2012.12.09
スナップデジカメを再導入
先日出掛けた際、スナップ撮影用に持ち歩いていたCanon製コンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL 220 IS」を紛失してしまいました。ツーリングや列車旅で活躍しましたが、使い勝手の良いモデルだっただけに残念。カメラ機能を搭載しているとはいえXperia acro HDやiPod touchでは「素早く撮る」ことがなかなか難しいため、このままでは困ります。そこで代替機を調達しました。
購入したのはCanonのエントリーモデル「IXY 220F」です。最近はタッチパネル式の物も多いのですが、バイクで停車した際に使おうとするとグローブを嵌めた手で操作しなければならないため、あくまでメカ式ボタンを持つ機種ということでこのモデルを選択。本体色は黒が好みなのですが、残念なことにこのモデルには設定がなかったためにシルバーにしました。
化粧箱は220 ISよりもさらにコンパクトになっていました。
サイズは220 ISよりやや大きいですが、重量差はほとんどなし。
(画像に触れると表示が変化します)
新旧の性能は下記の通り。時間軸に応じた順当な進化をしていると言えそうです。サイズは若干大きくなっているように見えますが、持った感じではそれほど差を感じません。ただし角が丸くなっていた前モデルに比べて220Fは角張っているため、ケースにしまう時には引っかかりやすくなっているのがやや残念な点です。
Canon 製品名 |
(旧) | (新) |
IXY DIGITAL 220 IS | IXY 220F | |
発売年月 | 2009年8月 | 2012年2月 |
光学ズーム | 4倍 | 5倍 |
画素数 | 1,210万 | 1,610万 |
静止画SPEC | 4,000×3,000 | 4,608×3,456 |
動画SPEC | 1,280×720 30fps | 1,920×1,080 24fps |
画像処理エンジン | DiGiC 4 | DiGiC 5 |
サイズ (mm) | 89.5×54.9×20 | 93.2×57.0×20 |
本体重量 (g) | 120 | 120 |
早速持ち出して撮影をしてみました。前モデルはすでに手元にないため、記念撮影する際に使っているCyber-shot DSC-HX30Vとの比較になります。色合いは220 ISと同じくかなり明るく写っています。一方でメタリックレッドの雰囲気はこちらの方がよく出ていると思えます。絵造りの傾向としては220 ISとさほど変わらないようです。
赤の色合いは裏画像のCyber-shotよりも実物の雰囲気が出ています。
(画像に触れると表示が変化します)
Cvber-shotと比較してえらく明るく写っているな。空はより青く写るのも前と同じ。
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IXY DIGITAL 220 ISよりも動作が少しキビキビしているようで、スナップ用として申し分ありません。ただちょっと心配なのがバッテリーが小さくなっていること。もちろん本体の省電力化も進んでいるとは思いますが、スタミナ面では懸案が残ります。こちらも一回試してみる必要がありそうです。
スナップ用だけに持ち歩く機会は多いので、今後はもう少し気をつけて使うようにします。
2012.11.18
IXY DIGITAL 220IS用のカメラケース調達
金沢でIXY DIGIRTAL 220IS用のソフトケースを紛失してしまったので、代替品を調達しに新宿へ行ってきました。話題の「ビックロ」で物色したのですが、使いやすそうなものがありません。マジックテープ式のものは取り出す時に「ビリリ...」という音がするので嫌いなのです。できればマグネットで「パチッ」と留まるのが欲しい...。
結局サードパーティ製品で気に入るものがなく、純正品に手を出してしまいました。もともと買った時から型遅れ品だったので、当時の純正品は手に入りませんがIXY 220Fなどサイズは近いので使えるはず。実際に装着してみるとちょうどいい感じでした。
剛性が高いのでちょっとかさばるかな?
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2012.08.16
重い! フルHD・60p動画
この帰省で初めてDSC-HX30VでフルHD・60pの動画を撮りました。撮ったのは特急列車からの車窓風景で、30分弱のムービーです。ファイルサイズは5GB超。早速Web用のデータを作ろうと、MacBook Air+Final Cut Pro Xでデータを読み込みました。
ところが読み込んだデータは再生するだけでもコマ落ちが激しく、とてもまともに編集できる状態ではありませんでした。無論、編集しやすいようにデータを軽くすることもできますが、内蔵SSDの容量不足を外付けHDDで補うために余計に時間がかかります。やっぱり、これじゃダメか...。
編集したムービーを書き出すのにも1時間以上かかるほど。Mac Proのありがたさがよくわかりました。
一昔前のHandycamと同じぐらいの性能です。
2012.06.10
デジカメ撮り比べ
昨日導入したデジカメ「DSC-HV30V」のクセをつかもうと、外に出て撮影してきました。ちょうど雨も上がっていい天気になったので、試し撮りにはうってつけです。比較した機種は今回購入した「SONY DSC-HX30V」と前モデル「SONY DSC-HX5V」、スナップ用の「Canon IXY DIGITAL 220IS」とスマートフォン「Sony Ericsson Xperia acro HD」の4機種です。HX5VやHX30Vはプログラムでホワイトバランスなどを調整できますが、あえてデフォルトでの性能を見ようと、撮影はすべて「おまかせ」モードで行っています。
まずは駐車場で自分のバイクを被写体にして、色の出方や撮影範囲を確かめるために撮影しました。 私のCBR1000RRの車体色はメタリックが入ったワインレッドのため、色の深みがどう表現されるかがポイントです。
DSC-HX30V、赤は鮮やか。ちょっと白が飛んでいますが、空の色は最も近い。
DSC-HX5V、赤はくすみが強く、全体的に黄ばんで見えている気がします。
IXY 220IS、赤のメタリック感はこれが一番ですが、空は青色が強過ぎに見えます。
どれも長所はあれど短所もある、という感じです。しかしDSC-HX5Vに比べると「絵を作っている」という印象が緩和され、バランスのいい画像になっています。
次にXperia acro HDを加えて色を比較してみました。こうして並べてみると各機種で全く色の出方が異なることに驚かされます。やっぱりPhotoshop上でのカラーマッチングはおろそかにできません。うーん、どれも現物とはかなり違う色です。
左からHX30V、HX5V、IXY 220IS、Xperia。どれも実物の色の深みまでは再現できず。
次に風景です。残念ながらこの時間帯で条件のいい被写体はなかったので、比較にはあまり意味のない絵になってしまいました。SONYの3機種はわりと明るめに絵を作る傾向がありそうです。一方でIXY DIGITAL 220ISは濃淡が非常に極端で、空の色は明らかに変です。風景写真には向いていないかもしれません。また、この中ではDSC-HX5Vがちょっと明る過ぎに見えていて不自然な気がします。そういう意味意味でもDSC-HX30Vはバランスが良くなっているとは言えそう。
左上からDSC-HX30V、右上がDSC-HX5V、左下IXY 220IS、右下Xperia acro HD。
最後は広角対応とズーム機能です。近所の河川敷から東の方向に見えるさいたま新都心のビル群を狙ってみました。肉眼ではかろうじてポツンと見えるぐらいの距離です。
Xperiaだけはズーム非搭載のため、拡大時の画像はありません。ズーム機能は数値上の差は軽く見がちですが、実際に使ってみるとかなりの性能差を実感できます。ただ、最大望遠で狙うと手ブレがひどくなるので、かなり気を使わないといい絵は撮れません。
Xperia acro HD、可もなく不可もないという印象です。1,210万画素。
IXY 220IS、ズーム4倍でビルがあるところまではわかります。1,210万画素。
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DSC-HX5V、ズーム10倍でビルの概要が把握できました。1,020万画素。
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DSC-HX30V、ズーム最大でピントを合わせきれませんでした。1,820万画素。
(画像に触れると表示が変化します)
この他にも最寄り駅近辺で電車を撮影したりしましたが、シャッターを押してからのレスポンスが非常によくなっていて、これまでのように動きを先読みしてシャッターを切る苦労が軽減されました。シャッターを切ってからの記録も速く、連続撮影時のラグも短縮されました。
デジカメライフ、ますます充実させられそうです。
2012.06.09
後継機に乗り換える「Cyber-shot DSC-HX30V」
旅に出る時にはデジカメ2台+携帯1台+iPod touchで、カメラ付きデバイスを4台も持って行っています。中でも2年前に購入した「DSC-HX5V」はGPSにより撮影場所が記録されるため、旅には欠かせません。また、フルハイビジョンでの動画撮影にも対応しているため、最近はビデオカメラ代わりにも使っています。
ただし、不満があるのがGPSの感度。測位に時間がかかるため、素早いシャッターチャンスが必要な場合には間に合わないことがほとんど。もうちょっとこのタイムラグが縮まれば...と思っていたところ、この春発売の後継機ではそこが改善されているとのことです。また、動画もプログレッシブ方式まで対応するなどグレードアップ。ボーナスが予想よりアップしていたこともあり、つい買ってしまいました。いざ開梱。
HXシリーズの'12モデル、「DSC-HX30V」です。色はやっぱりブラックがいいな。
(画像に触れると表示が変化します)
カラーはブラックとブラウンの2種類が選べました。ブラウンも落ち着きがあって良かったのですが、レンズ部分が黒いままなので見た目にちょっと違和感があり、結局ブラックを選びました。
2年前のモデル「DSC-HX5V」と比べると3方向ともちょっとずつ大きくなっています。フォルムは昔の銀塩カメラにちょっと戻った印象でしょうか。グリップはラバー製でホールド感があり、すべりにくくなっています。その他ボタンの配置は動画ボタンを除いてあまり変わりませんが、十字キーがメカ式ホイールに変わっていました。前モデルの十字キーは小さくて押しづらかったのですが、今モデルではホイールになったことに加えて表面に凸凹が刻まれているので押しやすくなっています。また、動作もキビキビ感がありました。確かに進化しているな。
右が新モデル、銀塩カメラのころの懐かしいフォルムです。
液晶サイズはほぼ同じですが、ボタンは扱いやすくなりました。
両者の諸元は下表の通りで、2年間で順当に進化していることが伺えます。特にこのサイズで光学ズームが20倍まで対応しているのは嬉しい。これまでの10倍でもかなり遠くまで写すことができましたが、さらに使える局面が増えそうです。また、Wi-Fiでパソコンやスマートフォンに直接画像を送れるのも目新しい。これがあればいちいちSDカードを抜かなくても済みそう。バッテリーはDSC-HX5Vと同じものが使えます。
ただ、サイズアップに伴って重量も25%増しになっているのは痛い。とは言ってもこのカメラは「じっくり構えて」撮る使い方がメインになるでしょうから、これは許せる範囲内でしょう。ただ、旧モデルで付属していたバッテリーチャージャーがなくなり、USBケーブル直結でカメラ本体を使って充電するのが標準の充電方法になりました(チャージャーは別売扱い)。これが同梱されなくなった分だけ箱が小さかったわけです...納得。
SONY Cyber-shot 製品名 |
(旧) | (新) |
DSC-HX5V | DSC-HX30V | |
発売年月 | 2010年3月 | 2012年3月 |
光学ズーム | 10倍 | 20倍 |
画素数 | 1,020万 | 1,820万 |
静止画SPEC | 3,648×2,736 | 4,896×3,672 |
動画SPEC | Full HD (60i) 17Mbps | Full HD (60p) 28Mbps |
Wi-Fi | 非搭載 | 搭載 |
サイズ (mm) | 102.9×57.7×28.9 | 106.6×61.9×34.6 |
撮影時重量 (g) | 200 | 254 |
本体に併せて純正のジャケットケースも購入しました。こちらも進化していて、全体を被せた状態でレンズと操作ボタン類だけ露出させることができるため、保護機能が向上しています。ただ、ケースを固定するために三脚用のネジ穴を使うので頻繁な着脱はしにくい。このため、バッテリーやSDカードの交換はちょっと面倒です。でも、傷だらけになるよりはマシですし、転送はWi-Fiで補えばいいのでこれも欠点とは言えないかも。
装着したままで撮影が可能です。ただしベルト装着ができないのはちょっと残念。
残念ながらこの日は雨で、まともに旧モデルやIXYと撮り比べができないため、絵作りの差は後日確認予定。DSC-HX5Vはちょっとクセがあっただけに、そこがどう変わっているか楽しみです。
2012.04.21
フル容量化とスタミナ増強でムービーに対応
北上線・五能線と新幹線乗車の旅で「DSC-HX5V」のムービー機能を使ってみて、今さらながらデジカメの楽しみ方が増えました。そうなると記録時間が気になるため、新たにSDHCカードを購入しました。やや高価ながら信頼性には定評のあるSanDisk製のCLASS10対応で、SDHCカードとしては最大容量32GBのカードです。
これによりフルHDのムービーは4時間弱、静止画なら最大解像度でも6500枚強撮影できます。
メディアは信頼性が大事。SanDisk、東芝、Panasonicあたりを使いたい。
ムービーを活用しようとすると、もう一つ解決すべき問題があります。それはスタミナ。
AVCHDのフルサイズ動画を撮影すると、すごい勢いでバッテリー残量表示が減っていきます(NP-FG1を使うと分単位で残量表示ができるのです)。それを解消するためには予備バッテリーの携行しか手がないので、純正バッテリーの2個パックを導入しました。これでもともと使っているものを含めると3個体制になったので、少なくとも1時間程度は使えるようになるはず。高価なビデオカメラの代替にもなりそうです。
純正の2個パック。これが用意されているということは、動画撮影のニーズがあることがわかります。