2010.12.11

久しぶりに大作を見た気がした「ロビン・フッド」

 夕食を間に挟んで、続けて二本目を見ました。リドリー・スコット監督+ラッセル・クロウ主演「ロビン・フッド」です。この二人の組み合わせで思い出されるのは、2000年の「グラディエーター」。その名作を超えることができるかどうか、興味を持って鑑賞しました。
 12世紀の末、十字軍遠征からの帰路。弓の名手、ロビン・ ロングストライドは、戦死したリチャード王の王冠を祖国に持ち帰ろうとする騎士・ロクスリーの暗殺現場に遭遇します。瀕死の彼から、王冠をロンドンへ持ち帰るとともに自らの剣を父に届けて欲しいと頼まれます。彼はロクスリーの故郷に向かいますが、そこで彼を待っていたのは意外な展開でした...。


騎馬が行進するシーンや、最終決戦のシーンは圧巻でした!

 映像美と迫力に圧倒されました。騎馬の行進シーンや、仏軍の上陸作戦と最終決戦は大迫力。あれを見てしまうと大河ドラマの合戦シーンもスケールが小さく見えてしまいます。ラッセル・クロウは「消されたヘッドライン」では少しメタボで弱いところもある新聞記者を演じていましたが、やはりこういう骨のある武人が似合います。実直なれどユーモアもある、真のヒーローというものを久しぶりに見た気がします。
 ただ「グラディエーター」を超えたかというとそうは言えないかな。ストーリー展開上似てしまっている部分もあるし、ラストがややインパクトに欠けた印象です。やはり「グラディエーター」の方が斬新さもあって印象が強い。
 とはいえなかなかの大作、見る価値は充分あります。ところであれから10年、あの人は元気かな?

2010.12.11

音に魅了された「ノルウェイの森」

 土曜日は午後から映画を見に出掛けてきました。作品はこの日封切りの「ノルウェイの森」。村上 春樹氏のベストセラー小説が満を持しての映像化です。学生の時に原作を読み、読書の面白さを教えてくれた作品だっただけに、どう映像化されるのかとても楽しみにしていました。
 1969年の東京、主人公のワタナベは自殺した高校時代の親友、キズキの彼女だった直子と再会します。古傷にはお互い触れないようにするものの、二人の距離は少しずつ埋まって行きました。しかし、彼女の心の傷は癒えるどころかますます彼女を蝕んでいました。一方、ワタナベは大学で同級生の緑と知りあい、やがて惹かれていきます。


待望の映像化。ものすごく絵はきれいでした。

 映像はとても美しかった。一部で「どうかな?」と思っていたキャスティングもなるほどこれなら納得です(私は菊地凛子はどちらかというと緑のようなイメージが合うと思っていたので)。松山ケンイチはワタナベ役にぴったり。直子役の菊地凛子は、心が壊れて行く姿をよく表現できていたように思えます。緑役のモデルで今回映画初出演だった水原希子ですが、原作よりも出番がかなり減っていることもあり、演技がどうだったかは何とも言えないかな。他に気づいたのは「音」。風のそよぎや雨音、息使いが効果的に用いられていて、作品世界にすっかり引き込まれました。
 展開原作にほぼ忠実だったのですが、少し気になるところもありました。特にレイコさんは彼女の背景に関する説明がなかったので、終盤の彼女の行動が意図不明になってしまっています。原作を知らずに見た人は訳がわからないかもしれません。逆にそういう人は見に来ないのかな?
 一つだけ私にはサプライズがありました。それは劇中に登場する学生寮になんだか見覚えがあるような気がしたのです。エンドロールを見て納得、何と私の母校の学生寮がロケに使われたようです。雰囲気のある場所だっただけに、今回のような作品には確かにハマります。

2010.12.10

誰のための作品だったの?「SPACE BATTLESHIP ヤマト」

 仕事が終わってから話題作を見に行ってきました。「SPACE BATTLESHIP ヤマト」、あの「宇宙戦艦ヤマト」を実写映画化した作品です。主演はSMAPの木村 拓哉(すでにこのあたりから暗雲が漂ってますが...)です。
 西暦2199年、地球は異星生命体ガミラスからの攻撃で滅亡寸前。そんな中、あるメッセージが人類の元へと届きます。内容は恒星間航行に対応した新型エンジンと、マゼラン星雲にある惑星の座標。人類はそこに生き延びるための手段があるとし、最後の戦艦「ヤマト」を14万8千光年先のイスカンダル星に向けて旅立たせるのでした...誰でも知ってますよね。ところで22世紀にまだ日本があるかどうかは、とりあえず突っ込まないようにしましょう(笑)。


良かったところ、気になったところ、悲喜こもごも。

 まず良かったところ。SFXは前評判通りさすがによくできていました。撮影部分との合成も見ていて違和感を感じる場面は少なかったです。キャスティングで特に特筆すべきは真田さん=柳葉敏郎。あまりのハマリぶりに驚きました。やっぱり声の印象が似ているのが大きかったのか? また、アニメの色々な名シーンを上手く散りばめつつも、それなりに「見られる」ストーリーにまとめた脚本は頑張ったかも(ちと苦しいところもあったが...)。
 が、正直なところ作品の印象としてはやっぱりよろしくない。何より主人公が完全に「自分に酔っている」ように見えるのが致命的。脇役の人々はがんばって盛り上げているように見えるのですが、主役の独り相撲でぶち壊しというところでしょうか。また、キーマンのはずの沖田艦長の存在感がやたら薄いのが気になりました。
 せっかく名作になれるかもしれなかったのに、言うなれば「壮大な自主制作映画」というレベル...。

2010.11.26

意外に謎は深くなかったかも「行きずりの街」

 今度は板橋に映画を観に行ってきました。作品は「行きずりの街」、1992年に「このミステリーがすごい!」に選出された小説の映画化です。小説は未読のため、予備知識なしで鑑賞してきました。
 丹波篠山で塾講師をしていた主人公、波多野は、教え子の祖母が危篤であることを知らせに東京に向かいます。ところが、教え子のゆかりは行方不明で、その周囲には不審な男達の姿がありました。一方、別れた妻である雅子と再会した波多野でしたが、ゆかりの後を追ううち、過去に追放された学園にまつわる黒い影が迫ってくるのでした。


うーん、ちょっと説明不足かなあ。

 正直なところあまり楽しめませんでした。波多野と雅子が別れることになったいきさつを全く描いていないので、二人だけのシーンの重みがあまり伝わってこなかったのです。ストーリー上、大体は想像はできるのですが人物への移入感がもてない最大の原因かも。意外にもキャスティングは豪華でしたが、あまり活かせていない感じもします。
 前々から本屋で気になっていたのですが、原作読む気もなくなっちゃったな...。

2010.11.17

まっすぐに、素直に。「さよなら夏休み」

 有休を使って六本木に映画を観に行ってきました。作品は「さよなら夏休み」。舞台は岐阜県の郡上八幡、私も2回ほど行ったことがありますが、良い意味でこぢんまりした雰囲気の良い街でした。そこで繰り広げられる少年達の一夏を描いた作品です。
 東京で働く裕史は郡上八幡から訃報を受け取ります。亡くなったのはかつて担任の先生だった人の恋人でした。彼は行くべきか迷いますが、二十年ぶりに郡上八幡へと赴くことにしました。そこで再会した仲間たちとの話の中で、彼は小学五年生でこの街に来た頃のことを思い返すのでした。


静かに、淡々と進む物語でした、

 非常に素直な作品、というのが第一印象です。あこがれの先生に降りかかる悲劇を通じて、少年が成長して行く姿をまっすぐに描いており、安心してみていられました。所々では舞台の美しい風景が散りばめられていて、旅情をそそられてしまいました。一方でちょっと残念だったのがクライマックスの演出。主人公たちが先生の元へ向かうシーンでは郡上踊りのシーンが何度も割って入るのですが、焦りという心情がすっかり台無しでした。
 見た後に感動が残るというわけでもないのですが、見ることでちょっと息抜きできる作品でした。

2010.11.10

10年前にも見たような...?「KNIGHT AND DAY」

 続けて2本目はトム・クルーズ、キャメロン・ディアス主演のアクション・ムービー「KNIGHT AND DAY」です。この作品に惹かれたのはバイクを使ったチェイス・シーンが予告編で見られたためです。謎のオブジェクト「ゼファー」をめぐるCIAと武器商人の争いの中で、それに巻き込まれた女性と守りつつ行動を共にするエージェントの活躍を描いた作品です。


アクションはさすが...でも、パターンはまさにハリウッドそのまま。

 正直言ってあまり面白くはなかったな...。トム・クルーズのスパイ物といえば「ミッション・インポッシブル」シリーズですが、それと被る部分が多すぎるのです。要するにM:I-2のリメイクといった印象。
 スパイのくせにやたらとお喋りな主人公と、ヒステリ気味のヒロインというだけで疲れちゃいました(苦笑)。

2010.11.10

壮大なる予告編だった「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」

 先月から、週末にドラマの再放送を行っていたのをたまたま目にしました。タイトルは「SP 警視庁警備部警護課第四係」。岡田准一・堤真一の主演で、要人警護を専門とするチームの活躍を描いたものでした。リアリティを重視したというよりは娯楽性を前面に出したような造りでしたが、陰謀を伺わせる展開に引き込まれてしまった次第。最後は新たな謎を含んだシーンで終わり、その答えは劇場版で明かされるとのこと。そう言われてしまうと気になってしまいますよね(術中にハマった?)。で、有休を利用して見に行ってきました。


「革命篇」は来春公開。なんだか壮大な予告編を見せられたような...?

 さて肝心の内容ですが、結局のところ決着は来春公開の「革命篇」に持ち越しということで、なんだか今作では壮大な予告編を見せられただけという印象です。今回の「野望篇」は約1時間半の作品ですが、ただ流れるだけの無駄なシーンが多すぎだなぁ。濃密に作れば内容的には45分ぐらいで片付いてしまいそう...(笑)。正直なところ、興行的な理由以外に映画にする意味はあったのだろうか?
 本当に面白い作品だったかどうかは、「革命篇」が公開されてからでないと何とも言えません。

2010.11.06

"行動力"を取り戻せ!「おにいちゃんのハナビ」

 久しぶりの1本です。実はこの作品、公開からしばらく経っていて周囲ではもう終わっていました。そこで調べてみると、鴻巣のシネコンで2週間だけ上映されることがわかり、電車を乗り継いで行ってきました。
 新潟県小千谷市に住み、まもなく成人になる主人公・太郎。しかし彼は高校卒業と同時に孤独感から引きこもりになってしまっていました。一方、白血病の妹・華は退院して半年ぶりに家に戻るのですが、そんな兄の変わり様に驚いてしまいます。彼女は兄を何とか外に連れ出そうと四苦八苦。ようやく立ち直ったかのように見えた太郎でしたが、華の病気が再発。華は地元の片貝まつりで「おにいちゃんのハナビ」を見たいと希望するのですが...。


谷村美月の存在感が際立っていました。

 実話ベースとのことですが、なかなかいいお話でした。やっぱり妹役の谷村 美月の存在感が際立っていました。自分の責任も感じて、何とか兄を立ち直らせようと駆け回る姿がいじらしい。そんな彼女の想いが徐々に通じて、行動力を取り戻して行く主人公の姿がとても印象的でした。何より、華から太郎に向けられたメッセージに涙しない人はきっといないことでしょう。片貝まつりにも行ってみたくなりました。

2010.09.26

埋まらなかったギャップ「ハナミズキ」

 土曜日は午前中が天気がぐずつき、日曜日は午後から崩れる。ということでお出かけは映画に決定。作品は新垣 結衣と生田 斗真主演の「ハナミズキ」です。一青 窈の歌う「ハナミズキ」。確か初めてまともに聴いたのは、妹のiPod miniを借りた時でした。その切ない歌声と、歌詞がとても印象深かったことを覚えています。それをモチーフにしたこの作品、その世界観を表現できているかどうかを楽しみに、見に行ってきました。
 北海道で受験を控えた高校生、紗枝は列車トラブルをきっかけに水産高校に通う康平と知り合います。やがて恋仲になる二人でしたが、紗枝は自らの夢を叶えるべく上京、康平は漁師を目指して地元に残ります。長く会えない中で、やがて少しずつ気持ちがすれ違っていく二人。それぞれ困難に見舞われ、お互いに力になれないことを悲しみますが、やがて決定的な出来事が起こってしまうのでした。


上品な作品ですが、歌の世界観と一致しているかはよくわかりませんでした。

 なかなか丁寧に作られている作品だと思いました。主演の新垣 結衣は純朴な高校生から、都会生活で垢抜けていく女性を好演。きっと、意識していないところで身につけた自信が美しさにつながっていくということなのでしょう。彼女だけではなく、もう少し脇役の存在感を押し出していれば、作品にもっと深みが出たのかもしれません。ここはちょっと残念なところ。
 終盤の展開はちょっとできすぎの感はありますけど、終わらせ方としてはまずまずでしょうか。ただし本当に名曲「ハナミズキ」とオーバーラップするストーリーだったかどうかは「???」。個人的には歌詞に描かれた情景とのギャップをいささか感じました。

2010.09.19

絶賛します「君が踊る、夏」

 本当に久しぶりになりましたが、映画を観に行ってきました。3月以降も見たい作品はあったのですが、仕事やイベントで忙しく、気がつけば半年近く映画館から足が遠のいていました。しかし、どうしても見ておきたい作品があったので行ってきた次第です。タイトルは「君が踊る、夏」。高知のよさこい祭りをテーマに繰り広げられる、実話ベースの作品だそうです。
 プロのカメラマンを目指して東京で働く新平は、母の入院の知らせを聞いて五年ぶりに帰京します。彼には高校時代に一緒に東京行きを約束していた恋人・香織がいたのですが、彼女は癌を発病した妹・さくらのために高知に残る決心をし、別れ別れになっていました。さくらが「5年前に約束したように、新平とよさこいを踊りたい」と言い出し、最後の夏になるかもしれない中で出た望みを叶えようと走り回る香織。五年前の誤解が解け、それを助けようとする新平。やがて、彼らの元にかって一緒に踊った仲間が参集。新平は自らの夢の実現との板挟みになる中、いよいよよさこい祭り本番の日を迎えて...。


画面の中の色使いがとても鮮やか。高知の風景ってこんなに美しかったんだ...。

 いや、感動しました。特にクライマックスで新平が大事なものに気づく瞬間は、容易に想像がつくものにもかかわらず、鳥肌が立つほどでした。故郷をテーマにしたということでひいき目に見ているわけではありませんが、久しぶりに いい作品を観たという実感です。ヒロインの木南 晴夏は土佐の「はちきん」娘の雰囲気が良く出ていて、なんだか懐かしさも感じました。ラストシーン、彼女と話す主人公の行いは文句なく恰好良いです。
 作中で描かれた風景は、私にとって懐かしいものがほとんどでした。高校時代に通った道や、変わっていない街並みなど。特に鏡川、天神橋近くの風景はとても印象的でした。高知の風景って、こんなに美しいものだったんだ...。
 リアルを求める人には物足りないかもしれませんが、オススメできる作品です。

2010.02.28

おいしい「食堂かたつむり」

 天気があまりよくなかったので、映画を見に行くことにしました。作品は柴咲 コウが主演の「食堂かたつむり」です。奔放な母親から逃げ出し、都会の祖母の元で料理の楽しさを覚え、恋人と店を作る夢を追いかける主人公、倫子。ところが財産のほとんどを持ち逃げされ、ショックから言葉を失ってしまいます。実家に戻った彼女は食堂を開くことにしますが、彼女の料理を食べた人には次々に奇跡のようなことが起きて...。


登場する料理は何とも美味しそう...ストーリーは???ですが。

 演出にちょっと難のあるところもありますが、作品としては失語症となった主人公を演じる柴咲コウの好演がとても印象に残りました。言葉ではなく表情で気持ちを表現しなければならないのですが、彼女の眼力は言葉を補ってあまりあるもの。まさしくいい意味で「目は口ほどに...」というところです。劇中の料理もとても美味しそうでした。
 佳作と言えると思います。

2010.01.09

感動も忠実に再現していた「風が強く吹いている」

 昨年公開されていたものの、忙しさで見逃した映画を地方まで追いかけて見てきました。その作品のタイトルは「風が強く吹いている」。昨年の夏に読んだ三浦しをんの小説を映画化したものです。原作がユーモアあり、根性ありで非常に面白かったので、映画も楽しみにしていました。ただ、映画化といえば原作とのギャップが大きい場合もあるので、ある意味ちょっと不安もあったのですが...。作品のストーリーについては「Books (2009)」で書いているので、ここでは触れません。


とても面白かった小説の映像化。"本物"の迫力がありました。

 結論から言って、原作を見事に再現していると言ってしまっていいでしょう。ラストシーンは感動をもう一度味わうことができました。やっぱりチームで何かを成し遂げるというのはとても気持ちが良いものですね。主人公10人のキャスティングもだいたい雰囲気合っているし、ほぼ原作通りのストーリー展開なので安心して見られました。一つだけ残念なのが、灰二と走、王子と神童以外の人物像の描写が甘くなってしまったこと。これは尺の都合で止むを得ないところだとは思いますが、ここがもう少し描かれていれば最後の駅伝シーンももっとのめり込んで見られたはず。
 わざわざ見に行っただけのことはありました。お勧めの作品です。

2010.01.05

やはりあのテーマ曲は胸騒ぐ「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」

 時間がちょっとできたので、映画を1本見てきました。説明の必要のない作品「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」です。27年前の前作「完結編」にて自沈した宇宙戦艦ヤマトが、17年後に地球に訪れた危機を前に復活。ブラックホールに飲み込まれる地球に住む人類を移民させるため、船団護衛の任につくヤマトを率いるのは、かつての主人公。その前に立ちはだかる謎の艦隊。果たして人類とヤマトの運命は...?


ストーリーはともかくも、映像美は文句なくすばらしい。

 ストーリー的には「陳腐」の感はありますけど、あのテーマ曲が聴こえてくるとやっぱり胸騒ぎますね。フルCGで描かれたヤマトもこれまでのように"漂う"というイメージではなく"宇宙を翔んでいる"といった印象で、スピード感あふれるシーンの連続。メカニックに関しては見どころ満載です。終盤に露になる作品のテーマも今風にアレンジされていて、ちょっと露骨感がありますけどそれは時代に合わせざるを得ないということでしょう。全体的には鼻につくところもありましたが、まずまず楽しめました。エンドロールの直前はちょっとサプライズでした。おいおい...本気?
 まさに「新生」と呼ぶにふさわしい出来ではありましたが、前作までの関係者で故人になっている人が非常に多いのにも気づかされました。それだけ自分が歳を取ったことも実感。うーん。