんは、ほとんどがドイツスズランなのだそうです。日本のものは花が非常に小さく、葉の裏側にひっそり咲くとのこと。


半分ぐらいまで登ってきました。道の左右にあるのは...!


ニホンスズランの群落、その数なんと100万本だそうです。

 まだまだ階段は続きます。さすがに足がきつくなってきました(苦笑)。


振り返るとかなり歩いて来たのがわかります。


遠景を撮ってみました。広くて歩きやすい歩道でした。

 ようやく一番上まで登ってきました。お疲れ様でした。妻も満足したようです。


一番上まで登ってきました。傾斜部ではずっとすずらんが見られました。


最上部で記念写真、二人ともよく頑張りました。

 来た道を戻り、湿原の傍にあった休憩小屋に向かって移動したところで碑を発見。多くの人がここで記念写真を撮っていました。


我々もしっかり写真を撮らせてもらいました。

 休憩小屋の前にあるベンチで小休止。麓から持参した水で喉を潤しました。このころになると日が差すようになり、湿原が輝いているように見えました。


日が差してくると、また見える色合いが変わります。


ここでもしっかり記念撮影。でもセルフィーだと超広角が使えない...。

 まだ行動時間があるので、山頂に向けて進むことにしました。
 その途中に馴染み深い会社の活動を紹介する看板が立っており、その奥には面白い植物も見ることができました。色々やってるんですね。そういえば、近くにこの会社の農場があったような?


これはあの「野菜飲料」で有名な会社さんですよね。


三段重ねというのが面白い。色違いもありました。
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 さらにその先には、先ほどの湿原のような雰囲気の場所がありました。地図によればここは「花畑」という場所だそう。ただし、ここは先ほどとは植生がちょっと違うようです。道の造りもややハードでした。


「花畑」ですが、季節柄まだ彩りが少なかったようです。
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 この時点で11:30になったので、帰りを考えるとそろそろ行動限界です。登山道を下り、入笠湿原を横断して再びゴンドラ山頂駅方面に戻っていきました。
 その途中で、「イチヨウラン見頃」の案内を発見。それに従って進んでいくと、山の斜面の大きな樹の下で咲いている「一葉蘭」がありました。我々も自分たちではわからず、周囲の人に教えてもらってようやく発見。小さく細いのでなかなか気づけないかも。


一葉蘭、小さく細いのでなかなか気づけないかも。
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 さらに先に進むと、入笠すずらん山野草公園に戻ってきました。ちょうど雲が切れ、向こう側の八ヶ岳の山頂部まで見えるようになっていました。


入笠すずらん山野草公園まで戻ってきました。
(画像に触れると表示が変化します)


いい雰囲気の写真が撮れました。


狙っているのは八ヶ岳です。わずかに山頂部が見えました。
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 妻はスタンプがないかを山頂駅の周りで探しましたが、この場所ではなかったそうです。再びゴンドラに乗り、山頂駅を後にしました。


山麓駅に向かって降りていきます。


向こうのゴンドラは自分たちが乗ってきたものです。

 途中で一度安全確認の停止がありましたが、すぐに運転は再開し山麓駅に到着しました。山麓側は気温が高くて暑かった。


山麓駅に戻ってきました。やはり下は暑かった。


予想以上の収穫がありご満悦の妻、良かったね。

 ホテル内のレストランで昼食にしました。メニューも麺類や定食など色々と選べ、価格は高いですがそれ以上にボリューム感があり、内容的にはむしろ割安に感じるほど。味もまずまずでした。


リゾート内のレストランで昼食にしました。


私は陶板かつ鍋定食、つまはざるそばで昼食。味はまずまずでした。

 13:30に施設を後にし、来た道を戻りました。諏訪南ICから中央道に乗り東京方面へ。甲府まではだいたい晴れていて、八ヶ岳や富士山の山頂部まで見えていました。ただし中央道はあちこちで作業のための車線規制が行われていて、かなり走りにくかった。古い高速道路なので、工事の頻度が非常に高くなっている気がします。


帰路は八ヶ岳、富士山の山頂部が見えていました。
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 結局、一度も止まることなく圏央道・狭山日高ICまで戻ってきました。いつものガソリンスタンドで給油してから自宅へ帰着。
 今回ゴンドラ往復乗車券の購入特典で、山野草のポット苗を2種類の中からもらえました。2人分だったので妻は両方を選択(笑)。特に「オキナ草」は欲しかったそうなので、ちょうどいいお土産になったようです。 二重に喜んでもらえて良かった。


長野から持ち帰った苗、来年咲かせることができるか?

 帰宅後、荷解きをしてからいつもの山田食堂へ。これがあるので早く帰ってきたかったのです。先週は臨時休業で入れませんでしたからね(笑)。昼が肉だったので夜は魚にしました。


2週間ぶりの山田食堂で、ほっと一息つきました。
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 本日の走行は358.9km(うち一般道41.4km)、平均燃費は20.4kmでした。さすがに標高1,000m超まで駆け上がっているので、燃費は厳しくなりました。これで6月の車種別月間ランキング1位ともお別れです。


中央道は基本的に山岳路線なので、燃費には苦しいルートです。

2025.06.07

東京紫陽花名所巡り

 気分転換に久しぶりに出かけました。近所では紫陽花が見頃になっているので、東京の名所を検索して行ってみることに。
 8:00前に最寄駅を出発し、所沢で電車を乗り換えて池袋へ。山手線で巣鴨まで行き、そこから都営三田線に乗って白山駅で下車。最初の訪問地は文京区の「白山神社」です。


地下鉄の駅からは徒歩3分といったところです。

 この日から「文京区あじさい祭り」が始まるとのこと。境内ではイベントや出店の準備で賑やかでした。まもなくイベントも始まるようです。


まずは本殿へ。緑色の雪洞が素敵です。
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 本殿前では大勢の人が狛犬の周りの色とりどりの紫陽花を写真に収めていました。


人が多く、チャンスをモノにするのが大変でした。
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 境内を一通り回って、あじさいの花を写真に撮りながら進みました。日当たりの良い場所なので、ともかく花の色が鮮やかです。種類も色々あって飽きません。


境内で撮った花の写真、色々な種類があるようです。


植え込みからはみ出して来た花を発見。かわいいです。

 裏手の公園から回り込むと、何やら行列ができていました。どうやら普段は閉ざされている富士塚に入れるようです。まだ20人ぐらいの列だったので、並んでみました。


左手が富士塚です。普段は入れないらしい。
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 10分ほど待ったところで、我々の順番が回って来ました。入口には「浅間神社」の鳥居。これをくぐって塚の中へと入ります。


入るところで写真を撮らせてもらいました。


さて、進んでみましょう。振り返るとまだ行列が延びています。
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富士塚を通過中に撮った写真の数々。

 さて、だいたい見どころは回れたので、次の目的地へと向かいます。西側の階段から境内を後にしました。


長い階段を降りて次の目的地へ向かいます。

 白山神社から通りを渡り、住宅地の丘を越えたところにあるのが「小石川植物園」。白山神社からは徒歩10分ほどのところです。東京大学の付属施設ですが、歴史的な経緯もあって史跡にもなっているそうです。


小石川植物園の正門にやってきました。

 入場料を支払って中に入ります。だいぶ暑くなって来たので、日陰を求めて西側の低地にある林の中を進んで行きました。林を抜けると水辺が現れ、花菖蒲が咲いていました。


花菖蒲が現れました。明治神宮の菖蒲園みたいです。
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さすがフルサイズ、明暗差の激しいところでもしっかり写ります。
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iPhoneのHDRもなかなか頑張っています。

 その先には日本庭園が広がっており、その向こうには洋館が現れました。旧東京医学校の本館だったそうです。なかなか趣きのある建物です。


旧東京医学校の本館だそうです。
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 ここから坂を登って東側に向かうと、大きな樹木が並んでいる場所に出ました。強い日差しが葉に遮られてとても涼しい。日当たりのある場所では緑がとても鮮やかに見えていました。


巨大な木々の間から、わずかに光が差し込みます。
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 そこから南に進むと並木道に出て来ました。右手は芝生になっており開けています。葉がまるでトンネルのように道を覆っていていい雰囲気でした。


鮮やかなグリーンが印象的な、奥行きのある写真が撮れました。
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 並木道の途中、左側に温室が現れました。せっかくなので立ち寄ってみることに。中には珍しいものや絶滅を危惧されている植物もあり、見応えがありました。


温室に立ち寄ってみることにしました。


国内だけではなく、様々な場所の植物の鉢が並んでいました。

 温室から出てさらに進むと、正面に巨樹が現れました。ヒマラヤ杉です。その向こうには研究施設の本館がありました。重厚なデザインの建物です。


巨大なヒマラヤ杉、傍の妻と比べると大きさがわかります。


重厚なデザインの建物です。研究施設として現役とのこと。
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 さて、そろそろ昼時です。まだこの先行く場所があるので、駅へ向かう途中で昼食をとることにしました。都営三田線の駅に向かって進んでいくと、えんま通商店街という小さなアーケードがあり、その中に喫茶店があったので入ってみました。
 残念ながら品切れのメニューもあったので、二人ともサンドイッチのランチセットを注文。冷たいアイスコーヒーが体に沁みました。ホットサンドも表面のパリパリ感と中身のふっくら感が両方あって美味しかった。


都営三田線の春日駅近くで見つけました。


暑い中歩いたので、冷たいアイスコーヒーが嬉しい。


ホットサンドはパリパリ感とふっくら感が同居していました。

 都営三田線の春日駅から再び地下鉄に乗り、南へ。下車したのは東京タワーに近い御成門駅。ここから海側に歩き、旧芝離宮思賜庭園に向かいます。新幹線や東海道線のガードをくぐり、浜松町駅に近いところに入口がありました。


旧芝離宮思賜庭園にやってきました。
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入場料は150円、浜離宮とセット券ならお得です。

 中に入ると、中央部の池の周りに芝生や植木が広がりました。以前は羽田空港に向かうのにモノレールを使うことが多かったので、上から公園内を眺めていたのですが、そこからの印象以上に開放感がありました。


ゲートから入ってすぐに写真スポットが用意されていました。


浜離宮と同じく周りはビル群に囲まれています。
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 ここもあじさいの名所として紹介されています。数は少ないのですが、所々に鮮やかな青色の株を見ることができました。背景を工夫すれば面白い写真も撮りやすい。


公園内で見つけた紫陽花、背景を工夫すれば面白い。

 元々は大名が作った庭園ということもあり、茶室の跡など妻にとっては興味深いものも見ることができました。


もとは大名の作った茶室の跡だそうです。


こうして見るとなかなかの迫力です。

 池の西側には低い丘があり、そこに登ると面白い風景が見られました。


池を半周回って来ました。この左手の丘に登ってみます。


登頂成功! 妻が面白い写真を撮ってくれました。
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 私も負けじと妻を丘の上に立たせて撮影。こういう場所では超広角レンズが大活躍です。


上からの眺めはこんな感じです。昔はどんな景色だったのか...。
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妻に万歳をしてもらいましたが...遠すぎましたね(笑)。


庭ですからね。石灯篭もしっかり設置されています。

 さて、結構歩いたので本日の花さんぽはこれまで。新宿で買物をして帰ることにしました。都営大江戸線の大門駅から地下鉄に乗り、新宿西口駅へ。ビックカメラで4層Blu-rayディスクを購入してから地下街のサブナードへ。ここで以前入ったカフェのハーブティーを再び試すことにしました。
 妻は前回と同じキャンディベリー+ピンクグレープフルーツの「ポンペイポンベルモ」、私はミント+レモングラスの「ボタニカル#2」を注文。すっかりリラックスしました。


サブナードにあるカフェでハーブティーを楽しみました。


途中でお互いに交換し、相手のものをちょっとずつ試しました。

 その後は西武新宿PEPEで買物をし、西武新宿線特急「小江戸」で帰途につきました。
 梅雨入り前の花さんぽ、楽しめました。久しぶりにカメラも活躍させられました。